「令和4年度 第1回テストマーケティング」開催(県連)

[消費者の生の声を商品のブラッシュアップに活かす、テストマーケティングを実施]

モニターのみなさんは、香りや味、パッケージなどをじっくりと確認しながら、一つひとつの商品を丁寧に分析していました

 6月17日(金)、広島県商工会連合会は県内の商工会員をはじめとする小規模事業者や「ひろしま夢ぷらざ」に出展する事業者の食品関連の商品について、一般のモニターから商品への意見を募るテストマーケティングを実施しました。この事業は、モニターの意見をグループインタビュー形式で聞き取り、商品のブラッシュアップに活かしてもらおうというもの。モニターから出た意見をもとに、専門家が分析しフィードバックします。令和元年にスタートし、今年で4回目となりました。今年度は、3回に分けて行い、合計で30商品のテストマーケティングを予定しています。

 

 第1回目となる今回は、8事業所からキムチ、ドレッシング、味噌、ワカメ、ハンバーガー、レモンケーキ、和菓子等、10商品の申し込みがありました。広島市在住の消費者(20~50歳代)、ひろしま夢ぷらざの専門家など、延べ22名がモニターとして参加。モニターには、事業者から事前に提供があった商品の情報を聞いた上で、商品の試食と評価を行ってもらいました。

 

 参加したモニターからは「味はすごく良いが価格が高い」「要冷蔵だとお土産に不向き」「コスパがいい」「斬新なのにパッケージデザインが残念」など、貴重で多彩な意見が出され、専門家とのディスカッションも行われていました。モニターの一人は「どの商品も商品開発をした方の意気込みが伝わるものばかり。自社の良さ、地域の良さを活かした商品がたくさんありました。味だったり、パッケージデザインだったり、価格だったり、人気商品になるまであと一歩のところまできていると思います。熱い想いを持った事業者さんの商品の魅力が消費者に伝わって欲しい」と話してくれました。今回いただいた意見はレポートにまとめ、各事業者と所属商工会にフィードバックし、今後は商工会による伴走支援によって商品改良に繋げていくこととしています。

 

 2回目のテストマーケティングは7月22日(金)、第3回は8月19日(金)に実施。引き続き、事業者の特産品販路開拓支援を進めていきます。