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カラス忌避装置「コナイカラス」を開発

カラスが恐れるオオスズメバチを利用した画期的なアイデアを商品化

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沼隈内海 商工会

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カラス忌避装置「コナイカラス」を開発

▲カラスの天敵「オオスズメバチ」を忠実に模した、画期的な商品です。

 

750品種以上のジャーマンアイリスを栽培し、日本最大の販売株数を誇る内海園芸。化学肥料や人口堆肥、殺虫剤、殺菌剤などをまったく使用せず自然農法で栽培したジャーマンアイリスは、毎年色とりどりの花を畑一面に咲かせます。ジャーマンアイリス栽培の最大の敵はカラス。代表の金高芳樹さんは実験と観察を重ね、カラス撃退装置「コナイカラス」を開発しました。

 

開発のきっかけは今から数年前。ジャーマンアイリスの栽培方法は、畝ごとに異なる品種を大量に植え付けますが、植え付けを終えた翌日の早朝、雨よけのハウス内にカラスが入り込み、植え付けたばかりの株を抜き取ってしまいました。畝ごとの品種がまざってしまい販売ができないという大きな危機に。カラスを撃退するため市販のカラス除けグッズやアイデアを試しても効果はなし。経営の大ピンチです。

 

解決のヒントは金高さんの自宅に植えられているイチヂクの木にありました。いつも実を食べに来ていたカラスが突然姿を見せなくなったのです。よくよく観察してみると熟れすぎたイチヂクのまわりにいたのは蜂。カラスの天敵は蜂ではないかと発見し、実験と観察繰り返し試行錯誤の末「コナイカラス」を完成させました。

 

2年前に経営革新計画の承認を受け、本格的に商品化に着手。経営指導員が特許申請や利益計算、JANコード取得、販路開拓方法などのサポートを積極的に行いました。また、新しい市場を開拓し、独創的にユニークな事業を進めている企業のトップらが、事業活動について語る「平成23年度広域新事業活動促進支援事業」で、「コナイカラス」ができるまでの経緯や背景などを講演。ここで出会った有限会社浜商(福山北商工会所属)の浜田博志さんがボックスの製造を担当。企画デザイン・製作オフィスtutu(沼隈内海商工会)の向井由子さんがボックスのデザインを担当し、商工会地域を超えたマッチングが実現しました。

 

「コナイカラス」はオオスズメバチを忠実に摸したもの。摸造オオスズメバチをナイロン糸に吊り下げることで長期間カラスをよせつけません。カラスが蜂を怖がる性質を利用したもので、その効果は絶大です。用途も農園、家庭菜園だけでなく、ゴミステーションや墓地、ベランダなど、カラス被害に困っている場所全般に対応します。誰でも簡単に設置できるのも魅力です。
従来のカラス防除グッズはカラスに警戒感を持たせる製品がほとんどで、すぐに慣れて効果を失うことが欠点でした。カラスが怖がることを利用した「コナイカラス」はその欠点を克服した画期的な商品です。

 

利用者からも「今年は大収穫だった」と喜びの声が多数届いていています。カラス被害にお困りの方、ぜひお試しください。

 

●お問い合わせ/沼隈内海商工会 (084)987-0328

日本茶葉を使った紅茶を開発

既存の経営資源に付加価値をつけた新商品で販路を拡大

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上下町 商工会

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日本茶葉を使った紅茶を開発

▲地域産品とのコラボレーションにますます期待が高まります。

 

「小倉園」は、三代にわたって日本茶の栽培・製造・販売を行っている老舗。日本茶の需要が減少するなか、「若者にも受け入れられる新しい商品を作りたい」と日本茶葉を使った紅茶を開発しました。

 

日本茶の茶葉から紅茶を作る技術は、現代表の三代目・秋山剛さんが静岡県でお茶の勉強をしている時に講師から教わったもの。紅茶なら既存の茶葉を活かしながら、新しいターゲット層に受け入れられる商品ができると考えたのです。

 

秋山さんは、紅茶を商品化し販路を拡大するための計画づくりを経営指導員に相談。新しい事業を展開するには、設備投資や融資、情報発信など、様々な分野での綿密な計画が求められます。秋山さんは前期、経営革新計画の申請を積極的に進めていた広島県商工会青年部連合会で理事を務めていたこともあり、以前から興味を持っていた経営革新計画を経営指導員とともに作成しました。

 

試作段階だった紅茶を商品化するには、製造過程の見直しや設備投資のタイミング、限られたスタッフの配置など、様々な課題がありました。その一つひとつに綿密な計画を立て、具体的な計画書を作成。今年度、国からの承認を受け、計画に基づいた紅茶づくりがスタートしています。初年度は、紅茶の売り上げを全体の売り上げの5%に設定。町内の店舗や大手デパート、スーパーなどで販売を開始しました。

 

新規事業が着々と進むなか、嬉しい出来事がありました。庄原市の「高野りんご加工組合」から高野町のリンゴとコラボしたアップルティを作りたいと依頼を受けたのです。県内産の紅茶とリンゴを使った新しい特産品は、県内外の消費者から見ても魅力的。早速、開発にと取り掛かり、見事商品化に成功しました。新商品「高野りんごアップルティ」は、乾燥させた高野りんごの皮を紅茶にふんだんに盛り込み、自然の甘みと香りを楽しめます。

 

無限の可能性を秘めた県内産の特産品とのコラボレーション。小倉園のこれからの事業展開にも注目です。

 

お問い合わせ先/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

 

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女たちの熱き戦いが今年も開幕

練習の成果をコート上で存分に発揮。気迫あふれるプレーに歓声が響く

クローズアップ商工会

広島県商工会女性部連合会

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女たちの熱き戦いが今年も開幕

▲熱い戦いが各コートで繰り広げられました。

 

10月25日(金)、「平成25年度広島県商工会女性部 親善ビーチボールバレー広島県大会」が広島県立総合体育館小アリーナ(中区基町)で開催されました。この大会は、ビーチボールバレーを通して女性部員の健康増進と交流・親睦を図ることを目的に毎年開かれており、今年で28回目。本大会には7チーム、シニアの部には10チームがエントリーし、熱い戦いを繰り広げました。

 

開会式で挨拶した井上文江県女性連会長は「日頃の成果を存分に発揮しながら、和気あいあいと試合を楽しんで」と選手たちを激励しました。

 

試合は、日本ビーチボールバレー協会のルールに準じて行われ、総当たり戦、9ポイント3セットマッチ(2セット先取)。この日のために懸命に練習を重ねてきた選手たちの表情は真剣そのもの。「おりゃ!」という掛け声とともに迫力満点のサーブが繰り出され、アタックもブロックもバレーボールの世界大会顔負けです。選手たちの熱いプレーに、観客からは大きな声援が送られていました。

 

本大会の決勝リーグに進んだのは、昨年優勝の世羅町商工会女性部と平成22年度、23年度優勝チームの広島東商工会女性部、昨年は3位で涙をのんだ高陽町商工会女性部の3チーム。広島東商工会女性部が他の2チームをストレートで下す、圧倒的な力を見せつけ優勝を果たしました。2位は昨年のリベンジに燃えた高陽町商工会女性部、3位は昨年のディフェンディングチャンピオン・世羅町商工会女性部という結果になりました。

 

広島東商工会女性部のキャプテン、上田裕恵さんは「このメンバーになって20年以上になります。お互いの精神状態まで把握してカバーできるチームワークの良さが、この優勝に繋がった」と喜びを噛みしめていました。

 

シニアの部では、呉広域商工会女性部、世羅町商工会女性部、五日市商工会女性部の3チームが優勝を争って、決勝リーグで白熱した試合を展開。いずれも譲らない混戦模様でしたが、五日市商工会女性部をストレートで、世羅町商工会女性部をフルセットの末破った呉広域商工会女性部が見事に優勝を手にしました。

 

大会終了後には成績発表が行われ井上文江会長から2部門の上位3チームに会長直筆の賞状とメダル、記念品などが手渡されました。

 

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博物館クラスの蓄音機がずらり

蓄音機の重厚な音色をコーヒーとともに楽しめる喫茶店がオープン

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祗園町 商工会

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博物館クラスの蓄音機がずらり

▲雰囲気にマッチしたレトロなネオンサインは菊波さんの作品。

 

SP盤レコードの音色を旧式の蓄音機で楽しませてくれる喫茶店「音楽茶房 78(セブンエイト)」が安佐南区西原にオープンしました。店主は、ネオンサイン製造業(山陽ネオン株式会社)を営む菊波勇(きくなみ いさお)さん。レコード鑑賞ができる喫茶店はこれまでもありましたが、SP盤レコードを聴かせてくれる店は、全国的にもほとんどありません。

 

菊波さんがレコードを収集するようになったのは、今から約40年前のこと。三越デパートが広島に進出した際に、中古レコードや蓄音機の展示会でその音色に魅了されたそうです。その後、コツコツと40年をかけてレコードや蓄音機を収集。今ではSP盤だけで3000枚以上、蓄音機は約10台所有しています。

 

SP盤レコードとは、昭和38年まで生産されていたレコードのこと。その後LP盤レコード、EP盤レコードへと移り代わり、現在ではおなじみのCDが主流です。SP盤レコードの魅力といえば、やはり音色の深み。心地よい振動とともに体に届く、しっとりとして艶やかな音色は、まるで生演奏を聴いているような錯覚に陥ります。

 

店内のステージに設置されている蓄音機は、1921年製造のアメリカ製と1928年製のイギリス製。どちらも稀少性が高く博物館に展示されるほどの逸品です。毎月第4火曜に開催される蓄音機コンサートのほか、店を訪れた人のリクエストにも応えてくれます。

 

店内では、一杯一杯丁寧にドリップするブレンドコーヒー(500円)などのドリンクや軽食も用意。菊波さんは「蓄音機が奏でる音色を聴きながら、ゆったりとくつろいでほしい」と呼びかけます。

 

往年の蓄音機ファンにとっては、SP盤レコードを稀少価値の高い蓄音機で聴くことができる穴場スポット。また、これまで蓄音機の音色を聴いたことのない人にとっても、これまで聴いたことのない貴重な音に出会える数少ないスポットです。蓄音機が奏でる、SP盤レコードの音を肌で感じてみませんか。

 

●お問い合わせ/音楽茶房 78 TEL(050)3334-5133(営業時間11時~22時)

 

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「新ネットde記帳操作研修会」巡回開催

自計事業者のフォローアップを目的に、県内延べ26商工会で研修会を実施

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広島県商工会連合会

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「新ネットde記帳操作研修会」巡回開催

▲呉広域商工会での研修会は、自計事業者や商工会職員など27人の参加で行われた。

 

本県連は、インターネットを利用した会計システム“ネットde記帳”が新システムに移行するのに伴い、新機能の紹介などを中心にした「新ネットde記帳操作研修会」を昨年11月からスタートさせました。自計事業者を対象に、新システムの基本情報や操作方法などを実機を使って体験する研修会を県内各所で巡回開催するもので、昨年11月27日の広島東商工会安芸支所を皮切りに、来年度5月頃までを目途に県内延べ26商工会で実施する計画。今月21日には、呉広域商工会で27人の受講者を集めて研修会を行いました。

 

ネットde記帳は、インターネットでできる中小企業経理システム。経理ソフトとして初めてインターネットを利用したASPシステムで、一般のソフトと同様に伝票入力や決算、各種申告書作成などがいつでも、どこでも、誰にでも簡単に行える経理システムです。2004年度(平成16年度)に商工会が行う記帳機械化事業の標準システムとして採用され、運用が開始されました。

 

運用開始から約8年が経過し、最新の通信環境や機器類への対応と同時に、税制改正にもより迅速に対応するために新システムに移行。新ネットde記帳は従来のシステムの良い点を継承し、より使いやすく信頼性を向上させました。「システムの使いやすさはそのままに、操作性の向上を図った」と本県連の担当職員。

 

新ネットde記帳の操作研修会は、従来システムを利用していた自計事業者のフォローアップを主な目的にしたもの。呉広域商工会で行われた研修会では、講師が操作マニュアルをもとに、使用前準備の手順や全体構成、ログイン方法などの基本情報を説明したほか、仕訳入力の機能や仕訳の検証処理と帳簿・管理表機能などについて詳しく解説。受講者は1人1台の実機操作で新ネットde記帳の基本的な機能や使い勝手などを体験。仕訳帳や出納帳の入力用データを打ち込んだり、入力した仕訳を検証したりしながら優れた操作性を体感し、新システムの活用や効果について理解を深めました。

 

本県連では、新ネットde記帳の操作研修会が一巡した後、新規利用事業者の拡大などを目的にした「新ネットde記帳体験セミナー」を県内各所で順次開催することにしています。

 

●お問い合わせ/ネットde記帳ヘルプデスク(自計会員専用) TEL(0120)007-338
受付時間:平日9:00~12:00、13:00~17:00(年末年始は除く)

 

“ネットde記帳”のホームページはこちら

起業家の卵たちが奮闘

小学生が6つの店舗を出店してイベント会場を盛り上げ、全店完売・黒字を達成

地域イベント

広島安芸 商工会

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起業家の卵たちが奮闘

▲初めての販売体験にも臆することなく、笑顔で接客する小学生たち。

 

安芸郡坂町平成ヶ浜のパルティフジ・坂で17に開かれた「第113回さかサンデーマーケット」で、広島安芸商工会坂支所主催の「第18回キッズ起業家育成塾」を受講する地元の小学生たちが販売体験をしました。当日は「第29回坂町ようようまつり」が同日開催され、多くの来場者が詰めかける中、地域の未来を担う起業家の卵たちが6つの店舗を出店し、会場を盛り上げました。

 

キッズ起業家育成塾は、子どもたちの自立心を養い、チャレンジ精神を育てることを狙いに、旧坂町商工会が平成16年度に経済産業省の補助事業「地域振興活性化事業」を活用して立ち上げたもの。経済教育の機会を通じて子どもたちに商売の楽しさを知ってもらおうと、地元の小学5、6年生を対象にした起業家育成塾で3日間の事前学習を行い、さかサンデーマーケットで販売体験に参加するプログラムを年2回実施しています。事業開始以降、延べ約500人の修了生を輩出。事業開始年度にキッズ起業家育成塾を受講した児童が、今回のさかサンデーマーケット会場に鉄板焼きのブースを出店して一人前の商売人らしい姿を見せるなど、地道な取り組みは着実に成果を上げているようです。

 

今回で18回目となるキッズ起業家育成塾は、2月23日に開講。これまで坂町内の小学校に通う児童を対象に実施してきましたが、今回は事業の広域化を図ったことで、海田町内の小学生たちが初めて参加しました。初日はグループ分けをして6つの班を作り、店舗の名前を考えて役割分担を決めました。2日目に利益を出す仕組みや接客方法を学び、3日目に商品販売のための作戦会議を開き、チラシや看板を作りました。当日は1班で1店舗を運営し、主に地域特産品や土産品などを販売しました。事前学習から販売体験に至るまでの間、広島文化学園大学の学生や中国人留学生らが小学生たちをサポートしました。

 

殻付き牡蠣や無農薬野菜、天然酵母パン、芸州坂うどん、安芸津うどん、漁師うどん、豊島ラーメンなど、起業家の卵たちのブースにはバラエティ豊かな商品が並び、「いらっしゃいませ」の元気な声が飛び交いました。事前学習で学んだ経験を生かし、小学生たちは少し緊張しながらも丁寧な接客に努め、商品を買ってくれた人には「ありがとうございました」と明るく挨拶。手書きのポップを手にブースの中から大きな声を張り上げる男子児童や、段ボールに商品を詰めて会場を売り歩く女子児童など、子どもたちの一生懸命な姿勢がひしひしと伝わってくる場面も見られました。

 

お昼過ぎにはすべての店舗で商品が完売。無事にすべての商品を売り切ることができ、ブースは小学生たちの晴れやかな笑顔であふれていました。店じまいを終えた小学生たちは、会場を後に広島文化学園大学へと移動。サポート役の学生らとともに販売体験プログラム最後の作業、決算報告書づくりに取り組みました。売上高から売上原価や経費を差し引いて、差引収支を計算。利益は平等に分配することとし、金額の端数は地元の社会福祉協議会に寄付することに決めました。修了式では仲間たちと頑張って手にした利益が給料として、修了証書とともに一人ひとりの児童に手渡されました。

 

●お問い合わせ/広島安芸商工会坂支所 TEL(082)885-1200

 

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「商店診断・商店街診断」の報告会開催

都合7回にわたって大朝地区を訪れ地域課題を調査した学生が6つの活性化策を提案

クローズアップ商工会

北広島町 商工会

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「商店診断・商店街診断」の報告会開催

▲(写真上)活性化策を提案する手石雄太さんと信原ともみさん
 (写真下)スライドを見ながら学生の意見に聞き入る地域住民

 

北広島町商工会が実施する今年度の「商店診断・商店街診断」で、北広島町大朝地区の商店街や施設などを視察した広島工業大学環境学部の学生たちが、診断の分析結果や改善策を発表する報告会を10日、旧同商工会大朝支所(現町大朝支所内)で開きました。森保洋之同学部教授のゼミ生、手石雄太さんと信原ともみさんが、若者の視点から見た商店・商店街の活性化策を出席者に向けて発表しました。

 

学生たちは昨年8月以降、都合7回同町を訪れ、大朝、新庄両商店街の現状を自分たちの目で確かめたほか、商店主や地域住民、町内の中学校、高校に通う生徒や保護者らを対象にしたインタビュー調査やアンケート調査を実施。両商店街の現状把握や課題分析と並行して、これからの大朝・新庄地区にあったらよいと思うもの、両地区を活性化させるためのアイデアなどを尋ね、621人から回答を得ました。約5か月にわたる調査、検証の結果を整理し終えた学生たちは、報告会で6つの改善策を提案。集まった地域住民らに対し、一つひとつ丁寧に説明をしていきました。

 

学生たちが最初の提案Aとして挙げたのが、ベンチの設置。店舗や自宅にある椅子を通りに設置して、地域のコミュニティ空間を生み出そうというもの。発表者の1人、信原さんが「福山の未来づくりプロジェクト」の一環として地元の福山市内で行った社会実験イベント「しゃべって、すわって、あったまローズ」をヒントにした案で、「住民の意識が通りに向き、交流の場が生まれる」「車中心の生活の中で、一息ついて町を見渡せる場所が生まれる」と設置効果を説明。ベンチを置く際には、人が集まりやすい場所に置くことや、誰でも気軽に座れるような配慮が必要などと付け加えました。

 

提案Bとして示したのが、空き家・空き店舗の利活用。「インタビュー調査を通じて、利活用の必要性を感じた」という学生たちは、空き店舗などの店先を一部開放し、“まちなかの茶の間”を作ることを提案。誰でも自由に出入りできる多目的空間を作ることで、利用者同士の交流を促進させ、商店街に活気を呼び戻そうという狙いです。「大朝の歴史や文化について学ぶ住民講座や郷土ミニ展示、児童・生徒の学習スペースに」と利活用案を提示し、「さまざまな人が利用できるような取りきめが必要」「持続可能な管理体制の構築が必要」などとアドバイスを添えました。

 

提案Cでは、ショッピングセンター“わさーる”と旧大朝商店街を結ぶ導線として、大朝車庫(JRバスの車庫)の利活用を提言。「フリーマーケットのような自由なイメージのイベントに利用できるのでは」と述べて、大分県豊後高田市の行商リヤカー市場などの取り組みを紹介。他県の先進的な取り組みを参考に、新たな人の流れを生み出す仕掛けづくりを求めました。

 

提案Dでは新しい観光マップの作成を要望。既存の観光マップをもとに現地調査を行った際、「地図がデフォルメされて距離感が掴みにくく、読み取りづらいと思った」。新しい観光マップは町外者だけを対象にするのではなく、地域住民に地元の価値を再認識してもらい、地元案内に生かせるツールにすることが目的などと前置きし、自作の観光マップ案をスライドで紹介。情報を書き込むための余白を取った地図で、「これをもとに検討してほしい」と呼びかけました。

 

提案Eでは新しいイベントを検討するよう求めて、地域食材を生かした地産地消料理コンクールの開催を提案。学生たちは現地調査を通じて知った、同町の恵まれた食材に着目。誰でもできる料理によって世代間交流を促進し、地産地消と食育の推進を図ることで、「町外者を呼び込むことができ、地域住民が地元の魅力に気づくことができる」などと話しました。さらに、郷土の歴史と文化を生かしたまちなか展示を提案。鳥取県米子市で開かれた江戸時代にスポットを当てた企画展などを参考情報として紹介し、「地元の歴史や文化を学んで未来に継承してほしい」と訴えました。

 

最後の提案Fでは、地域住民が日頃培っている技能や知識、経験を披露する機会づくりを要望。地元の活力を引き出すことは地域全体の活性化、地域教育力の向上や地域への誇りを育むことにもつながり、「大朝の今後にとって意義深いもの」と語りました。

 

学生たちが発表を終えた後、森保教授が「泡立て続けることの大切さ」を説明。森保教授曰く、「地域の中で何かが共同して動いて行くことが、今求められているコミュニティの姿」で、シャボン液をかき混ぜると泡が立つように、地域コミュニティの再生と活性化を図るには、地域住民が主体となって継続的にまちづくり活動に取り組み続ける=泡立て続けることが重要、とアドバイス。学生たちの提案を地域再生の一つのチャンスとして捉え、できることから実行に移すよう呼びかけました。

 

●お問い合わせ/北広島町商工会 TEL(0826)72-2380

 

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「新ネットde記帳操作研修会」開催

「新ネットde記帳」が新たなバージョンへ。より便利に生まれ変わります。

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広島県商工会連合会

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「新ネットde記帳操作研修会」開催

▲「新ネットde記帳操作研修会」の様子

 

本県連は、今年2月に本稼働した新しい記帳機械化システム「新ネットde記帳」の操作研修会を開催しました。

 

「新ネットde記帳」は、インターネットを利用して帳簿入力や集計ができる経理システムです。本県連が提供するASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービスとして、経理ソフトやデータなどを本県連が一元管理しています。システムの切り替え、導入に先立ち、商工会記帳指導担当者を対象にした操作研修会を昨年11月から計7回にわたり実施。延べ138人が受講しました。

 

研修内容は以下の通り。
①現行ネットde記帳から新システムへの移行について
②新ネットde記帳の操作について
③自計事業者の移行について

 

この操作研修会は、本稼働開始前に「新ネットde記帳」を体験することで職員の操作スキル習得、向上を図る目的で開いたもので、従来版から新システムへのデータ移行や環境設定、伝票入力操作に関する講習を行いました。

 

研修会前半では、従来版から新システムへのデータ移行手順を中心に、科目マッチングやマスター登録方法などを説明。研修会後半では、実際に伝票入力操作を行い、受講者は優れた機能性を体感しながら新システムへの理解を深めました。

 

「新ネットde記帳」は商工会会員のための統合的な経営指導ツールとして構築されており、記帳から決算・申告までを行なうなど、これまで以上の機能性によって業務効率化を図った活用ができます。なお、「新ネットde記帳」自計事業者向けの研修は、3月中旬から県内の商工会で順次開催する予定です。

 

●お問い合わせ/ネットde記帳ヘルプデスク(自計会員専用) TEL0120-007-338
受付時間:平日9:00~12:00、13:00~17:00(年末年始は除く)

 

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「平成24年度臨時総会」開催-1

「青年部のみなさまへお伝えしたいこと」をテーマに副会長ら6人が胸の内を語る

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広島県商工会青年部連合会

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「平成24年度臨時総会」開催-1

▲小川治孝会長が座長となり、洞井幸信副会長、池田佳幸副会長、竹原哲副会長、
田辺英雄副会長、加藤陽一郎副会長、田邉裕二ブロック長の6人がパネラーを務めた。

 

広島県商工会青年部連合会の「平成24年度臨時総会」が8日、福山市三之丸町の福山ニューキャッスルホテルで開かれました。出席者24人、委任状6人、合計30人の出席のもと、平成25年度の事業計画案、予算案などが審議されました。

 

臨時総会に先がけて「平成24年度第4回商工会青年部研修会」が開かれ、小川治孝県青連会長を座長に、「青年部のみなさまへお伝えしたいこと~商工会青年部の役員を経験して~」と題したパネルディスカッションが行われました。

 

この研修会は、小川会長と県青連の組織運営を支えてきた副会長、ブロック長ら6人が、2年の任期中に得た知識や経験、気づきなどを次の県青連を担う青年部員たちに伝え、譲り渡していくことを目的に行われたもの。小川会長からの問いかけに一人ひとりが答える形で行われ、6人が熱い胸の内を披露しました。

 

パネラー役の6人が一様に口を揃えて言ったのが、“感謝”の言葉。「今後につながる貴重な経験ができた」「多くの人との関わりの中で自分を成長させることができた」「さまざまな知識を持つ同志との交流を通じて視野を広げることができた」など、在任期間を通じて重要な責務を担う一方で、県青連の要職に見合うだけの達成感や充実感、満足感が得られたことを6人は強調。組織運営に携わることで手にすることができた成果、一青年部員のままでは気づかなかっただろう発見が得られたことなどに対し、有難く思う気持ちを6人は感謝という言葉で表現しました。

 

“チャンス”という言葉も多く聞かれました。県青連の要職に就き、組織運営に携わることができるのは青年部員の中のほんの一握り。チャンスが与えられるのを待つのではなく、自分から積極的に行動し、それを掴みに行く姿勢の大切さを説く副会長らの言葉に頷かされる青年部員も多かったようです。副会長らの中には当初、嫌々ながら就任依頼を引き受けた人もいたようですが、「話をもらったら断らない心構えでいてほしい」「チャンスはそう巡ってこない。期待されていると受け取って」「2年も、ではなく、長い人生の中のたった2年」などと、組織運営への積極参加を求める声も目立ちました。

 

自分次第で活動の場が一気に全国区へと広がるのも県青連の要職に就いてこそで、それに伴う数多くの“出会い”は得難い経験、との声も聞かれました。それも単なる出会いではなく、「高い志を持った同志たちとともに成長できる機会が得られた」などと副会長らは力説。「互いを刺激し合いながら友情を育むことができた」「より広域的な視点に立って物事を考えることができるようになった」など、内輪付き合いの枠を超えた新しい出会いが大きな財産となり、人脈が広がることで視野が広がるなど、志を持った仲間との出会いは新たな人間形成につながる、という発言もありました。

 

さらに、組織を運営していくことは自分一人ではできないことで、心を一つにして事業を推進していくなど、“連携”と“協調”の大切さを伝える意見も。そのほか、「副会長になったことで親会の動きが気になり出した結果、さまざまな中小企業施策があることを知った」と述べて、青年部活動だけに終始するのではなく、商工会とのつながりを深めて、経営指導員の知識とスキルの積極活用をすすめる声なども聞かれました。

 

要職を経験してこその重みある言葉が数多く聞かれた中、加藤陽一郎副会長がパネラーの思いを代弁するかのように発した、「副会長を経験したことで、人生の貸借対照表資産の部には充実の文字が記された」のいかにも経営者らしい言葉は、青年部員たちの胸に爽やかな印象とともに深く刻まれたようでした。

 

各パネラーの発言が終わった後、「私の思いを最後に」と、小川会長がマイクを取りました。ふるさとを思い、ふるさとを守るために知恵と行動力を発揮し続ける青年部員は、「地域のスーパースター」と小川会長。その自信と誇りを持って今後も青年部活動に取り組んでほしい、と青年部一同に呼びかけました。地域の恩恵を受け、地域の理解を得ることで事業活動が継続できることから、ふるさとを守り抜くという青年部の使命を全うしてほしい思いを繰り返し伝え、「ふるさとの土地は先祖から受け継いだものではなく、子孫から借りているものである」と昨年度の臨時総会でも述べた言葉を再び用いて、「その土地を豊かにして子孫に返そう」と語りかけました。

 

事業活動なくして青年部活動は成り立たないことから、各種中小企業施策の実施機関である商工会を活用するようにも求めて、「青年部員の特権を生かして、事業基盤をいっそう確かなものに」と訴えました。最後に「我々の任期もあとわずか」と前置きし、次の世代の青年部員たちに「頑張って」と心からのエール。「みなさんに何かあれば必ず力になる」と頼もしい言葉を残してマイクを置きました。

 

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「平成24年度広域講習会」開催

ポイントカード事業の今とこれからについて考え、商売人としての原点を再確認する

クローズアップ商工会

広島県商工会連合会

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「平成24年度広域講習会」開催

▲従来とは異なる試みとして、今年度は三遊亭亜郎さんによる落語会を実施した。

 

本県連は、小規模事業者の商業振興や地域購買力の向上などを目的に実施している、商工会広域カード事業“ぽっぽカード”の事業強化の方策などについて検討する「ぽっぽカード加盟店広島県大会」を先月5日、南区的場町のホテルセンチュリー21広島で開催しました。

 

商工会広域カード事業を通じていっそうの地域商業の振興や個店の売り上げ向上を図ることを目的に平成17年度から毎年開いているもので、今年で8回目。「平成24年度広域講習会」として実施した今大会には、県内の加盟事業者、商工会関係者など約70人が参加。ポイントカード事業の今後のあり方などを考察する講演会、商売の原点を見つめ直すための落語会などを行いました。

 

第1部の講演会では、“地域商業研究所(福岡市南区)”の金尾俊郎代表が、「ポイントカードで地域を救え!~地域循環型経済を目指して~」をテーマに講演。第2部の落語会では、落語家の三遊亭亜郎さんが「落語で学ぶ商売繁盛~ポイントカードは素晴らしい!~」を演題に、創作ミュージカル落語を披露しました。<

 

「ポイントカードのこれまでの20年間の流れを振り返り、これからを考える」と前置きして金尾代表は講演をスタート。その冒頭で金尾代表は「平成4年を境にスタンプカードの役割が変わった」と説明。折しもその頃、『大規模小売店舗法』『食糧管理法』などの規制緩和によって日本の産業構造は大きく変化。競争激化と価格破壊が進み始めた頃を機に、「スタンプやカードの役割もそれ以前とは大きく変わった」。

 

金尾代表はそれ以前を“第1世代”と位置付け、第1世代期はスタンプやシールを中心としたポイント制で、日々の最寄り品業種を中心にポイントをおまけとして付与し、顧客の固定化を図るツールだった、と説明。それ以降の“第2世代”では、現金値引きに代わる効果を持ったツールとしてポイント制が活用されることになり、対象業種もあらゆる業界へと拡大。第2世代期に入るとスタンプやカードの役割は、「おまけから値引き対策に移行した」と強調しました。

 

第1世代期には、同じ商品であればどのお店で買っても値段は変わらない“同一商品同一価格”の場合、おまけとしてポイントを付与することは差別化の手立てとして有効でした。規制緩和に伴う価格破壊が起こった第2世代期ではその神通力は通用せず、共同事業としてのスタンプやカードに値引きと同等の価値を持たせ、個店単独ではできない顧客満足と利益確保を両立させるべき、と金尾代表はアドバイス。

 

どこで買っても商品の値段が同じなら、スタンプをもらえるお店へ行くのは当然の消費者心理。そこに価格差が出てくれば“スタンプによる差別化”の原則が崩れてしまう、というのがその理由で、「値引きの一部とスタンプを置き換えることで利益率を上げる取り組み方をしなければ、スタンプ経費の元は取れない」。金尾代表は値引きとポイント倍率の相関表を示しながら、特に特価品や高額商品にスタンプを出すことが有効になるなどの奥義を伝授しました。

 

スタンプやカードの役割はさらに深化し、“第3世代”になると、買い物袋の持参や再生資源の店頭回収などのリサイクル活動をはじめ、まちづくり活動、ボランティア活動の対価としてポイントを付与するなどの新たな仕組みが登場。ポイント制というシステムが環境問題や地域活動にも応用できることが分かり、「地域商業の販促活動がさらに汎用性を広げた」と金尾代表。

 

定着しにくかった地域通貨の代わりとして、スタンプやカードによって新たな地域内循環型経済を目指すべき、との考え方を示し、カードの提示に対して子育て支援サービスを提供したり、カードによる収益を復興支援などの社会貢献に役立てたりするなど、新たな用途を提案することで利用動機の拡大が図れることを説明。ぽっぽカード会統一事業として実施している小中学校の活動費助成もその一例で、その他、高齢者の医療費軽減対策、特定診断対策などさまざまな用途に利用が可能であるという新たな視点を提示しました。

 

続く落語会では、モノが売れない時代だからこそ商売人としての原点を見つめ直してもらおうと、劇団四季出身という異色の経歴を持つ亜郎さんが、持ち前の美声を生かしたコミカルな創作ミュージカル落語を披露しました。

 

この日の演目は、『ありがとうが世界を変える絆39』と『ダメ坊ちゃんが松下幸之助に出会ったら』の2本。1本目は、どんな状況や運命に対してもひたすら「ありがとう」を唱え続けることにより、閉鎖的な商店街の沈滞ムードを払拭していく男の物語で、2本目は、恵まれた家庭に育ったものの、一家離散の末に蕎麦屋の下働きとなった主人公の成長の過程を描いたストーリー。

 

「商店街のみんなを幸せにするには、まず自分が変わること」。そう教えられたある民生委員の男は、会う人すべてに「ありがとう」と挨拶。男の感謝の言葉が商店街の人たちの心のわだかまりを次第に溶かし、徐々に商店街に活気が戻ってくる物語の中に亜郎さんは「地域の人々がともに助け合い、成長し合い、心を寄り添い合い、絆を深めて欲しい」の思いを込めていました。

 

人と人とは合わせ鏡で、まず自分自身が襟を正してお客に好かれる人間にならなければいけない、などと述べて、商売人の基本である「いらっしゃいませ」の挨拶も、「相手を変えるくらいの勢いで」と亜郎さんはアドバイス。心から人に感謝する気持ち、相手を大切に思う気持ちを今一度思い出してほしい、などと訴えました。

 

2本目では、『困難を困難とせず、思いを新たに、決意をかたく歩めば、困難がかえって飛躍の土台石となるのである。要は考え方である。決意である。困っても困らないことである』『先例を破る新しい方法を工夫することの方が大切である。やってみれば、そこに新しい工夫の道もつく。失敗することを恐れるよりも、生活に工夫のないことを恐れた方がいい』など、故松下幸之助さんの名言を端々に織り交ぜて小噺を披露。

 

苦労の中にも誇りと生き甲斐を見出し、主人公が下働きとして懸命に励む姿を通して、自分に与えられた境遇をありのまま受け入れ、明るく強く逞しく生き抜くことの大切さを亜郎さんは説きました。「考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる」などと述べ、知恵や悩みを出し合って今の商売を取り巻く状況をともに乗り越えてほしい、とエール。高座の締めとして、「諦めなければ道は必ず開ける」「笑う門には福来る」と力強く語り、聴衆一同の心と体に明日の英気を注入しました。