事業所紹介-Aya Farm(尾道しまなみ商工会)

[できるだけ自然に近い状態で育った力強い柑橘たち。柑橘本来の味と香りをお届け]

「畑にいると身体と心がどんどん元気になっていくのを感じます」と半田さん

 尾道市向島島内にある約5000㎡の農地で柑橘類を育てている半田綾さん。みかん、レモン、ネーブル、だいだい、はるみ、安政柑など多品種を栽培しています。「マイナーな柑橘も食べてみたらおいしいものがたくさんあります。まずは知ってもらえたらうれしいです」と半田さんは話します。

 

 柑橘の栽培は、見た目のきれいな柑橘を育てるため、農薬や化学肥料を使用する慣行農法が一般的。半田さんもスタート当初は慣行農法を行っていましたが、徐々に農薬や化学肥料を減らしていくようになりました。「農薬や化学肥料を使っても、完璧にきれいな柑橘を作ることはできません。農薬で虫が死んでいるのを見た時に、環境も壊しているかもしれないと感じました」と半田さん。それに加え、直接販売したお客様から「見た目は気にしない」と声をかけてもらい、必ずしも慣行農法にこだわる必要がないと確信。現在はできる限り農薬を使用せず、有機栽培も取り入れながら、樹の持つ力や個性を大切にした栽培を行っています。半田さんが目指すのは、そこにあるもので成り立つ循環型の農業。「虫や草など今そこにあるものを大切にした、自然に逆らわない農業がしたいです」と話します。

 

 こうして収穫した柑橘は不ぞろいだったり、表面にキズがあったりと、見た目の美しさこそ慣行農法に劣るものの、木の生命力を感じさせる力強い味わいと酸味と甘みのバランスの良いのが特徴。樹の個性や環境によっても味の変化があり、同じ品種でも様々な味わいが楽しめます。

 

生命力を感じる柑橘は、味もしっかり。柑橘本来の風味が楽しめます

 収穫期には、尾道市東尾道にある直売所「ええじゃん尾道」で販売されるほか、半田さんの地元、岡山県や県内で開催されるマルシェにも出店。また、広島県内の飲食店に卸し、スイーツやドリンクにも使用されています。半田さんは「不ぞろいの柑橘は、スーパーなどに並ぶと敬遠されてしまいますが、消費者の声を直接聞けるマルシェなどでは『見た目は気にしないよ』と嬉しい声をいただきます。栽培法に悩んでいた時には、大きな励みになりました」と話します。試食もできるマルシェは半田さんにとっても消費者の声が直接聞ける貴重な機会。今後もさらに力を入れていきたいと考えています。また202311月からは、みかん狩りもスタート。イベントとして楽しんでもらえるだけでなく、畑の環境を広く知ってもらうための良い機会になっています。

 

 また、柑橘を使った加工品の開発にもチャレンジ中。ジャムやお菓子、ドリンク、お酒など、その種類も多彩。実だけでなく、葉や茎から香水や草木染めを作ったり、花からシロップを作ったりと柑橘の魅力を余すところなく追及し続けています。

 

 無農薬やオーガニックなど、安心安全な食品に対する関心が高まる中、「どうやったら必要な方に柑橘や商品を届けることができるかがこれからの課題です」と半田さん。尾道しまなみ商工会では事業計画策定を支援し、チラシの作成など販路開拓に通じる専門家を派遣。今後も広報活動などを中心にサポートを行っていく予定です。Aya Farmの情報は、インスタグラムでチェックできます。

 

Aya Farmのインスタグラムはこちら

 

Aya Farm(アヤ ファーム)

住所/尾道市向島町13532-1

TEL080-6315-7727

事業所紹介-尾道しまなみゲストハウス(尾道しまなみ商工会)

[瀬戸内海の多島美を一望できるロケーション自慢の宿。宿泊、研修、合宿など幅広いニーズに応える]

人工物が何もない瀬戸内海の眺めは希少

 「尾道しまなみゲストハウス」は、国立公園「高見山」の中腹に位置する宿泊施設。さえぎるものが何もない絶好のロケーションで、瀬戸内海の多島美を堪能できます。お部屋は全てオーシャンビュー。時間とともに姿を変える景色を眺めながら、のんびりとした島時間が流れます。また、月明りだけに照らされる幻想的な夜の雰囲気も、この施設ならではの魅力です。

 

 昭和55年に建てられたレトロな建物は雰囲気たっぷり。当時の面影をそのまま残す佇まいと館内は、外国からの旅行客にも人気です。客室は8畳の和室が10室。しまなみ海道を走るサイクリスト、小さなお子さんがいるファミリー、学生の合宿など、様々なシーンで利用されています。

 

 

 

古書が並ぶ雰囲気たっぷりのロビー。本を片手にゆったりと過ごすのもおすすめです

 1階には食事処「高見山食堂」があり、夕食は和の料理人が手掛けた会席料理を提供。予算に合わせて内容を変更することもできます。また、木曜から日曜までの11時から1430分限定で、週末ランチが登場。鶏の唐揚げ定食などの定食や丼もの、カレーなどが登場し、地域の方で賑わいます。

 

 尾道しまなみ商工会では今後、広報支援などで同施設の知名度アップをサポートしていく予定です。

 

 尾道駅から車で20分。向島ICからは6分ほどで到着。貸室もあり宿泊はもちろん、研修会やサークル活動、イベントなど様々な用途で利用できる便利な宿泊施設です。一味違った尾道観光の拠点として利用してみませんか。

 

○尾道しまなみゲストハウス

住所/尾道市向島町立花20129-1

TEL0848-36-5336

営業時間/チェックイン15時、チェックアウト11

     高見山食堂 木金土日曜の11:0014:00

休み/なし

HPhttp://shimanami-gh.com/

「八幡川酒造蔵開き」が今年も開催。日本酒好き集まれ!(五日市商工会)

[創業200年になる酒蔵の一大イベント。蔵開きでしか飲めない希少な日本酒も登場]

 324日(日)、佐伯区八幡にある造り酒蔵「八幡川酒造株式会社」が、毎年恒例の蔵開きを開催します。イベントには、今年の新酒を中心にこの日にしか飲むことができない希少なお酒も登場。おちょこ付のチケットを購入すると試飲ができ、約10種類の日本酒の飲み比べができます。その他、割った竹の器で燗酒を提供する「笹酒」もおすすめです。

 

 また、八幡本通り商店街全面協力のもと、焼鳥や焼きそば、おでん、焼き牡蠣など、お酒のアテにもぴったりのグルメもオール500円で振る舞われます。また、八幡川酒造の日本酒を使って「パティスリー楓」が作った日本酒ケーキの試食販売も実施。純米大吟醸の浸み込ませた大人のスイーツもご堪能ください。

 

 鏡開きが行われるオープニングには、振る舞い酒もあります。賑やかな酒蔵周辺は大人も子どもも楽しめること間違いなし。春の訪れを感じさせる「蔵開き」に足を運んでみませんか?

 

○八幡川酒造蔵開き

日時/2024324日(日)10:0015:00 ※雨天決行

会場/八幡川酒造株式会社(広島市佐伯区八幡3-13-20

お問合せ/082-928-0511

事業所紹介-匙と鼎(尾道しまなみ商工会)

[誰でも安心して食べられる焼き菓子を。米粉で作る種類豊富な焼き菓子たち]

村上さんか作る米粉のクッキーはさっくりとした軽い口当たりとコクのある味わいが特徴

 匙と鼎は、「からだにやさしい」をコンセプトに米粉を使用した焼き菓子を作っているお店です。お店といっても店舗を持たず、オーダーやイベントなどへの出店を中心に活動しています。

 

 焼き菓子の種類はクッキー、シフォンケーキ、マフィン、ガトーショコラなどがあり、看板商品のクッキーには、卵、乳製品を使用していません(一部に乳使用)。種類はプレーン、シナモン、ココアアーモンド、チョコチップ、黒こしょうチーズの5種類を用意。季節に合わせた限定クッキーも登場します。焼き菓子はどれも甘さ控えめ。きび砂糖を使った優しい甘さが特徴で、子どもから年配の方まで幅広い年齢層に親しまれています。

 

 もともと保育所で給食を担当していたという村上真知子さんは、その現場でアレルギーがあるためにみんなと同じようにおやつが食べられない子どもたちをたくさん見てきました。ある時、友人と一緒に参加した米粉パンの教室で米粉のおいしさと凄さを目の当たりにし、誰でも食べられる米粉を使った焼き菓子を作ろうと創業を決意。試行錯誤を繰り返して独自のレシピを考案し、20233月に「匙と鼎」を創業しました。

 

「いつか工房を構えて、商品の販売も行っていきたいです」と村上さん

 「乳製品不使用のものだけでなく、卵を使ったものや豆乳、豆乳バターを使ったものなど、アレルギーがある子もない子も選んで楽しめるお菓子を提供していきたいです」と村上さん。現在もタルトなど新商品を開発中です。

 

 また、お菓子への思いを消費者に伝えるため、尾道しまなみ商工会のサポートを受けて専門家派遣を活用したブランディングにも取り組んでいます。同商工会では、今後販路を拡大していくため、ECサイトの活用なども支援していく予定です。

 

 焼き菓子のオーダーは、インスタグラムのDMにて受け付けています。イベント出店などの情報もこちらをチェック。

 

匙と鼎のインスタグラムはこちら

 

○匙と鼎(さじとかなえ)

「かんなべストリートフェスティバル2024」開催決定!(神辺町商工会青年部)

[神辺ならではのグルメや「ものづくり文化」に触れる新イベント。本格ミニ四駆大会も開催]

 2月18日(日)、神辺町の「美味しいもの」や「ものづくり文化」に触れることができる新しいイベント「かんなべストリートフェスティバル2024」が開催されます。このイベントは神辺町商工会青年部が中心となって構成される「かんなべストリートフェスティバル2024実行委員会」が主催となって行われるマルシェ型複合イベントです。

 

 オープニングアクトには、「我龍-GARYU-」代表の竹内孝志さんが、伝統継承を目的として福山市の備後護国神社で開校した和太鼓教室のみなさんが登場。迫力満点のステージでイベントを盛り上げます。

 

 会場となる三日市通りに沿って20店以上が軒を連ねるマルシェでは、地元の美味しいものが大集結。体験型のワークショップもあります。さらに、巨大なコースで行う本格的なミニ四駆大会「かんストCUP」も開催。速さを競うレース部門、ミニ四駆のドレスアップのアイデアを競うコンクールデレガンス部門、地元のものづくり企業が自分たちの技術を生かしてオリジナルのミニ四駆づくりに挑戦する企業対抗部門の3部門を用意。現在、特設サイトからエントリーを受付中です。

 

 エンディングアクトには、まるで歌っているかのような感情シンクロ率100%の音色を聞かせてくれるクラリネット奏者のマリィ凛さんが登場。感動の演奏とパフォーマンスをお楽しみください。

 

 ものづくりの町、神辺ならではの新しいお祭りが幕を開けます。この日のお出かけ先に追加してみませんか?

 

かんストのHPはこちら

 

○かんなべストリートフェスティバル2024(かんスト)

日時/2024年2月18日(日) 10:00~15:00

会場/福山市神辺町川北三日市通り

 

事業所紹介- photo Monaca(沼田町商工会)

[商品のスタイリングをマスターして、自社商品をブランディング。ビジネスにも使える技術を伝授]

「一般的なカメラ教室では学ぶことができないスタイリングに特化したノウハウをお伝えします」と竹本さん

 photo Monaca代表の竹本まさこさんは、スタイリングを中心とした写真の撮り方をレクチャーする教室を開催するフォトスタイリスト。講座では商品をより魅力的に見せる並べ方や構図、スマホならではの撮り方や機能などをレクチャーしています。「思うような写真が撮れない」と悩んでいる人が、すぐに使える知識や技術が学べると好評です。

 

 もともと、竹本さんはペットの洋服を作っていた作家さん。自身の作品をネットで販売するために写真撮影するものの、イメージしているようには撮ることができませんでした。「いいカメラを買って撮影してみましたが結果は同じ。いい写真が撮れないのはカメラのせいじゃないと気づいたんです」と竹本さん。そこから日本フォトスタイリング協会でスタイリング技術を学び、インストラクターの資格も取得。これからはスタイリングの需要が必ずあると見込み、教室をスタートしました。

 

 受講生の目的の多くはビジネスで活用すること。SNSで集客したい人やネットで商品を販売したい人などが受講しています。教室は少人数制で一人ひとりのニーズに合わせた指導が可能。一通り学べるカリキュラムを受講したい人、一つの商品を魅力的に撮りたい人など、その目的も様々です。さらに、スタイリングに特化したコースレッスンがリニューアルしました。本気でいい写真を撮りたいという方はお気軽にご相談ください。また、写真やスタイリングをテーマにしたセミナーも行っています。企業、学校、各種団体からの依頼も受け付けていますので、こちらもお気軽に相談ください。

 

竹本さんが作ったイングリッシュローズのケーキ。くすみカラーを得意とする竹本さんならではの作品です

 竹本さんのもう一つの顔がフラワーケーキ教室の講師です。フラワーケーキとは、バタークリームで作った花をデコレーションした華やかなケーキのこと。写真映えする見た目と美味しさで、ここ数年SNSなどで世界的な広がりを見せています。竹本さんは、まだフラワーケーキがメジャーではなかった8年ほど前から教室をスタートしたパイオニア的存在です。

 

 教室では初心者から上級者までレベルに合ったコースを用意。趣味で始める人からプロのパティシエ、カフェをオープンしたい人、ケーキを販売したい人まで、目的もレベルも様々です。「一見、難しそうに見えますが初心者でも大丈夫。できあがった時の感動や徐々にうまくなっていく楽しさが味わえます」と竹本さんは話します。

 

 昨年には沼田町商工会のサポートを受けて小規模事業者持続化補助金を申請。採択を受け、補助金でHPをリニューアルしました。また、同商工会が主催する各種セミナーにも積極的に参加。周知や販路開拓にも取り組んでいます。

 

 教室やセミナー講師のお問合せ・お申し込みは公式LINEやインスタグラムで受け付け中です。気になる方は、ぜひお問合せください。

 

公式LINEはこちら

 

 

インスタグラムはこちら

 

photo Monaca(フォトモナカ)

HPhttps://photomonaca.com/

事業所紹介-めだかの学校(五日市商工会)

[脊椎を矯正し自立神経を整える癒しのサロン。マシンの寝ているだけで様々な効果に期待]

世界各国で取り入れられている「v3」を5台設置

 「めだかの学校」は、脊椎(背骨)を矯正し、神経圧迫を緩和することができるマシン「v3」を導入しているサロンです。このマシンは、自動スキャニングシステムを搭載し、一人ひとりの脊椎や椎間板の状態を検知。ローラーが頭から骨盤まで動き、脊椎ラインに合わせてマッサージします。また、ヒスイでできているローラーの内部にはヒーターが搭載されており、温めながら施術するため、温熱刺激で自然治癒力の向上や若返りホルモンの分泌なども期待できます。マシンの上に寝ているだけで疲労回復、血行やリンパの流れの改善、筋肉痛・神経痛の緩解など、様々な効果が期待できる夢のようなサロンです。

 

 20238月にここをオープンさせた増本順子さんも、もともと腰痛の持ち主。マシンを1回体験しただけで腰痛が改善されたことに驚き、もっとたくさんの人に知ってほしいとサロンをオープンさせました。「膝が痛い、腰が痛い、手が上がらないなどの理由で出掛けられないという方にぜひ体験していただきたいです。年齢を重ねても楽しめる体づくりを始めてみませんか?」と増本さん。サロンでは60分無料体験を実施中です。

 

 

 

 また、健康な体づくりには食べるものも大切と考え、不定期で麹づくりや味噌づくりなどの体に優しいイベントも開催しています。時には、リクエストに応えて麹を使ったランチの提供もあるそうです。

 

多くの人が集い楽しめる場所になるようにとサロンの名前を「めだかの学校」に決めました。「ここを訪れた人が笑っているうちに元気になってもらいたいです」と増本さん。健康な体づくりをトータルでサポートしてくれます。

 

 店内は無垢材や漆喰、炭などの自然素材を使った心地よい空間。心も身体も癒されに訪れてみませんか?

 

○めだかの学校

住所/広島市佐伯区美鈴が丘西1-3-12 美鈴モール内

TEL090-7892-0453

営業時間/9:0018:00

休み/木曜

HP/なし

「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」開催(呉広域商工会)

[呉市の商工会・行政・支援機関が一丸となって実施する商談会。今年は「ライブコマーズ」ブースが初登場]

20分の商談で熱い想いを伝える事業者の熱気が伝わる会場の様子

 2024117日(水)、呉広域商工会が伴走型小規模事業者支援推進事業の一環として開催している「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」が今年もクレイトンベイホテルで行われました。この商談会は同商工会が主催し、呉市内の支援機関、行政、金融機関などの共催・後援で実施しているもので、今年で5回目。県内8社、関東12社、関西3社のバイヤーと呉市内の事業所21社が参加し、会場とオンラインを合わせて140の商談が実施されました。また、今年は新たにECサイトを展開する(株)クリエによる「ライブコマーズ」ブースを新設。事業者が約100名の視聴者に向けて商品の魅力を紹介し、販売も行われました。

 

 商談会は、同商工会の竹内会長の主催者挨拶からスタート。「商品の強みや改善点をプロのバイヤーから聞けるよい機会です。今日の内容を商品のブラッシュアップに繋げるとともに、ご縁のあったバイヤーの方との関係を大切にして今後に活かしてください」とエールを贈りました。

 

 

「千稔ぶどう園」を営む石橋さんご夫婦

 今回、初めて商談会に参加したという石橋さんご夫婦は、川尻町で「千稔ぶどう園」を経営。オフシーズンに販売するための加工品の開発に着手するタイミングで商談会があることを知り、参加を決めました。今回はフレッシュなものに比べて糖度の高い「冷凍ブドウ」を持参。冷凍商品の取り扱いがあるスーパーやサービスエリアなどのバイヤーを中心に8つの商談を行いました。

「まだまだ開発中の商品ですが、バイヤーの方との会話の中でいろいろな可能性が見えてきました。アイデアやアドバイスをもとに、新しい加工品にもチャレンジしていきたいです」と期待に胸を膨らませていました。

 

 

 

 

(株)クレセントの広報、高橋慶子さん

 今回5回目の参加となる(株)クレセントは定番のレモンケーキに加え、新商品「呉とびしまレモンケーキ輪 WA」をPR。広報の高橋慶子さんは、「新商品の輪はドーナツ型のレモンケーキ。レモンを通じて人とモノを繋げて輪を作り、地域の活性化に繋げていく、そんな想いが込められています」と話し、商品の魅力とともにレモンを軸にした地域の魅力を発信していました。

 

盛川酒造(株)代表取締役の盛川知則さん

 同じく5回目の参加となった盛川酒造(株)の代表取締役・盛川知則さんは、新商品の「酒粕アーモンド」をはじめ、酒粕ペーストや酒粕を使ったかりんとうなどを持参。商談先に合わせてPRする商品を変える戦略で、今後の具体的な進展に繋がる商談になりました。「売価について、都心部ではもっと高くてもいいとアドバイスをいただきました。商品力を認めてもらえてうれしいです」と確かな手応えを感じていました。

 

 

 同商工会の佐々木経営指導員は、「成約に繋がるのが一番ですが、この商談会をきっかけに商品の改善点などの気づきが増えれば、今後の成約率のアップに繋がります。今後も継続的に販路開拓支援を行っていくので、事業者の方には次に活かせる商談会にしていただきたいです」と話しました。同商工会では商談会終了後、バイヤーのコメントや成約数、成約金額などをまとめて事業者にフィードバックするなど、継続的な支援を続けていきます。

 

●お問合せ 呉広域商工会 TEL0823-70-5660

事業所紹介-コーヒーストーリー・ニシナ屋(広島東商工会)

[コーヒーで日常を少しだけ豊かに。煎りたての新鮮なコーヒーをご家庭で]

約50種類の生豆がずらり。選ぶ楽しさも味わえます

 中の棚にある「コーヒーストーリー・ニシナ屋」は、15年ほど前に老舗のコーヒー豆専門店「ニシナ屋珈琲」からのれん分けしたお店。店内に入るとずらりと並ぶ生豆に驚かされます。ここでは、煎りたての豆の香りや風味を楽しんでほしいと、オーダーが入ってから豆を焙煎するスタイル。できあがるまで少し待ちますが、コーヒーのいい香りに包まれるその時間さえもこのお店の魅力です。焙煎したばかりの新鮮な豆は、本来の芳醇な香りやうま味を堪能することができます。

 

 店内にずらりと並ぶ生豆は、オリジナルブレンドから世界各国のスペシャルティコーヒーまで、約50種類を用意。なかにはジャコウネコが食した「コピルアック」や「パナマ・エスメラルダゲイシャ」といった希少な豆もあります。「ここではお客様がコーヒーの何を楽しみたいのかにスポットを当てています。伝説のコーヒーを飲んでみたい、浅煎りと深煎りの違いを楽しんでみたい、新しい味に出合いたいなど、幅広いニーズに対応します」と店主の福永高さん。コーヒーの淹れ方や選び方、おすすめのコーヒー器具など、なんでも気さくに話せる雰囲気も魅力です。

 

豆の特性やお客様の好みに合わせて丁寧に豆を焙煎。「コーヒーのことなら何でも聞いてください」と福永さん

 月に1回のペース開催している「コーヒーを楽しむ会」は、スイーツ好きに大好評。元パティシエのスタッフが、ランダムに選んだスイーツとその相性を考え抜いたコーヒーの組み合わせをその場で提供。スイーツとのマリアージュを楽しめるだけでなく、豆や淹れ方についても学べるスペシャルなイベントです。開催情報は公式LINEで発信しています。

 

公式LINEはこちら

 

 他店との差別化と図るためお店のブランド化に取り組み、広島東商工会のサポートを受けて小規模事業者持続化補助金を申請。補助金でHPのリニューアルや看板の新設、顧客管理システムの導入を行いました。また販路開拓や商品のパッケージデザインに関する専門家を派遣するなど、継続的なサポートを行っています。

 

 「ここをコーヒーやイベントを通じて、人が集う場所にしていきたい」と福永さん。自身が辛い時期にコーヒーに救われた経験をもとに、コーヒーが人生をより豊かにしてくれることを伝え共有していきたいと考えています。お店とコーヒーが、あなたの心にほっとする安らぎを届けてくれます。自宅で美味しいコーヒーが飲みたくなったら、ぜひ足を運んでみてください。

 

○コーヒーストーリー・ニシナ屋

住所/広島市中区立町1-12 イナリビル2F

TEL082-246-8763

営業時間/11:0018:30、土日曜・祝日は~19:00

休み/不定休

HPhttps://coffee-story.jp

青年部の部員増強に成功し、県内最大の組織に(神辺町商工会)

[今年度の新規加入は22名。3年間で50名以上増員し総部員数は85名に!!]

第35代部長の藤井利彦さん

 神辺町商工会では2021年から精鋭部員によるプロジェクトチームを立ち上げ、部員増強に力を注いでいます。管轄エリア内の企業に片っ端から電話をかけ、アポが取れたところに直接商工会と青年部の魅力を伝えるローラー作戦を展開。地道な活動が功を奏し、2021年には22名が加入しました。2022年には9名、2023年には22名増え、素晴らしい結果を残しています。合併をしていない商工会でありながら部員数は85名となり、県内最大の組織になりました。

 

 今年度は青年部、親会、事務局が一丸となって部員増強を推進するチーム戦を展開。親会の理事には青年部のOBも多く、各方面で青年部の魅力を伝え加入を斡旋しました。事務局では、創業支援などを行った事業者に対して青年部を紹介するなどしてサポート。青年部員たちも足を使った地道な取り組みで、より多くの事業者に声をかけてきました。

 

 部員増強に力を入れる理由について藤井利彦部長は「自分が青年部に入って15年ほど経ちますが、先輩たちはほとんど卒業してしまいました。これまで先輩たちが作ってきた歴史とこれから青年部の未来を作っていく部員たちを繋ぐのが私の仕事だと思っています。受け継ぎ繋ぐためには、組織の強化は絶対に必要なことでした」と話します。

 

 

2023年12月に開催された忘年例会の様子。OBと青年部員50名以上が集まり交流しました

 今年度は、毎月実施している定例会に親会の青年部OBを招くなどして、積極的に交流しています。12月に実施した忘年例会にはOBも参加し、50名以上が集まりました。連携しやすい環境づくりも進んでいます。

 

 「青年部が地元高校生と作っている冊子『Meetかんなべ』を見て青年部のことを知り、自ら加入したいと言ってくれる人も増えてきました。知名度を上げていくことも加入者を増やすひとつの方法だと思います」と藤井部長。続けて「これからは部員をどんどん増やすだけでなく、活動してくれる人をどれだけ増やせるかも考えていかなげればなりません。またみんなで知恵を出し合いながら取り組んでいきたいです」と今後の課題にも目を向けていました。

 

 マンパワーで地域に貢献する活動を継続して実施している神辺町商工会青年部。来年度以降の活動にも期待が高まります。

 

●お問合せ 神辺町商工会 TEL084-963-2001