2026年6月の商工会からのお知らせ記事一覧
事業所紹介-とよさかブルーベリーガーデン(広島県央商工会)
完熟ブルーベリーをその場で味わう贅沢。品種の食べ比べが楽しめる観光農園
投稿日:2026.06.23
完熟したブルーベリーを食べたことがありますか?

中身がぎゅっと詰まった大粒でジューシーなブルーベリー。その甘さに驚かされます
東広島市豊栄町にある「とよさかブルーベリーガーデン」は、甘くてジューシーな完熟ブルーベリーをお腹いっぱい味わえる観光農園です。同園の魅力は、何といっても完熟したブルーベリーのおいしさ。ブルーベリーは収穫後に追熟しないため、本当においしい状態で味わえる期間は限られています。スーパーなどで販売されるものは収穫や流通の都合上、完熟前に収穫されることも多く、農園で木に実った完熟果をその場で味わう体験は格別です。
園内では約4,000㎡の敷地に50品種700本を栽培。暖地向けに改良されたサザンハイブッシュ系を中心に、ノーザンハイブッシュ系やラビットアイ系など多彩な品種がそろいます。甘みの強いものや程よい酸味が楽しめるものなど、それぞれ個性があり、食べ比べができるのも魅力のひとつ。中には、ホームセンターなどでは手に入らない希少なパテント品種や、実がピンク色に色づく「ピンクレモネード」など珍しい品種も栽培されています。
こうした多品種栽培を支えているのは、先進的な栽培技術。ブルーベリーは強い酸性土壌を好みますが、この地域の土壌は栽培に適しているとは言えません。そこで代表の徳永雄一さんは、人工培地と自動制御システムを活用した養液栽培を導入。水や養分を最適な状態で管理することで、この地域では珍しいハイブッシュ系の多品種栽培を実現しています。

「低い位置に実がなるので、小さなお子さんも楽しめます」と徳永さん
また、ブルーベリー狩りだけでなく、ブルーベリーとモッツァレラチーズ、はちみつを組み合わせたフルーツピザを自分で作って味わう「ピザ作り体験」(1,800円)も人気。その他、自家製シロップを使ったブルーベリースカッシュやスムージー、ジェラートなどの販売もあり、ブルーベリーの魅力をさまざまなメニューで楽しむことができます。
2022年に観光農園として本格オープンし、一昨年は630人、昨年は814人が来園。徐々に人気は高まり、今年は1,000人以上を見込んでいます。2025年12月には、広島県央商工会が主催するブランド認定制度「セントルマルシェプライム」に認定され、その勢いは止まりません。品質や地域性、独自性が評価されたもので、同園の取り組みが地域を代表する魅力として認められています。
自然の中で過ごす心地よい時間と、完熟ブルーベリーのおいしさを同時に楽しめるとよさかブルーベリーガーデン。この季節しか味わえない旬の味覚を満喫してみませんか? 予約は同農園のホームページからどうぞ。
●とよさかブルーベリーガーデン
住所/東広島市豊栄町乃美2513-1
TEL/080-8090-2097
開園期間/2026年6月18日~8月16日(予定)
営業日/土日祝日・木曜日
料金/大人2,300円、小学生1,700円、未就学児無料(90分食べ放題・100gお土産付き/未就学児はお土産なし)
HP/https://toyosaka1313.com
事業所紹介-双葉工業株式会社(呉広域商工会)
事業転換を機に新技術を導入。職人技と先端設備で新たなものづくりに挑む
投稿日:2026.06.22

「最先端の技術と丁寧な手仕事で信頼されるものづくりに努めています」と山本さん
金属加工や溶接を手掛ける双葉工業株式会社。2012年の創業以来、東京スカイツリー建設にも使用されたクレーンの操縦席(コックピット)をはじめ、ビル建設向けタワークレーンの製造に携わってきました。
転機となったのは、長年取引のあった親会社の廃業。主力事業の継続が難しくなる中、新たな分野への挑戦を決断し、他社との取引を機に電気部品製造へと事業の幅を広げました。さらに2025年には、最先端のファイバーレーザー溶接機を導入。溶接だけでなく切断や錆取り、塗膜剥離にも対応できる次世代溶接機で、これまで難しかった加工が可能になるだけでなく、手順通りに行えば比較的短時間で習得できる点も大きな特徴です。また、薄板板金の溶接では歪みを抑えた美しい仕上がりが可能となり、生産性の向上にもつながっています。
導入効果は大きく、従来10時間かかっていた作業が7~8時間程度まで短縮。後工程の負担も減り、コスト削減や残業時間の抑制にもつながりました。また、従来は高度な経験が求められた作業も比較的短期間で習得できるため、人材不足への対応という面でも大きな力を発揮しています。
一方で、双葉工業が大切にしているのは機械任せではないものづくりです。ファイバーレーザー溶接機を導入した現在も、仕上げ工程では職人の目と手による確認を欠かしません。サンダーによる磨きや細かな調整を重ねながら品質を高め、取引先の要望に応える丁寧な製品づくりを続けています。新しい技術を取り入れながらも、現場で培った経験や感覚を大切にする姿勢が同社の強みです。

無限の可能性を秘めたファイバーレーザー溶接機
現在はファイバーレーザー溶接機の認知拡大を目指し、実演展示会の開催も計画中。今後は新たな取引先の開拓や事業拡大に伴う工場移転も視野に入れています。時代のニーズに合わせながら、さまざまな製品づくりに挑戦し続けています。
代表取締役の山本明さんのもう一つの顔が遊漁船「須佐丸」の船長。休日を中心に船を出し、釣りを楽しむ人たちを案内しています。仕事にも遊びにも全力で取り組む山本さん。その行動力が、双葉工業の挑戦を支えています。遊漁船のお申し込みはInstagramのDM、公式LINEからどうぞ。
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●双葉工業株式会社
住所/呉市川尻町小仁方1-16-10
TEL/0823-31-5231
営業時間/8:00~16:45
休み/土日曜
事業所紹介-絵本とこどもの本の図書館 ぎおんぼう(祇園町商工会)
手作りの空間に本と人が集う。地域の子どもたちを見守る私設図書館
投稿日:2026.06.19

「家庭や学校とも違う、子どもたちのもう一つの居場所になればうれしいです」と中山さん
安佐南区祇園にある「絵本とこどもの本の図書館 ぎおんぼう」は、本を通じて地域の人々がつながる私設図書館です。2022年2月、店主・中山貴司ご夫妻が所有するアパートの空き部屋を改装して開館しました。自宅にあった数百冊の絵本や児童書からスタートした蔵書は、地域住民からの寄贈も加わり、現在では約3,400冊にまで増えています。
柿渋を塗ったりんご箱を再利用した本棚や机、小学校で使われていた椅子などを活用した館内は、昭和レトロな空気が漂う懐かしい雰囲気。中山さんご夫妻がDIYで仕上げた空間です。トイレをはじめ館内の設備も自ら手がけ、手作りならではのぬくもりを感じさせてくれます。
利用料は無料で、開館時間中は誰でも自由に館内で本を読むことができます。本の貸し出しを希望する場合は、会員カードを作成すれば利用可能。会員カードは200円で発行できるほか、不要になった本を寄贈することでも作ることができます。
中山さんが「ぎおんぼう」を始めたきっかけは、地域の子どもたちの居場所をつくりたいという思いでした。祇園地区は子育て世代が多く、祇園中学校区は西日本でも有数の児童・生徒数を誇る地域です。共働き世帯の増加や放課後の過ごし方に課題を感じていた中山さんは、子どもたちが安心して立ち寄れる場所の必要性を感じ、図書館の開設を決意しました。

館内には自習ができる机とイスのほか、ゆったり読書ができるロッキングチェアなども用意されています
放課後に小学生が立ち寄って宿題をしたり、親子で本を楽しんだりと、多い日には50人以上が訪れることも。利用者は子どもたちだけでなく、その保護者や地域住民にも広がり、本をきっかけに人と人がつながる地域の交流拠点として親しまれています。子どもたちの安全を第一に考え、敷地内への車の乗り入れは禁止。駐車場も設けていません。地域に寄り添いながら、本と人をつなぐ場所として、これからも温かな交流を育み続けます。
●絵本とこどもの本の図書館 ぎおんぼう
住所/広島市安佐南区祇園3-15-7 メゾンローズA101
TEL/070-8979-2009
営業時間/10:00~12:00、14:00~17:00
休み/土日曜・祝日
事業所紹介-喫茶Luǝka(祇園町商工会)
重ね煮を使ったやさしいごはんと選りすぐりの本。ゆったりとした時間が流れる小さな喫茶店
投稿日:2026.06.18

この日のメインは重ね煮のコロッケ。ひじきや豆腐の煮物など、野菜が主役のヘルシーなランチ
大通りから少し入った場所にある隠れ家的なお店「喫茶Luǝka(ルカ)」は、野菜を主役にした体にやさしい料理と、本に囲まれた穏やかな時間が満喫できる喫茶店です。店内には本好きの店主・長尾美由紀さんが選りすぐった本が並び、料理だけでなく読書を通じて心を整えるひとときを提供しています。
料理はできる限り添加物や化学調味料を使わず、地元産や旬の野菜を取り入れているのが特徴。素材そのものの味わいを大切にし、うま味を活かしたやさしい味付けが魅力です。
看板料理はさまざまな野菜を重ねて作る「重ね煮」。野菜を決まった順番で鍋に重ね、塩を振ってじっくり煮込む調理法で、野菜本来のうま味や甘みをしっかりと引き出します。この重ね煮をベースに、コロッケやハンバーグ、メンチカツなどさまざまなメニューを展開。その日の仕入れや季節に合わせて使用する野菜も変わります。

「時間を忘れて、ゆっくりとくつろいでください」と長尾さん
ランチは、重ね煮を使ったメイン料理に小鉢が付く「本日のお昼ごはん」(1,100円)と「野菜の重ね煮カレー」(800円)の2種類が中心。カレーも動物性食材を使わず、野菜のうま味とスパイスのみで完成させています。ほとんどのメニューに動物性食材を使用しないのは、「週に一度でもお肉を控えて胃腸を休めてほしい」という長尾さんの思いから。また、紅茶やハーブティーなど、オーガニックを中心としたドリンクや自家製スイーツなどのカフェメニューも充実。6月には、しっとりとろける食感が魅力の生米ケーキ(550円)も登場しました。
窓際には、長尾さんが選書した本がずらり。小説を中心に漫画やエッセイなど約30冊が揃います。「食後に本を読みながらゆっくり過ごしてほしいです。日常から少し離れて心をリセットできる場所になれば」と長尾さん。野菜の力を生かした料理と本のある空間。心と体をやさしく整えたいときに訪れたい一軒です。

新しい本との出合いも楽しめます
●喫茶Luǝka(きっさルカ)
住所/広島市安佐南区祇園3-15-8 メゾンローズB101
TEL/082-846-5865
営業時間/11:00~17:00(LO16:00)
休み/日曜ほか不定
事業所紹介-キャトルウール(沼田町商工会)
犬と猫の“ゆるくてシュール”な焼き菓子。保護犬・保護猫への想いを込めたおやつ店
投稿日:2026.06.12

焼き菓子はクッキーやマドレーヌ、パウンドケーキの3種類を用意
2025年12月に店主・小出裕子さんの自宅の一角を改装してオープンした「キャトルウール」は、犬や猫をモチーフにした愛らしい焼き菓子が主役のお菓子店です。ゆるくてシュールなキャラクターは、小出さんが描いたオリジナル。大人も思わず笑顔になる絶妙な表情は、オンリーワンの贈り物としても人気です。
焼き菓子づくりで小出さんが大切にしているのは、体にやさしい素材選び。すべてのクッキー生地に、米麹から作った甘酒と発酵バターを使用しています。甘酒を加えた生地は割れにくく、素朴で滋味深い味わい。できる限り添加物を使わず、地元食材や体にやさしい素材を使うのも小出さんのこだわりです。おすすめは、「発酵ビスケットボックス」。塩麹などの発酵食品を使用して、体へのやさしさを追求しています。
さらに、人だけでなく犬も一緒に楽しめるおやつづくりにも取り組んでいます。余計なものを加えず、人が食べても安心できる素材で作った犬用おやつや、砂糖不使用の犬用米粉シフォンケーキなども販売。愛犬と一緒に至福の“おやつの時間”を楽しめるとあって人気を集めています。また、土曜日限定で登場する生菓子も好評。ショーケースには、米粉を使ったシフォンケーキをはじめ、プリン、モンブラン、チーズケーキなど5~6種類が並び、焼き菓子とはまた違った美味しさが楽しめます。

「保護猫、保護犬の活動にこれからも貢献していきたいです」と小出さん
小出さんがこの活動を始めたきっかけは、約16年前に保護犬を家族に迎えたこと。「保護犬・保護猫のために自分にできることをしたい」という思いと、幼い頃から好きだったお菓子づくりが結びつき、6年前にオンラインショップをスタートしました。その後、実店舗をオープンし、現在は売上の一部を保護犬・保護猫団体へ寄付しています。小出さんは、「売上金の一部を寄付したいという想いを、実店舗を持ったことでやっと実現することができました」とにこり。沼田町商工会では今後、ひろしま夢ぷらざやイベントなどへの出展、補助金申請などでサポートを行っていく予定です。
営業日やイベント出展などの情報はInstagramで発信しています。その表情に一目ぼれしてしまう愛らしいクッキーたち。自分へのご褒美や贈り物にもぴったりです。
Instagramはこちら
●キャトルウール
住所/広島市安佐南区大塚西7-64-7
TEL/050-1124-9094
営業時間/11:00~17:00
営業日/木・金・土曜
事業所紹介-Lounge B books(祇園町商工会)
店主の「好き」が詰まった本棚。小説を中心に選び抜いた本と出合える独立系書店
投稿日:2026.06.10

「本との出合いを楽しんでください」と桐谷さん
目当ての本を探しに訪れたつもりが、思いがけない一冊との出合いに心が躍る。そんな体験ができる本屋が、広島市安佐南区西原にあります。2023年12月にオープンした「Lounge B books」は新刊書籍専門の独立系書店。店内には、店主の桐谷明宗さんが選び抜いた本がずらりと並びます。
近年、全国的に増えている独立系書店。大型書店のように幅広いジャンルを網羅するのではなく、店主の価値観や興味が反映された選書に特徴があります。同店もその一つですが、中でも珍しいのが小説を中心に据えていること。人文書やエッセイを主力とする店が多い中、棚のほとんどを文芸作品が占めています。その理由はとてもシンプルで、桐谷さん自身が小説好き。学生時代には一日一冊のペースで本を読むほどの読書家で、長年積み重ねてきた読書体験が現在の選書につながっています。
本を選ぶ際に明確なルールはありません。むしろ「置かないもの」を決めることで、お店の輪郭をつくっています。雑誌やコミック、参考書などを除きながら、本当に届けたい本を選び抜いていく。その根底にあるのは、「読み物として面白いかどうか」。これまでに出合った数多くの本と向き合ってきた経験が、一冊一冊の選書に生かされています。

店内には桐谷さん選りすぐりの1冊が並びます
店名の「Lounge B books」は、店主が敬愛する作家・小川洋子さんの短編『B談話室』に由来しています。実際に小川さん本人に会い、店名として使用する了承を得たというエピソードも。「小川さんの文章には、直接的な心情を描写しなくても、情景描写だけでそれを的確に伝えてくる凄みがあります。ぜひ読んでいただきたい作家さんです」と桐谷さんは話します。
店内にはテーブルスペースもあり、月に一度ほど読書会を開催。参加者が同じ本を読み、それぞれの感想や解釈を語り合います。本を読む楽しさを誰かと共有できる場として親しまれています。「特別な場所ではなく、気軽に立ち寄れる本屋でありたい」と話す桐谷さん。ページをめくる楽しさや、本との偶然の出合いを大切にする同店は、地域の日常に寄り添う新しい“町の本屋”を目指しています。
●Lounge B books(ラウンジ ビー ブックス)
住所/広島市安佐南区西原1-8-16
TEL/082-909-2245
営業時間/12:00~18:30、土日曜・祝日は10:00~18:00
休み/火曜
神辺町商工会が広島県知事へ「廉塾バラ」を贈呈(神辺町商工会)
神辺町商工会が県庁を訪問。地域で受け継ぐ廉塾バラの魅力と女性部の活動を紹介
投稿日:2026.06.09

横田県知事(中央右)へ廉塾バラを贈呈した神辺町商工会のみなさん
神辺町商工会は6月5日(金)、広島県庁を訪問し、横田美香県知事へ「廉塾バラ」を贈呈しました。廉塾バラは、国特別史跡「廉塾ならびに菅茶山旧宅」に咲き続けてきたバラで、神辺町商工会女性部が保存・普及活動に取り組んでいます。
当日は、世界バラ会議福山大会を契機に始まった活動の経緯や、これまでに累計2,000鉢以上の苗を育成してきたことなどを紹介。また、小学校との連携による花壇整備や苗の育成など、地域の子どもたちとともに廉塾バラを守り育てる取り組みについて報告しました。
さらに、榊原会長は「ばらのまち福山」の魅力発信と、神辺町に残る歴史文化資産の継承を結びつけた活動であることも説明。県庁近くの頼山陽史跡資料館周辺にも廉塾バラが植栽されていることに触れながら、広島県ゆかりの歴史文化をつなぐ存在として、その価値を伝えました。
知事は女性部の活動に熱心に耳を傾け、廉塾バラを通じた地域づくりや歴史文化の継承について理解を深められました。贈呈した廉塾バラは、今後知事室で管理される予定です。神辺町商工会では、女性部を中心にこれからも廉塾バラの保存・普及活動を通じて、地域の歴史や文化の魅力発信に取り組んでいきます。
●お問合せ 神辺町商工会 TEL/084-963-2001



