事業所紹介-お好み食堂 さっちゃん(上下町商工会)

お餅屋さんが作るお好み焼きには、ほんのり甘い「たまごもち」が標準装備! 地元食材をふんだんに使った、ここだけのおいしさを

お餅屋さん自慢の「たまごもち」が入った「肉玉餅そば」(850円)

 上下駅の駅舎内で「たまご餅本舗山本家」を営む店主の山本幸子さんが2026年8月、駅近くの商店街に「お好み食堂 さっちゃん」をオープンしました。最大の特徴は、定番のお好み焼きに、お餅屋さんの看板商品「たまごもち」が最初から入っていること。トッピングとして追加するのではなく、お餅入りが基本というユニークなお好み焼きが味わえます。

 

 「たまごもち」は、白いお餅に卵黄、バター、砂糖を練り込んだもの。卵とバターのほのかな風味、優しい甘さが特徴で、濃厚なソースとの相性も抜群です。もちもちとした食感がアクセントになり、甘じょっぱい味わいがクセになるおいしさ。定番の「肉玉餅そば」(850円)で、その魅力を堪能できます。

 

 お好み焼きは、じっくりと蒸し焼きにすることでキャベツの甘みを引き出すのがこだわり。キャベツ約180gをはじめ、もやしやネギなど、1枚に約200gの野菜を使用しています。キャベツの間に天かすを挟んで水分を吸わせるなど、焼き方にもひと工夫。麺は上下町の「武田製麺」、肉も上下町の「重森食肉」から仕入れるなど、できる限り地元の食材を使うことも大切にしています。

 

明るい笑顔で迎えてくれるスタッフのみなさん

 現在は、新たなメニューの開発にも挑戦中。上下町の「峰屋」が扱うイノシシ肉のミンチを使った、府中焼きベースのオリジナルお好み焼きが登場予定です。アクセントに加えるのは、アク抜きを繰り返して佃煮風に仕上げた自家製の山椒の実。噛むとピリッとしびれ、刺激が広がる一枚です。もちろん、こちらも「たまごもち」入り。年内の提供開始を目指し、準備を進めています。

 

 店舗は、長年地域で親しまれてきた「原食堂」の跡地。「細く長く頑張っていければ」と話す山本さんは、地域に愛された店の思いも大切にしながら、新たな味づくりに励んでいます。上下町商工会では府中市の制度を活用した補助金の申請をサポート。今後も設備投資に向けた支援を続けていく予定です。

 

 

●お好み食堂 さっちゃん
住所/広島県府中市上下町上下841
TEL/090-7502-6710
営業時間/11:00~14:00、金土曜は11:00~14:00、17:00~22:00(LO19:30)
定休日/日曜

祇園のグルメを楽しんで豪華景品をゲット! 「たけちゃま食べ歩きスタンプラリー」開催中(祇園町商工会)

お気に入りのお店も、まだ知らないお店も。この機会に祇園のグルメを食べ歩き! 3店舗を巡ってスタンプを集め、素敵な景品を当てよう

 祇園町商工会は11月1日(日)から12月13日(日)まで、「第18回たけちゃま食べ歩きスタンプラリー」を開催しています。地域の飲食店を巡りながらスタンプを集め、抽選で豪華景品が当たる毎年恒例のイベント。地域のお店をもっと知ってもらい、新たなお客様との出会いや来店促進につなげようと、同商工会が実施しています。

 

 今年の参加店舗は、昨年の25店舗から5店舗増えて全30店舗。お好み焼きやラーメン、定食、パン、スイーツなど、さまざまなジャンルのお店が並びます。中には、スタンプラリー参加者限定の割引やサービスを実施している店舗もあり、お得に食べ歩きを楽しめます。

 

 参加方法は簡単。期間中に参加店舗で500円(税込)以上の買い物をしてスタンプをゲット。異なる3店舗を巡ってスタンプを集め、応募用紙に必要事項を記入して、最寄りの参加店へ提出すれば応募完了です。抽選では、地元の大型店で使える商品券をはじめ、協賛事業所から提供されたバラエティ豊かな景品を用意。1万円分や5,000円分、2,000円分の商品券のほか、参加店の人気商品や食事券などが当たります。応募締め切りは12月13日(日)。抽選はイベント終了後の12月下旬に行われ、当選者には賞品が発送されます。

 

 スタンプラリーのマップと応募用紙は、参加店舗で入手できます。普段のランチや外食、ちょっとしたお買い物を楽しみながら参加できるスタンプラリー。この機会に祇園のまちを巡り、お気に入りの一軒を見つけましょう!

 

 

〇第18回たけちゃま食べ歩きスタンプラリー

期間/2026年11月1日(日)~12月13日(日)

応募締め切り/2026年12月13日(日)

問い合わせ/祇園町商工会 TEL 082-875-3476

令和8年度商工会等職員【経営指導員・経営支援員】R09.04.01採用試験の実施

広島県商工会連合会では、令和8年度の商工会等職員採用試験を実施します。

勤務地は広島県内の商工会等です。広島県内で地域の中小企業支援や経営相談に携わる仕事をお探しの方は、募集要領をご確認のうえ、ぜひご応募ください。

経営指導員

経営支援員

受験申込(応募)受付期間

経営指導員 令和8年(2026年)10月30日~11月26日

経営支援員 令和8年(2026年)10月27日~11月26日

書類選考

提出書類に基づき、随時、書類選考を実施します。

最終選考日:令和8年(2026年)11月27日(金)

一次試験

書類選考合格者には個別に受験案内を通知します。案内に従い、受験可能期間内に受験してください。

受験可能期間:書類選考合格通知日以降~令和8年(2026年)12月11日(金)まで

受験資格・応募方法

受験資格、申込方法、募集要領などの詳細は、広島県商工会連合会の採用情報ページをご確認ください。

応募は、次のいずれかの方法で受け付けます。

  • 郵送
  • 当会ホームページのエントリーフォーム

応募前に、希望する職種の実施要領と提出書類をご確認ください。

実施要領・提出書類のダウンロード

希望する職種の書類をご確認ください。以下のPDF・Excelファイルへのリンクは、新しいタブで開きます。

経営指導員の実施要領・提出書類

経営支援員の実施要領・提出書類

採用試験に関するお問い合わせ

広島県商工会連合会 組織運営部総務課
採用担当:堀尾・進藤
電話:082-247-0221

約360年の歴史を受け継ぐ「五サー市」が11月14・15日に開催! (安芸太田町商工会)

昔懐かしい市が加計の町によみがえる2日間。グルメや神楽、ライブ、スタンプラリーなど、秋の安芸太田町を満喫しよう

 安芸太田町加計の秋の風物詩「第29回 五サー市」が11月14日(土)・15日(日)の2日間、旧JR可部線加計駅前の太田川交流館「かけはし」周辺で開催されます。地元のグルメや特産品が並ぶ楽市、ステージイベントを楽しむ楽座、地域の文化や歴史に触れる楽館の3つを柱に、加計の町がにぎわう恒例イベントです。

 

 会場には、旬の野菜や香茸むすび、鮎の塩焼き、うどん、焼き鳥などのグルメをはじめ、手作り雑貨や工芸品など多彩な露店が並びます。ステージでは、地元の子どもたちによるマーチングバンドやダンス、迫力満点の神楽などを披露。神楽面の絵付け体験やワークショップ、両日開催される餅まきなど、子どもから大人まで楽しめる企画が満載です。

 

 今回は、広島修道大学の学生と加計の「KAGUSA+」がコラボレーションして制作した「松葉サイダー」のオリジナルラベル3種類も初お披露目。ラベルについて来場者アンケートを実施するほか、学生たちも販売に参加し、イベントを盛り上げます。

 

 さらに、太田川交流館「かけはし」、吉水園、木炭自動車館とレトロ車館、源田資料館の4か所を巡るスタンプラリーも開催。4つのスタンプを集めると、素敵な賞品が当たるガラポン抽選に挑戦できます(両日先着300人)。期間中は紅葉が美しい吉水園も秋の一般公開を実施。町歩きを楽しみながら、加計の歴史や自然に触れられる絶好の機会です。

 

 懐かしい市の風情と、地域の新しい魅力が出合う2日間。秋の加計を訪れ、食べて、見て、体験して、町の魅力を存分に味わってみませんか。

 

〇第29回 五サー市

日時/2026年11月14日(土)・15日(日)9:30~16:00

会場/太田川交流館「かけはし」周辺(広島県山県郡安芸太田町加計3494-2)

問い合わせ/五サー市実行委員会 TEL 0826-22-2525

 

中小企業景況調査(令和8年7月~9月期)の結果を公表します

 中小企業景況調査とは

 全国の商工会、商工会議所、中小企業団体中央会の3団体が、管内の中小企業を対象に四半期ごとに実施する調査です。調査は経営指導員による訪問面接方式で、全国で約19,000社の調査データを(独)中小企業基盤整備機構で集約・分析し、中小企業施策立案等の基礎資料として活用しています。  

 広島県商工会地域では15商工会、231社を対象に実施しています。商工会地域における景気動向推移を見るための参考資料として、ご活用ください。

 

令和8年10月公表

 1.(広島県/商工会地域) 調査報告書

  第185回(R8.7-9)中小企業景況調査報告書_広島県商工会地域版

 

 ----- 参考資料:全国版の調査報告書 -----

 2.(全国/3団体総合)  (独)中小企業基盤整備機構(HPリンク)                                           

 


 【問合せ先】
 1. 広島県商工会連合会 東部支所 電話084-960-3107
 2.(独)中小企業基盤整備機構 総合情報戦略課 電話03-5470-1521

 

広島県商工会連合会 東部支所

事業所紹介-FIVE ACT(高陽町商工会)

精神科に特化した訪問看護ステーション。経験豊富なスタッフと関係機関が連携し、一人ひとりに本当に必要な支援を

精神科での豊富な経験を持つ「FIVE ACT」のスタッフ。関係機関と連携しながら、チームで利用者の暮らしを支えます

 広島市安佐北区落合南に2026年5月に開設した「FIVE ACT」は、精神科に特化した訪問看護ステーションです。精神科病院で10年以上の経験を積んだ看護師2名をはじめ、スタッフ全員が訪問看護などでの勤務経験を持つベテラン。専門性と豊富な経験を生かし、利用者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、一人ひとりに合わせた支援を行っています。

 

 FIVE ACTが特に大切にしているのが、作業所や病院、自立訓練所、相談員など、利用者に関わる外部機関との細やかな連携です。同じ人でも、家庭と作業所、病院などでは見せる表情や様子が異なることがあります。それぞれが持つ情報を共有し、多方面から利用者を見つめることで、今、本当に必要な支援は何なのかをチームで検討。必要なサービスにつなぎながら、安心できる暮らしを支えています。

 

 利用者との関わりでも、決まった形を押し付けることはありません。話したくない時には無理に聞き出さず、自分から話したくなるまで待つことも大切な支援の一つ。利用者の気持ちに寄り添ったコミュニケーションで、まずは信頼関係を築くことを重視しています。

 

 支援内容は、健康状態や服薬状況の確認といった看護だけにとどまりません。掃除や片付けを一緒に行ったり、朝起きることが難しい人にはモーニングコールをしてバス停まで見送ったりと、その人が安定した日常生活を送るために必要なことを幅広くサポートしています。24時間365日のオンコール体制を整え、夜間や休日も看護師が電話で対応。急な体調の変化や不安を感じた時にも相談できます。

 

 精神科で培った専門性と経験を生かしながら、関係機関や家族とともに「その人にとって何が一番いいのか」を考えるFIVE ACT。利用者が地域で安心して自分らしい生活を続けられるよう、身近なサポート役として寄り添います。

 

●FIVE ACT(ファイブ アクト)
住所/広島市安佐北区落合南3-2-14-210
TEL/070-1654-6332
営業時間/9:00~18:00
休み/日曜、土曜不定

事業所紹介-工房Comett(沼田町商工会)

自家栽培米を中心に広島県産米粉100%で作る焼き菓子。ふんわりしっとり食感のバウムクーヘン

「お米をもっとおいしく、もっと楽しく味わってほしい」と話す代表取締役社長の竹原華子さん

 広島市安佐南区沼田町阿戸に、米粉のコンセプトショップ「工房Comett(コメット)」が2026年9月にオープンしました。緑豊かな戸山の里山にある同店では、自家栽培米を中心に広島県産米粉を100%使用した焼き菓子を製造・販売しています。店名の由来は「お米をえっと食べよう」。「えっと」は広島弁で「たくさん」という意味で、お米のおいしさや魅力をもっと多くの人に知ってほしいという想いを込めました。

 

 看板商品は、隣接する工房で焼き上げるソフトタイプの「お米バウム」。昔ながらの製法を大切にしたオリジナルレシピで、ベーキングパウダーや乳化剤を使わず、素材本来のおいしさを引き出しています。ふんわりと軽い食感に、卵やバターの風味と優しい甘さが広がります。製造には、1本ずつ焼き上げる専用の機械を使用。生地の状態やその日の気温、湿度などを見極めながら、回転速度や焼き色を細かく調整し、約17層を丁寧に重ねていきます。完成まで付きっきりで見守る、手間暇を惜しまない製法がおいしさの秘密です。

 

自家栽培米を中心に広島県産米粉100%で作る焼き菓子の数々

 特におすすめなのが、13時頃から販売される焼きたてのカットバウムクーヘン。ほんのり温かい生地はふわふわで、口に運ぶと卵の豊かな香りが広がります。また、外側を砂糖でコーティングしたハードタイプも用意。ザクッとした歯応えと、内側のもっちりとした食感が楽しめます。このほか、フィナンシェやラスク、愛らしいハート型の「しあわせたまごケーキ」など、米粉を使った焼き菓子が充実。季節の味覚を楽しめる「バウムパフェ」(770円)も人気で、現在は戸山産の栗を使った秋限定の味が登場しています。年内には、米粉を使ったピザや、野菜をたっぷり入れた甘くないケーキ「ケークサレ」も販売。店内では、お米や製菓用米粉も購入できます。

 

 今後は商品のラインナップをさらに充実させるとともに、販路拡大にも力を入れていく予定。2027年2月17日から3月17日までは、そごう広島店で開催される「さとやまマルシェ」への出店も予定しています。

 

 戸山の豊かな自然が育んだお米を、さまざまな形で楽しめる「工房Comett」。お米の新しいおいしさに出合える一軒です。

 

●工房Comett(こうぼう コメット)

住所/広島市安佐南区沼田町阿戸2802-1

TEL/090-7049-9566

営業時間/11:00~16:30

定休日/火曜日

HP/https://comett.jp

広島県 人的資本経営理解促進セミナーのご案内

広島県では、「人的資本経営」について理解を深めていただくため、テレビ番組「そ~だったのかンパニー」出張版として、番組でおなじみの八嶋智人さん、枡田絵理奈さんによる進行のもと「理解促進イベント」を開催します。


人的資本経営の専門家との特別対談や、人的資本経営企業、リスキリング、女性活躍の取組に先進的に取り組む企業の事例紹介を通じて人的資本経営の基礎的な知識が身につきます。

 

【人的資本経営理解促進イベント】

日時:2026年12月4日(金) 開場13:00/開演13:30~16:30

会場:広島県民文化センター(広島市中区大手町一丁目5-3)

内容

・特別対談(パーソル総合研究所 佐々木聡氏)

・企業事例紹介・トークセッション

 第1章 人的資本経営(人的資本経営ひろしまアワード2026受賞企業)

 第2章 リスキリング(砂谷株式会社)

 第3章 女性活躍(株式会社いただに工業)

開催方法:会場+オンライン配信(Zoomウェビナー)のハイブリット形式

定員:300名程度(うち、会場参加100名程度)

参加費:無料

 

▼詳細はこちら

https://jinteki.hiroshima.jp/20261204event/

▼申込フォーム

https://business.form-mailer.jp/fms/e139ab5c362846

▼お問い合わせ

広島県 商工労働局 人的資本経営促進課

人的資本グループ

TEL 082-513-3340

MAIL syojinkei@pref.hiroshima.lg.jp

地元の魅力が大集合!「第2回ひろしま安佐ディスカバリー市」開催(広島安佐商工会)

個性豊かな13事業者がラクア緑井に集結。おいしいグルメやこだわりの雑貨、ものづくり体験を楽しもう!

 広島安佐商工会は11月1日(日)、ラクア緑井1階センターコートで「第2回ひろしま安佐ディスカバリー市」を開催します。地域事業者の魅力発信と販路拡大を目的に昨年初開催されたイベントで、今年は安佐町、可部、佐東エリアから13事業者が出店。地元で愛されるグルメやこだわりの雑貨、ものづくり体験など、多彩な商品やサービスが一堂に会します。

 

 会場には、おいしいものが勢ぞろい。自宅でお店の味が楽しめる塩らぁ麺をはじめ、和菓子店が手がける「きツネもち」、なめらかな口どけの極生プリン、タルトタタン、どら焼き、広島県産の非加熱生はちみつなど、バラエティー豊かな商品が並びます。いつもの料理をワンランクアップさせてくれる「ニラ醤油麹」など、毎日の食卓を彩る商品にも注目です。

 

 雑貨や体験のブースも充実。醤油を注ぐとリアルな絵柄が浮かび上がるユニークな醤油皿や、手仕事の温もりが伝わる雑貨、平和への思いを込めた折り鶴ボールペンなど、個性豊かなアイテムが登場します。自分だけの香りを作るオリジナル香水づくりや、世界で一つだけのシルバーアクセサリーの手作り体験などもおすすめです。

 

 普段はなかなか出合えない商品やサービスを通して、身近な地域の魅力を再発見できる一日。作り手の思いやこだわりに触れながら、お気に入りの一品を探してみませんか。

 

〇第2回ひろしま安佐ディスカバリー市

日時/2026年11月1日(日)10:00~17:00

会場/ラクア緑井 1階センターコート(広島市安佐南区緑井5丁目22-1)

主催/広島安佐商工会

お問い合わせ/広島安佐商工会 TEL:082-814-3169

事業所紹介-株式会社セイエン(呉広域商工会)

「曲げられない」を曲げる、パイプ加工のスペシャリスト。長年培った高度な技術を武器に、製造業の新たな可能性を切り拓く

「自社では当たり前だった技術の価値を、もっと多くの人に知ってほしい」と話す新井文武社長

 呉市音戸町にある株式会社セイエンは、1961年創業の青園鉄工所をルーツとするパイプ加工の専門企業です。主に自動車のエンジンルーム内で使われるパイプ部品を製造し、曲げる、広げる、縮めるといった高度な加工技術を磨いてきました。中でも得意とするのが、パイプ加工で最も難しいとされる「曲げ」。他社では難しい複雑な形状や角度にも対応できる高い技術力を誇ります。

 

 一般的に、複雑な形状のパイプは複数の部品に分けて加工し、溶接してつなぎ合わせます。しかし、同社では高度な曲げ技術によって、一本のパイプから複雑な形状を生み出すことが可能。接合部分を減らすことで、液体や気体の漏れを防ぎ、コスト削減や品質の安定にもつなげています。2016年には、M&Aで世界一の中小企業連合を目指すONE GROUPに参画。長年培ってきた技術を生かし、全国の製造現場が抱える課題の解決に取り組んでいます。

 

 さらに今、同社が普及に力を注いでいるのが、新たな溶接技術「気密プロジェクション」です。従来のパイプ接合では、ロウ材を溶かして部品同士をつなぐ「ロウ付け」が一般的でしたが、この技術ではロウ材要らずで電気を使って瞬時に接合。これまで1カ所につき7~10秒かかっていた作業が、わずか0.1秒で完了します。ロウ材が不要になるため材料費を削減できるほか、接合強度は従来の約1.5倍。加熱に必要なエネルギーを抑えることで、CO2排出量の削減にも貢献します。従来は両立が難しいとされていたプロジェクション溶接と気密性を実現した画期的な技術として、2024年12月と2025年3月に2件の特許を出願しました。

 

ジモカン_掲載画像

 2023年に代表に就任した新井文武さんは、製造業とは異なる業界から転身してきた経歴の持ち主。「現場では当たり前にやっていることが、実は他社にはできない技術だった。お客さまから驚かれて、その価値に気づくことも多い」と話します。現在は気密プロジェクションの事業化を進めるとともに、展示会や商談会を通じて技術の普及に尽力。長年受け継いできた職人技と新たな発想を掛け合わせ、ものづくりの可能性を広げています。

 

●株式会社セイエン

住所/呉市音戸町渡子1-5-5

TEL/0823-51-2644

営業時間/8:00~17:00

休み/土日曜

HP/ https://seien21.com