伴走支援から広がった生産性向上の取り組み。日野折箱店が中国経済産業局のnoteに登場(神辺町商工会)

支援を受ける側から、支援をする側へ。専門家として新たな挑戦を紹介

 神辺町商工会の会員事業所「株式会社日野折箱店」が9月2日、中国経済産業局の公式note「生産性改善の現場で聞いてみた@広島」で紹介されました。福山市で包装資材販売と折箱製造を手掛ける同社が、神辺町商工会などの支援を受けながら取り組んできた生産性向上の歩みや、AIを活用した現在の取り組みなどが詳しく紹介されています。

 

 日野折箱店は、代表取締役の日野貴文さんが事業を承継した当時、受注や生産管理、出荷管理などを電話やFAX、手書き、ホワイトボードなどで管理していました。しかし、多品種小ロットへと市場が変化するなか、従来のやり方に限界を感じ、業務改善に着手。その過程で神辺町商工会の藤本経営指導員とともに、補助金の活用や計画づくりだけでなく、会社が抱える課題や目指す方向を整理していきました。日野さんはこの時の支援を振り返り、生産性向上のスタートだったと話しています。

 

 その後は折箱の製造工程を見直し、工程の内製化や設備改良を進めるとともに、生産管理、受発注、バックオフィスへと改善の範囲を拡大。現在はAIエージェントも積極的に活用しています。見積作成や在庫管理をはじめ、日々発生する小さな作業を自動化する仕組みを自ら構築。AIに任せられる仕事を増やすことで、人が本来の折箱製造に力を注げる環境づくりを進めています。

 

 さらに日野さんは7月から、「広島県よろず支援拠点生産性向上支援センター」のサポーターとしても活動しています。同センターは2026年4月、よろず支援拠点内に設置されたもの。これまで自らが支援を受け、試行錯誤を重ねてきた経験を生かし、今度は生産性向上に悩む事業者を支える側として新たな一歩を踏み出しました。noteでは、「支援を受ける側だった自分だからこそ伝えられることがある」と、その思いを語っています。

 

 11月26日には、中国ブロック事務局長研修会で、藤本経営指導員とともに講演する予定です。神辺町商工会の伴走支援をきっかけに、自社の課題と向き合い、一つずつ改善を積み重ねてきた日野折箱店。その経験は自社の成長にとどまらず、現在は地域の事業者を支える力へとつながっています。

 

中国経済産業局公式note「生産性改善の現場で聞いてみた@広島」はこちら

㈱日野折箱店公式note『「折箱メーカーが相談業!?」と言われた日から考えていること』(2025年7月11日)はこちら

 

●お問い合せ 神辺町商工会 TEL 084-963-2001