『令和7年度 第64回通常総会』開催
投稿日:2025.06.10
5月29日(木)、広島県商工会連合会はリーガロイヤルホテル広島(広島市中区基町)にて、『令和7年度第64回通常総会』を開催し、出席者34名(内委任状1名)のもと、令和6年度の事業報告、収支決算等について審議しました。
開会挨拶で平田圭司会長は、現在、世界情勢が不安定であり、特にトランプ大統領の関税政策の影響が大きく、また国内においても人手不足や賃上げの問題も深刻であり、中小・小規模事業者においては「防衛的賃上げ」をせざるを得ない状況にあると述べました。こうした状況を踏まえ、国や県に対して要望を取りまとめ、陳情・要望活動に全力で取り組んでいることを報告しました。
また、広島県商工会連合会では、大きく変わる経営環境に対応できるよう、商工会連合会プラン2020に基づき活動してきたが、次の5年を見据えた「第二次総合基本計画」を新たに策定し、中小・小規模事業者の持続的発展と、それを支える商工会組織の構築に重点を置いた取り組みを進めることを述べました。さらに、県連会館の移についても本年2月に新事務所への移転が完了したことを報告し、県連のDXセンター機能の拡充など事務所機能の整備を進めていく方針を示しました。
最後に、商工会を取り巻く環境が日々変化する中、将来を見据えて活動し、事業者に寄り添い支える商工会の役割がますます重要であると述べました。
続いて、津田宏氏(安芸太田町商工会長)を議長に選任し、議事を進行しました。
提出議案は次の通り
・第1号議案
令和6年度事業報告書・収支決算書・貸借対照表及び財産目録承認の件(監査報告)
・第2号議案
辞任に伴う役員の選任に関する件
なお、第2号議案については、滝原雄太理事が広島県商工会青年部連合会会長を任期満了により退任したことに伴い、理事を辞任したため上程されたもので、後任には広島県青年部連合会新会長の奥本隆三氏が選任されました。
『正副会長研修会』では、千瑞穂法律事務所 代表弁護士 加藤 健一郎氏と全国商工会連合会組織支援部 部長 田中 拓氏を講師に迎え、それぞれ『事例から学ぶハラスメントの予防』、『コンプライアンスの遵守について』をテーマに講演を行いました。
その後、中国経済産業局の實國局長をはじめ多くの来賓を迎えて祝辞や表彰式が行われ、珠算検定実施・商工貯蓄共済事業の推進・先駆的事業実施に優秀な実績を残した商工会に表彰状が贈られました。また、商工貯蓄共済事業の普及に貢献した商工会に株式会社広島銀行・ジブラルタ生命保険株式会社から、商工会の共済制度『かがやき』の普及推進に寄与した商工会に広島県中小企業共済協同組合から、それぞれ感謝状が贈られました。