事業所紹介- Hair garden Nana(安芸津町商工会)

これからも変わらず同じ場所で、同じ安心を。地域に寄り添い続けるヘアサロン

「まだ出会ったことのない地域の方に出会うために、これからもお店を続けていきたいです」と佐川さん

 「Hair garden Nana」を営む美容師の佐川武美さんは、この道38年のベテラン。地域に密着した温かなサービスを届け続けるこのお店もこの場所で昨年30周年を迎えました。「Nana」という店名には、庭のように心が休まる場所でありたいという想いが込められています。

 

 佐川さんが最も大切にしてきたのは、お客さまとの丁寧なコミュニケーション。施術前の対話を重視し、髪質や過去の施術履歴だけでなく、その日の気持ちや生活スタイルまで含めて共有。お客さまが心の中でぼんやり描いているイメージを言葉に置き換え、すり合わせながら形にしていきます。また、技術面では、ブロッキングや薬剤塗布といった細かな手順の丁寧さを守りながら、時間内に収める迅速さが強みです。カラー剤などは髪や体への負担と価格帯のバランスを判断し、過度なこだわりによる高額化は避けつつ、安心して通い続けられるものを選んでいます。

 

 近年、特に相談が増えているのが加齢による髪質の変化。年齢とともに気になりやすいうねりやハリ・コシの低下に悩むお客さまには「髪質改善トリートメント」で対応し、髪質の改善を目指しています。「無理に若々しさを作り込むのではなく、その人の今に寄り添う自然でやわらかな艶を引き出します」と佐川さんは話します。

 

 

座ったままシャンプー台に移動できるイスを導入。その他にも、店内には佐川さんの想いがちりばめられています

 10年前にリニューアルした店内は、エレガントで落ち着いた雰囲気。長く通うお客さまの年齢変化にも対応し、手すりの設置や、移動負担を減らす椅子の導入、席ごとの引き出し設置など、使いやすさや居心地の良さにもこだわりました。来店者同士が視線や動線で交わらないレイアウトは、地域特性に合わせた“安心して通える美容室”という信頼にもつながっています。

 

 さらに利用しやすい美容院を目指して、佐川さんは安芸津町商工会が主催する事業計画セミナーにも参加。その後専門家派遣を受け、Canvaによるチラシの作成にも挑戦する予定です。また、LINE公式アカウントを作成し9月から運用をスタート。予約やショップ機能を一元化し、利便性の向上にも努めています。これからも「変わらない安心」と「年齢に寄り添う美しさ」を大切に、地域の暮らしの中に息づく美容室は時代の変化とともに進化し続けます。

 

●Hair garden Nana(ヘアガーデンナナ)
住所/東広島市安芸津町風早1475-49
TEL/0846-45-5877
営業時間/10:00~18:30
休み/月曜、第1・3・5日曜
HP/https://zzypv.crayonsite.info

事業所紹介-有限会社マルイチ商店(安芸津町商工会)

“清浄海域”で育った安芸津町産の牡蠣をお届け。牡蠣の魅力が詰まったオリジナル商品も充実

「首都圏のバイヤーとの商談を通じ、さらなる販路拡大を目指します」と柏迫さん

 東広島市安芸津町で水産加工業を営む「有限会社マルイチ商店」。創業当初は魚問屋としてスタートし、昭和40~50年代、広島で牡蠣の養殖が盛んになった時期に牡蠣の仲卸業へと舵を切りました。現在では生産者が水揚げした牡蠣を自社で洗浄・選別。生食用や加工品として販売しています。

 

 同社が扱う安芸津町産の牡蠣は、周辺に大きな川がなく、海水の塩分濃度が高い海域で育つのが特徴。旨味が凝縮され、程よい塩味と濃厚な味わいが魅力です。また海域内の細菌数が少ないことから、広島県より「清浄海域」に指定されており、特別な処理を施さずに生食用として出荷できる、全国的にも希少な牡蠣です。

 

 牡蠣を使ったオリジナル商品の開発にも積極的で、2011年に発売を開始した「牡蠣まるごとせんべい」は、今でも人気NO.1を誇る看板商品。牡蠣をそのまま1個プレスして焼き上げ、生地には安芸津町特産のジャガイモを使用しています。でんぷん由来の軽い食感は、一般的な堅い煎餅とは異なり、サクッとした軽い口当たり。しっかりとした牡蠣の風味や旨味を感じられる逸品です。当初は規格外の小粒を使用していましたが、「より良い素材を届けたい」という思いから、現在では通常サイズの牡蠣を使用。牡蠣の水分が生地に影響し、食感を損なう課題もありましたが、試行錯誤を重ねて製法を確立し、常温で日持ちすることから、お土産として重宝される商品になりました。

 

ロングセラーの「牡蠣まるごとせんべい」。お酒にもよく合います

 そのほかにも「牡蠣のオイル漬け」や「牡蠣飯の素」「佃煮」など、同社の商品は30〜40種類と充実。2023年9月には「広島牡蠣飯」をストレートタイプにリニューアルし、より本格的に楽しめる商品として好評を得ています。今後は「鯛めし」やご飯に合う瓶詰商品など、新たな商品開発にも取り組んでいく予定です。

 

 商品は、工場併設の直売店「オイスターキッチン」をはじめ、JR広島駅構内の「オイスターキッチン広島ekie店」、広島空港・サービスエリア・百貨店・宮島のお土産店などで販売中。オンラインストアでも購入が可能です。

 

 11月13日(木)、14日(金)には安芸津町商工会の支援を受け、東京ビッグサイトで開催される「地方銀行フードセレクション」へ出展します。出展に先駆け、同商工会は専門家を派遣。商品の見せ方や商談の進め方などのレクチャーを受け、商談会に挑みます。

 

 「近年、地球温暖化や後継者不足の影響により、牡蠣の原料確保が課題となっています。こうした課題解決にも取り組みながら、広島の魅力を存分に活かした商品開発に力を注いでいきたいです」と専務取締役の柏迫一正さん。牡蠣を知り尽くした同社だからできる商品づくりに期待が高まります。

 

●有限会社マルイチ商店

オイスターキッチン・マルイチ工場直売店
住所/東広島市安芸津町木谷5682
TEL/0846-45-0059
営業時間/9:00~17:00、日曜・祝日は~16:00
休み/月曜
HP/https://www.setonosachi.com

事業所紹介-株式会社キャンピングカー広島(安芸高田市商工会)

コンパクトキャンピングカーで全国にファンを拡大。進化を続ける業界のパイオニア

「これからもお客様のニーズに寄り添ったキャンピングカーづくりに取り組んでいきます」と桑原さん

 安芸高田市八千代町に本社を構える株式会社キャンピングカー広島は、キャンピングカーの製造・販売を手掛ける専門メーカーです。北海道から九州まで全国22店舗の販売代理店があり、キャンピングカーのパイオニア的存在として業界をけん引してきました。近年は販売需要に製造が追い付かないほどの人気を集めており、同社の技術力と独創性に注目が集まっています。

 

 農家の息子として生まれ、農協職員として地域の営農指導に携わっていた代表取締役の桑原信幸さんが、キャンピングカーに出合ったのは、ふらりと立ち寄った書店でのこと。偶然手にした雑誌に載っていた海外のキャンピングカーに衝撃を受け、憧れを抱くようになりました。叔父が車の整備士だったこともあり、もともと車に乗るのも触るのも好きだった桑原さんは一念発起。当時コアなニーズがあった「バニング」の専門店として昭和57年に創業しました。

 

 バニングとはバンタイプの車両を大胆にカスタマイズすること。特種キャンピングカーの一種とされ、法規上キャンピング装備が必要となります。この時の経験が後の事業転換につながり、やがてオリジナルのキャンピングカー開発へと踏み出すことになりました。

 

コンパクトながら車内は広々とした快適な空間が広がります

 平成初期にはトラックの荷台にFRP製ボディを架装したスタイリッシュなモデルを発表。その後、業界の大型化の流れに逆らいコンパクトサイズの開発に挑戦。リーマンショックを契機に需要が小型車へシフトすると、このモデルが大ヒットし、現在も主力商品として親しまれています。同社のキャンピングカーは、トヨタ「タウンエース」や日産「NV200」などの小型車をベースに、日常使いもできる機動性と利便性が魅力。スーパーへの買い物や通勤にも気軽に利用できる点が、女性にも支持されています。

 

 また、屋根が上下する「ポップアップルーフ」は同社の代名詞。走行時は高さを抑えつつ、停車時には屋根を上げて開放的な空間を作ることが可能です。製造には高い強度検証が必要で、ひずみゲージによる応力測定を行い、安全基準をクリア。全国でも数社しか持たない技術を独学で築き、西日本唯一の存在として同業者から検証を委託されることもあるほどです。

 

 「かっこよく、使いやすいキャンピングカーを作りたい」という創業時からの思いを貫き、全国のファンに愛される同社。今後も独創的な製品で、アウトドアを楽しむ人々の夢を広げていきます。

 

●株式会社キャンピングカー広島
住所/安芸高田市八千代町上根277
TEL/0826-52-3224
営業時間/10:00~18:30
休み/水曜
HP/www.cc-hiro.co.jp

事業所紹介-庭屋 緑雨(五日市商工会)

庭の重要性に気づき、建設業界から転身。緑のある豊かな暮らしを提案

中村さんの想いと技術で理想の庭を叶えます

 「建物だけでは完成ではない。外部空間があってこそ暮らしが潤う」──そんな思いを胸に、2025年8月、エクステリアのデザインから施工までを手掛ける事業をスタートした中村省吾さん。高校を卒業後、建設会社に就職し建設業界で12年経験を積む中で、外構の重要性を日に日に感じるようになったと言います。その後転職し、外構・デザイン会社で4年間経験を積んで独立。建築の知識を活かした総合的な提案力と、利用する人の喜びを最優先に考える姿勢が中村さんの魅力です。

 

 現在は神社の参道で石畳の施工を手掛けているという中村さん。「作り手の自己満足ではなく、お客様が心から満足できる仕事をしたい」と話します。予算の範囲内で最良の形を実現するために、豊富な人脈を活かしながら、設計から施工、仕上げまで一貫して対応。また、物腰が柔らかく相談しやすい人柄も、顧客から厚い信頼を得ている理由の一つです。

 

施工した石畳

 これからは、培ってきた技術と建築知識を生かし、戸建ての庭や外構など幅広い分野に挑戦する中村さん。庭と建物が一体となった空間づくりを通して、暮らす人が心から安らげる場所を提供していきます。

 

●庭屋 緑雨(にわや りょくう)

住所/広島市佐伯区美鈴が丘南4-10-21
TEL/080-6317-4633
営業時間/8:00~17:00

休み/不定休

 

 

 

 

事業所紹介-SAKE Bar ゆう(広島安佐商工会)

日本酒好きから初心者まで、日本酒の新しい魅力に出合えるお店

食事ができるコースに登場した焼き鮎は一夜干しにしてうま味を凝縮した逸品。メニューは季節ごとに変更します

 JR可部駅前にある「SAKE Bar ゆう」は、日本酒好きはもちろん、初めてという人にも新しい発見を届けてくれるお店。ここでは店主の岡原友祐さんが全国各地から選りすぐった日本酒と、それによく合う料理を提供しています。日本酒は初心者向けから個性的な味わいまで幅広く、季節ものや限定品も揃う多彩なラインナップ。グラス一杯(90ml)600円から提供され、飲み比べプランも用意されています。夏には濃い古酒をソーダ割りにしたハイボール風を提案するなど、新しい飲み方に出合えるのも魅力です。

 

 フードメニューは2種類のみで、お酒のアテにもぴったりな前菜3品のコース(1,650円)と、前菜、焼き物(肉料理・魚料理)、揚げ物など7種類以上の料理が楽しめるコース(4,000円)。和食をベースに洋の要素を取り入れたオリジナル料理には、地元で採れた野菜や、産直市場で見つけた珍しい食材が随所に登場します。野菜のほかにも、鮎やジビエなど地元の食材をふんだんに使用。予約の場合は、予算や要望に合わせたメニューも提供してくれます。しっかりご飯を食べたい時、2件目でしっとりと飲みたい時など、様々なシーンで利用できる一軒です。また、土日曜・祝日のみ提供される朝食(1,200円)も隠れた人気メニュー。おかゆをメインに、9種類の副菜が味わえます。

 

地域貢献にも力を注ぐ岡原さん

 10月5日(日)には、岡原さんが主催する「ほとりのまつり」が開催されます。岡原さんは、平成26年豪雨災害の際、弟さんが住んでいた八木や、実家のある可部東での被害をきっかけに、広島に戻ることを考え、2018年1月に同店をオープン。太田川の河川敷で開催されるこのイベントは、2018年の豪雨災害からの復興をきっかけに、川や水を恐れず魅力を再発見してほしいという想いから生まれました。会場では広島のミュージシャンが結集したバンド「Plic Ploc」のライブが行われ、心地よい音楽とともに川辺の空気を楽しむことができます。ライブチケットは焼き鮎とワンドリンクがついて4,000円。そのほか、福山の焼き芋スイーツやフランス人によるガレット・クレープなど個性豊かな7ブースが並びます。また、革製品の販売やテントサウナの無料体験もあり、聴いて食べて体感できる盛りだくさんの屋外イベントです。岡原さんは「川と共に生きる地域の歴史を未来に繋ぎ、子どもたちに川を好きでいてほしい」と語り、川辺の新しい魅力を伝える場として、来年以降も継続していきたいと考えています。

 

イベント詳細はInstagramをチェック。

 

●SAKE Bar ゆう
住所/広島市安佐北区可部2-36-13
TEL/082-554-6488
営業時間/16:00~24:00(LO23:00)、土日曜・祝日6:30~11:00(LO10:30)
休み/日曜

事業所紹介-猫本商事株式会社(安古市町商工会)

地域に根ざし、時代のニーズに対応しながら進化し続けるプロパンガス企業

古い倉庫を立て替えて建設された防災基地。有事を想定した様々な機能を備えています

 広島市安佐南区古市に本社を構える猫本商事株式会社は、プロパンガスの販売・設置から配送、保守、検針まで一貫して自社で手がけるプロパンガスの会社です。外注を避けた自社完結体制による中間コストの削減で、広島エリアでもトップクラスの低価格を維持しています。

 

 最大の強みは地域密着型のサービスと時代への適合性。365日24時間対応の緊急体制を整え、ガス器具のトラブル等にも迅速に対応するだけでなく、必要な場合には、仮設機器を無償で提供し、日々の暮らしを守ります。また、近年ではDX化を重視し、先進的な取り組みにも着手。これまで検針員が一軒、一軒訪問していた検針業務を自動に切り替え、業務を効率化。ガス漏れなどの不具合も通信機器の相互通信により遠隔で素早く対応できるようになり、保安の強化と顧客サービスの向上にもつながっています。さらに会員サイトを立ち上げサイトから各種手続きを可能にしたり、ポイント制を導入して利益還元するなど、時代に合ったサービスを提供しています。

 

 地域のライフラインを支える立場から、地域防災にも尽力。敷地内に防災基地を建設し、炊き出し設備や仮設シャワー、非常時のエネルギー供給体制を備え、有事には迅速な支援を可能にする拠点として機能します。プロパンガスが持つ「災害に強いエネルギー」という特性を生かし、平時の安心と非常時の支援を両立させ、地域貢献にも努めています。

 

感謝祭ではガス機器も販売

 10月18日(土)には、ガスをもっと身近に感じてもらおうと、同社の敷地内で「感謝祭」が開催されます。ガス機器の販売をはじめ、プロパンガスで焼いた焼き芋や揚げ饅頭、焼きそばやケバブといったグルメ、さらに体験型のワークショップ等多彩なブースが登場します。またガスボンベを使ったミニゲームやガス管を使った工作など、同社ならではの楽しみ方が満載です。今回は「遊び×防災」をテーマにした親子向け体験コーナーもあり、ご家族で楽しめること間違いなし。開催時間は10時~16時。車でお越しの際は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

 

●猫本商事株式会社

住所/広島市安佐南区古市1-7-37

TEL/082-877-1485

営業時間/8:40~17:20

HP/https://nekomoto-gas.com

事業所紹介-珊瑚と星(祇園町商工会)

食感と手作りにこだわったベーグルとスコーンは、何度も足を運びたくなる魅惑の味

バラエティ豊かなベーグルとスコーンがずらり

 安佐南区の住宅街に佇む「珊瑚と星」は、ベーグルとスコーンの専門店。ショーケースには、厳選した素材で丁寧に作られたベーグルが8~10種類、サクサクしっとり食感がやみつきのスコーン3~5種類が並びます。近隣だけでなく、この食感と味を求めて遠方からも多くの人が足を運ぶ人気店です。

 

 国産小麦を使った生地を一晩かけてじっくりと発酵させたベーグルは、 「これぞ、ベーグル!」と言いたくなる“むぎゅっ“とした食感ともちもち感が特徴。こだわりのフィリングは自家製で、バラエティ豊かな味を提供しています。

 

 オープン当初から人気の「きなこもち」は、あんこと求肥をベーグル生地で包み、きな粉シュガーをまぶした定番商品。惣菜系では、手作りのドライカレーを包み込んでチーズをトッピングした「カレーチーズ」が好評です。生地そのものの風味を味わいたいという人には、小麦本来の風味と自然な甘さを感じさせてくれる「プレーン」がおすすめ。メニューは毎日変更され、新商品も不定期で登場します。いつ訪れても新しい味に出合え、来る人を飽きさせません。

 

愛らしい青いテントが目印。ショーケースからお気に入りを見つけて

 生地を独自にブレンドすることで完成させたスコーンは、表面のサクサクとした軽い食感と中のしっとりとした生地のギャップに驚かされる一品。チョコチップといった王道から、レモンピールを練りこんだ生地でクリームチーズを包み込んだ「レモンクリームチーズ」などのオリジナルまで揃い、スコーンを目当てに店を訪れる人も少なくありません。月に1回「スコーンDAY」が開催され、この日はスコーンのみを販売。デコレーションした豪華なスコーンが楽しめます。

 

 イベント出店にも積極的で、10月4日(土)には安芸高田市の旧郷野小学校で開催される「famtime」に、翌5日(日)にはCLiP HIROSHIMA(クリップ広島)で行われる「ブレッド&コーヒーフェス」に出店。店主の森本瑚都星さんと一緒にお店を切り盛りする姉の鷹古さんは、「お客様とのコミュニケーションをとても大切にしていて、どんなに忙しくても直接商品をお届けしています。スコーンとベーグルで笑顔とご縁が繋げたらうれしいです」と話します。定休日や出店情報、新作情報、スコーンDAYなどの情報は、Instagramで発信しています。お問い合わせもDMからどうぞ。

 

 

お店のInstagramはこちら

 

●珊瑚と星
住所/広島市安佐南区山本新町5-26-17
営業時間/9:00~17:00(土曜は~16:00)※売り切れ次第終了
休み/日月曜、ほか不定(Instagramに掲載のカレンダーをチェック)

事業所紹介-廣島田村商店(広島安佐商工会)

高温の蒸し焼きで素材の味を最大限に引き出した一枚。わざわざ足を運びたくなる至極の味

キャベツの甘みを引き出したふっくらドーム型のお好み焼。肉玉そば(760円)

 少し不便な場所にありながら、昼どきには平日でもたくさんの常連が訪れる人気店。高温の鉄板で一気に蒸し焼きにすることで素材の旨味を閉じ込め、キャベツの甘み引き立つ一枚を提供しています。味付けは削り節と独自ブレンドのオリジナルソースのみ。塩や胡椒などの調味料を一切使わず、素材本来の味わいを大切にしています。キャベツは個体ごとの水分量を見極めて切り幅を微調整。生のじゃがいもスライスを隠し味に加え、ほくほくとした食感とほのかな甘みを添えています。麺は地元・磯野製麺を使用。3種類をブレンドしたソースが、キャベツの甘みを一層味引き立てます。

 

店主の田村和彦さんと奥さまの千智さん。ご夫婦で営む温かな雰囲気も魅力

 定番の「肉玉そば」のほか、キャベツに生イカ、生エビのうま味がしみ込んだ「海鮮スペシャル」(1,060円)が人気。鉄板で焼き上げるテイクアウト専用メニューも評判で、名物とん平焼きをパンで挟んだ「とんぺいサンド」や、海鮮スペシャルのエビを使った「えびちゃんサンド」(各650円)は数量限定で早々に売り切れることもある人気商品です。さらに車で1分ほどのジビエ肉専門店「ももしんや」で購入したシシ肉を持ち込み、お好み焼きのトッピングにするコラボお好み焼きも楽しめます(持ち込み料無料)。

 

 店内は、黒電話などの昭和家電が並ぶレトロな空間。昭和のお土産の定番だった木彫りの熊は、店主の田村さんが手を加えて鮭をお好み焼きに変更。ヘラをくわえた熊もおり、遊び心いっぱいの店内は見て回るだけでも楽しめる空間です。また、敷地内には本物のバスを田村さん自ら改装した座敷席やテーブル席があり、個室感覚で利用できるのも魅力。テラス席ではわんちゃんと一緒に食事ができるほか、ミニドッグランや遊具もあり、訪れる人を飽きさせません。

 

レトロな調度品が並ぶ店内も必見!

 2026年初旬には安佐北区可部東に、17時から19時営業のテイクアウト専門店がオープン予定。キッチンカーを改装した新店舗で、仕事帰りの母親層や団地住民に廣島田村商店の味を届けます。オープン情報などはInstagramをチェック。

 

廣島田村商店のInstagramはこちら

 

●廣島田村商店
住所/広島市安佐北区白木町志路3042-1
TEL/082-828-2128
営業時間/11:00~14:00
休み/水曜

事業所紹介-広島風お好み焼き いっちゃん家(神辺町商工会)

焼き方から素材まで、お好み焼きの奥深さを求めてたどり着いた渾身の一枚

「テイクアウトもあります!」と小林さん

 「広島風お好み焼き いっちゃん家」は、かつて一緒にお好み焼き修行に励んだご主人を亡くした店主の小林伊津美さんが、ご主人との夢を叶えるため2023年12月にオープンしたお店。最大の魅力は、焼き方の異なる2種類のお好み焼きを食べ比べできることです。鉄製の押さえでしっかりと水分を飛ばし、キャベツのうま味を凝縮した昔ながらのお好み焼きに加え、キャベツをじっくりと蒸し焼きにして甘みを引き出したドーム型の2種類を用意。新メニューの「豚玉ドーム&豚玉シングル」は、この2つが同時に楽しめます。焼き方の異なるお好み焼きが味わえるお店は県内でも珍しく、焼き方の違いで変化する素材のうま味を堪能できます。

 

 麺は香川県の製麺所から取り寄せたこだわりの細麺を使用。キャベツは、市場で直接仕入れ、季節に応じて熊本や群馬、愛知などで育った旬のブランドキャベツを入荷しています。新鮮なキャベツならではのみずみずしさとキャベツ本来の甘みやうま味を感じてもらいたいと、切り幅も季節や個体に応じて調整しています。さらに豚肉は卸業者から塊で仕入れるフレッシュなバラ肉を肉厚にカット。卵も地元の養鶏場から仕入れる徹底ぶりで、素材の一つひとつに「おいしいお好み焼きを提供したい」と願う店主の想いが垣間見えます。

 

 

2種類のお好み焼が楽しめる「豚玉ドーム&豚玉シングル」

 鉄板料理やちょっとした一品料理もあり、夜は居酒屋として利用することも可能。たっぷりのキャベツと天かす、卵で作る「いっちゃん家焼き」(350円)は、お酒のアテにもぴったりの一品。今後は、ミンチを使ったご当地お好み焼き「府中焼」にも挑戦予定です。バリエーションを増やし、多彩な一枚が頼めるオンリーワンのお好み焼き店を目指して、これからも進化し続けます。

 

店舗情報
広島風お好み焼き いっちゃん家
住所/福山市神辺町川北954-8
TEL/084-963-3248
営業時間/11:30~15:00、17:00~20:00
休み/水曜、第1・3木曜

事業所紹介-ミツバメタル株式会社(神辺町商工会)

確かな実績と新たな挑戦。アルミ事業の強化とシステム刷新で成長を加速

お話をうかがった代表取締役社長の平川敬大さんと原田聖子さん

 福山市神辺町に本社を構えるミツバメタル株式会社は、ステンレスや真鍮、銅、アルミなどの非鉄金属を中心に取り扱う専門企業です。建築業や製造業をはじめ、広島ならではの造船業界まで、幅広い顧客のニーズに応えています。

 

 社内には、幅広い知識と経験を持ったこの道50年以上になる職人が在籍し、切断などの加工もできる限り自社で対応。協力会社とも連携し、顧客の要望にきめ細かく応える体制を整えています。また、自社トラックによる配送ができるのも大きな強み。即日納期も可能で、フットワークの軽さも自慢です。メーカー便では依頼が難しい、長尺物の輸送にも対応し、取引先の信頼を集めています。

 

 近年は、時代の変化を見据えた新たな挑戦にも着手。その一つが「アルミ事業の強化」です。軽量で扱いやすく需要が高まるアルミを積極的に取り扱うことで、顧客の利便性を高めるとともに、納期短縮やコスト削減にも貢献。自社倉庫に在庫を持つことでニーズに素早く対応することができ、業界全体が直面する物流コスト上昇や規制強化に対応しています。

 

職人がカスタマイズした非金属の加工機

 さらに、次世代に向けた取り組みとしてシステムの刷新も進行中。20年前から使用しているオリジナルの管理システムでは不具合が生じたため、神辺町商工会が地元のシステム会社をマッチングしました。未来に向けて、安定したシステム移行にも積極的です。

 

 確かな歴史と技術力を基盤に、新しい時代のニーズに応える挑戦を続けるミツバメタル株式会社。地域の産業を支えるパートナーとして、今後ますます存在感を高めていきます。

 

●ミツバメタル株式会社
住所/福山市神辺町旭丘52-4
TEL/084-966-3336
営業時間/8:30~17:30
休み/土日曜・祝日