支援事業者紹介
事業所紹介-光信寺の湯 ゆっくら(神石高原商工会)
豊かな自然に囲まれた宿で、お風呂や食事、グラウンドゴルフを満喫。日常から離れ、ゆったりのんびり過ごす贅沢な時間を
投稿日:2026.10.13

「地域の食材を生かした新メニューも開発中です」と矢加部支配人
神石高原町の豊かな自然に囲まれた「光信寺の湯 ゆっくら」は、宿泊施設と日帰り入浴、食事処、グラウンドゴルフ場を備えた複合施設です。宿泊はもちろん、お風呂や食事だけの利用、グラウンドゴルフと入浴、食事を組み合わせたプランなど、楽しみ方はさまざま。静かな環境の中で、時間に縛られないのんびりとしたひと時を提供しています。
お風呂は、大浴槽をはじめ、薬湯、ジェットバス、打たせ湯、水風呂、サウナなど9種類。中でも、山を間近に望む広々とした露天風呂は、豊かな自然を感じながら開放的な気分を味わえます。湯温は全体的にややぬるめで、じっくりと湯につかれるのも魅力。サウナの後には、自然の風を感じながら外気浴も楽しめます。
食事処では、定食や御膳をはじめ、宴会料理や会席料理など、利用シーンや予算に応じた幅広い料理を提供。神石産の米をはじめ、地元で採れた野菜や旬の山菜など、その時々の食材を取り入れているのもこだわりの一つです。会席料理などのコースでは、地元が誇るブランド牛「神石牛」のステーキや陶板焼きが味わえるプランも用意。広い宴会場を備え、地域の集まりや法要後の会食などにも便利です。

山々を間近に望む開放感たっぷりの露天風呂。自然の風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせます
敷地内にはグラウンドゴルフ場もあり、プレーと入浴、食事を組み合わせたプランも人気です。一方、何もせずゆっくり過ごしたい人には、平日限定の新プラン「手ぶらステイ」がおすすめ。入浴後、11時から15時まで最大4時間、個室で自由にくつろげます。タオルや館内着も用意されているので、手ぶらで気軽に利用できるのもうれしいポイントです。
10月から11月にかけては、周辺の木々が美しく色づく紅葉シーズン。施設から歩いていける光信寺は知る人ぞ知る紅葉の名所です。例年10月中旬頃から木々が色づき始め、境内や中庭が鮮やかな紅葉に包まれます。10月下旬から11月上旬には「もみじ祭り」も開催。紅葉の様子は「ゆっくら」の公式Instagramなどでも随時発信しています。
ゆっくらのInstagramはこちら
お風呂を楽しんだり、おいしいものを食べたり、グラウンドゴルフで体を動かしたり。何もせず、ただのんびり過ごすのもここでの楽しみ方の一つです。豊かな自然に囲まれた静かな場所で、日常から少し離れ、心と体を休める時間を過ごしてみませんか。
●光信寺の湯 ゆっくら
住所/神石郡神石高原町光信58-1
TEL/0847-85-4000
チェックイン/16:00
チェックアウト/10:00
食事処/11:00~LO14:00、17:00~LO20:00
日帰り入浴/9:00~21:00
HP/https://www.yukkura-kohshinji.jp
事業所紹介-KOKOYO HIROSHIMA(上下町商工会)
上下町産の生姜を、地域を代表する特産品へ。10年間愛された弁当店から、新たな挑戦がスタート
投稿日:2026.10.08

上下町産の生姜を、地域を代表する特産品に育てようと挑戦する店主の大畑乃愛さん
しっかりとした辛みの後に、すっと引いていく爽やかな刺激。ほのかな甘みも感じられる上下町産の生姜。そのおいしさを加工品にして全国、そして世界へ届けようと挑戦しているのが、府中市上下町の生姜専門店「KOKOYO HIROSHIMA」です。店主の大畑乃愛さんは、同じ場所で10年間、地域に親しまれてきた弁当店を営んできました。節目となる10年を迎え、選んだのは新たな道。以前から関わってきた上下町産生姜の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと、生姜を使った加工品の製造・販売に軸足を移しました。
現在展開しているのは、「はちみつしょうが」「生姜の佃煮」「しょうがジャム」「しょうがレモンケーキ」「生姜アイス」の5アイテム。生姜シロップを作った後の生姜を佃煮やジャムに加工するなど、素材を余すところなく生かしています。また、生姜だけでなく、宮島産のはちみつや県内産米粉、瀬戸田産レモンなど、広島県産の食材を積極的に使用。店名の「KOKOYO HIROSHIMA」には、「広島のものがここにあるよ」という想いを込めました。米粉で作るレモンケーキには、将来の海外展開を見据え、グルテンフリーへの関心が高い市場も視野に入れています。11月には、10月に旬を迎える新生姜を使った新しい商品が登場。麦味噌をベースに、新生姜の食感を残して炊き上げる「生姜味噌」の発売も予定しています。

上下町産の生姜を使った「はちみつしょうが」など、多彩な加工品を展開
さらに大畑さんは、生姜そのものを深く知ろうと自家栽培にも挑戦。生姜農家の協力を得ながら土づくりから取り組み、10月には初収穫を迎える予定です。加工だけでなく生産にも携わり、将来的には生産と加工の両輪で事業を育てることを目指しています。
販路開拓にも積極的で、8月には上下町商工会の支援を受け、広島県商工会連合会主催のオンライン商談会に参加。9月25日から27日には東京ビッグサイトで開催された「GOODLIFEフェア2026」にも出展しました。「お弁当屋として地域に育ててもらった10年でした。特産品を広く知ってもらい、雇用を生み出し、上下町が元気になる一翼を担えたらうれしい」と大畑さん。地域に支えられた10年を力に変え、上下町の生姜を全国へ、そして世界へ。新たな挑戦が始まっています。
●KOKOYO HIROSHIMA(ココヨ ヒロシマ)
住所/府中市上下町上下1048-1
TEL/0847-54-2514
営業時間/9:00~ ※終了時間はInstagramをチェック
休み/日曜、ほか不定休
HP/Kokoyo-hiroshima.com
※注文はInstagramのDMで受付中。10月下旬にはオンラインショップ開設予定
KOKOYO HIROSHIMAのInstagramはこちら
事業所紹介-有限会社ネストイン(高陽町商工会)
ドイツで直接買い付けるヨーロッパカーテン。顔の見える丁寧なサービスで理想の窓辺を提案
投稿日:2026.10.07
繊細な刺繍を施したレース、空間にしっくりとなじむ深みのある色彩。

代表の江川卓也さんと、インテリアアドバイザーのくるみさん。店内には、江川さん自ら現地で買い付けたヨーロッパカーテンが並びます
広島市安佐北区口田にある「有限会社ネストイン」は、ヨーロッパ直輸入のカーテンを豊富に取りそろえる、創業60余年のカーテン専門店です。代表取締役の江川卓也さんは、ドイツで開催される世界最大級のインテリア・テキスタイル見本市「ハイムテキスタイル」に自ら足を運び、デザインや品質を見極めて直接買い付けています。ヨーロッパのカーテンの魅力は、上質さに加え、日本ではなかなか出合えないデザインや独特の色使い。特にレースは、シンプルなスタイルに繊細で華やかな刺繍をあしらったものが人気です。厚手のカーテンも、どんな空間にもなじみながら存在感を放つ、深みのある色合いが目を引きます。
海外メーカーや生産工場と直接交渉し、取引することで中間マージンを抑え、国産品と変わらない価格帯を実現しているのも同店の強み。デザイン性だけでなく、遮熱や遮光など機能性に優れた国産カーテンも取り扱い、暮らし方や予算に合わせて幅広く提案しています。

バラやレースをモチーフにしたインテリア雑貨も充実。カーテンと合わせて、暮らしを彩るコーディネートが楽しめます
同社の創業は1962(昭和37)年。長年地元で親しまれてきた背景には、商品力だけでなく「顔の見えるサービス」を大切にする姿勢がありました。好みやライフスタイル、部屋の雰囲気、予算などを丁寧に聞き取り、提案から採寸、取り付け、アフターフォローまでワンストップで対応。出張相談や見積もり、採寸、取り付けは無料で、実際の部屋でカーテンを試着することも可能です。カーテンとカーテンレールには独自の5年保証を設け、購入後のアフターフォローも万全です。
店内には種類豊富なカーテンのほか、バラやレースをモチーフにした食器、タオル、スリッパなどの雑貨がずらり。ヨーロッパカーテンとコーディネートして楽しめるアイテムも充実しています。
カーテンを一枚替えるだけで、いつもの部屋がもっと好きな場所になる。そんなわくわくした日常を届けてくれる一軒です。
●有限会社ネストイン
住所/広島市安佐北区口田4丁目1-11
TEL/082-842-1358
営業時間/10:00~18:00
休み/火曜
HP/https://nest-in.com/
事業所紹介-花屋 ホーリー(沼田町商工会)
山野草を中心に、和の趣を感じる植物が並ぶ花屋さん。自然の風景を切り取ったような、素朴で美しい植物との出合いを
投稿日:2026.09.28

山野草をはじめ、自然の姿を生かした植物の魅力を伝える店主の下河内さん
広島市安佐南区伴東に2026年4月にオープンした「花屋 ホーリー」。味わいのある倉庫を生かした店内には、季節の切り花や観葉植物とともに、一般的な花屋ではあまり見かけない山野草など、和の趣を感じる植物が並びます。
店主の下河内美奈さんが特に心ひかれるのが、昔から日本の暮らしのそばにあった山野草。まっすぐに伸びた茎や美しく整った花には、人の手によって大切に育てられた美しさがある一方で、野山に自生する植物は、枝や茎が思い思いの方向に伸び、その姿はどこか自由。「自然の風景の一部をそのまま切り取ってきたような、素朴で伸びやかな美しさが好きなんです」と下河内さんは話します。「花屋 ホーリー」では、そんな異なる魅力を持つ植物を一緒に楽しめるのが特徴です。
下河内さんが花に親しむようになった原点には、幼い頃から身近にあった生け花があります。その後、アパレルや飲食店などさまざまな仕事を経験する中でも花への思いは変わらず、園芸店などで経験を重ね、念願だった自身の店をオープンしました。茶花のように、植物本来の姿を生かした美しさを伝えたいとの思いから、日本古来の植物も積極的に取り入れています。

味わいのある倉庫を生かした店舗。店先にも季節の花が並びます
店内は植物に必要な光や風を取り込むため、日中は開け放していることが多く、店主が不在の時間帯には無人販売も行っています。自由に店内を見て回り、気になる植物を気軽に購入できるのもうれしいところ。下河内さんは「気軽に訪れることができる、身近な花屋になりたいんです」と笑います。
花束やアレンジメントは、1週間前までの予約で予算や好みに合わせて制作。店ならではの和のテイストを取り入れたアレンジにも対応しています。また、購入した植物だけでなく、自宅で育てている植物の植え替えも受け付け、希望に応じて出張にも対応しています。今後は、クリスマスリースやしめ飾り、寄せ植えなどのワークショップも開催予定。植物を販売するだけでなく、自ら手を動かして植物に触れ、その魅力を楽しめる場所へ。開催情報や店の最新情報はInstagramで発信します。
整えられた花の端正な美しさも、野山で自由に育つ植物のありのままの美しさも。「花屋 ホーリー」で、いつもとは少し違う、自分らしい一鉢や一輪を探してみませんか。
花屋 ホーリーのInstagramはこちら
●花屋 ホーリー
住所/広島市安佐南区伴東7-24-7
TEL/070-2028-9640
営業時間/9:00~16:00 ※不定休あり
休み/土・日曜、祝日
事業所紹介-フランス菓子 パリ土産(広島東商工会)
本場で学んだ伝統の製法を大切に。時間と手間を惜しまず作る、品のあるフランス菓子
投稿日:2026.09.24

看板商品の「シューアラクレーム」。香ばしいシュー生地となめらかなクリームのおいしさを楽しんで
坂町の住宅街にある「パリ土産」は、オーナーパティシエの福﨑千穂さんが営む小さなケーキ屋さんです。福﨑さんが大切にしているのは、華やかさだけを追うのではなく、長く受け継がれてきた製法を基本に、素材のおいしさを丁寧に引き出すこと。本格的なフランス菓子をもっと気軽に味わってほしいとの思いで、日々お菓子作りに励んでいます。
福﨑さんがフランス菓子を学んだのは、フランス料理・製菓の伝統校「ル・コルドン・ブルー」。そこで身に付けた製法をベースに、素材や配合、工程に独自の工夫を加えながら、自分らしい味を追求してきました。中でも大切にしているのが「時間をかける」こと。生地やクリームは一晩寝かせ、素材同士をゆっくりとなじませることで、一体感やまろやかさを引き出します。北海道産の牛乳や生クリーム、広島県安芸高田市にある向原農園の卵など、目指す味に合わせた素材選びにもこだわります。
看板商品は、しっかりとした食感に焼き上げた香ばしいシュー生地に、カスタードと生クリームを合わせたなめらかなクリームをたっぷりと詰めた「シューアラクレーム」。クリームはル・コルドン・ブルーで学んだ配合をもとに独自に調整し、くどさを抑えたさっぱりとした甘さに。生地にも砂糖と塩を加え、クリームだけでなく生地そのもののおいしさも楽しめるよう仕上げています。

オーナーパティシエの福﨑千穂さん。伝統の製法を大切に、一つひとつ丁寧なお菓子作りを続けています
店頭にはこのほか、季節の素材を使ったケーキなどの生菓子約7種類と、マドレーヌやサブレなどの焼き菓子約7種類が並びます。定番のマドレーヌには大崎下島産レモンのピールを使用。こちらも生地を一晩寝かせてから焼き上げるなど、一つひとつの工程に手間を惜しみません。種類をむやみに増やすのではなく、丁寧に作れる数を見極めながら、一つひとつ丁寧に仕上げることを大切にしています。
華美に飾ることよりも、口にした時のおいしさと品のある佇まいを大切にする福﨑さんのお菓子。「パリ土産」には、本場で学んだ伝統への敬意と、時間と手間をかけてお菓子に向き合う福﨑さんの思いが詰まっています。
現在は、お店の存在やこだわりを広く知ってもらうため、専門家派遣を活用したリーフレットづくりにも取り組んでいます。今後は広島東商工会主催の交流会にも参加し、さらなる認知度アップを目指します。
営業日や本日のラインナップはInstagramをチェック
●フランス菓子 パリ土産
住所/安芸郡坂町坂東2-2-7-1
TEL/082-554-6245
営業時間/10:00~売り切れ次第終了
休み/不定休
事業所紹介-小道の先のカフェ tsunagu(安芸太田町商工会)
古い家や家具、家族の味、人との縁を次の世代へ。三世代で営むレトロカフェ
投稿日:2026.09.18

店頭に立つ店主の石田かおりさん(右)とお母さま。古いものや家族の味を大切にしながら、二人で温かくお客さんを迎えます
昭和の面影を残す家具やレコード、蓄音機が並ぶ、どこか懐かしい空間。「小道の先のカフェ tsunagu(つなぐ)」は、地元野菜をたっぷり使ったランチや手作りスイーツが楽しめるカフェです。店名の「tsunagu」に込めたのは、古いけれどまだ使えるものを次の世代へつないでいきたいという店主・石田かおりさんの思い。2026年6月に移転した現在の店舗も、築50年の趣をそのままに、長い年月を重ねたものならではの味わいが、落ち着いた雰囲気をかもしだしています。
「つなぐ」のは、建物やモノだけではありません。石田さんの両親が営んでいた食堂のクリームぜんざいやミルクセーキ、不定期で登場する祖母から受け継いだちらし寿司など、家族の思い出の味も大切に守り続けています。「お客さまに作り方を聞かれれば、包み隠さずお伝えしています。その味がそれぞれのご家庭でまたつながれていくのは、嬉しいことです」と石田さんは話します。現在、店を切り盛りしているのは石田さんとお母さま、娘さんの3人。石田さんが料理、娘さんがスイーツを担当し、お母さまも店頭に立ってお客さまを迎えます。
ランチの主役は、新鮮な野菜。地域で採れた野菜をふんだんに使い、素材そのもののおいしさを生かした家庭料理に仕上げます。届いた野菜を見てから献立を考えることも多く、週替わりのAランチはメインに小鉢3種、サラダ、スープ、ご飯が付いて彩りも豊か。定番のミートソースドリアや、夏季にはスパイスカレーも登場します。ランチに+300円で楽しめる、娘さんお手製のミニスイーツも人気。単品では季節のチーズケーキやティラミスなど2~3種類が用意されています。

地元の採れたて野菜が主役の週替わりランチ(1,600円)。旬のおいしさを彩り豊かな家庭料理で楽しめます
敷地内の蔵を改装し、石田さんのお母さまが集めてきた雑貨や器などを販売するショップも、2026年内のオープンを目指して準備中です。モノをつなぎ、味をつなぎ、人をつなぐ。温かなつながりが、この店から始まります。
シロップから手作りした大人気のかき氷は9月末まで提供予定。ドライブがてら立ち寄って、美味しさを味わってみませんか?
●小道の先のカフェ tsunagu
住所/山県郡安芸太田町上殿1754-1
TEL/080-2005-2328
営業時間/11:00~16:00
休み/月火水木曜
事業所紹介-花見堂(大野町商工会)
惜しまれながら閉店した老舗の味を未来へ。機械と技、思いを受け継ぎ「みせん煎餅」が2年ぶりに復活
投稿日:2026.09.17

「みせん煎餅」の味と技を受け継いだ店主の花見堂英延さん(左)と、焼き方を伝授した「みせん本舗岩むら」の岩村さん
宮島口で50年以上にわたり親しまれ、2024年8月に惜しまれながら閉店した「みせん本舗岩むら」。その看板商品だった「みせん煎餅」が2年の時を経て復活しました。味を受け継いだのは、2026年9月1日に宮島口にオープンした「花見堂」。店主の花見堂英延さんが、岩むらで使われていた機械や道具、製法を受け継ぎ、一枚一枚手焼きで懐かしい味をよみがえらせています。
花見堂さんは以前、廿日市市役所に勤務し、その後「おおの自然観察の森」で自然観察指導員として活動していました。岩村さんとは以前から付き合いがあり、閉店を知った時、「宮島口を代表する宮島土産がなくなるのは寂しすぎる」と事業承継を決意。閉店時に機械を譲り受けて保管し、岩村さんからマンツーマンで焼き方を教わりながら、復活への準備を進めてきました。
みせん煎餅は、ピーナッツをふんだんに使った香ばしい煎餅。カリッと焼き上げた生地にピーナッツの食感がアクセントを添え、バターの豊かな風味と上品な甘さが広がります。どこかクッキーのような洋菓子の趣もあり、一枚でも満足感のある食べ応え。復活を待ちわびていたファンも多く、昔から根強い人気を誇る宮島土産です。

弥山の図柄が刻まれた焼きたての「みせん煎餅」。カリッと香ばしい生地とピーナッツの食感、バターの風味が楽しめます
昔ながらの味を再現するため、使うのは岩むらから譲り受けた機械。一枚一枚手焼きするため、焼き上がりはその日の環境にも左右されます。大切なのは、手を動かすリズムと焼き上がりを見極める「勘」と「間」。花見堂さんは自分なりのリズムをつかみながら、岩村さんから教わった技術を日々磨いています。また、譲り受けた金型のデザインを手がけたのは、宮島彫りの伝統工芸士・故広川和男さん。長年愛されてきた味だけでなく、道具や技、地域の文化も次の時代へと受け継がれています。
店内では目の前で煎餅が次々と焼き上がり、甘く香ばしい香りとともに手焼きならではのライブ感が楽しめるのも魅力。午前中は、熱々の焼きたてを味わえることもあります。ユーモアあふれる花見堂さんや個性豊かなスタッフとの会話も、この店ならではの楽しみです。
9月末までには岩村さん直伝のもみじ饅頭も販売開始予定。こしあん、粒あんに加え、生地そのもののおいしさを楽しめるカステラの3種類が登場します。 「商品・味・志を受け継ぎ、みせん煎餅を末永く残していきたい」と花見堂さん。地域の事業者と一緒に宮島口を盛り上げ、訪れる人にもっと楽しんでもらえる場所にしたいと、新たな一歩を踏み出しています。
●花見堂(はなみどう)
住所/廿日市市宮島口1-3-3
TEL/0829-56-0637
営業時間/10:00~18:00
休み/水曜(祝日の場合は翌日)
事業所紹介-榎酒造株式会社(呉広域商工会)
創業127年、音戸で受け継ぐ酒造り。貴醸酒のパイオニアとして挑戦を重ね、国内外で高い評価
投稿日:2026.09.16

「華鳩」の酒造りを受け継ぐ5代目の榎俊宏さん。フランスのコンテスト「Kura Master」の賞状とともに
呉市音戸町で1899(明治32)年に創業した榎酒造株式会社。5代にわたり家族で酒造りを受け継ぎ、代表銘柄「華鳩」を醸しています。目指すのは「ホッとやすらぐ酒」。華やかな香りや強い第一印象を追うのではなく、食事や日々の暮らしに寄り添い、疲れた時にも「もう一杯」と手が伸びるような、丸みのある優しい味わいを大切にしています。
その酒造りを支えるのが、島の裏山から湧く水と井戸水です。どちらも柔らかな軟水で、「華鳩」のまろやかな味わいの礎となっています。一方、温暖な音戸での酒造りでは温度管理が重要。仕込みから貯蔵まで徹底して「冷やす」ことを意識し、急冷や冷蔵保管によってクリアな酒質を保っています。
同社を語る上で欠かせないのが、貴醸酒(きじょうしゅ)です。一般的な日本酒が米、米こうじ、水を原料とするのに対し、貴醸酒は仕込みの最終段階で水の代わりに酒を使う特殊な製法で造られます。生まれるのは、濃厚な甘みと深いコク、まろやかな口当たり。1970年代に国税庁醸造試験場で開発されたこの製法が発表された際、榎酒造は全国に先駆けて製造に名乗りを上げ、1974(昭和49)年頃から貴醸酒造りを開始しました。現在では全国各地の酒蔵が手がけるようになった貴醸酒の、まさにパイオニア的存在です。

榎酒造を代表する「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」。濃厚な甘みとまろやかな口当たり、長期熟成による奥深い味わいが魅力
「華鳩」の貴醸酒は、造って終わりではありません。スタンダードとなる8年熟成をはじめ、新酒やにごり酒、2年物から30年以上の長期熟成酒まで幅広く展開。さらにオーク樽やシェリー樽、マディラワイン樽、バーボン樽などでも熟成させ、それぞれの樽がもたらす香りや風味を生かした個性豊かな酒も生み出しています。
こうした挑戦の根底にあるのが、「人がやらないことをやってみる」という榎酒造の気風です。先代、先々代もより良い酒を求めて試験機関へ何度も足を運び、階段がすり減るほど通ったという逸話が残ります。その探究心は現在にも受け継がれ、広島県産米を中心に、杜氏自らが島で育てた米を使った酒造りなど、新たな試みにも積極的です。
その品質は国内外でも評価され、国際的な酒類コンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」などで数々の賞を受賞。2026年には、フランスの日本酒コンクール「Kura Master」でも審査員賞を受賞しました。
貴醸酒は、食後にゆったりと味わうデザートワインのような楽しみ方もおすすめです。チーズなどの乳製品やスイーツとも好相性。8年熟成の貴醸酒をバニラアイスにかければラムレーズンを思わせる味わいに、新酒にごりをかければヨーグルトアイスのような爽やかな風味が楽しめます。
伝統を守るだけではなく、新しいことに挑みながら自分たちらしい酒を追求する榎酒造。127年にわたって受け継がれてきた探究心と技が、音戸の地から「華鳩」の新たな可能性を広げ続けています。
●榎酒造株式会社
住所/呉市音戸町南隠渡2-1-15
営業時間/9:00~19:00、土曜10:00~18:00
休み/日曜・祝日
HP/https://hanahato.ocnk.net
事業所紹介-源田資料館(安芸太田町商工会)
旧加計町出身の源田兄弟の遺品や歴史資料を公開。地域活性化を目指した新たな観光スポットが誕生
投稿日:2026.09.02

「今後は展示している資料の中身もご紹介していく予定です」と森脇館長
安芸太田町加計に5月31日、新たな観光スポット「源田資料館」がオープンしました。館内には旧加計町出身で旧日本海軍の軍人として活躍し、戦後は航空自衛隊の第3代航空幕僚長やブルーインパルスの創設者としても知られる源田實さんと、満洲国国務院総務庁次長などを歴任した兄・松三さんにまつわる貴重な資料が展示されています。
資料館として活用されているのは、松三さんが暮らした家。2024年秋、空き家となっていた土地と建物について遺族から相談を受けたことをきっかけに、地元有志でつくる地域おこしグループ「リボーン加計」のメンバーが資料館へのリノベーションに乗り出しました。改修費の一部はクラウドファンディングで募り、源田家の協力を得て、實さんや松三さんが残した品々や歴史資料を展示しています。

歴史的に貴重な資料が揃う特別展示室。源田實さんの足跡や、当時の日本について深く知ることができます
一般展示室と特別展示室があり、勲章や航空隊にまつわる品々をはじめ、戦時中の日本を知ることができるさまざまな資料を公開。館長の森脇智史さんが自ら展示物を解説するガイドも好評で、一つひとつの資料にまつわる背景を聞きながら館内を巡ることができます。
また、源田實さんは、第343海軍航空隊を題材にした漫画『紫電改343』にも司令官として登場。同作の主人公・菅野直のファンなどが作品ゆかりの地として訪れるケースもあり、すでに関東や沖縄など県外からも来館者が訪れています。9月2日には同漫画の作者と愛媛県の紫電改展示館の館長が来館予定です。
見学後は、館内のカフェスペースでひと休み。源田家に残されたアルバムをデジタルデータで閲覧できるほか、ブルーインパルスにちなんだ「ブルーハワイフロート」(600円)などのオリジナルドリンクも楽しめます。「全国から多くの人に訪れてもらえる施設に育て、地域が元気になる一助になれば」と森脇館長。県名勝の吉水園をはじめ、周辺の観光スポットとともに加計の町を巡ってもらい、地域の活性化につなげたいと考えています。
加計から巣立った人物と、その時代を今に伝える「源田資料館」。新たに加わった観光スポットを訪ね、加計の町をゆっくり巡ってみませんか。
●源田資料館
住所/山県郡安芸太田町加計3370
TEL/090-1350-9916
営業日/土・日曜、祝日(平日は予約制)
営業時間/10:00~17:00(最終入館16:00)
事業所紹介-GENIUSリラクゼーション(沼田町商工会)
自分らしく生きるための一歩を後押し。マヤ暦と対話を通して心を整える癒やしのサロン
投稿日:2026.09.01

じっくりと話を聞き、対話を重ねながらその人自身の答えを一緒に探す高本さん。「一歩踏み出したい」という気持ちに寄り添い、そっと背中を押してくれます
料理で体の内側を整え、マッサージで外側を癒やし、そして占いで心へ――。広島市安佐南区沼田町にある「GENIUSリラクゼーション」は、さまざまな方法で人の心と体に向き合ってきたオーナーの高本真由美さんが営むリラクゼーションサロンです。同店のメインメニューは、マヤ暦を用いた鑑定。生年月日から、その人が持って生まれた使命や役割、才能などを読み解き、仕事や人間関係、家族との関わり、人生の転機など、さまざまな悩みに寄り添います。これまでに鑑定した人数は1,000人以上。大切にしているのは、一方的に答えを伝えるのではなく、じっくりと話を聞きながら、その人自身が答えを見つけていくことです。
高本さんがマヤ暦と出合ったのは、自身も人生を模索していた時期でした。20代前半、都会での暮らしに息苦しさを感じ、屋久島や沖縄へ移住。自給自足の生活を経験する中で、「本来の自分で生きること」の大切さに気づいたといいます。その後、マクロビオティックやヴィーガン料理の料理人として「体の内側」から健康を支え、タイ式マッサージやアロママッサージを学んで「体の外側」へ。そして友人にマヤ暦で鑑定してもらったことをきっかけに資格を取得し、「心」へと活動の幅を広げました。旅をしながら国内外で鑑定を行う「旅する占い師」として活動した時期を経て、2023年に地元・広島へ戻り、現在のサロンをオープンしました。

色彩心理学を取り入れたカラーセラピー。直感で選んだカラーボトルから色が持つメッセージを読み解き、自分でも気づいていなかった思いや、本当に求めているものを探ります
「変わりたいという小さな気持ちがある人の背中を押したい」と高本さん。自分の才能や可能性に気づくことで、少し元気になったり、今までとは違う選択ができたりすることもあるそう。家族や友人とは違う距離だからこそ、誰にも言えなかった思いを素直に話せるのも同店の魅力です。マヤ暦のほか、色彩心理学を取り入れたカラーセラピーやタイ式マッサージも用意。心と体をゆるめながら、自分自身とじっくり向き合う時間を過ごせます。
迷っているとき、立ち止まってしまったとき、新しい一歩を踏み出したいとき。「GENIUSリラクゼーション」は、本来の自分を見つめ直し、明日へ向かう勇気と元気を持ち帰れる場所です。
ご予約は下記の予約フォームまたはInstagramのDMからどうぞ。
GENIUSリラクゼーションのInstagramはこちら
●GENIUSリラクゼーション(ジーネスリラクゼーション)
住所/広島市安佐南区沼田町吉山1902-2
TEL/090-8712-1571
営業時間/10:30~17:00
休み/日曜
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