商工会からのお知らせ
伴走支援から広がった生産性向上の取り組み。日野折箱店が中国経済産業局のnoteに登場(神辺町商工会)
支援を受ける側から、支援をする側へ。専門家として新たな挑戦を紹介
投稿日:2026.09.10

日野折箱店は、代表取締役の日野貴文さんが事業を承継した当時、受注や生産管理、出荷管理などを電話やFAX、手書き、ホワイトボードなどで管理していました。しかし、多品種小ロットへと市場が変化するなか、従来のやり方に限界を感じ、業務改善に着手。その過程で神辺町商工会の藤本経営指導員とともに、補助金の活用や計画づくりだけでなく、会社が抱える課題や目指す方向を整理していきました。日野さんはこの時の支援を振り返り、生産性向上のスタートだったと話しています。
その後は折箱の製造工程を見直し、工程の内製化や設備改良を進めるとともに、生産管理、受発注、バックオフィスへと改善の範囲を拡大。現在はAIエージェントも積極的に活用しています。見積作成や在庫管理をはじめ、日々発生する小さな作業を自動化する仕組みを自ら構築。AIに任せられる仕事を増やすことで、人が本来の折箱製造に力を注げる環境づくりを進めています。
さらに日野さんは7月から、「広島県よろず支援拠点生産性向上支援センター」のサポーターとしても活動しています。同センターは2026年4月、よろず支援拠点内に設置されたもの。これまで自らが支援を受け、試行錯誤を重ねてきた経験を生かし、今度は生産性向上に悩む事業者を支える側として新たな一歩を踏み出しました。noteでは、「支援を受ける側だった自分だからこそ伝えられることがある」と、その思いを語っています。
11月26日には、中国ブロック事務局長研修会で、藤本経営指導員とともに講演する予定です。神辺町商工会の伴走支援をきっかけに、自社の課題と向き合い、一つずつ改善を積み重ねてきた日野折箱店。その経験は自社の成長にとどまらず、現在は地域の事業者を支える力へとつながっています。
中国経済産業局公式note「生産性改善の現場で聞いてみた@広島」はこちら
㈱日野折箱店公式note『「折箱メーカーが相談業!?」と言われた日から考えていること』(2025年7月11日)はこちら
●お問い合せ 神辺町商工会 TEL 084-963-2001
事業所紹介-源田資料館(安芸太田町商工会)
旧加計町出身の源田兄弟の遺品や歴史資料を公開。地域活性化を目指した新たな観光スポットが誕生
投稿日:2026.09.02

「今後は展示している資料の中身もご紹介していく予定です」と森脇館長
安芸太田町加計に5月31日、新たな観光スポット「源田資料館」がオープンしました。館内には旧加計町出身で旧日本海軍の軍人として活躍し、戦後は航空自衛隊の第3代航空幕僚長やブルーインパルスの創設者としても知られる源田實さんと、満洲国国務院総務庁次長などを歴任した兄・松三さんにまつわる貴重な資料が展示されています。
資料館として活用されているのは、松三さんが暮らした家。2024年秋、空き家となっていた土地と建物について遺族から相談を受けたことをきっかけに、地元有志でつくる地域おこしグループ「リボーン加計」のメンバーが資料館へのリノベーションに乗り出しました。改修費の一部はクラウドファンディングで募り、源田家の協力を得て、實さんや松三さんが残した品々や歴史資料を展示しています。

歴史的に貴重な資料が揃う特別展示室。源田實さんの足跡や、当時の日本について深く知ることができます
一般展示室と特別展示室があり、勲章や航空隊にまつわる品々をはじめ、戦時中の日本を知ることができるさまざまな資料を公開。館長の森脇智史さんが自ら展示物を解説するガイドも好評で、一つひとつの資料にまつわる背景を聞きながら館内を巡ることができます。
また、源田實さんは、第343海軍航空隊を題材にした漫画『紫電改343』にも司令官として登場。同作の主人公・菅野直のファンなどが作品ゆかりの地として訪れるケースもあり、すでに関東や沖縄など県外からも来館者が訪れています。9月2日には同漫画の作者と愛媛県の紫電改展示館の館長が来館予定です。
見学後は、館内のカフェスペースでひと休み。源田家に残されたアルバムをデジタルデータで閲覧できるほか、ブルーインパルスにちなんだ「ブルーハワイフロート」(600円)などのオリジナルドリンクも楽しめます。「全国から多くの人に訪れてもらえる施設に育て、地域が元気になる一助になれば」と森脇館長。県名勝の吉水園をはじめ、周辺の観光スポットとともに加計の町を巡ってもらい、地域の活性化につなげたいと考えています。
加計から巣立った人物と、その時代を今に伝える「源田資料館」。新たに加わった観光スポットを訪ね、加計の町をゆっくり巡ってみませんか。
●源田資料館
住所/山県郡安芸太田町加計3370
TEL/090-1350-9916
営業日/土・日曜、祝日(平日は予約制)
営業時間/10:00~17:00(最終入館16:00)
事業所紹介-GENIUSリラクゼーション(沼田町商工会)
自分らしく生きるための一歩を後押し。マヤ暦と対話を通して心を整える癒やしのサロン
投稿日:2026.09.01

じっくりと話を聞き、対話を重ねながらその人自身の答えを一緒に探す高本さん。「一歩踏み出したい」という気持ちに寄り添い、そっと背中を押してくれます
料理で体の内側を整え、マッサージで外側を癒やし、そして占いで心へ――。広島市安佐南区沼田町にある「GENIUSリラクゼーション」は、さまざまな方法で人の心と体に向き合ってきたオーナーの高本真由美さんが営むリラクゼーションサロンです。同店のメインメニューは、マヤ暦を用いた鑑定。生年月日から、その人が持って生まれた使命や役割、才能などを読み解き、仕事や人間関係、家族との関わり、人生の転機など、さまざまな悩みに寄り添います。これまでに鑑定した人数は1,000人以上。大切にしているのは、一方的に答えを伝えるのではなく、じっくりと話を聞きながら、その人自身が答えを見つけていくことです。
高本さんがマヤ暦と出合ったのは、自身も人生を模索していた時期でした。20代前半、都会での暮らしに息苦しさを感じ、屋久島や沖縄へ移住。自給自足の生活を経験する中で、「本来の自分で生きること」の大切さに気づいたといいます。その後、マクロビオティックやヴィーガン料理の料理人として「体の内側」から健康を支え、タイ式マッサージやアロママッサージを学んで「体の外側」へ。そして友人にマヤ暦で鑑定してもらったことをきっかけに資格を取得し、「心」へと活動の幅を広げました。旅をしながら国内外で鑑定を行う「旅する占い師」として活動した時期を経て、2023年に地元・広島へ戻り、現在のサロンをオープンしました。

色彩心理学を取り入れたカラーセラピー。直感で選んだカラーボトルから色が持つメッセージを読み解き、自分でも気づいていなかった思いや、本当に求めているものを探ります
「変わりたいという小さな気持ちがある人の背中を押したい」と高本さん。自分の才能や可能性に気づくことで、少し元気になったり、今までとは違う選択ができたりすることもあるそう。家族や友人とは違う距離だからこそ、誰にも言えなかった思いを素直に話せるのも同店の魅力です。マヤ暦のほか、色彩心理学を取り入れたカラーセラピーやタイ式マッサージも用意。心と体をゆるめながら、自分自身とじっくり向き合う時間を過ごせます。
迷っているとき、立ち止まってしまったとき、新しい一歩を踏み出したいとき。「GENIUSリラクゼーション」は、本来の自分を見つめ直し、明日へ向かう勇気と元気を持ち帰れる場所です。
ご予約は下記の予約フォームまたはInstagramのDMからどうぞ。
GENIUSリラクゼーションのInstagramはこちら
●GENIUSリラクゼーション(ジーネスリラクゼーション)
住所/広島市安佐南区沼田町吉山1902-2
TEL/090-8712-1571
営業時間/10:30~17:00
休み/日曜
製造業・物流業のリーダーが広島に集結。「製造業AI物流カンファレンス2026 in 広島」開催(安古市町商工会)
産・官・学・金融・テクノロジーの第一線で活躍する専門家が集い、物流の未来を考える
投稿日:2026.08.25

人手不足やコスト上昇など物流を取り巻く課題が深刻化する一方、AIやDXの進展によって新たな可能性も広がっています。こうした中、物流システムの開発などを手がけるオンザリンクスが、製造業のサプライチェーン最適化をテーマに、広島で初めて1,000人規模の大型カンファレンスを企画しました。
当日は、産・官・学・金融・テクノロジーの各分野から多彩な登壇者が集結。基調講演を務めるのは、株式会社オンザリンクス代表取締役の東聖也氏。「AIで物流はどう変わるのか?~100年続いた常識が、今日、終わりを迎える。~」と題し、これからの物流のあり方を提示します。
さらに、国土交通省中国運輸局、経済産業省中国経済産業局、叡啓大学の専門家による「広島は、AI物流の実験都市になれるのか?」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。それぞれの立場から日本初の物流イノベーション構想について意見を交わします。プログラムではこのほか、RFID導入や物流政策、物流課題を経営リスクとして捉えるためのデータ基盤、AI活用を支えるデータの重要性など、現場と経営の双方に関わる幅広いテーマを取り上げます。
締めくくりには、三菱倉庫のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるMLCベンチャーズやセイノーホールディングスなどが登壇し、「物流大手のオープンイノベーション・DXの現在地」をテーマにパネルディスカッションを開催。物流DXの成功だけでなく失敗にも目を向けながら、企業が変革を進めるためのヒントを探ります。「物流全体の効率化を進めるためには、AIを活用しながら個々の企業の利益と全体最適を両立する仕組みを構築することが重要と考えています。今回のカンファレンスを、こうした取り組みを広島から展開していく契機にしたい」とオンザリンクスの東社長は話します。
最新のDX・AI物流を体系的に学べるだけでなく、業界や業種を超えた交流につながることも同カンファレンスの特徴。これからの物流やサプライチェーンのあり方を考える経営者、SCM・物流責任者にとって、多角的な視点と新たなヒントに出合える機会となりそうです。
現在、参加者を募集中です。希望の方は下記のQRコードからお申し込みください。
〇製造業AI物流カンファレンス2026 in 広島
日時/2026年10月14日(水)10:00~17:30(9:30開場)
会場/広島国際会議場
開催方法/会場・オンラインのハイブリッド開催
定員/1,000人(会場300人、オンライン700人・いずれも先着順)
参加費/無料(事前申し込みが必要)
問い合わせ/株式会社オンザリンクス TEL: 082-569-8135
事業所紹介-390(ミクマリ)ブルワリー(府中町商工会)
地域の素材と自由な発想から生まれる一杯。飲みやすさにこだわったクラフトビールを醸造
投稿日:2026.08.20

安芸区畑賀町産のハチミツと呉市豊島産のレモンを使った「ハニーエール」(660円)。爽やかな香りと飲みやすさが魅力
2026年5月に本格始動した「390(ミクマリ)ブルワリー」は、飲みやすさにこだわったクラフトビールを製造・販売するブルワリーです。ハチミツやレモン、コーヒー、山椒などの副原料を積極的に取り入れ、地域の素材を生かした個性豊かなビールづくりに取り組んでいます。
運営するのは、2024年12月に府中町の仲間4人で設立した合同会社beeb。それぞれが独立を考えていたタイミングと、クラフトビールの醸造経験を持つメンバーの存在が重なり、地元で焼き鳥店「一炭」とブルワリーを立ち上げました。コンセプトは、「ビールが苦手な人でもおいしく飲める一杯」。苦味を抑え、一杯目にゴクゴク飲める爽やかな味わいを追求しています。今後は府中町の名勝「水分峡(みくまりきょう)」の軟水を仕込み水に使用し、よりまろやかで奥深い味わいへと磨きをかけます。
看板商品の「ハニーエール」は、安芸区畑賀町産のハチミツと呉市豊島産のレモンを使用した爽やかな一杯。レモンの香りとハチミツのやさしいコクが調和し、クラフトビールを飲み慣れていない人でも飲みやすい味わいに仕上げています。その他、町内で人気の珈琲豆専門店「深川珈琲」のコーヒー豆を使用した黒ビールや、焼き鳥との相性を追求した山椒ビールなど、個性豊かなラインアップ。今後は定番4種類を中心に、季節限定商品を含め約10種類まで増やし、多彩なクラフトビールを楽しめるブルワリーとして進化していく予定です。

熱い想いを持った地元の仲間で設立された「合同会社beeb」。府中町らしさを前面に押し出した商品開発で町を盛り上げます
9月には東京ビッグサイトで開催される「第40回グルメショー秋2026」に、自社醸造の「ハニーエール」と「黒ビール」を出展予定。府中町商工会の支援を受けながら、販路拡大だけでなく、府中町の魅力を全国へ発信する機会になると意気込んでいます。「ビールを通して、人でにぎわう街づくりに貢献したい」。そんな思いを胸に、390ブルワリーは地域に根差したクラフトビールづくりを続けています。
クラフトビールは醸造所併設の店舗や通販サイト「BASE」で購入できます。また、焼鳥一炭では、メニューとしても提供。ビールがおいしいこの季節、府中町ならではの一杯をぜひお楽しみください。
●390(ミクマリ)ブルワリー
住所/安芸郡府中町浜田2-16-19
TEL/082-258-6662
営業時間/13:00~19:00
定休日/水曜日
北広島町の魅力が集結!「自慢の逸品展」を初開催(北広島町商工会)
町自慢の逸品が一堂に集結。新たなファンづくりを目指し、事業者と消費者をつなぐ物産展を開催
投稿日:2026.08.19

このイベントは、同商工会が取り組む経営発達支援計画に基づく新規事業。町内外から多くの人が訪れる道の駅を会場に、地域の特産品や事業者の魅力を広く発信することで、来場者にお気に入りの店を見つけてもらい、後日店舗にも足を運んでもらうためのきっかけづくりを目指しています。

そのほか、5月に開催されたIWC2026「SAKE部門」で銀賞を受賞した「小野酒造」の日本酒の有料試飲や、広島県立加計高校芸北分校の生徒が育てたりんごを使った自家製調味料「ぶちうまドレドレ」を使用した「ゆず庵」の豚丼、芸北高原の生乳をたっぷり使った「芸北ドルチェ」のジェラートなど、北広島町ならではの味覚が勢ぞろいします。
北広島町には、まだ知られていない魅力的な商品や事業者がたくさんあります。お気に入りの逸品やお店を探しに出かけてみませんか?
〇自慢の逸品展
日時/2026年9月27日(日)10:00~16:00
会場/道の駅舞ロードIC千代田(山県郡北広島町有田1122)
お問合せ/北広島町商工会 TEL 0826-72-2380
事業所紹介-まぶし美人キムチ(府中町商工会)
独自の「まぶし製法」が生み出す新感覚の味わい。広島土産にも最適な常温キムチが登場
投稿日:2026.08.10

「食材に合わせてキムチ種の配合を変えています」と後藤光子さん
白菜やきゅうり、大根をはじめ、なすや梅干し、タコ、白ネギなど10種類以上のキムチを製造・販売する「まぶし美人キムチ」。定番の冷蔵キムチから、2026年に販売を開始した常温保存可能な瓶詰めキムチまで、独自の製法で新しいキムチのおいしさを提案しています。
同店最大の特徴は、独自の「まぶし製法」です。一般的なキムチのように野菜を漬け込んで発酵させるのではなく、下処理した野菜にオリジナルのキムチ種をまぶして仕上げます。そのため、発酵による酸味が少ないのが魅力。食べた瞬間はほんのり甘く、後からしっかりとした辛さが広がる、クセになる味わいです。
味の決め手となるキムチ種は、4種類の唐辛子を独自にブレンドし、えび粉やしいたけ粉など15種類以上の食材を練り込んだオリジナル。定番商品の中でも、鶏皮を合わせておかずにもなる「茄子キムチ」や、酸味・甘味・辛味が絶妙に調和した「梅キムチ」は、多くのリピーターを生んでいる人気商品です。
こうした定番商品の魅力を生かしながら、新たな看板商品として今年誕生したのが常温キムチ。独自の「まぶし製法」と瓶詰めの真空技術を組み合わせて実現しました。冷蔵品のように持ち運びを気にする必要がなく、旅行や出張のお土産、贈り物として利用しやすいのが特徴です。

キムチの可能性を広げる新商品。お土産やギフトにも最適
現在は、広島県産の牡蠣を使った「牡蠣キムチ」と、三原産のやっさタコを使用した「真たこキムチ」の2種類を販売。広島ならではの食材を使用した新しい土産品として、おりづるタワーやひろしま夢ぷらざ、銀座TAUなどでも取り扱われています。今後は穴子やちりめんなど瀬戸内の海の幸を使った新商品の開発も予定しており、広島の魅力を発信する商品として期待が高まっています。
9月には府中町商工会のサポートを受けて、東京ビッグサイトで開催される「第40回グルメショー秋2026」にも出展予定。独自製法が生み出すおいしさと、広島らしさを詰め込んだ常温キムチを通じて、県内外へその魅力を発信していきます。
商品は通販サイト「BASE」でも購入可能。新しい広島の味を、ぜひお試しください。
●まぶし美人キムチ
住所/安芸郡府中町茂陰1-3-1(まつの屋内)
TEL/080-8876-2884
出展情報など、その他の詳しい情報はInstagramをチェック
事業所紹介-株式会社深川珈琲(府中町商工会)
38年守り続けた自家焙煎の味。お客様とともに育てる、日本のコーヒー文化
投稿日:2026.08.07

「お客様に育てられた味」を大切に、自家焙煎コーヒーの魅力を伝え続ける代表の深川暢寛さん
昭和63年(1988年)、自家焙煎コーヒー専門店がまだ珍しかった時代に創業した「fukagawa coffee plus(深川珈琲)」は、38年にわたり地域のコーヒー文化を支え続けてきた専門店です。店内には24種類のコーヒー豆が常時並び、定番のモカやキリマンジャロから個性豊かな銘柄まで幅広く揃います。「ありませんと言わない品ぞろえ」を大切に、一人ひとりの好みに寄り添った提案を続けてきました。
創業当時は、大手メーカーのコーヒーが主流だった時代。代表の深川暢寛さんは、コーヒー研究家・田口護氏の著書を手に焙煎技術を独学で学び、自家焙煎の道を切り拓きました。以来、昭和、平成、令和と時代が移り変わる中でも、日本で親しまれてきたストレートコーヒーやブレンド文化を大切に守り続けています。
「焙煎は料理と同じ」と話す深川さん。豆の産地や状態を見極めながら、それぞれの個性を最大限に引き出す焙煎を追求。店内では焙煎した豆を10度以下で保管し、最もおいしい状態で提供できるよう徹底した品質管理にも力を注いでいます。

24種類のコーヒー豆を常時用意。一人ひとりの好みに合わせた一杯を提案しています
店づくりで何より大切にしているのは、お客様との対話。初めて訪れた人には好みを丁寧に聞き取り、「朝の一杯」「午後のおやつ」「ご主人用」など、飲むシーンに合わせて複数の豆を提案。飲み比べを通してコーヒーの奥深さを楽しんでもらうことを心掛けています。「以前は自分が良いと思うものを追求していました。でも、今ご提供している豆は、お客様に育てられてきた味です」。その言葉を象徴するのが、一番人気の「魔女のコーヒー」。当初は商品化を見送ろうとしていた深煎りのコーヒーでしたが、奥様の「おいしい」という一言がきっかけで販売を開始。今では看板商品の一つへと成長し、お客様からも長く愛される存在となりました。
現在は、より広い店舗への移転・拡張を計画しています。カフェを併設し、約60種類のギフト商品やコーヒー器具を一堂に展示することで、コーヒーの魅力を総合的に発信できる拠点づくりを目指しています。また、9月には府中町商工会の支援を受け、東京ビッグサイトで開催される「第40回グルメショー秋2026」にも出展予定。府中町を代表するギフトとして、全国へ発信する挑戦も続けています。
38年間積み重ねてきた技術と、お客様とともに育んできた信頼。その歩みを大切にしながら、fukagawa coffee plusはこれからも新たなコーヒーの楽しみ方を届け続けます。
●fukagawa coffee plus(フカガワコーヒー プラス)
住所/安芸郡府中町浜田3-8-15
TEL/082-567-4800
営業時間/10:30~18:30
定休日/日曜日
事業所紹介-株式会社竹内左官技工(広島安佐商工会)
伝統技術を未来へつなぐ左官職人。日本壁からアート、商品開発まで幅広く活躍
投稿日:2026.07.30

伝統技術を受け継ぎながら、新たな価値づくりにも挑戦する代表の三ツ塚基さん
広島市安佐北区で55年以上にわたり左官業を営む「竹内左官技工」は、日本の伝統技術を受け継ぎながら、新たな価値を生み出し続けている左官会社です。一般住宅をはじめ、神社仏閣や文化財、高級ホテルまで幅広い施工を手がけるほか、特殊左官やアート作品の制作、安全対策製品の開発など、左官の可能性を広げる挑戦を続けています。
代表を務める三ツ塚基さんは、小学生の頃から父の仕事に触れ、16歳で左官の道へ進みました。現在は約25年にわたり現場で経験を積み、父から受け継いだ技術を次世代へつなぐ役割も担っています。三ツ塚さんの大きな強みは、日本壁の施工技術。竹を組んで下地を作る竹小舞や、土の配合、乾燥の状態を見極めながら仕上げる土壁や漆喰など、長年の経験によって培われた高度な技術を継承。この技術を備えた職人は全国的にも希少で、若い世代にはほとんどいないといいます。また高い強度を誇る京都の壁と同等の強度を広島の土で実現した実績もあり、その高い技術力を証明しています。
一方、伝統を守るだけにとどまらないのも三ツ塚さんの魅力。現代建築やデザイン性の高い空間にも対応し、伝統技術と新しい素材・工法を融合させた意匠左官にも積極的に取り組んでいます。宿泊施設や文化施設、商業施設など、人々が集うさまざまな空間で施工を手がけ、一つとして同じものがない壁や空間を生み出しています。星野リゾートでは、地域の風景をモチーフにした壁面を施工するなど、その土地ならではの価値を表現しました。
「技術だけでは仕事は続きません。所作や掃除まで含めて左官の仕事です」と話す三ツ塚さん。現場では挨拶や身だしなみ、丁寧な言葉遣いを徹底し、施工後は壁だけでなく足元や周囲まで来た時以上に美しく整えて現場を後にします。そうした誠実な姿勢も、多くの信頼を集める理由の一つです。

左官の技術と感性から生まれるアート作品。一つとして同じものはありません
また、左官職人としての感性を生かしたアーティストとしても活動。作品はフランス・カンヌのホテルへの展示をはじめ海外でも高い評価を受け、今後はパリでの個展や横浜赤レンガ倉庫での展示も予定しています。その他にも、現場で起こる攪拌機への巻き込み事故を防ぐため、安全カバー「チルマーデ」を開発。職人だからこそ気づく課題を形にした特許取得製品は、大手ゼネコンでも採用されるなど高い信頼を得ています。現在は新たな商品の開発も進めており、左官業界の安全性向上にも貢献しています。
伝統技術を守るだけではなく、新しい素材やアート、安全製品の開発、さらにはインバウンド向け左官体験の企画にも挑戦する竹内左官技工。受け継いできた技術を礎に、新たな価値を生み出しながら、左官という仕事の可能性を切り拓いています。
なお、三ツ塚さんの活動が、8月3日(月)13時台放送のNHK「列島ニュース」のコーナー「列島ニュースアップ」で紹介される予定です。こちらもぜひ、ご覧ください。
●株式会社竹内左官技工
住所/広島市安佐北区安佐町鈴張1788-2
TEL/082-562-2029
営業時間/8:00~17:00
定休日/不定休
事業所紹介-なおしや(広島東商工会)
もう一度着られる一着へ。高い技術と発想力で思い出の服をよみがえらせる洋服のお直し店
投稿日:2026.07.27

「捨てる前に一度相談してほしい」と話す店主の三宅栄子さん。一人ひとりの思いに耳を傾けながら、最適なお直しやリメイクを提案しています
「お気に入りだから、もう一度着たい」「大切な人から譲り受けた服を手放したくない」。
そんなお客様の思いに寄り添い、一着一着に新たな命を吹き込んでいるのが、広島市東区にある「なおしや」です。洋服や着物のお直し、リメイクを手掛ける同店は、他店では断られることも多いダウン製品の修理を得意とし、その高い技術を求めて県内外から多くの依頼が寄せられています。
店主の三宅栄子さんが洋裁に携わってきたのは20歳の頃から。洋裁学校で学んだ後、販売店や洋裁店などで経験を積み、自宅での独立やお直し専門店での勤務を経て現在の店舗を構えました。50年以上にわたり洋裁に携わり、お直しやリメイクの実務経験は約45年。豊富な経験に裏打ちされた確かな技術と、自由な発想力が三宅さんの大きな強みです。
三宅さんが大切にしているのは、「修理」ではなく「もう一度着たくなる一着」へと生まれ変わらせること。依頼者の話を丁寧に聞き、「どんな思いがあるのか」「これからどう着たいのか」をくみ取りながら、その服に最もふさわしい方法を提案しています。特に人気なのがダウンジャケットやダウンコートの修理です。破れや焦げ穴、猫の引っかき傷などさまざまな傷みに対応し、ポケットの内側などから共布を取り出して補修することで、できるだけ目立たない仕上がりを実現しています。また、レザーを組み合わせてデザイン性を高めたり、傷みの大きなコートをロングベストへリメイクしたりと、服の魅力をさらに引き出す提案も得意です。

ダウン製品の修理や洋服・着物のリメイクなど幅広く手掛ける「なおしや」。思い出の一着をよみがえらせたいと、多くの人が訪れます
リメイクの内容は実に多彩。着物を洋服へ、ワンピースをスカートやロングベストへ、レザーコートをバッグへと姿を変えるほか、思い出のウエディングドレスを子ども用のドレスへ作り替えたこともあります。後ろファスナーの位置を生かしたデザイン変更や、レースを組み合わせたサイズ調整など、一着ごとに異なる条件に合わせて最適な方法を考えるため、同じ仕事はほとんどありません。
日常のお直しにも幅広く対応しています。学生服の穴あき補修や裾上げ、ウエスト調整、パジャマの修繕など、暮らしに身近な依頼も数多く手掛けています。より高度な修復技術である「かけつぎ」にも対応しており、レザーやニットなど特殊素材の修理も可能です。
「技術も必要ですが、一番大切なのはアイデア」と話す三宅さん。難しい修理ほど職人魂に火が付き、少しでも納得できなければ何度でもやり直すという妥協のない姿勢が、多くの信頼につながっています。思い出が詰まった一着を、これからも長く着続けられるように——。なおしやは、服だけでなく、その一着に込められた大切な記憶も一緒に未来へとつないでいます。
●なおしや
住所/広島市東区中山東3-1-2
TEL/082-289-0805
営業時間/12:00~19:00
定休日/水曜、第1・第3木曜
- 最新の記事
-
- 伴走支援から広がった生産性向上の取り組み。日野折箱店が中国経済産業局のnoteに登場(神辺町商工会)
- 事業所紹介-源田資料館(安芸太田町商工会)
- 事業所紹介-GENIUSリラクゼーション(沼田町商工会)
- 製造業・物流業のリーダーが広島に集結。「製造業AI物流カンファレンス2026 in 広島」開催(安古市町商工会)
- 事業所紹介-390(ミクマリ)ブルワリー(府中町商工会)
- 北広島町の魅力が集結!「自慢の逸品展」を初開催(北広島町商工会)
- 事業所紹介-まぶし美人キムチ(府中町商工会)
- 事業所紹介-株式会社深川珈琲(府中町商工会)
- 事業所紹介-株式会社竹内左官技工(広島安佐商工会)
- 事業所紹介-なおしや(広島東商工会)
- カテゴリー




