年頭挨拶    広島県商工会連合会  会長 平 田  圭 司

 新年あけましておめでとうございます。謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

 日頃より商工会活動にご理解とご協力を賜っております会員の皆様、関係機関の皆様に、心より感謝申し上げます。

 さて、商工会連合会では「地域経済の未来を繋ぐ」を行動指針に掲げ、地域に根ざした商工会としての使命を改めて見つめ直し、次の時代へと歩みを進めております。

 地域経済を取り巻く環境は、物価高騰や人手不足、急速なデジタル化に加え、最低賃金の大幅な引き上げが中小・小規模事業者の経営に大きな影響を及ぼしています。政府が掲げる「2030年代半ばまでに全国平均1,500円」という目標に向けた動きが加速する中、賃上げに対応できる経営基盤の強化が急務となっているところです。

 こうした環境下において、商工会連合会は、「第二次総合基本計画」に基づき、自立・自走化を目指した経営力の強化やDXの推進による生産性向上に取り組むことで、中小・小規模事業者の持続的発展と、人材育成・魅力的な組織作りの構築による支援体制を整備し、持続可能な地域経済の実現に向けて取り組んでおります。

 商工会法制定から65周年という節目を迎えた今、これまでの歩みに感謝しつつ、これからの地域経済を担う若手後継者や女性の活躍を後押しし、地域の多様な力を結集して、地方こそが経済の主役を目指して頑張りたいと考えております。

 商工会は、地域の声に耳を傾け、対話と共創を重ねながら、事業者の皆様とともに、商工会の強みである伴走支援に傾注し、地域の未来を切り拓くとともに、災害や経済変動といったリスクにも備え、安心して事業を継続できる環境づくりにも引き続き注力して参ります。

 そして、私自身の信条である「一隅を守り、千里を照らす」の言葉のとおり、それぞれが自らの立場で地域を支え、日々の営みを大切にすることが、やがて地域社会全体を明るく照らす力となると信じております。

 地域の未来は、私たち一人ひとりの行動と連携の積み重ねによって形づくられることから、商工会は、地域の総合経済団体として、引き続き皆様とともに歩み、共に支え合う地域づくりに尽力してまいりますので、引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いい申し上げます。

 結びに、本年が皆様にとって実り多き一年となりますよう、そして地域経済がより一層活性化することを心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。               

令和8年 元旦

年頭挨拶   広島県商工会青年部連合会 会長 奥 本 隆 三

 新年明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 旧年中は広島県商工会青年部連合会の活動に対し、格別のご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 令和7年には新たな役員体制が発足し、前役員から受け継いだ思いを大切にしながら、1年目の歩みを進めてまいりました。特に、青年部事業をより地域に根差した形で展開することを目指し、主張発表大会を備南地域で、リーダー研修会を備北地域でそれぞれ開催するなど、県内各地域を舞台とした新たな取り組みを推進いたしました。また、部員ニーズや時代に即した事業見直しを進めつつ、今後の青年部活動の羅針盤となる「青年部の運営基本方針」の取りまとめも進めております。

 令和6年度に6年ぶりの増加へ転じた部員数の流れは令和7年も続き、新たな仲間が加わるなど明るい動きが生まれています。これは青年部員一人ひとりの積極的な活動と、商工会役員・会員の皆様の温かいご理解によるものであり、心より感謝申し上げます。

 一方で、商工会地域を取り巻く環境は依然として厳しく、青年部には自社の経営革新に加え、組織としての持続可能性を高める取り組みが求められています。先輩方が築かれた伝統を継承しつつ、「想像力と行動力」を胸に、新たな挑戦を続けてまいります。

 本年、当連合会は創立60周年を迎えます。令和8年度には女性部と共同で記念式典の開催を予定しております。これまでの歩みを振り返りつつ、次の時代への力強い一歩につなげてまいります。

 結びに、令和8年が皆様にとって飛躍の一年となりますことを心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和8年 元旦

 

 

年頭挨拶   広島県商工会女性部連合会 会長 松 井 美 椰 子

 新年、明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、広島県商工会女性部連合会の事業運営に対し、温かいご支援とご協力を賜り、心より厚くお礼申し上げます。

 さて、令和7年度は、物価高騰、人手不足、エネルギー価格の高騰など、中小・小規模事業者を取り巻く環境は依然として厳しい1年でした。また、度重なる異常気象や自然災害が地域経済や生活基盤に大きな影響を与え、将来への不安を抱えながら事業に取り組まれた方も多かったかと存じます。こうした状況だからこそ、女性ならではの視点と行動力を備えた女性部のエネルギーが不可欠であると強く感じております。

 現在、県内では小規模事業者持続化補助金【ビジネスコミュニティ型】などを活用し、活発に活動される女性部が増加しております。県女性連では、このような女性部をさらに支援し、より自主性と主体性を持って運営できるよう、事業の見直しに取り組んでいるところです。各地域女性部の声に耳を傾け、研修や交流事業、情報提供の方法などを検証し、時代の変化に即した内容へと改めて参ります。

 そして令和8年度は、広島県商工会女性部連合会が創立60周年という大きな節目を迎えます。この60周年を新たな出発点ととらえ、「学ぶ」「つながる」「楽しむ」を合言葉に、記念事業等を通じてこれまでの歩みを振り返り、次世代につながる女性部の姿を示して参ります。各女性部が誇りと魅力を実感しながら「楽しく」活動できるよう、研修・情報提供・交流機会の充実を通じて、今後も力強くバックアップしていく所存でございます。

 結びに、本年が皆様にとりまして、健康で実り多く、更なる飛躍の一年となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和8年 元旦

【広島県 1/23開催】「イクボスと共育てがつくる持続可能な働き方」お申込み受付中!

広島県商工労働局よりイベントの案内です。

○今年度、イクボス同盟ひろしまでは、家庭内でパートナー同士が協力しあって家事・育児に取組む「共育て」を推進する上で課題となる「男性育休」をテーマにイベントを開催します。

企業の経営者、管理職層の方、男性育休に興味がある方ぜひお申込みください♪

 

○開催日時:令和8年1月23日(金) 130015151230開場)

○プログラム:

【基調講演】「男性育児休業の取得の必要性及びリスク」

講師:小児科医・新生児科医 今西洋介氏

【クロストークセッション】

登壇者:今西洋介氏×木下ゆーき氏×株式会社サタケ担当者×久保田夏菜氏

 

○会場:中国新聞社7階会議室(広島市中区土橋町7-1

 

○定員:100名(要申込・先着順)

 

○参加費:無料

 

○申込〆切:令和8年1月20日(火)

 

イベント詳細、お申込み方法は下記をご確認ください!

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ikumen/ikubossevet2025.html

 

*イクボス同盟ひろしまとは?

 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ikumen/about.html

 

○問合せ先

 広島県商工労働局 人的資本経営促進課 人的資本グループ

TEL082-513-3340 FAX082-222-5521 MAILsyojinkei@pref.hiroshima.lg.jp

 

毎年大好評の「新春講演会」が今年も参加者を募集(神辺町商工会)

講談の技に学ぶ、ビジネスで信頼と成果を生み出す「伝える力」

 プレゼンや会議での発言、自己紹介など、ビジネスのあらゆる場面で求められる「話す力」。伝えているつもりでも、相手の心に響かなければ成果にはつながりません。神辺町商工会では、新春講演会として、伝統芸能・講談の技法を通じて、ビジネスに役立つ話術を学ぶ講演会を開催します。

 

 講師を務めるのは、講談師の神田山緑(かんだ さんりょく)氏。NHK「美の壺」や日本テレビ「ぐるナイ ゴチになります!」など、数多くのメディアに出演し、講談の魅力を現代に伝え続けています。巧みな語りと構成力で、聞き手を一気に物語の世界へ引き込む話芸は、多くの人を惹きつけてやみません。

 

 実は、経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏や稲盛和夫氏も、講談から経営や商売成功の糸口を掴んでいたと言われています。講談は、単なる話芸ではなく、聞き手の感情を動かし、共感を生み、記憶に残すための工夫が随所に凝らされた「伝える技術」の集合体です。そのストーリー性の高い構成と豊かな表現力は、現代のビジネスにも通じる大きなヒントを与えてくれます。

 

 本講演では、聞き手の心に響くスピーチの組み立て方、相手に行動を促すプレゼンテーションの考え方、そして信頼され記憶に残る自己紹介のポイントなど、すぐに実践できる話術の極意を分かりやすく解説します。営業や商談、社内外の会議、面談など、さまざまなビジネスシーンで活かせる内容です。

 

 「話すことが苦手」「自分の強みをうまく伝えられない」「もっと印象に残るプレゼンがしたい」。そんな悩みを抱える事業者の方にこそ、ぜひ参加していただきたい講演会です。新しい年の始まりに、講談の世界から学ぶ“伝える力”を身に付け、ビジネスの可能性を広げてみませんか。

 

 参加希望の方は下記のリンクからチラシを出力の上、必要事項を記入して神辺町商工会までFAX(084-963-5258)にてお送りください。また、お電話及びメールでもお申込みいただけます。

 

チラシはこちら

 

〇新春講演会

「講談で身につく ビジネスに役立つ話術の極意

~ビジネスの成功者は皆、❝講談❞のスキルを活用していた~」
日時/2026年1月22日(木)19:00~20:30
会場/神辺商工文化センター(福山市神辺町川北892-1)
参加費/無料

お問い合わせ/神辺町商工会 TEL:084-963-2001 メール: kannabe@hint.or.jp

 

令和7年度 広域講習会(福山会場、広島会場)の開催

◆令和7年度 広域講習会(福山会場)

「広島の中小・小規模事業者が生き残る条件」

~中小・小規模事業者がつかむべきチャンスと人材確保のカギ~

広島県内の経済状況などについての最新情報や限られた経営資源を

どう有用に活かすかをわかりやすく解説します。

 

講 師 有限会社備後経済レポート 株式会社MATCH 代表取締役 二宮 恵 氏

日 時 令和8年1月23日(金)13:30~15:00

場 所 神辺商工文化センター2階 / 広島県福山市神辺町川北892-7

対象者 中小・小規模事業者及び商工団体職員等

福山会場 二次元バーコード

定 員 150名(会場参加50名、オンライン参加100名)

Zoomを活用したオンラインでも参加可能です。

参加申込先 FAX:084-960-3108 東部支所メールアドレス:shisho@hint.or.jp

広島県商工会連合会 東部支所 TEL:084-960-3107 担当:寺田・宗近 宛

 

 

 

 

◆令和7年度 広域講習会(広島会場)

「自社商品・サービス・取組みの認知度の向上」

情報収集の方法や情報提供に際しての注意したいポイントをわかりやすく解説します。

 

講 師 株式会社中国新聞社 執行役員編集局長 吉原 圭介氏

    株式会社PR TIMES パートナービジネス開発室 森 悠哉 氏

日 時 令和8年1月29日(木)13:30~15:30

場 所 ホテルメルパルク広島6階【瑞穂】 / 広島市中区基町6-36

対象者 中小・小規模事業者及び商工団体職員等

定 員 150名(会場参加50名、オンライン参加100名)

Zoomを活用したオンラインでも参加可能です。

広島会場 二次元バーコード

参加申込先 FAX:082-249-0565 メールアドレス:keiei@hint.or.jp

広島県商工会連合会 経営支援部 経営力推進課 

TEL:082-207-0193 担当:松浦・平野 宛

 

 

 

 

 

事業所紹介-ASAKITA PARK MARKET(広島安佐商工会)

ハンバーグの人気店が本気で作ったハンバーガー。素材からこだわり抜いた自信作をぜひ

豪快にかぶりつきたいオニオンバーガー。太陽の下で食べるハンバーガーは格別です

 令和7年10月1日、安佐北区の旧安佐市民病院跡地に誕生した「広島市安佐北多目的交流広場」。敷地内には遊具やステージが設置され、市民の憩いの場として親しまれています。その一角にオープンした「ASAKITA PARK MARKET」は、こだわり抜いた本格的なハンバーガーを提供するショップ。手掛けるのは、牛肉100%のグリルハンバーグが人気の「あさきたグリル」。ハンバーグ店が本気で作ったハンバーガーとして、今注目を集めています。

 

 パティは、つなぎを一切使わず黒毛和牛を含む粗挽きの牛肉を100%使用。粗挽きの肉肉しい食感と牛肉ならではの濃厚なうま味を贅沢に感じさせてくれます。また、バンズはハンバーガー好きなら知らない人はいないという、東京のベーカリー「サンワローラン」から仕入れ。厳選した材料を惜しみなく使った上質なパンは、パンチのきいたパティとの相性も抜群です。

 

 看板メニューはオニオンバーガー(1,000円)。味の決め手となるソースは、6種類の材料をブレンドした自家製で、出汁から手作りしています。レタスやトマトなど新鮮な野菜がたっぷりと入ったボリューム満点の一品は、素材のすべてが調和した完成度の高さが魅力です。その他、マスタードをきかせたベーコンマスタードバーガー(1,000円)やオーロラソースを使ったキッズバーガーなどもスタンバイ。+400円でドリンクとポテトのセットも可能です。

 

 11月には店主渾身の新作も登場しました。その名もプルドポークバーガー(1,000円)。12時間かけてじっくりと加熱調理した豚肩ロースは、手でほろほろとほぐれるほどの柔らかさ。ほぐした豚肉とコールスローを挟み込み、10種類以上のスパイスや調味料をブレンドした自家製のBBQソースで仕上げます。

 

 どれもオーダーが入ってから調理するため、出来立て熱々。天気の良い日は、広場でのんびりと味わうのがおすすめです。メニューなど、さらに詳しい情報はInstagramをチェック。

 

 

●ASAKITA PARK MARKET(アサキタパークマーケット)

住所/広島市安佐北区可部南2-1-30   安佐北多目的交流広場

TEL/050-1722-1161

営業時間/11:00~17:00

休み/月火曜(祝日の場合は営業)

「令和8年 新春経済講演会」参加者募集(尾道しまなみ商工会)

混迷する日本経済を読み解き、中小企業・小規模事業者の未来を考える講演会

 物価高や人手不足、先行き不透明な政策動向など、混迷を深める日本経済の中で、中小企業・小規模事業者は今、大きな転換期を迎えています。こうした状況の中、尾道しまなみ商工会が毎年恒例の新春経済講演会を開催します。神戸学院大学現代社会学部教授の中野雅至氏を講師に迎え、「混迷する日本経済と中小企業の課題」をテーマに、これからの日本経済を独自の目線で読み解きます。中野氏は、経済や政策動向を分かりやすく解説する論客として知られ、現在も毎日放送「4チャンTV」、読売テレビ「あさパラ」「すまたん」「そこまで言って委員会」など、数多くのテレビ番組にコメンテーターとして出演もしています。

 

 講演では、「中小企業が生き残るために必要な政策とは」というサブタイトルのもと、日本経済の現状と今後の見通しを整理しながら、中小企業経営者が注視すべき政策の方向性や、これからの経営判断に欠かせない視点について解説。報道だけでは見えにくい背景や、本音の分析を交えた内容は、これからの事業運営を考えるうえで大きなヒントとなるはずです。

 

 先行きが見えにくい今だからこそ、現状を正しく理解し、自社の進むべき方向を考える機会が求められています。経営者はもちろん、事業承継を控える方や、今後の展開に悩む方にもおすすめの講演会です。新しい年のスタートに、日本経済と中小企業を取り巻く環境を改めて整理し、これからの経営に活かしてみませんか。

 

〇令和8年 新春経済講演会

日時/2026年2月10日(火) 開場18:00 開演18:30

会場/尾道市民センター むかいしま ココロ 文化ホール

定員/400名(先着順)

入場料/無料 ※整理券が必要です

お問い合わせ/尾道しまなみ商工会 TEL:0848-44-3005

 

事業所紹介-日光工業(尾道しまなみ商工会)

29歳で独立した若手職人が、造船現場で培った技術を強みに新たな挑戦へ

丁寧な仕事ぶりに定評がある西中晃さん

 尾道市向島町で造船関連の製造業を営む日光工業は、船舶部品や造船所で使用される部品、製缶の小物などを手がけています。大量生産のライン作業ではなく、一つひとつ状況を考えながら作り上げる仕事が中心で、現場対応力と確かな判断力が求められる現場です。

 

 代表の西中さんは、高校卒業後に製造業の現場で約8年の実務経験を重ね、29歳で独立。「自分でやりたいことに挑戦したい」「責任を持って仕事に向き合いたい」という前向きな思いが、独立の大きな原動力になりました。創業から約1年4か月、その仕事ぶりは着実に評価を重ねています。ものづくりの根底にあるのは、「お客さんに失礼のない商品を届けたい」という強い想い。溶接から組立、出荷前の仕上げに至るまで、何度も確認を重ね、少しでも気になる点があれば手直しを行います。品質は技術力だけでなく、相手への礼節の表れでもあると考え、仕上げ工程を特に大切にしています。

 

 技術向上のために意識しているのは、日々の積み重ねです。他社製品を観察したり、過去の仕事を振り返ったりしながら、自身の引き出しを増やしています。「経験が一番の力」と西中さん。完成した製品を見た瞬間の達成感や美しさが、次のモチベーションへと繋がっています。

 

 尾道しまなみ商工会が創業を支援し、現在は確定申告や税務面をサポート。今後は設備投資の相談や事業承継による工場取得などで引き続き伴走型の支援を行っていく予定です。まずは一人で安定した経営基盤を築き、将来的には従業員を雇える規模へ。若くして独立し、自らの技術と責任で仕事に向き合う西中さんの挑戦は、これからも着実に前へと進んでいきます。

 

●日光工業
住所/尾道市向島町9438-1
TEL/090-4698-5183
営業時間/8:00~17:00
休み/土日曜・祝日

事業所紹介-株式会社アケミ檸檬(尾道しまなみ商工会)

宝石鑑定士からレモン職人へ。素材と手仕事にこだわるものづくり

生口島のレモンの美味しさを世界へと発信する齋藤さん

 代表の齋藤明美さんの歩みは、「自分の看板で勝負したい」という一貫した思いに支えられてきました。高校卒業後はゼロックス社で働きながら起業資金を貯め、宝石鑑定士の資格を取得。ティファニーに16年間勤務した後、東日本大震災をきっかけに独立を決意しました。自身が体調を崩したことから食に対する興味を持ち、飲食店で創業。おむすび屋やオーガニックレストランの経営を通じて、食と健康への探求心はますます加速し、農家を目指して広島県尾道市へ移住しました。現在は瀬戸田レモンの栽培とそれを使った加工食品の製造・販売に取り組んでいます。

 

 看板商品は「レモンカード」。レモンカードとは、レモン果汁とバター、卵、砂糖を混ぜ合わせたフルーツバターのようなもので、イギリスでは定番のおやつです。齋藤さんは、競争の激しいジャム市場を避け、日本ではまだ珍しいレモンカードに着目。パンに塗るだけでなく、肉料理のソースやドレッシングなど、いつもの料理がワンランクアップする調味料としても使える優れものです。

 

生口島の無農薬レモン、北海道産バター、喜界島のきび糖、尾道の平飼いで育った卵など、厳選した素材で作るレモンカード(80g870円)

 レモンカード製造で余る皮を活用するために開発したのが、無添加のレモンジャム。仕込みに半日かけた無農薬レモンの皮ときび糖のみで仕上げたシンプルな味わいは、毎日食べても飽きのこないおいしさで、フードロス削減にも繋がっています。また、瀬戸田を「レモンケーキの島」として発信したいとの思いから、国産素材にこだわったレモンケーキも製造。たっぷりと使用したレモンピールのさわやかな酸味と苦み、バターの濃厚な風味を感じさせてくれる贅沢な一品です。

 

 

製造はすべて手作業で行い、皮の苦味を抜くための下処理や、レモンの種を一つひとつ取り除く作業を繰り返します。市販のペクチンは使わず、レモン由来の成分だけで仕上げるなど、無添加へのこだわりも徹底。季節による味の違いに合わせてレシピを微調整するなど、手作りならではの味わいにこだわります。

 

 

 

バターの豊潤な香りと風味、レモンピールのさわやかな風味がマッチしたレモンケーキ(1個370円)

 現在も尾道にちなんだ新しい商品を開発中。尾道しまなみ商工会では、今後の展開を見据えて経営革新計画の申請サポートを行っていく予定です。齋藤さんの瀬戸田レモンの価値を高め、地域の魅力を全国へ届ける挑戦は、着実に次の展開へと進んでいます。商品はHPから購入可能です。知られざる瀬戸田レモンの真の美味しさをぜひご体感ください。

 

 

●株式会社アケミ檸檬

住所/尾道市瀬戸田町中野534

TEL/090-4369-1160

HP/www.akemilemon.com