事業所紹介-レモンの卵農園(大崎上島町商工会)

完全放し飼いの自由な環境と薬膳の恵みが育むおいしい卵。レモン香る卵も開発中

鶏たちは、広い飼育場でのびのびと過ごしています

 大崎上島町にある「レモンの卵農園」は、約400平米の飼育場に300羽を完全放し飼いで育てる養鶏場です。鶏の自由な行動を尊重し、自然由来の素材を独自に配合した餌のみを使う飼育方針を徹底。ストレスの少ない環境でのびのびと育った鶏が産む卵は、健康志向の消費者に高く支持されています。

 

 特にこだわっているのが餌づくりです。主食は米ぬかやおから、魚粉、麦芽カスを発酵させたもの。飲み水には、薬膳素材のクコの実やナツメ、ヨモギ、昆布から煮出したものを混ぜ、絞りかすは主食にブレンドしています。10種類以上の素材を使い、毎回2時間ほどかけて手作り。自然の力を最大限に活かした餌が、卵の品質を支えています。

 

 その卵は「ハウユニット値」が平均110と国内トップクラス。ハウユニット値とは、卵の鮮度を示す国際的な指標で、数値が高いほど白身の盛り上がりが高く新鮮な証とされています。質の良い白身は鮮度が落ちにくく、濃厚な風味と弾力のある食感が特徴。また、黄身は自然由来の餌を使用するため、白っぽい色をしています。一般的な市販の卵と異なる見た目に驚く人もいますが、余計な着色料を加えないからこそ生まれる自然本来の色です。

 

 現在、地元特産のレモンを活かし、レモンの風味と香りがする卵の商品開発にも挑戦中。レモンの皮を餌に混ぜ、鶏舎にレモングラスやレモンマートルを設置することで、ほのかな香りと風味をまとった特別な卵を生み出しています。手間がかかるため少量限定の生産ですが、島ならではのユニークな試みとして注目されています。

 

 商品は養鶏場のほか、Webサイト「食べチョク」でも購入できます。品質と想いを大切にし、全国の食卓へ「レモンの島」ならではの卵を届ける和田さん。地域資源を活かした挑戦と、鶏への愛情が生み出す「レモンの卵農園」の卵は、島の新しい特産品として期待されています。

 

「食べチョク」からのご購入はこちらから

 

●レモンの卵農園
住所/大崎上島町明石382
TEL
090-4697-3942
営業時間/10:0011:3014:0016:30
休み/なし

事業所紹介-有限会社小森カッティングセンター(福山あしな商工会)

仕上がりの美しさに定評。繊維業界の復興を目指して奮闘する縫製工場

代表取締役社長の小森守さん(左)と息子の学さん

 デニムや作業着、婦人服生地の裁断専門工場として、昭和57年に創業した有限会社小森カッティングセンター。平成3年に法人化し、現在の工場へ移転しました。海外生産の増加や市場環境の変化を受け、裁断だけでなく縫製も行える企業として事業を拡大。現在は婦人パンツの製造を中心に、布の裁断から縫製、プレス仕上げ、納品までを一貫して対応できる体制を整えています。

 

 同社の強みは、仕上がりの美しさ。プレス後の製品は「顔がきれい」「佇まいが美しい」と取引先から高い評価を得ており、細部までこだわる職人技が光ります。また、さらに良いものを作るための「提案力」も魅力のひとつ。地元のミシン店と連携し、様々なニーズに応えられる専用アタッチメントの開発にも取り組んでいます。

 

 今後は、業務のDX化に注力。受注やスケジュール管理を自動化するシステムを開発中で、業務を効率化するとともに技術者育成にも力を注ぎます。背景にはこの町の「繊維業復興」という大きな目標があります。地場産業である繊維業が衰退する中、この地域のものづくりの灯を消さないために、日本人の雇用や技術承継を重視。次期代表取締役の小森学さんは、「繊維やものづくりに興味を持つ人材を増やし、地域全体の活性化を目指したい」と話します。

 

補助金を活用して購入した自動裁断機

 また、小森さんは福山あしな商工会の青年部に所属し、活動にも積極的に参加。厳しい意見や多角的な視点に触れることで自身の成長につなげてきました。「協議」「審議」「実行」というプロセスを経て事業計画を練り上げる経験は、本業にも大きく役立っています。自社の立場だけでなく、メーカーなど相手側の視点を踏まえた対応ができるようになったのも、この場での学びがあったからこそ。小森さんは様々な経験を積みながら、繊維業の復興を目指して一歩一歩足取りを進めています。

 

●有限会社小森カッティングセンター
住所/福山市新市町宮内1554-3
TEL
0847-52-2363
営業時間/8:3017:30
休み/日曜・祝日

HPhttps://www.kccmake.com

事業所紹介-長谷川紙器工業所(福山あしな商工会)

昔懐かしいレトロな魅力を残す「貼箱」。新たな付加価値をつけて、新しいファン層を獲得

お気に入りの本や読みかけの本を並べて、身近な本棚として使える貼箱(1個1,500円)

 昭和34年創業の長谷川紙器工業所は、福山市新市町で貼箱製造を専門とする工場です。貼箱とは、厚紙に和洋紙などを貼り合わせて作るパッケージで、和菓子や掛け軸、贈答品など高級品の箱として重宝されてきました。1ミリほどのボール紙に紙を手で貼り、一つひとつ仕上げるため、軽くて丈夫。さらに手作業ならではの温かみがあります。

 

 時代の流れとともに、大量生産型の「トムソン箱」が普及し、貼箱の需要は減少。ものづくりの町・福山市の貼箱業者も後継者不足で年々減少しています。しかし、ここ数年は、改めて貼箱ならではのレトロ感や希少性によって人気が再燃。トムソン箱と比べて木型代が不要のため、初期費用をおさえて小ロット作ることができるメリットもあり、同社の技術は再評価されています。

 

 こうした流れを受け、新たな販路開拓にも尽力。デザイナーやクリエイターとコラボした商品開発も活発で、本棚にもなる貼箱「BOOX」や尾道の「なかた美術館」と連携し、廃盤になった海図をアップサイクルして仕上げた貼箱など、地域性とアイデアを融合させた商品が次々に誕生しています。

 

福山あしな商工会で専門家のアドバイスを受ける長谷川裕之さん(正面左)と笙悟さん(正面右)

 現在、福山あしな商工会の伴走型支援を受けながら専門家派遣による販路拡大にも挑戦中。クリエイターへの訴求方法を学び、和菓子店など従来の顧客層に加え、雑貨や観光土産など新しい分野にも視野を広げています。

 

 2023年4月には代表・長谷川裕之さんの息子で3代目となる笙悟さんが帰郷し、親子で工場を運営。長年培った製法と新しい発想を組み合わせ、「箱の魅力」をより多くの人へ届けることを目標にしています。「まずは貼箱の手触りや温かな雰囲気などの魅力をたくさんの人に知ってもらい、ファンを地道に増やしていきたい」と笙悟さん。アイテムやイベント出店情報はInstagram(@hakoyahase)で発信中。商品はHPから購入できます。貼箱ならではの温かな質感と柔らかな雰囲気に触れてみませんか?

 

●長谷川紙器工業所
住所/福山市新市町戸手2302-12
TEL/0847-51-2906
営業時間/8:00~17:00
休み/土日曜・祝日

HP/https://858.handcrafted.jp

事業所紹介-有限会社ヤングメンズ(福山あしな商工会)

地域発・高品質のカジュアルウェアとデニム教育で縫製業界の未来をつなぐ

代表取締役の藤本貴也さん(左)と3代目予定の真弥さん(右)

 福山市新市町でカジュアルウェアの製造を手掛ける有限会社ヤングメンズ。現在は2代目の藤本貴也さんが指揮をとり、シャツやジャケット、カバーオール、コートなどの上着を中心に、受注生産で一着ずつ丁寧に製造しています。複雑なデザインや高い精度が求められる製品を得意とし、襟や角の鋭角さ、糸の始末など細部までこだわる品質管理を徹底。この道30年以上のベテラン指導者が技能実習生を直接育成し、高い技術力を維持しています。

 

 創業当初は作業服の製造からスタートし、時代のニーズに合わせて30年以上ほど前からカジュアルウェアへシフトチェンジ。有名ブランドの製品も手掛けるなど、その技術は高く評価されてきました。現在は、デニムの発祥地として知られる福山市のために、地域貢献にも力を注いでいます。

 

 その一つが地元の縫製企業9社でスタートした「デニムスクール」。国内外から参加者を募り、約2週間でオリジナルジーンズを完成させる実践型プログラムで、これまでに約170名が卒業しました。このプロジェクトは、広く縫製業界の魅力を伝え、地元企業への就職や業界全体の底上げを目指すもの。民泊施設も用意し、遠方からの参加者にも対応しています。全国的にも縫製工場が減少する中、業界全体を盛り上げる取り組みとして注目を集めています。

 

 

工場では細部にまでこだわった丁寧な作業が行われています

 また事業承継を予定している息子の真弥さんは福山あしな商工会の青年部にも所属し、祭りや清掃活動、若手経営者の交流など、青年部活動にも積極的に参加。「地域のことが全く分からない中、同世代の経営者や事業承継を予定している同じ立場の人たちと繋がることができ、自分自身のものの見方や考え方が大きく変わりました」と話します。また、新市中央中学校の授業にも参加し、若者に縫製業界の魅力を伝える活動にも取り組んでいます。「自分自身が感じてきた縫製職人のカッコよさを、次世代の子どもたちにも伝えていきたい」と真弥さん。縫製業界全体の生き残りをかけて、ヤングメンズの挑戦はまだまだ続きます。

 

●有限会社ヤングメンズ
住所/福山市新市町新市953-9
TEL/0847-52-3550
営業時間/8:30~17:00
休み/日曜・祝日、ほか不定

事業所紹介-婦人科サロンimma(福山あしな商工会)

女性の悩みに寄り添い、足から整える婦人科サロン。生活スタイルから見直し体質改善を目指す

Mamiさんの足つぼはリラクゼーション目的ではなく、足裏にたまった老廃物を掻き出すような施術

 福山市新市町にある「婦人科サロンimma(イマ)」は、生理不順や生理痛、更年期トラブル、子宮筋腫、妊活など、女性特有の悩みに寄り添い、足裏からアプローチする体質改善サロンです。オーナーのMamiさんは長年化粧品販売に携わった後、フェイシャルサロンをオープン。顧客の様々な悩みを目の当たりにするうちに、もっと根本から改善できる方法の必要性を感じ、現在のスタイルにたどり着きました。

 

 施術は足裏の反射区を整え、全身の不調に働きかけるもの。まずは丁寧なカウンセリングで足の状態を確認し、その日の体調を把握します。「足には体の情報が集まっており、自分では気づいていない不調も現れます」とMamiさん。施術には「よもぎ蒸し」を取り入れ、体を温めた状態で足つぼを行うことでリラックス効果と改善効果を高めます。

 

 「体質改善ベーシックコース(100分/11,000円)」は、よもぎ蒸しorクレイ足湯、婦人科足つぼ、膝下のオイルマッサージ付き。ベーシックコースによもぎ蒸しとクレイ足湯の両方をプラスした「体質改善しっかり整えコース(120分/14,800円)や、クレイ足湯と足つぼのみの「リフレッシュコース(70分/9,800円)」など、ニーズに合わせた3つのコースが用意されています。クレイ足湯は登場したばかりの新メニュー。4種類のクレイ(粘土)を一人ひとりの症状に応じて組み合わせて使用します。

 

 

足つぼの前のよもぎ蒸し。冷えの改善や更年期トラブルの緩和、美肌など様々な効果が期待できます

 特に最初の3か月は2週間に1度の集中ケアがおすすめ。食事、生活習慣、姿勢や運動など、日常生活も一緒に整えていきながら、1年かけて体質改善を目指します。不調に自分自身で対応できるようになるための、「婦人科足つぼセルフケアレッスン(90分/25,800円)」も好評です。

 

 施術は、1日2組限定。女性の体と心に寄り添い、根本からの改善をサポートする「婦人科サロンimma」。即効性があり効果を実感しやすいのが、こちらの施術の特徴です。一緒に体質改善に取り組んでみませんか?ご予約やお問い合わせは、InstagramのDMからどうぞ。

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●imma(イマ)

住所/福山市新市町新市

営業時間/10:00~17:00

休み/日曜・祝日、ほか不定

事業所紹介-巴堂ジェラート(祇園町商工会)

老舗菓子店の屋号を受け継ぎ、日常に寄り添う素材重視のクラフトジェラートを提供

家族で営むアットホームな雰囲気も魅力

 家族で営むアットホームなジェラート専門店「巴堂ジェラート」は、広島市安佐南区山本の住宅街にあります。特別な日でなくても、おいしいものを気軽に味わえるお店を目指して、2025年7月にオープンしました。

 

 店のルーツは1924年創業の老舗菓子店「巴堂」。17年前に一度廃業したものの、四代目となる本田拓也さんが屋号を受け継ぎ、新たにジェラート店として再興しました。本田さんは大学卒業後、東京の菓子店に勤務し、父の体調不良を理由に帰郷。その後、食材問屋で14年間勤めるなかでジェラート店の立ち上げに携わり、その魅力に魅了されました。ジェラート店の開業を決意してから約5年間の準備期間では全国30軒ほどのジェラート店を食べ歩き、さらにイタリアで1カ月間修業。各地で学んだ知識と技術を組み合わせ、独自のレシピを築き上げました。

 

 本田さんのジェラートづくりの特徴は、フレーバーごとにミルクや砂糖の配合を一から変える「クラフト」製法。例えば同じ桃でも、品種や糖度に合わせて配合を微調整し、素材の持ち味を最大限に引き出します。イタリア仕込みの製法を基本に、誰もが美味しいと感じる“なめらかさ”を重視しているのもこだわりです。

 

 

店内でイートインも可能です。写真はストラッチャテッラとイチゴミルクのダブル

 広島を代表する「砂谷牛乳」のミルクや廿日市にある「田原農園」のイチゴ、瀬戸田のレモンといった農家から直接仕入れるフルーツなど、食材も地元や旬にこだわったものを使用。地域特産の祇園パセリを使ったユニークなフレーバーもあります。添加物は極力使用しない、体に優しいジェラートが幅広い層の人気を集めています。

 

 店頭には常時12~15種類のジェラートが並び、定番から季節限定まで幅広く展開。旬を大切にしたラインナップで、訪れるたびに新しい味に出合えるのも魅力です。おすすめは、イタリアで定番のジェラート「ストラッチャテッラ」。マスカルポーネを使ったミルクジェラートにチョコを合わせた人気フレーバーで、チョコレートのパリパリ食感とマスカルポーネチーズの深いコクが楽しめる一品。ジェラートはカップのみで提供され、シングル480円から気軽に味わえます。

 

 素材本来の美味しさを感じさせてくれる、クラフトジェラート。日常にちょっとした幸せをもたらせてくれます。定休日やフレーバーなどの情報はInstagramをチェック。

 

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●巴堂ジェラート

住所/広島市安佐南区山本1-6-12

TEL/090-3556-6925

営業時間/12:00~20:00

休み/不定休

事業所紹介-合同会社Tau Up(沼田町商工会)

「ちょっとした困りごと」に寄り添える、介護保険外サービスで高齢者の暮らしをサポート

親身になって利用者さんの声に耳を傾ける岡本さん

 介護保険外サービスとは、介護保険制度ではカバーしきれない、暮らしの中での「ちょっとした困りごと」に対応する有料サービスです。例えば、通院や法事等の付き添い、ペットの世話、大掃除、見守りなど、制度上対象外となるケースも多く、近年ニーズが高まりつつあります。

 

 介護は、多くの方が直面するかもしれない出来事です。岡本さん自身も介護福祉士・ケアマネージャーの専門職でありながら、家族介護と仕事の両立に苦労しました。ケアマネージャーとして制度の限界を知ったからこそ、「ないなら自分で作ろう」と一念発起。2024年に「Tau Up(タウ アップ)」を立ち上げました。岡本さんはこれまで、高齢者施設、居宅介護支援事業所での勤務経験を重ね、実績も豊富。介護保険に詳しい専門家が介護保険外サービスを提供できることが、Tau Upの最大の強みです。

 

 大切にしているのは、利用者やその家族の生活を壊さないこと。本人の意向や生活習慣を尊重しながら、必要な支援を柔軟に提供し、介護する家族の生活全体をサポートしています。また、仕事と介護の両立に悩む子世代に対しても、介護保険の使い方や申請のタイミングに関するアドバイス、急な通院への対応などを通じて、介護離職の予防にも貢献しています。2025年秋頃には福祉車両を導入予定。車椅子に乗ったままの移動ができるようになるなど、サービスの充実にも努めています。

 

 

7月にはACPに関する講演も行いました

 また、岡本さんは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)」の重要性にも注目。ACPとは、将来、病気や認知症などで自分の意思を伝えられなくなったときに備えて、どのような医療や介護を受けたいかを、本人が家族や医療・介護スタッフと事前に話し合い、共有しておく取り組みのこと。意識のあるうちに、人生の最終段階の希望を家族と共有しておくことで、後悔のない選択ができるからです。広島市や厚労省も推進するこの取り組みは、まだまだ認知度が低く、今後の啓発活動にも力を入れていきたいと考えています。

 

●合同会社Tau Up(タウアップ)

TEL/082-848-9177

営業時間/9:00~18:00

休み/不定休

事業所紹介-井上社会保険労務士・行政書士事務所(五日市商工会)

労務の不安に頼れる専門家 企業と人をつなぐ社労士の支援で快適な職場環境を

井上さんの話しやすい人柄も魅力。親身になって相談にのってくれます

 「労働時間の管理が複雑で大変」「就業規則が古いまま」「助成金の申請が難しい」——そんな悩みを抱える企業にとって、心強い存在が社会保険労務士。井上さんは、社会保険労務士、行政書士の資格を持ち、労使双方の立場に寄り添いながら、企業の健全な運営をサポートしています。

 

 業務は、雇用手続きや就業規則の作成・見直し、給与計算、各種助成金の申請代行など、多岐にわたります。特に労働関係は法改正や手続きが複雑で、知らず知らずのうちにリスクを抱えてしまう中小企業もあるとのこと。井上さんは企業に寄り添いながら、できる限り分かりやすく、丁寧で柔軟な支援を心がけています。また、助成金の活用についても、その企業に合わせた最適な制度を提案。たとえば、育児休業中の社員以外への手当補助を活用する制度など、企業が見落としがちな制度の掘り起こしにも力を入れています。複雑な工程や帳簿管理が求められる中、正確な手続きで申請の成功率を高めるサポートを行っています。

 

 労使交渉の場面でも、豊富な経験を活かした対応が可能です。前職では自動車学校に勤務。労働組合の委員長を務め、労働者と経営側の間に立って円滑な調整を行ってきました。その経験をもとに、粘り強く、かつお互いが納得できる解決策を導き出しています。

 

 顧問契約に限らず、単発の相談や手続き依頼にも対応しており、必要なときに必要なだけの支援が受けられるのも魅力です。常に最新の知識を備え、企業が安心して相談できる体制づくりを行っている井上さん。人に関する課題を総合的に支援する専門家として、社会保険労務士の存在は、地域企業の心強いパートナーとなっています。雇用保険、労災保険、社会保険などでお困りの際は、お電話かメールにてお気軽にご相談ください。

 

●井上社会保険労務士・行政書士事務所

住所/広島市佐伯区美鈴が丘西2-10-24

TEL/082-299-0320

営業時間/9:00~18:00

休み/土日曜・祝日

E-mail/gyosho-sr-office@inoue-gyousho-sharoushi.jp

 

事業所紹介-沖村直之税理士事務所(沼田町商工会)

地域に寄り添い半世紀。手書きの帳簿から最新のシステムまで幅広いニーズに対応

新しいソフトやシステムの導入にも積極的。こちらは、沖村さんが自身の画像をイラスト風に仕上げた一枚

 創業から約50年、地域に根ざした税務サービスを提供してきた「沖村直之税理士事務所」。高齢者や交通手段のない方、近くに税理士事務所がない方など、来所が難しい顧客に向け、訪問相談を行うなど「困ったときの頼れる存在」として、地域の事業者から信頼を集めてきました。

 

 同事務所の強みは、創業から登記・解散までワンストップで対応できる幅広いサービス。税務だけにとどまらず、身の上相談や、必要に応じて弁護士・司法書士など他士業と連携し、問題解決をサポート。手書き帳簿を使う顧客にも柔軟に対応し、昔ながらの方法と最新の会計システムの両立を図っています。

 

 クラウド会計にも強く、DX・ICTなどにも柔軟に対応。次世代の税務システム「ペポルインボイス」への準備も進行しています。「ペポルインボイス」とは国税局推奨の国際基準で、ベルギーの団体が開発した電子インボイスシステム。現在日本では、一部の大手企業だけで導入されていますが、これから主流になっていくシステムだと言われています。

 

 

沖村さんとスタッフのみなさん。「お客さまの幸せそうなお顔が大好きです。これからもお客さまにしっかりと寄り添い、事業の発展と繁栄の一助になればと思います」と沖村さん

 今後、こうした情報発信にも力を入れるため、Instagram、Facebook、YouTube、ホームページ、ブログなどで最新情報を届ける体制を整備中。沼田町商工会が主催するやセミナーや個別相談を活用しつつ、これからの若い世代の顧客にも寄り添います。

 

 半世紀の実績に甘んじることなく、地域の声に耳を傾け、日々進化を続ける同事務所。事業者に安心を届ける存在として、これからも地域に寄り添い続けます。まずはお気軽に無料相談からどうぞ。

 

●沖村直之税理士事務所

住所/広島市安佐南区大塚西4-14-23

TEL/082-848-2468

営業時間/8:30~17:30

休み/土日曜・祝日

事業所紹介-お食事処わか葉(尾道しまなみ商工会)

鮮度にこだわった瀬戸田ならではのメニューで観光客を魅了。ニーズに合わせて進化し続ける老舗和食処

名物の「穴天丼一本上げ」(2,300円)。丼からはみ出るアナゴはインパクト抜群。小鉢、漬物。味噌汁付き

 尾道市瀬戸田町にある「お食事処わか葉」は、昭和31年にうどん屋として創業して以来、時代の流れに寄り添い、寿司、洋食、和食と業態を変化させてきた老舗です。現在は、近海で獲れた新鮮なアナゴやタコを主役とするメニューを提供する和食処として愛されています。

 

 わか葉の看板メニューは、先代の板さんから受け継ぐアナゴ料理。アナゴの骨から丁寧に旨味を抽出した甘めの特製ダレを使った、アナゴ飯やアナゴ丼、アナゴ重を提供しています。メニューを提供し始めた約30年前はまだアナゴを丼にするのが珍しい時代。なかでも酢飯にアナゴの煮汁を加えた箱寿司は、瀬戸田出身の画伯・平山郁夫氏も愛した逸品です。また、鮮度が命のアナゴの刺身は、ファンの多い名物料理。新鮮だからこそできる、ここならではの味が堪能できます。

 

「洋食店時代のメニューも復刻予定です」と店主の山口さん

 もう一つの名物が地元漁師から直接仕入れる鮮度抜群のタコ料理。大ぶりのタコを一度冷凍し繊維を柔らかくしたうえで、タコ天やタコ飯で提供しています。特にタコ飯は、半日以上かけて甘辛く煮込んだタコをご飯にかける独特のスタイルで、「柔らかくて食べやすい」と好評。アナゴとタコ、どちらを食べるか迷ってしまうという人には、両方が一度に味わえる「特盛天丼」がおすすめです。また、予約制で会席コースも受け付けています。

 

 現在、昼夜ともに観光地色の強いメニューを提供していますが、「夜に家族で気軽に行けるお店が地域に少ない」という地元民の声を受けて、現在は地元の方のニーズに合わせたエビフライやから揚げ、ハンバーグといった洋食メニューの導入を検討しています。お客様の声に寄り添いながら進化を続ける老舗食事処の挑戦はまだまだ続きます。

 

●お食事処わか葉(尾道しまなみ商工会)

住所/尾道市瀬戸田町瀬戸田520-1

TEL/0845-27-0170

営業時間/11:00~LO14:30、17:00~LO19:00

休み/火曜(祝日の場合は営業)

HP/https://www.wakaba-onomichi.com/