小学生と育てる廉塾バラ花壇~地域資源を活かしたまちづくり~(神辺町商工会)
神辺町に根付く“廉塾バラ”を次世代へ。地域と学校が連携した花壇づくり
投稿日:2026.05.29

子どもたちは、地域の歴史や人とのつながりを学びならが、懸命に作業に取り組んでいました
神辺町商工会女性部は、地域資源である「廉塾バラ」を活用したまちづくり活動に取り組んでいます。廉塾バラとは、国の特別史跡「廉塾ならびに菅茶山旧宅」に古くから自生していたバラで、中国原産の庚申薔薇の一種とされています。2021年に有識者によって廉塾敷地内で古木が確認され、神辺町唯一のバラとして地域で大切に育てられるようになりました。現在では「廉塾バラ」の愛称で親しまれ、神辺町の歴史や文化を伝える地域資源の一つとなっています。
女性部では、2025年に開催された「世界バラ会議福山大会」を契機に、廉塾バラの魅力を広く発信する活動を本格化。その取り組みの一つとして、地元大型商業施設「フジグラン神辺」に廉塾バラ花壇を設置しました。多くの人が訪れる場所で地域の魅力を知ってもらおうと、女性部員を中心に花壇整備を進め、地域住民やボランティアの協力を得ながら草刈りや土づくり、植栽作業を重ねて完成させました。
現在は、この花壇の維持管理を道上小学校バラ委員会の児童たちと協働で実施。毎月1回程度、児童たちとともに草取りや花がら摘み、支柱立てなどを行っています。子どもたちにとっては、地域の歴史や花に触れながら学ぶ貴重な機会となっており、商業施設という人目に触れる場所で活動することで、地域とのつながりや達成感も感じています。活動を続ける中で、「廉塾バラを初めて知った」「神辺町の歴史に興味を持った」といった声も寄せられました。また、小学生が主体的に花壇管理へ参加する姿は、地域ぐるみで花を育てる温かな雰囲気づくりにもつながっています。
神辺町商工会女性部が目指すのは、単なる花壇整備にとどまらず、廉塾バラを通じて地域の歴史や文化、人と人とのつながりを育む活動。今後も学校や地域団体との連携を深めながら、「ばらのまち福山」の一翼を担う取り組みとして、廉塾バラの普及と地域活性化に取り組みます。
●お問合せ 神辺町商工会 TEL/084-963-2001

