事業所紹介-たたみのへりこもの 小春縁(上下町商工会)

大正ロマンの世界観を取り入れた、古くて新しいオンリーワンのアクセサリーを

「オーダーも受け付けています」と柏木さん

 府中市上下町にある「小春縁(こはるえにし)」は、ハンドメイド作家の柏木綾子さんが作る畳のヘリを使ったアクセサリーのお店。店名には、「畳の縁(ヘリ)」と「人とのご縁」を重ね合わせて、アクセサリーを通じて新たなつながりを生み出したいという願いが込められています。

 

 アイテムはヘアゴム、髪飾り、ピアス、イヤリング、キーホルダーなど。冬季にはしめ飾りや、クリスマス向けの小物も登場します。素材のほとんどが実際の畳にも使われる本物の畳ヘリで、倉敷美観地区の畳店など全国各地から仕入れ。中にはその畳店でしか作られていないオリジナルの珍しいものもあり、素材へのこだわりも光ります。コンセプトは「ご縁をつなぐ浪漫アクセサリー」。大正ロマンの世界観を取り入れたデザインが特徴で、古くて新しい唯一無二の存在です。

 

 柏木さんがこの道に進んだのは、Uターン後の子育て中に感じた孤独や居場所のなさがきっかけ。気分転換に出店したフリーマーケットで着物店「上下スタイル」の眞野さんに出会い、常識にとらわれず自分が楽しいと感じることを表現する着物の着方やアイテムづかいに感銘を受けました。「固定概念にとらわれず、自分のやりたいことをやろう」と誓った柏木さんは創業を決意。畳ヘリと偶然出合い、白壁の町・上下町に合うアクセサリーを作りたいとハンドメイド作家としての活動をスタートさせました。現在は店舗を構えながら、イベントなどにも出店しています。

 

独自の世界観で魅了するアクセサリーがいっぱい

 また、昨年10月には2日間で70店舗が出店した「てくてく」というイベントを作家仲間2人で主催。小さな子ども連れのママも楽しめることを目指して、上下町の商店街にある古民家や町民会館を舞台に、地域回遊型のマーケットを開催しました。売り手・買い手・地域、それぞれにとって「三方良し」の場づくりを大切にしたこのイベントは、今年も10月頃に開催される予定です。

 

 畳ヘリに使われている伝統柄には、「魔よけ」や「子どもの健やかな成長」など、それぞれ意味が込められているとのこと。「身に着けていると元気になれる、お守りのような存在になるアクセサリーを届けたい」と柏木さん。オープン日やイベント出店などの情報はInstagramで発信しています。お出かけ前にぜひチェックしてみてください。

 

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●たたみのへりこもの 小春縁(こはるえにし)

住所/府中町上下町上下853-

TEL090-7372-9661

営業日/第3木金土曜、その他営業日は月ごとに変更

営業時間/10:0016:00