実践型講座「ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方」参加者募集!(福山あしな商工会)

「伝える力」が事業を動かす! 中小企業のための広報×企画言語化講座

 福山あしな商工会は、9月11日(木)、10月7日(火)、12月2日(火)の3日間、実践型の講座「ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方」を開催します。全3回の講座に加え、10月中旬から11月下旬には個別カウンセリングも用意された充実した内容で、新製品や新サービスを効果的に伝える実践的な情報発信の手法が身に付きます。

 

 講師は組織の成長をコミュニケーションの観点から支援する合同会社エトスアップ(所在地:広島県福山市、代表:蛭川万貴子)の代表・蛭川万貴子氏。蛭川氏は大手代理店に勤務し、約20年にわたって企業の広報活動支援に従事してきた人物。今回の講座は、ニュースリリースという“情報発信の基本ツール”を切り口に、新たな事業やサービスの企画立案から発信までを一貫して学べるプログラムです。

 

 単なる文章の書き方講座との違いは、「何を誰にどう伝えるべきか」といった情報設計の視点から丁寧に導く内容となっている点。第1回目では新規事業の情報整理を行い、ブラッシュアップ。第2回目には実際にニュースリリースを作成します。第3回目では、各事業所がニュースリリースを発表し今後のニュースリリース計画を考案。どの回も参加型のワークショップで、より実践的な手法が学べます。

 

 また、個別カウンセリングでは、ニュースリリースの添削や今後、ニュースリリースを行うタイミングなどをプロの目線でアドバイス。情報の整理から発信内容、発信方法、発信のタイミングまで、幅広い内容で各事業の新商品・新サービスをバックアップします。

 

 「構想はあるものの詳細を詰め切れず、新サービスを生み出せていない」「新製品を販売するための特徴や強みの整理が苦手」「新事業の販路開拓に向けて、どのように認知を獲得すればよいか分からない」といった悩みのある方、解決の糸口がきっと見つかるはずです。

 

 希望の方は下記のQRコードからお申込みいただくか、メール(f-ashina@hint.or.jp)に、参加者名、事業所名、所在地、業種、従業員数、電話番号、メールアドレスを記載してお送りください。申し込み受け付けは8月29日(金)まで。広報にも販促にも使える効果的なニュースリリースの作成ノウハウが学べる絶好の機会です。奮ってご参加ください。

 

お申込みはこちら

 

○ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方

日時/第1回 2025年9月11日(木) 18:00~20:00

   第2回 2025年10月7日(火) 18:00~20:00

   個別カウンセリング 10月中旬から11月下旬で個別に日程調整

   第3回 2025年12月2日(火) 18:00~20:00

会場/福山あしな商工会本所 会議室(福山市新市町新市820-1)

対象/福山あしな商工会の支援対象エリア内に事業所がある方

参加費/無料

定員/12名 ※定員になり次第締切

申込締切/8月29日(金)

 

●お問合せ 福山あしな商工会 TEL:0847-52-4882

事業所紹介-合同会社Tau Up(沼田町商工会)

「ちょっとした困りごと」に寄り添える、介護保険外サービスで高齢者の暮らしをサポート

親身になって利用者さんの声に耳を傾ける岡本さん

 介護保険外サービスとは、介護保険制度ではカバーしきれない、暮らしの中での「ちょっとした困りごと」に対応する有料サービスです。例えば、通院や法事等の付き添い、ペットの世話、大掃除、見守りなど、制度上対象外となるケースも多く、近年ニーズが高まりつつあります。

 

 介護は、多くの方が直面するかもしれない出来事です。岡本さん自身も介護福祉士・ケアマネージャーの専門職でありながら、家族介護と仕事の両立に苦労しました。ケアマネージャーとして制度の限界を知ったからこそ、「ないなら自分で作ろう」と一念発起。2024年に「Tau Up(タウ アップ)」を立ち上げました。岡本さんはこれまで、高齢者施設、居宅介護支援事業所での勤務経験を重ね、実績も豊富。介護保険に詳しい専門家が介護保険外サービスを提供できることが、Tau Upの最大の強みです。

 

 大切にしているのは、利用者やその家族の生活を壊さないこと。本人の意向や生活習慣を尊重しながら、必要な支援を柔軟に提供し、介護する家族の生活全体をサポートしています。また、仕事と介護の両立に悩む子世代に対しても、介護保険の使い方や申請のタイミングに関するアドバイス、急な通院への対応などを通じて、介護離職の予防にも貢献しています。2025年秋頃には福祉車両を導入予定。車椅子に乗ったままの移動ができるようになるなど、サービスの充実にも努めています。

 

 

7月にはACPに関する講演も行いました

 また、岡本さんは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)」の重要性にも注目。ACPとは、将来、病気や認知症などで自分の意思を伝えられなくなったときに備えて、どのような医療や介護を受けたいかを、本人が家族や医療・介護スタッフと事前に話し合い、共有しておく取り組みのこと。意識のあるうちに、人生の最終段階の希望を家族と共有しておくことで、後悔のない選択ができるからです。広島市や厚労省も推進するこの取り組みは、まだまだ認知度が低く、今後の啓発活動にも力を入れていきたいと考えています。

 

●合同会社Tau Up(タウアップ)

TEL/082-848-9177

営業時間/9:00~18:00

休み/不定休

平和への願いを込めて――「原爆の子の像」に折り鶴を奉納(県女性連)

被爆80年の節目に、平和への想いをつなぐ奉納事業。中四国の女性部員が心をひとつに

 7月30日(水)、県女性連は平和記念公園にて『原爆の子の像に千羽鶴を捧げる事業』を実施しました。今年も「広島原爆の日」を前に、県内商工会女性部と中国・四国地方8県の女性部員から寄せられた約3万7千羽の折り鶴を奉納しました。

 

 松井会長は「今年から参加された女性部もあり、平和への想いがさらに広がっていることを実感しています。この奉納事業は、広島だけでなく中四国全体の女性部が協力して取り組む大切な活動です。今年は被爆から80年という節目の年でもあり、改めて平和の尊さを胸に刻みながら、未来へ祈りをつないでいく責任を感じています。」と話しました。

 

 各地域では、来年度の奉納に向けて、早くも折り鶴の作成が始まっています。県女性連では、来年度も引き続き、犠牲者を追悼し、平和への願いを込めて本事業を継続してまいります。

 なお、奉納された折り鶴は広島市の取り組みによりリサイクルされ、再び社会に役立てられています。こうした活動を通じて、平和の祈りが未来へと受け継がれていくことを願っています。

 

県女性連役員会後、役員16名で撮影

 

 

 

令和7年度 第1回テストマーケティングを実施(県連)

消費者の率直な意見を直接事業者へ。商品のブラッシュアップに繋げ、売上向上をサポート

参加者は配布資料に目を通しながら、真剣な表情でアンケートに取り組んでいました

 広島県商工会連合会は毎年、県内の商工会員や「ひろしま夢ぷらざ」出展事業者など、小規模事業者が製造・販売する食品関連商品を対象に、一般消費者の意見を集めるテストマーケティングを実施しています。今年もその第1回目が7月18日(金)に行われ、広島市在住の20代から60代の一般消費者や「ひろしま夢ぷらざ」関係者など約20名のモニターが参加しました。

 

 この取り組みは、アンケートやインタビュー形式を通じて、消費者から商品に対する率直な意見を集め、事業者にフィードバックすることで今後の商品改良に役立ててもらおうというもの。今年度は2回の実施予定で、1回につき約10商品、合計20商品を対象としています。

 

 7月18日(金)に開催された第1回目では、スイーツ、乾物、ラーメンなど、多彩なジャンルから11商品が集結。専門家による商品説明や事業者の想いを聞きながら試食を行い、それぞれの商品に対して率直な評価を行いました。

 

今回テストマーケティングに登場した商品の一部

 消費者からは、「このままで十分売れると思う!」「とてもおいしいのでお店にも行ってみたい」「パッケージからどんな商品なのか伝わらない」「中身が素敵なのに、外から見えないのが残念」 など、様々な意見が寄せられました。こうした声は今後、参加事業者へフィードバックされ、商品をブラッシュアップする際の材料として活用されます。

 

 第2回のテストマーケティングは8月22日(金)に開催予定。広島県商工会連合会では、テストマーケティングを通じて得られた評価をもとに商品を改良した際にかかる費用の一部を支援する「特産品等開発支援」や、改良商品の販路開拓を後押しする「商談会」など、一貫した支援体制で事業者の商品開発・販促活動を応援していきます。

祇園町商工会と広島経済大学が地域連携協定を締結(祇園町商工会)

防災、地域振興、人材育成など、様々な分野で商工会と大学が手を取り合い、地域の未来を共に創る

連携強化の重要性を改めて確認した祇園町商工会の岡本会長(左)と広島経済大学の石田学長(右)

 祇園町商工会は、地域経済の活性化と人材育成を目的に、広島経済大学と地域連携協定を締結しました。調印式は7月16日に行われ、両者の関係者が出席。今後の協力体制への強い決意を表明しました。

 

 本協定は、双方が持つ人的資源や知識、情報を共有・活用しながら、まちづくりや防災対策、人材育成、情報発信といった多分野での連携を通じて、地域の発展を目指すものです。特に注目されるのが、災害時の連携強化。広島経済大学が運営する地域FMを災害時の情報インフラとして活用できるように、平時からの商工会会員事業所とのネットワークを構築。商工会では、会員事業所に対して事業継続力強化計画(BCP)策定の支援を行い、災害時の早期復旧を図ります。

 

 さらに、地域FMでは同商工会の会員事業所が協賛する時報CMをスタート。地域住民に向けて地元企業の認知度向上を図る取り組みも始まりました。現在、5社からの申し込みがあり、うち3社はBCP策定にも意欲的。防災と企業のPRを両立させた先進的な試みとして注目されています。

 

 また、教育面でもインターンシップの受け入れ体制の強化が計画されています。祇園町商工会が会員企業の声を取りまとめ、大学と連携しながら、地域企業と学生のマッチングを推進。来年度以降、企業の受け入れ先を一件ずつ丁寧に開拓していく方針です。

 

 調印式で祇園町商工会の岡本会長は、「これは形式的な協定ではなく、地域と大学が一緒にまちをつくっていく第一歩です。学生が卒業後も地元で活躍できる環境づくりを共に進めたい」と話し、広島経済大学の石田学長も「少子化が進む中、地方大学には地域と共に歩む責任があります。この協定が全国のロールモデルとなるよう努めたい」と期待を寄せました。

 

 今後、教育・研究プロジェクトの推進や地域FMを通じた情報発信、災害時の連携強化、そして人材育成を柱とした多角的な連携が進められる予定です。地域と大学が手を取り合い、持続可能なまちづくりへの大きな一歩を踏み出しました。

 

●お問い合わせ 祇園町商工会 TEL 082-875-3476

 

令和7年度商工会等職員【経営支援員・経営指導員研修生】採用試験の実施

令和7年度商工会等職員(経営支援員・経営指導員研修生)の採用試験を実施します。

受験希望の方は、各職制ごとの募集要項をご覧いただき申込みください。

 

■職種、採用予定人員

 (1)経営支援員    (令和7年11月1日採用)   1名

 (2)経営支援員    (令和8年 4月1日採用)   1名

 (3)経営指導員研修生 (令和8年 4月1日採用)   1名

■勤務地

 (1)県内の商工会等(ただし、最初の勤務地は備北エリア(三次市・庄原市)の商工会を予定)

 (2)県内の商工会等

 (3)当初2年間は県連

 

■受験申込(応募)受付期間

 令和7年7月29日~令和7年8月27日

 

■一次試験

 令和7年9月6日(土)

 

■一次試験 広島県商工会連合会 役員室

 

■受験資格、申込手続きなど採用情報

 当会ホームページ「採用情報」より募集要領等をご確認ください。

 申込手続きについては下記「■必要書類」に記載書類を準備いただき、

 「郵送」又は当会ホームページの「エントリーフォーム」よりお申込みください。

 

■必要書類

 各職種ごとの必要書類は以下の通りです。

 受験資格を満たす場合、「経営支援員」と「経営指導員研修生」の併願可能です。

経営支援員
(令和7年11月1日採用)
※実施要領
(1)履歴書(A3またはA4版)       1通
(2)最終学歴の卒業証明書(卒業証書の写し可)1通
経営支援員
(令和8年4月1日採用)
※実施要領
(1)履歴書(A3またはA4版)        1通
(2)最終学歴の卒業証明書(卒業証書の写し可) 1通
経営指導員研修生
※実施要領
(1)履歴書(A3またはA4版)        1通
(2)最終学歴の卒業証明書(卒業証書の写し可) 1通

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■問合せ先 

 広島県商工会連合会 組織運営部総務課 

 採用担当:堀尾・進藤 電話082-247-0221

事業所紹介-井上社会保険労務士・行政書士事務所(五日市商工会)

労務の不安に頼れる専門家 企業と人をつなぐ社労士の支援で快適な職場環境を

井上さんの話しやすい人柄も魅力。親身になって相談にのってくれます

 「労働時間の管理が複雑で大変」「就業規則が古いまま」「助成金の申請が難しい」——そんな悩みを抱える企業にとって、心強い存在が社会保険労務士。井上さんは、社会保険労務士、行政書士の資格を持ち、労使双方の立場に寄り添いながら、企業の健全な運営をサポートしています。

 

 業務は、雇用手続きや就業規則の作成・見直し、給与計算、各種助成金の申請代行など、多岐にわたります。特に労働関係は法改正や手続きが複雑で、知らず知らずのうちにリスクを抱えてしまう中小企業もあるとのこと。井上さんは企業に寄り添いながら、できる限り分かりやすく、丁寧で柔軟な支援を心がけています。また、助成金の活用についても、その企業に合わせた最適な制度を提案。たとえば、育児休業中の社員以外への手当補助を活用する制度など、企業が見落としがちな制度の掘り起こしにも力を入れています。複雑な工程や帳簿管理が求められる中、正確な手続きで申請の成功率を高めるサポートを行っています。

 

 労使交渉の場面でも、豊富な経験を活かした対応が可能です。前職では自動車学校に勤務。労働組合の委員長を務め、労働者と経営側の間に立って円滑な調整を行ってきました。その経験をもとに、粘り強く、かつお互いが納得できる解決策を導き出しています。

 

 顧問契約に限らず、単発の相談や手続き依頼にも対応しており、必要なときに必要なだけの支援が受けられるのも魅力です。常に最新の知識を備え、企業が安心して相談できる体制づくりを行っている井上さん。人に関する課題を総合的に支援する専門家として、社会保険労務士の存在は、地域企業の心強いパートナーとなっています。雇用保険、労災保険、社会保険などでお困りの際は、お電話かメールにてお気軽にご相談ください。

 

●井上社会保険労務士・行政書士事務所

住所/広島市佐伯区美鈴が丘西2-10-24

TEL/082-299-0320

営業時間/9:00~18:00

休み/土日曜・祝日

E-mail/gyosho-sr-office@inoue-gyousho-sharoushi.jp

 

事業所紹介-沖村直之税理士事務所(沼田町商工会)

地域に寄り添い半世紀。手書きの帳簿から最新のシステムまで幅広いニーズに対応

新しいソフトやシステムの導入にも積極的。こちらは、沖村さんが自身の画像をイラスト風に仕上げた一枚

 創業から約50年、地域に根ざした税務サービスを提供してきた「沖村直之税理士事務所」。高齢者や交通手段のない方、近くに税理士事務所がない方など、来所が難しい顧客に向け、訪問相談を行うなど「困ったときの頼れる存在」として、地域の事業者から信頼を集めてきました。

 

 同事務所の強みは、創業から登記・解散までワンストップで対応できる幅広いサービス。税務だけにとどまらず、身の上相談や、必要に応じて弁護士・司法書士など他士業と連携し、問題解決をサポート。手書き帳簿を使う顧客にも柔軟に対応し、昔ながらの方法と最新の会計システムの両立を図っています。

 

 クラウド会計にも強く、DX・ICTなどにも柔軟に対応。次世代の税務システム「ペポルインボイス」への準備も進行しています。「ペポルインボイス」とは国税局推奨の国際基準で、ベルギーの団体が開発した電子インボイスシステム。現在日本では、一部の大手企業だけで導入されていますが、これから主流になっていくシステムだと言われています。

 

 

沖村さんとスタッフのみなさん。「お客さまの幸せそうなお顔が大好きです。これからもお客さまにしっかりと寄り添い、事業の発展と繁栄の一助になればと思います」と沖村さん

 今後、こうした情報発信にも力を入れるため、Instagram、Facebook、YouTube、ホームページ、ブログなどで最新情報を届ける体制を整備中。沼田町商工会が主催するやセミナーや個別相談を活用しつつ、これからの若い世代の顧客にも寄り添います。

 

 半世紀の実績に甘んじることなく、地域の声に耳を傾け、日々進化を続ける同事務所。事業者に安心を届ける存在として、これからも地域に寄り添い続けます。まずはお気軽に無料相談からどうぞ。

 

●沖村直之税理士事務所

住所/広島市安佐南区大塚西4-14-23

TEL/082-848-2468

営業時間/8:30~17:30

休み/土日曜・祝日

ひろしま夢ぷらざ第3回「夢夢レシピコンテスト」を開催中!

ひろしま夢ぷらざでは、消費者参加型のイベント「夢夢レシピコンテスト」を本年度も開催致します。

本コンテストでは広島県の素材を生かした新しいレシピを募集しています。

 

◆募集内容

ひろしま夢ぷらざで販売している下記指定商品を使用したレシピの募集を行います。

  • きなこdeご麺(福山市)
  • 黒にんにくペースト(三原市大和町)
  • 川根柚子ゆずみそ(安芸高田市)
  • KAKIJAN-soy sauce-(江田島市能美町)
  • レモンピール(広島市安佐北区白木町)
  • 上下野草そると(府中市上下町)

 

◆参加資格

個人、団体、事業所、学生などプロ・アマ問わず、どなたでも応募可能です。

 

◆入賞商品

 入賞者には賞に応じた「ひろしま夢ぷらざの商品券」を贈呈します。

・最優秀賞  1名(2万円分)

・優秀賞   1名(1万円分)

・優良賞   1名(5千円分)

・店長特別賞 3名(3千円分)

 

◆応募締切

令和7年9月22日(月)まで【必着】

 

◆応募方法

ひろしま夢ぷらざ「夢夢レシピコンテスト」特設ページをご覧ください。

 https://www.yumeplaza.com/2025/06/30/news-yumeyumechallenge3/

事業所紹介-お食事処わか葉(尾道しまなみ商工会)

鮮度にこだわった瀬戸田ならではのメニューで観光客を魅了。ニーズに合わせて進化し続ける老舗和食処

名物の「穴天丼一本上げ」(2,300円)。丼からはみ出るアナゴはインパクト抜群。小鉢、漬物。味噌汁付き

 尾道市瀬戸田町にある「お食事処わか葉」は、昭和31年にうどん屋として創業して以来、時代の流れに寄り添い、寿司、洋食、和食と業態を変化させてきた老舗です。現在は、近海で獲れた新鮮なアナゴやタコを主役とするメニューを提供する和食処として愛されています。

 

 わか葉の看板メニューは、先代の板さんから受け継ぐアナゴ料理。アナゴの骨から丁寧に旨味を抽出した甘めの特製ダレを使った、アナゴ飯やアナゴ丼、アナゴ重を提供しています。メニューを提供し始めた約30年前はまだアナゴを丼にするのが珍しい時代。なかでも酢飯にアナゴの煮汁を加えた箱寿司は、瀬戸田出身の画伯・平山郁夫氏も愛した逸品です。また、鮮度が命のアナゴの刺身は、ファンの多い名物料理。新鮮だからこそできる、ここならではの味が堪能できます。

 

「洋食店時代のメニューも復刻予定です」と店主の山口さん

 もう一つの名物が地元漁師から直接仕入れる鮮度抜群のタコ料理。大ぶりのタコを一度冷凍し繊維を柔らかくしたうえで、タコ天やタコ飯で提供しています。特にタコ飯は、半日以上かけて甘辛く煮込んだタコをご飯にかける独特のスタイルで、「柔らかくて食べやすい」と好評。アナゴとタコ、どちらを食べるか迷ってしまうという人には、両方が一度に味わえる「特盛天丼」がおすすめです。また、予約制で会席コースも受け付けています。

 

 現在、昼夜ともに観光地色の強いメニューを提供していますが、「夜に家族で気軽に行けるお店が地域に少ない」という地元民の声を受けて、現在は地元の方のニーズに合わせたエビフライやから揚げ、ハンバーグといった洋食メニューの導入を検討しています。お客様の声に寄り添いながら進化を続ける老舗食事処の挑戦はまだまだ続きます。

 

●お食事処わか葉(尾道しまなみ商工会)

住所/尾道市瀬戸田町瀬戸田520-1

TEL/0845-27-0170

営業時間/11:00~LO14:30、17:00~LO19:00

休み/火曜(祝日の場合は営業)

HP/https://www.wakaba-onomichi.com/