「ハッコー!キタヒロ!」リニューアル(北広島町商工会)

[お知らせ重視の紙面から人の魅力が伝わる紙面に刷新。学校や役場にも配布して知名度アップを目指す!]

 「ハッコー!キタヒロ!」は、北広島町商工会が年に2回発行する会報誌。これまで国の施策や補助金、助成金など事業者に必要な情報を提供してきました。横谷経営指導員は、「リニューアル前の紙面は写真が少なく、テキストが中心。内容もお知らせがほとんどで、その他の情報は掲載されていませんでした」と話します。

 

 リニューアルでは、まず会員事業所や職員の顔が分かる紙面づくりからスタート。第一弾となった2月発行の商工会報では女性起業家にスポットを当て、3名の会員さんにインタビューし、事業や地域への想いを語ってもらいました。第二弾となる今回の発行は、地域に親しんでもらえる商工会を目指して、各部会の会長だけでなく、職員の顔も掲載しています。

 

 きっかけは職員が日々の業務の中で商工会の知名度の低さをひしひしと感じていたこと。「今回紹介した女性の起業家さんたちが、最初に相談に訪れたのは役場なんです。そこからいくつかの課を通して商工会を紹介してもらいました。一般の人はもちろん、役場の人ですら商工会の存在・仕事内容を知らないことを痛感したのと同時に、知ってもらうには、もっと自分たちから積極的に発信していかなければならないと感じました」と横谷経営指導員。小学校や中学校で行われている総合学習の時間、職業体験の時間など、もっともっと商工会を活用してもらえる機会はたくさんあるはずだと続けました。

 

 リニューアル後の紙面を見た会員さんからは「読み応えがあった」と嬉しい声も届いています。今回は30号記念号として、全面カラー印刷、部数も2500部に増刷し、これまで会員事業所のみだった配布先を役場や教育機関などにも拡大します。

 

 次号は「商工会の謎に迫る!」と題して、支援内容などの仕事ぶりを紹介します。会報は下記のリンクからご覧いただけます。

 

2022年8月発行「ハッコー!キタヒロ!」のPDFはこちら

 

●お問合せ 北広島町商工会 TEL 0826-72-2380

【開催中止】「ステキな備北に集マルシェ~農工商&学生」に遊びに行きませんか?(備北商工会)

[地元高校生が考えた楽しい企画がいっぱい!農工商業者と学生がコラボした賑やかなマルシェにぜひ!]

2022.09.01に投稿しました、下記イベントについて、台風により開催中止となりましたのでご連絡します。 

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918日(日)、国営備北丘陵公園里山の駅ふらりにて「ステキな備北に集マルシェ」が開催されます!このイベントは東城町商工会、備北商工会、三次広域商工会の各青年部で構成された備北地域マルシェ実行委員会が主催。地元の事業者と学生が作り上げたユニークな内容になっています。

 

 内容は同実行委員会の全体企画に合わせ地元高校生が参加。三次高校、三次青陵高校の学生が授業を通して企画し、チラシのデザインは三次高校の学生たちが考えました。三次高校、三次青陵高校の体験ブースをはじめ、学生がプロデュースした特産品グルメの販売、日彰館高校、東城高校等がコラボした企業紹介ブースやものづくり体験コーナー、庄原格致高校が奏でる吹奏楽とダンスパフォーマンス、スタンプラリーなど、盛りだくさんの内容になっています。

 

 事業所も飲食業や小売業にとどまらず、農業、工業関係の事業者も参加。工業系の事業者は体験コーナーを設けたり、普段見ることができない特殊機械を展示。今回の参加を前に、学生たちは収穫体験や事前社会科見学を行うなどして準備してきました。またこうした取り組みが学生と事業者との接点を作り、将来Uターンでの就職につながるきっけになればと考えています。

 

 庄原市と三次市、2つの市が連携し行政の垣根を超え、業種も越え、学生が主体となった県北のビックイベント。一般的なマルシェとは一線を画す、楽しい体験が待っています。

 

 過ごしやすくなった秋の県北へ、ぜひお出かけください。

 

備北商工会のHPはこちら

 

○ステキな備北に集マルシェ

日時/令和4918() 10:0015:00

会場/国営備北丘陵公園 里山の駅ふらり(庄原市三日市町4-10

問い合わせ/備北地域マルシェ実行委員会 TEL0824-82-2904

事業所紹介-Antique&cafe BearD(神石高原商工会)

[店主こだわりのコーヒーと手作りの器、そして極上の音楽に癒されるひと時を]

個性豊かな器でいただく香り豊かな一杯をどうぞ

 県北の山深く、別荘が立ち並ぶ緑豊かなエリアに佇む「Antique&cafe BearD」。店主こだわりのコーヒーを、店主が作った備前焼で楽しめるカフェです。コーヒー豆は一粒一粒ハンドピックで選別され、その日の気温や湿度に合わせて焙煎した豆を使用。オーダーが入ってからミルで挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れた一杯は、香りが良くあっさりとした飲みやすさが魅力です。

 

 コーヒーの甘さ引き立つオリジナルブレンドのアメリカン(500円)やメキシカン(600円)をはじめ、コーヒーは6種類用意。上質なマンデリンなど3種類の豆をブレンドすることで、深みを増した新しい味も追求しています。どれも後味がすっきりとして、上質なカフェインの心地よさを感じられるものばかりです。また、チーズケーキ(500円)やカヌレなど、全国から厳選したスイーツも充実。ラム酒とコーヒーのお酒「ラムコーヒー」(700円)などのアルコールも揃います。

 

時間を忘れてくつろげる特別な場所です

 器は店主の湯原さんが手び練りした備前焼。感性の赴くまま、自然とできた形はぽってりとした愛らしい雰囲気が特徴で、手馴染みや口当たりが良く、個性豊かなデザインでも楽しませてくれます。

 

また、コーヒーとともに最高の音楽を楽しんでほしいと店内には最高の音響機材を設置。ジャズやハウスミュージックなど、心地よい音楽とともにゆったりとしたくつろぎの時間を提供します。

 

 日常を離れて、ゆっくりとした時間の流れを感じることができる、とっておきの場所。秋のドライブがてら出掛けてみませんか?

 

Antique&cafe BearD(アンティークアンドカフェ ビアード)

住所/神石郡神石高原町井関5442-43

TEL070-2293-5037

営業時間/10:0016:20

休み/不定休

事業所紹介-STUDIO very much(神石高原商工会)

[音楽を通して成功体験を重ねていける。自信に繋がる楽しい音楽を]

自信に繋がる楽しい音楽を

 20211月にオープンした「STUDIO very much」は、ピアノ、ドラム、ギター、ヴォーカルなどが学べる音楽教室。決まったコースはなく、その日やりたい楽器や曲をする独自のスタイルが特徴です。基礎からみっちり学ぶのではなく、まずは音楽を奏でることで興奮する感動体験を大切にしています。

 

 講師の土居光さんは小学校2年生から中学校3年生までクラシックピアノを習い、10代からバンドや路上ライブなどで音楽活動などを続けてきました。「自分自身、音楽のスキルにたくさん助けられて生きてきました。たくさんの人との輪も広がっていきました。音楽の魅力を多くの人に知ってほしい」と土居さんは話します。

 

 会社員を辞め神石高原町の実家に戻って開いたのがこちらの音楽教室。決まったカリキュラムを組まないのには理由があります。「中学3年生までクラシックピアノを習いましたが、その期間は音楽の面白さに気づくことができませんでした。基礎を鍛錬していく音楽教室ではなく、まずは『楽しい音楽』『自信に繋がる音楽』を伝えていきたい。基礎はそれを体験してからでも遅くないと思うんです」と土居さん。例えばピアノのレッスンで使用するテキストは五線譜ではなく、鍵盤のイラストにマークを付けた土居さんオリジナル。譜面を読むことよりも、音楽を奏でることの楽しさを知ってもらうための工夫です。

 

アーティストとしても活躍する土居さん

 土居さんが目指すのは「マッサージ屋さんみたいな音楽教室」。行きたい時に行けて、やりたい楽器や音楽ができる場所。そのため月謝制にはせず、1レッスン(60分)ごとの支払いにしています。「今日音楽教室があるから行くのではなく、今日行きたいから行く」。そんな音楽教室が土居さんの理想です。対象は未就学児から大人まで幅広く対応。無料の体験レッスンも受付中なので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

 

 また、土居さん自身も常にプレーヤーとしてのプレッシャーと戦い続けるため、継続的にライブなどにも参加しています。811日には、町内で「第2回神石高原車庫(ガレージ)フェス」を主催するなど、精力的に活動中です。

 

 現役ミュージシャンによる楽しい音楽教室。大人も子どもも楽しめること間違いなしです。

 

 

STUDIO very much

住所/神石郡神石高原町高原町小畠1569

TEL080-5085-8604

メール:hikaru.musicmaster@gmail.com

事業所紹介-山里の餅 やまうち(神石高原商工会)

[季節限定や新商品も続々登場。攻めるお餅屋さんの和スイーツがアツい!]

充実の商品ラインナップ

 もち米の栽培から製造まで全て自家製のお餅が人気。看板商品の「神石高原最中」は、自家栽培のもち米を使った皮で、北海道産の小豆を使って2日間かけて作るオリジナルの餡を包んだ一品。神石高原町が認定するプレミアムブランド「JIN(神)プレミアム」にも選ばれた人気のお菓子です。

 

JINプレミアムのHPはこちら

 

 自家栽培のもち米の品種は「タカサゴモチ」。色が白くて粘り気が強いのが特徴で、このもち米をつかったバラエティ豊かな商品を展開しています。定番の白餅をはじめ、玄米餅、豆餅など、とにかく種類豊富。添加物不使用で安心安全な商品は、幅広い年齢層に人気です。今年6月には新商品が登場。柔らかなおこわにとろとろの餡がのった「やわらかおはぎ」は、食べごたえ抜群のボリュームながら、甘さ控えめの餡でいくらでも食べられる美味しさ。また、わらび粉を丁寧に手で練って作る「とろけるわらび餅」は、口の中でとろける新しい食感がやみつきになりる一品です。

 

店主の山内章司さんと奥さまの真知子さん

 そのほかにも大粒のシャインマスカットを丸ごと包み込んだシャインマスカット大福やいちご大福、くり大福など神石高原町の食材を使った大福シリーズなど、季節ごとに個性豊かな和スイーツが登場します。

 

 商品は店舗や「道の駅さんわ182ステーション」などで販売しています。自家栽培のもち米をふんだんに使った贅沢なお餅や和スイーツをぜひご賞味ください。

 

○山里の餅 やまうち

住所/神石郡神石高原町小畠1444

TEL0847-85-2862

営業時間/9:3015:00

休み/火曜

令和4年度最低賃金改定のお知らせ

広島県最低賃金は、令和4年10月1日より時間額930円に変わります(詳細はHPもご確認ください

広島県最低賃金は、県内の事業場で働くすべての労働者に適用されます。

特定の産業で働く労働者については、広島県最低賃金よりも金額の高い

特定(産業別)最低賃金が適用される場合があります。

 

詳細につきましては、広島労働局労働基準部賃金室(082-221-9244)に お問合せ下さい。

また、設備投資等により事業場内最低賃金を引き上げ、生産性向上に取り組んだ場合に、

一部を助成する制度があります。

お早めに広島労働局 雇用環境・均等室(082-221-9247)に

お問合せください。

なお、賃金引上げに関する規程や環境の整備については、

広島働き方改革推進支援センター(0120-610-494)にて支援を行っています。

 

1.広島県最低賃金(地域別最低賃金)

 

  時間額 930 円 (令和4年10月1日~)

 

事業所紹介-アート個別(広島東商工会)

[広島東商工会の事業所紹介「VIVA SOHO」の第2弾。質の高い指導を低価格で]

矢野駅から徒歩1分の通いやすい立地。いつでも使える自習室も完備

 アート個別は、当時大学3年生だった代表の東友樹さんが2020年に開校した個別塾。アルバイトで個別塾の講師をしていた経験から、一人ひとりに必要だと思うことを最高のスピードで提供できる「個別塾」を立ち上げました。経営理念は「やる気のある子に最大限の教育を」。生徒の「分からない」にとことん寄り添い、共に結果を喜び、生徒も講師も共に成長できる教育の場を目指しています。

 

 講師陣は全員、国公立大学に在籍している学生かその卒業生。指導力にも磨きをかけるため、普段から研修会を開くなどして、講師陣のレベルアップにも努めています。熱い思いを持って生徒たちに接し、生徒のために努力を惜しまない、そんな講師陣がこちらの塾の魅力。さらに中学校1年生の場合、週2コマ(50分×2/週)×4回で10000円、高校一年生の場合、週2コマ(50分×2/週)×4回で12000円という低価格も支持を集めています。

 

「一人ひとりに合ったオーダーメイドの学習プランをご提案します」と東さん

 81日にはこれまで開校していた矢野東集会所から、矢野駅から徒歩1分のビルに場所を移してリニューアルオープンしました。これまでなかった自習室完備でさらに学びやすい環境が整っています。移転に伴う費用は広島東商工会のサポートにより日本政策金融公庫の融資を受けて活用しました。

 

 塾生は小学校4年生から高校3年生までと幅広く、中学受験から大学受験まで幅広く対応。13の個別指導で、学習の仕方から丁寧に指導してもらえます。入会時に生徒の学校、進度、学力に合わせた学習プランを提案、入会後も個別面談を行い学習プランの見直し等を含めたサポートが充実。この秋、学力を伸ばしたい!と思っている児童・生徒のみなさん、子どもに合う塾を探しているという保護者のみなさん。ぜひ一度相談ください。

 

〇アート個別

住所/広島市安芸区矢野西4-1-21 3F

TEL080-9794-8421

営業時間/16:0022:00

休み/土日曜

「なみか&ほろか 使ってもらえる!5000P大作戦」開催中!(東城町・備北商工会)

[期間中、なみか・ほろかカードで買い物をするだけで、5000Pもらえる超お得なキャンペーンがスタート!]

 9月1日より庄原市の感染拡大防止および地域経済・住民生活支援事業の一環として、「なみか&ほろか」 使ってもらえる!5000P大作戦」がスタートしています!この事業を手掛けているのは、東城町商工会と備北商工会が主体となる庄原市キャッシュレス決済推進協議会。

 

 「なみか・ほろか」は庄原市内の加盟店でポイントを貯めて使える電子マネー機能付きポイントカード。カード決済による収益は、庄原市のために使われ、カードを多く使われるほど庄原のお店の支援にも繋がる「地域内循環サービス」となっています。現在、期間中に「なみか・ほろか」を提示してお買い物をすると、すぐに5000Pがもらえる嬉しい企画を実施中。支払額はいくらでもOKで、これを機に新しくカードを作った人も対象になります。ぜひ加盟店で5000Pを利用しに庄原市に足を運んでみませんか?

 

 ポイントがもらえる期間は9月1日(木)~10月31日(月)。もらったポイントの使用期限は2023年1月31日までです。

 

 また、「なみか・ほろか」を活用した児童見守り機能が9月1日からスタート。登下校時、カードを通学路に設置しているカードリーダーにかざすと、あらかじめ登録している保護者などのアドレス(児童1人につき3件登録可能)へ、メールが児童送信されるシステムです。登録した保護者には1Pが付与される嬉しいサービス付き。

 

 カードをお持ちの方はもちろん、まだ作ってないという方も、この機会にぜひ、「なみか・ほろか」をご活用ください。

 

●お問合せ 庄原市キャッシュレス決済推進協議会(東城町商工会内)

TEL 08477-2-0524

HP:https://namica.net/

事業所紹介-趣味のきもの 池田屋(沼田町商工会)

[専門店ならではの知識と目で、永く着続けられるお気に入りの着物に出合う]

一生ものの着物に出合える場所。小物の販売もあります

 閑静な住宅街に位置する「池田屋」は、厳選した着物を取り扱う呉服店。店主の池田一清さんは、広島市内の呉服店で12年間修行を積み、奥深い着物の世界を熟知。昭和63年に独立し、日本の伝統、文化を伝えて行きたくて立ち上げました。上質な着物をより手に取りやすい価格で提供しています。

 

 反物は生地、染め、織りなど、全て池田さんが自分の目で見てお眼鏡にかなったものを仕入れ。流行を追わず、「永く着続けることができるもの」をコンセプトにした上質なものが揃います。「着物はとにかくご本人が気に入ったものを見つけていただくことが大切。その一着に出合うためのお手伝いをさせていただいています」と池田さん。販売のほか、着物の染み抜きや洗い張りなどにも対応しています。

 

 

 

 

閑静な住宅街に位置

 3年前から、地域の小学校の制服の取り扱いもスタートしました。池田さんは「これまで展示会や職域販売などが中心で、市外や県外に出ていることがほとんどでした。これからは地域に恩返しをしたいという気持ちで制服の取り扱いをさせていただくことになりました。これから、地域のみなさんにも池田屋を知っていただけたらうれしいです」と話してくれました。保護者から着物や小物の問合せがあるなど、知名度アップにも繋がっています。

 

 沼田町商工会では、経営支援のほか同店と地域の繋ぎ役としてもサポートしていきたいと考えています。

 

○趣味のきもの 池田屋

住所/広島市安佐南区伴東7-42-4

TEL082-848-7172

営業時間/9:0019:00

休み/月曜、第2日曜

「事業承継支援に関する連携協定締結式」を実施(県連)

[後継者がいない事業者と事業拡大や創業等を考えている人をマッチングする画期的な連携スキーム]

覚書を締結した広島県商工会連合会の平田会長(左)と日本政策金融公庫広島支店の斉藤支店長(右)

 824日(水)、広島県商工会連合会と株式会社日本政策金融公庫の県内4支店(広島・尾道・福山・呉)が「事業承継支援に関する覚書」を締結し、連携スキーム「“つぐ活”サポート広島」を構築しました。締結式には当会の平田圭司会長、日本政策金融公庫広島支店の斉藤卓也支店長が出席。連携協定書に署名を行いました。

 

 後継者不在や長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、中小・小規模事業者の休業・廃業が急増しています。この協定は県内34商工会が会員事業所等の中から、後継者がいない等の理由で『事業を譲り渡したい事業者』を掘り起こし、日本政策金融公庫が全国152支店のネットワークと事業承継マッチング事業の機能等を活用して『事業拡大や創業などに向けて事業を譲り受けたい』人をマッチングするシステム。また、マッチング後も、伴走型のサポートを行っていくものです。

 

 締結式の挨拶で平田会長は「経営者の高齢化の進展に加え、2年以上に渡る新型コロナウイルス感染症の影響、急激な円安を背景とした原材料費・原油価格の大幅な高騰等の影響から、やむをえず、廃業を検討する会員事業者の声が多く聞かれます。地域に事業を残していく事業承継支援は、その必要性が一層高まっており、私たち商工会組織にとって、さらに注力して取り組むべき喫緊の課題だと考えています」と力を込めました。

 

 日本政策金融公庫の斉藤支店長も「近年は都市部から地方へ移住してくる比較的若い年代の人たちが、後継者のいない地元企業の基盤を引き継いで創業するケースも確実に増えています。今回の覚書締結により、各商工会が有する会員企業や地域特有の情報と、公庫が蓄積してきたデータを一体的に活用することで、地域に不可欠な事業を次世代へと繋ぐ効果的な事業承継支援が可能になると期待しています」と挨拶しました。

 

 この覚書を締結する動きは、全国商工会連合会と日本政策金融公庫が531日に覚書を締結したのを皮切りに、全国に広がっています。地域の産業を守り、そこに暮らす人たちの生活を守ることで地域の衰退を防ぎたい。当会もこれを機に「地域の思いを次世代に繋ぐ架け橋」として、事業承継支援に積極的に取り組んでいきます。