YouTubeチャンネル「こうしろーの高陽・白木巡り」開設(高陽町商工会)

動画でしか伝わらない、会員事業所の魅力をYouTubeで発信。これまで知らなかった新しい高陽町・白木町に出合える!

 2025年8月、高陽町商工会が会員事業者の魅力をPRするYouTubeチャンネル「こうしろーの高陽・白木巡り」 を開設しました。写真だけでは伝えきれない“臨場感”や“雰囲気”を動画で届けることで、地域の事業所の魅力を広く発信していきます。

 

 「近年は動画によるPRが主流になっています。調理や製造の様子、商品を楽しむ瞬間などをお届けすることで、消費者に興味を持っていただき、会員事業所の売上向上につなげていきたいと考えています」と原田経営指導員。現在、カフェとソフトクリーム専門店の2店舗が公開中で、今後も毎月2事業者を追加していく予定です。今年度は、飲食店を中心に配信し、来年度以降は業種を問わず取材します。

 

 動画は、高陽町商工会のマスコットキャラクター の「こうしろー」 が看板メニューや新商品などを紹介するユニークな作り。これまで知らなかった穴場スポットや、行き慣れたお店の新メニューなど、知られざる魅力に出合えるかもしれません。秋のおでかけシーズンの参考に、ぜひチェックしてくださいね。

 

「こうしろーの高陽・白木巡り」はこちら

●お問合せ 高陽町商工会 TEL 082-842-0186

事業所紹介-長谷川紙器工業所(福山あしな商工会)

昔懐かしいレトロな魅力を残す「貼箱」。新たな付加価値をつけて、新しいファン層を獲得

お気に入りの本や読みかけの本を並べて、身近な本棚として使える貼箱(1個1,500円)

 昭和34年創業の長谷川紙器工業所は、福山市新市町で貼箱製造を専門とする工場です。貼箱とは、厚紙に和洋紙などを貼り合わせて作るパッケージで、和菓子や掛け軸、贈答品など高級品の箱として重宝されてきました。1ミリほどのボール紙に紙を手で貼り、一つひとつ仕上げるため、軽くて丈夫。さらに手作業ならではの温かみがあります。

 

 時代の流れとともに、大量生産型の「トムソン箱」が普及し、貼箱の需要は減少。ものづくりの町・福山市の貼箱業者も後継者不足で年々減少しています。しかし、ここ数年は、改めて貼箱ならではのレトロ感や希少性によって人気が再燃。トムソン箱と比べて木型代が不要のため、初期費用をおさえて小ロット作ることができるメリットもあり、同社の技術は再評価されています。

 

 こうした流れを受け、新たな販路開拓にも尽力。デザイナーやクリエイターとコラボした商品開発も活発で、本棚にもなる貼箱「BOOX」や尾道の「なかた美術館」と連携し、廃盤になった海図をアップサイクルして仕上げた貼箱など、地域性とアイデアを融合させた商品が次々に誕生しています。

 

福山あしな商工会で専門家のアドバイスを受ける長谷川裕之さん(正面左)と笙悟さん(正面右)

 現在、福山あしな商工会の伴走型支援を受けながら専門家派遣による販路拡大にも挑戦中。クリエイターへの訴求方法を学び、和菓子店など従来の顧客層に加え、雑貨や観光土産など新しい分野にも視野を広げています。

 

 2023年4月には代表・長谷川裕之さんの息子で3代目となる笙悟さんが帰郷し、親子で工場を運営。長年培った製法と新しい発想を組み合わせ、「箱の魅力」をより多くの人へ届けることを目標にしています。「まずは貼箱の手触りや温かな雰囲気などの魅力をたくさんの人に知ってもらい、ファンを地道に増やしていきたい」と笙悟さん。アイテムやイベント出店情報はInstagram(@hakoyahase)で発信中。商品はHPから購入できます。貼箱ならではの温かな質感と柔らかな雰囲気に触れてみませんか?

 

●長谷川紙器工業所
住所/福山市新市町戸手2302-12
TEL/0847-51-2906
営業時間/8:00~17:00
休み/土日曜・祝日

HP/https://858.handcrafted.jp

事業所紹介-有限会社ヤングメンズ(福山あしな商工会)

地域発・高品質のカジュアルウェアとデニム教育で縫製業界の未来をつなぐ

代表取締役の藤本貴也さん(左)と3代目予定の真弥さん(右)

 福山市新市町でカジュアルウェアの製造を手掛ける有限会社ヤングメンズ。現在は2代目の藤本貴也さんが指揮をとり、シャツやジャケット、カバーオール、コートなどの上着を中心に、受注生産で一着ずつ丁寧に製造しています。複雑なデザインや高い精度が求められる製品を得意とし、襟や角の鋭角さ、糸の始末など細部までこだわる品質管理を徹底。この道30年以上のベテラン指導者が技能実習生を直接育成し、高い技術力を維持しています。

 

 創業当初は作業服の製造からスタートし、時代のニーズに合わせて30年以上ほど前からカジュアルウェアへシフトチェンジ。有名ブランドの製品も手掛けるなど、その技術は高く評価されてきました。現在は、デニムの発祥地として知られる福山市のために、地域貢献にも力を注いでいます。

 

 その一つが地元の縫製企業9社でスタートした「デニムスクール」。国内外から参加者を募り、約2週間でオリジナルジーンズを完成させる実践型プログラムで、これまでに約170名が卒業しました。このプロジェクトは、広く縫製業界の魅力を伝え、地元企業への就職や業界全体の底上げを目指すもの。民泊施設も用意し、遠方からの参加者にも対応しています。全国的にも縫製工場が減少する中、業界全体を盛り上げる取り組みとして注目を集めています。

 

 

工場では細部にまでこだわった丁寧な作業が行われています

 また事業承継を予定している息子の真弥さんは福山あしな商工会の青年部にも所属し、祭りや清掃活動、若手経営者の交流など、青年部活動にも積極的に参加。「地域のことが全く分からない中、同世代の経営者や事業承継を予定している同じ立場の人たちと繋がることができ、自分自身のものの見方や考え方が大きく変わりました」と話します。また、新市中央中学校の授業にも参加し、若者に縫製業界の魅力を伝える活動にも取り組んでいます。「自分自身が感じてきた縫製職人のカッコよさを、次世代の子どもたちにも伝えていきたい」と真弥さん。縫製業界全体の生き残りをかけて、ヤングメンズの挑戦はまだまだ続きます。

 

●有限会社ヤングメンズ
住所/福山市新市町新市953-9
TEL/0847-52-3550
営業時間/8:30~17:00
休み/日曜・祝日、ほか不定

事業所紹介-婦人科サロンimma(福山あしな商工会)

女性の悩みに寄り添い、足から整える婦人科サロン。生活スタイルから見直し体質改善を目指す

Mamiさんの足つぼはリラクゼーション目的ではなく、足裏にたまった老廃物を掻き出すような施術

 福山市新市町にある「婦人科サロンimma(イマ)」は、生理不順や生理痛、更年期トラブル、子宮筋腫、妊活など、女性特有の悩みに寄り添い、足裏からアプローチする体質改善サロンです。オーナーのMamiさんは長年化粧品販売に携わった後、フェイシャルサロンをオープン。顧客の様々な悩みを目の当たりにするうちに、もっと根本から改善できる方法の必要性を感じ、現在のスタイルにたどり着きました。

 

 施術は足裏の反射区を整え、全身の不調に働きかけるもの。まずは丁寧なカウンセリングで足の状態を確認し、その日の体調を把握します。「足には体の情報が集まっており、自分では気づいていない不調も現れます」とMamiさん。施術には「よもぎ蒸し」を取り入れ、体を温めた状態で足つぼを行うことでリラックス効果と改善効果を高めます。

 

 「体質改善ベーシックコース(100分/11,000円)」は、よもぎ蒸しorクレイ足湯、婦人科足つぼ、膝下のオイルマッサージ付き。ベーシックコースによもぎ蒸しとクレイ足湯の両方をプラスした「体質改善しっかり整えコース(120分/14,800円)や、クレイ足湯と足つぼのみの「リフレッシュコース(70分/9,800円)」など、ニーズに合わせた3つのコースが用意されています。クレイ足湯は登場したばかりの新メニュー。4種類のクレイ(粘土)を一人ひとりの症状に応じて組み合わせて使用します。

 

 

足つぼの前のよもぎ蒸し。冷えの改善や更年期トラブルの緩和、美肌など様々な効果が期待できます

 特に最初の3か月は2週間に1度の集中ケアがおすすめ。食事、生活習慣、姿勢や運動など、日常生活も一緒に整えていきながら、1年かけて体質改善を目指します。不調に自分自身で対応できるようになるための、「婦人科足つぼセルフケアレッスン(90分/25,800円)」も好評です。

 

 施術は、1日2組限定。女性の体と心に寄り添い、根本からの改善をサポートする「婦人科サロンimma」。即効性があり効果を実感しやすいのが、こちらの施術の特徴です。一緒に体質改善に取り組んでみませんか?ご予約やお問い合わせは、InstagramのDMからどうぞ。

Instagramはこちら

 

●imma(イマ)

住所/福山市新市町新市

営業時間/10:00~17:00

休み/日曜・祝日、ほか不定

令和7年度商工会等職員【経営指導員】R07.12.01採用試験の実施

 

令和7年度【令和7年12月1日採用予定】商工会等職員(経営指導員)の採用試験を実施します。

受験希望の方は、必ず募集要項をご覧いただき申込みください。

 

■職種、採用予定人員

 (1)経営指導員 2名

    勤務地:県内の商工会等

    ※最初の勤務地は広島市エリア又は備南(尾道・福山)エリアの商工会を予定

■受験申込(応募)受付期間

 令和7年8月26日~令和7年9月26日

 

■一次試験

 令和7年10月4日(土)

 

■受験資格、申込手続きなど採用情報

 当会ホームページ「採用情報」より募集要領等をご確認ください。

 申込手続きについては「郵送」又は当会ホームページの

 「エントリーフォーム」よりお申込みください。

 

■問合せ先

 広島県商工会連合会 組織運営部総務課

 採用担当:堀尾・進藤

 電話082-247-0221

■実施要領等

職員採用試験【実施要領】(A経営指導員R071201採用)
職務内容等調査票【A経営指導員】(R071201採用試験用)

神辺町商工会青年部が岐阜県で部員増強の成功事例を講演(神辺町商工会青年部)

年間26名の新規加入を実現したノウハウを紹介。他県青連からも注目集まる

講演を行う田中部長(左)と藤井元部長(右)

 神辺町商工会青年部の取り組みが、地域を超えて注目を集めています。7月25日、岐阜県商工会青年部連合会の主張発表大会に招かれ、部員増強の成功事例について講演を行いました。登壇したのは田中部長と藤井元部長。青年部自らが県外で発表するのは初めての試みで、昨年度、同会で講演を行った藤本経営指導員が依頼を受け実現しました。

 

 神辺町商工会青年部は令和5年度、26名の新規加入を実現し、全国大会でも表彰される成果を上げています。今回の講演では、その具体的な取り組みを紹介。加入候補をリストアップし、チーム制で楽しみながら増強活動に取り組んだこと、オリジナルのトークスクリプトを作成して勧誘を標準化したこと、本業と連携した入会促進の工夫など、多彩な手法を分かりやすく解説しました。さらに、青年部の卒業予定者のリストを共有し、将来的な危機感をメンバー全員で意識する取り組みも紹介されました。講演後に急遽、設けられた質疑応答の時間では、多くの質問が寄せられ、その関心の高さがうかがえました。

 

 「神辺での成功事例が他県の青年部にも役立つならうれしい。神辺だけの取り組みにせず、全国的に広げて盛り上げていきたい」と語る田中部長。昨年度は、奈良県商工会青年部連合会や函南町商工会青年部(静岡県)等が視察に訪れるなど注目を集めてきましたが、今回の岐阜県での講演は、県外への発信として大きな一歩となりました。今後も講演依頼があれば積極的に応じ、地域を越えて仲間の輪を広げていきたいと考えています。今年度も現在、6名の新入部員が加入しています。

 

 

●お問い合わせ 神辺町商工会 TEL084-963-2001

事業所紹介-巴堂ジェラート(祇園町商工会)

老舗菓子店の屋号を受け継ぎ、日常に寄り添う素材重視のクラフトジェラートを提供

家族で営むアットホームな雰囲気も魅力

 家族で営むアットホームなジェラート専門店「巴堂ジェラート」は、広島市安佐南区山本の住宅街にあります。特別な日でなくても、おいしいものを気軽に味わえるお店を目指して、2025年7月にオープンしました。

 

 店のルーツは1924年創業の老舗菓子店「巴堂」。17年前に一度廃業したものの、四代目となる本田拓也さんが屋号を受け継ぎ、新たにジェラート店として再興しました。本田さんは大学卒業後、東京の菓子店に勤務し、父の体調不良を理由に帰郷。その後、食材問屋で14年間勤めるなかでジェラート店の立ち上げに携わり、その魅力に魅了されました。ジェラート店の開業を決意してから約5年間の準備期間では全国30軒ほどのジェラート店を食べ歩き、さらにイタリアで1カ月間修業。各地で学んだ知識と技術を組み合わせ、独自のレシピを築き上げました。

 

 本田さんのジェラートづくりの特徴は、フレーバーごとにミルクや砂糖の配合を一から変える「クラフト」製法。例えば同じ桃でも、品種や糖度に合わせて配合を微調整し、素材の持ち味を最大限に引き出します。イタリア仕込みの製法を基本に、誰もが美味しいと感じる“なめらかさ”を重視しているのもこだわりです。

 

 

店内でイートインも可能です。写真はストラッチャテッラとイチゴミルクのダブル

 広島を代表する「砂谷牛乳」のミルクや廿日市にある「田原農園」のイチゴ、瀬戸田のレモンといった農家から直接仕入れるフルーツなど、食材も地元や旬にこだわったものを使用。地域特産の祇園パセリを使ったユニークなフレーバーもあります。添加物は極力使用しない、体に優しいジェラートが幅広い層の人気を集めています。

 

 店頭には常時12~15種類のジェラートが並び、定番から季節限定まで幅広く展開。旬を大切にしたラインナップで、訪れるたびに新しい味に出合えるのも魅力です。おすすめは、イタリアで定番のジェラート「ストラッチャテッラ」。マスカルポーネを使ったミルクジェラートにチョコを合わせた人気フレーバーで、チョコレートのパリパリ食感とマスカルポーネチーズの深いコクが楽しめる一品。ジェラートはカップのみで提供され、シングル480円から気軽に味わえます。

 

 素材本来の美味しさを感じさせてくれる、クラフトジェラート。日常にちょっとした幸せをもたらせてくれます。定休日やフレーバーなどの情報はInstagramをチェック。

 

Instagramはこちら

●巴堂ジェラート

住所/広島市安佐南区山本1-6-12

TEL/090-3556-6925

営業時間/12:00~20:00

休み/不定休

小規模企業景気動向調査(2025年7月期)の結果を公表します

~天候等の影響で業種間・業者間格差が見られるも、一定の改善を見せた小規模企業景況~

全国商工会連合会では、8月22日、7月期の小規模企業景気動向調査の結果を発表しており、
業種ごとの結果の要旨は以下のとおり。

<製 造 業> ◇…猛暑により一部業況改善も、慢性的な人手不足が課題の製造業…◇

<建 設 業> ◇…民間需要の増加により大幅な採算好転を見せた建設業…◇

<小 売 業> ◇…猛暑・季節要因と生活需要により、回復基調の小売業…◇

<サービス業> ◇…採算確保に苦慮するも、工夫が光るサービス業…◇

 詳細については、添付ファイルをご覧ください。

  7月期小規模企業景気動向調査(2025.8.22)

  

 ≪小規模企業景気動向調査とは≫

 全国商工会連合会が小規模企業を対象に、毎月行っている景気動向調査です。

 全国303商工会の経営指導員による選択記入方式の調査で、広島県では9商工会で実施しています。

 

(問合せ先)
 全国商工会連合会 産業政策課 電話03-6268-0085

 広島県商工会連合会 東部支所

実践型講座「ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方」参加者募集!(福山あしな商工会)

「伝える力」が事業を動かす! 中小企業のための広報×企画言語化講座

 福山あしな商工会は、9月11日(木)、10月7日(火)、12月2日(火)の3日間、実践型の講座「ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方」を開催します。全3回の講座に加え、10月中旬から11月下旬には個別カウンセリングも用意された充実した内容で、新製品や新サービスを効果的に伝える実践的な情報発信の手法が身に付きます。

 

 講師は組織の成長をコミュニケーションの観点から支援する合同会社エトスアップ(所在地:広島県福山市、代表:蛭川万貴子)の代表・蛭川万貴子氏。蛭川氏は大手代理店に勤務し、約20年にわたって企業の広報活動支援に従事してきた人物。今回の講座は、ニュースリリースという“情報発信の基本ツール”を切り口に、新たな事業やサービスの企画立案から発信までを一貫して学べるプログラムです。

 

 単なる文章の書き方講座との違いは、「何を誰にどう伝えるべきか」といった情報設計の視点から丁寧に導く内容となっている点。第1回目では新規事業の情報整理を行い、ブラッシュアップ。第2回目には実際にニュースリリースを作成します。第3回目では、各事業所がニュースリリースを発表し今後のニュースリリース計画を考案。どの回も参加型のワークショップで、より実践的な手法が学べます。

 

 また、個別カウンセリングでは、ニュースリリースの添削や今後、ニュースリリースを行うタイミングなどをプロの目線でアドバイス。情報の整理から発信内容、発信方法、発信のタイミングまで、幅広い内容で各事業の新商品・新サービスをバックアップします。

 

 「構想はあるものの詳細を詰め切れず、新サービスを生み出せていない」「新製品を販売するための特徴や強みの整理が苦手」「新事業の販路開拓に向けて、どのように認知を獲得すればよいか分からない」といった悩みのある方、解決の糸口がきっと見つかるはずです。

 

 希望の方は下記のQRコードからお申込みいただくか、メール(f-ashina@hint.or.jp)に、参加者名、事業所名、所在地、業種、従業員数、電話番号、メールアドレスを記載してお送りください。申し込み受け付けは8月29日(金)まで。広報にも販促にも使える効果的なニュースリリースの作成ノウハウが学べる絶好の機会です。奮ってご参加ください。

 

お申込みはこちら

 

○ニュースリリース作成から考える“逆算志向”の新企画の作り方・伝え方

日時/第1回 2025年9月11日(木) 18:00~20:00

   第2回 2025年10月7日(火) 18:00~20:00

   個別カウンセリング 10月中旬から11月下旬で個別に日程調整

   第3回 2025年12月2日(火) 18:00~20:00

会場/福山あしな商工会本所 会議室(福山市新市町新市820-1)

対象/福山あしな商工会の支援対象エリア内に事業所がある方

参加費/無料

定員/12名 ※定員になり次第締切

申込締切/8月29日(金)

 

●お問合せ 福山あしな商工会 TEL:0847-52-4882

事業所紹介-合同会社Tau Up(沼田町商工会)

「ちょっとした困りごと」に寄り添える、介護保険外サービスで高齢者の暮らしをサポート

親身になって利用者さんの声に耳を傾ける岡本さん

 介護保険外サービスとは、介護保険制度ではカバーしきれない、暮らしの中での「ちょっとした困りごと」に対応する有料サービスです。例えば、通院や法事等の付き添い、ペットの世話、大掃除、見守りなど、制度上対象外となるケースも多く、近年ニーズが高まりつつあります。

 

 介護は、多くの方が直面するかもしれない出来事です。岡本さん自身も介護福祉士・ケアマネージャーの専門職でありながら、家族介護と仕事の両立に苦労しました。ケアマネージャーとして制度の限界を知ったからこそ、「ないなら自分で作ろう」と一念発起。2024年に「Tau Up(タウ アップ)」を立ち上げました。岡本さんはこれまで、高齢者施設、居宅介護支援事業所での勤務経験を重ね、実績も豊富。介護保険に詳しい専門家が介護保険外サービスを提供できることが、Tau Upの最大の強みです。

 

 大切にしているのは、利用者やその家族の生活を壊さないこと。本人の意向や生活習慣を尊重しながら、必要な支援を柔軟に提供し、介護する家族の生活全体をサポートしています。また、仕事と介護の両立に悩む子世代に対しても、介護保険の使い方や申請のタイミングに関するアドバイス、急な通院への対応などを通じて、介護離職の予防にも貢献しています。2025年秋頃には福祉車両を導入予定。車椅子に乗ったままの移動ができるようになるなど、サービスの充実にも努めています。

 

 

7月にはACPに関する講演も行いました

 また、岡本さんは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)」の重要性にも注目。ACPとは、将来、病気や認知症などで自分の意思を伝えられなくなったときに備えて、どのような医療や介護を受けたいかを、本人が家族や医療・介護スタッフと事前に話し合い、共有しておく取り組みのこと。意識のあるうちに、人生の最終段階の希望を家族と共有しておくことで、後悔のない選択ができるからです。広島市や厚労省も推進するこの取り組みは、まだまだ認知度が低く、今後の啓発活動にも力を入れていきたいと考えています。

 

●合同会社Tau Up(タウアップ)

TEL/082-848-9177

営業時間/9:00~18:00

休み/不定休