事業所紹介-株式会社なちゅbio(三次広域商工会)

[農薬を使わずに栽培した新鮮なケールを、収穫をすぐに加工。香り風味引き立つ青汁を]

「クラフトビール、ご期待ください!」と岡田さん

 岡田アントニールイスさんが、三次市の地域おこし協力隊を卒業後、奥さまと二人で立ち上げた農業法人「なちゅbio」。自社で栽培したケール100%の青汁など、6次産業を展開しています。

 

 岡田さんはもともと広島市内でIT企業を経営。HPなどの制作を行っていましたが、もっと自由に情報発信したいという思いから、三次市の地域おこし協力隊に応募しました。定住対策や情報発信を担当する中で出合ったのが、三次市の魅力のひとつである農業。「情報発信という仕事は成果が分かりにくかったり、結果が出るまでに時間がかかったりします。それに比べて農業は、目に見えてすぐに結果が分かる。そこに面白さを感じました」と岡田さん。現在は、同じく地域おこし協力隊で農業を担当していた奥さまと力を合わせ、青汁やドレッシングなどを製造・販売しています。

 

 

 

 自社で栽培している野菜は、約30種類。主力のケールは無農薬で栽培し、全国的にも珍しいケール100%の青汁として販売しています。収穫してから10以内に加工されるケールは、その新鮮さがウリでフレッシュな香りやうま味、風味が抜群。栄養価も高く、優しい甘味があるのが特徴です。ワンストップで製造・販売できるため、価格も手頃で健康管理に取り入れたくなる一品です。

 

ケール青汁(2160円/140g)、ドレッシング(475円/120ml)

 自家製のタマネギとニンニクをベースにしたドレッシングも人気。奥さまのお兄さんが元ホテルシェフだったこともあり、レシピを依頼。タマネギ本来の甘さを感じさせる手間暇かけたドレッシングは、サラダはもちろん、マリネやカルパッチョなどの料理にもぴったりです。

 

 秋には、ブドウ、もち麦、はぶ草茶など、地元の食材を副原料にしたクラフトビールの販売もスタート予定。現在は設備機器が揃い、製造を開始するのを待つばかりです。「将来的にはクラフトビールを主役にした飲食店がオープンできたら嬉しい」と岡田さん。

 

 岡田さんの思いはただひとつ、「ここでお世話になった人たちに恩返しがしたい」。新しいビジネスモデルを進めていくと同時に、農業、加工品などの研修、体験も積極的に受け入れています。三次市一帯の活性化に向けて、その歩みを一歩一歩進めています。

 

 なちゅbioの商品は「トレッタ三次」など、三次市内の産直市で購入できるほか、オンラインショップでも購入可能です。興味のある方はぜひ一度お試しください。

 

なちゅbioのHPはこちら

 

○株式会社なちゅbio

住所/三次市吉舎町海田原917

TEL/050-5359-2459

営業時間/9:00~17:00