事業所紹介-SAKE Bar ゆう(広島安佐商工会)
日本酒好きから初心者まで、日本酒の新しい魅力に出合えるお店
投稿日:2025.10.03

食事ができるコースに登場した焼き鮎は一夜干しにしてうま味を凝縮した逸品。メニューは季節ごとに変更します
JR可部駅前にある「SAKE Bar ゆう」は、日本酒好きはもちろん、初めてという人にも新しい発見を届けてくれるお店。ここでは店主の岡原友祐さんが全国各地から選りすぐった日本酒と、それによく合う料理を提供しています。日本酒は初心者向けから個性的な味わいまで幅広く、季節ものや限定品も揃う多彩なラインナップ。グラス一杯(90ml)600円から提供され、飲み比べプランも用意されています。夏には濃い古酒をソーダ割りにしたハイボール風を提案するなど、新しい飲み方に出合えるのも魅力です。
フードメニューは2種類のみで、お酒のアテにもぴったりな前菜3品のコース(1,650円)と、前菜、焼き物(肉料理・魚料理)、揚げ物など7種類以上の料理が楽しめるコース(4,000円)。和食をベースに洋の要素を取り入れたオリジナル料理には、地元で採れた野菜や、産直市場で見つけた珍しい食材が随所に登場します。野菜のほかにも、鮎やジビエなど地元の食材をふんだんに使用。予約の場合は、予算や要望に合わせたメニューも提供してくれます。しっかりご飯を食べたい時、2件目でしっとりと飲みたい時など、様々なシーンで利用できる一軒です。また、土日曜・祝日のみ提供される朝食(1,200円)も隠れた人気メニュー。おかゆをメインに、9種類の副菜が味わえます。

地域貢献にも力を注ぐ岡原さん
10月5日(日)には、岡原さんが主催する「ほとりのまつり」が開催されます。岡原さんは、平成26年豪雨災害の際、弟さんが住んでいた八木や、実家のある可部東での被害をきっかけに、広島に戻ることを考え、2018年1月に同店をオープン。太田川の河川敷で開催されるこのイベントは、2018年の豪雨災害からの復興をきっかけに、川や水を恐れず魅力を再発見してほしいという想いから生まれました。会場では広島のミュージシャンが結集したバンド「Plic Ploc」のライブが行われ、心地よい音楽とともに川辺の空気を楽しむことができます。ライブチケットは焼き鮎とワンドリンクがついて4,000円。そのほか、福山の焼き芋スイーツやフランス人によるガレット・クレープなど個性豊かな7ブースが並びます。また、革製品の販売やテントサウナの無料体験もあり、聴いて食べて体感できる盛りだくさんの屋外イベントです。岡原さんは「川と共に生きる地域の歴史を未来に繋ぎ、子どもたちに川を好きでいてほしい」と語り、川辺の新しい魅力を伝える場として、来年以降も継続していきたいと考えています。
●SAKE Bar ゆう
住所/広島市安佐北区可部2-36-13
TEL/082-554-6488
営業時間/16:00~24:00(LO23:00)、土日曜・祝日6:30~11:00(LO10:30)
休み/日曜