『令和5年度 中国・四国ブロック商工会青年部交流会』開催(県青連)

[中四国9県から約850人が広島に集結。広島県代表の狭間勇也さんが最優秀賞受賞]

開会宣言をする髙下実行委員長

 9月22日(金)、グランドプリンスホテル広島にて『令和5年度 中国・四国ブロック商工会青年部交流会』が開催されました。「Re:HERO~ともに立ちあがろう~」をテーマに中四国9県から青年部員約850人が集結しました。

 主張発表を行ったのは各県予選で選出された鳥取県代表の竹内由佳子さん(八頭町商工会青年部)、島根県代表の荒木直人さん(東出雲町商工会青年部)、岡山県代表の土屋俊介さん(阿哲商工会青年部)、広島県代表の狭間勇也さん(佐伯商工会青年部)、山口県代表の石川貴大さん(岩国西商工会青年部)、徳島県代表の久次米智之さん(藍住町商工会青年部)、香川県代表の小笹直人さん(琴平町商工会青年部)、愛媛県代表の岩村泰成さん(愛南町商工会青年部)、高知県代表の長﨑竜之介さん(土佐市商工会青年部)9名。落ち着いた声でゆっくりと語りかける人、大きな手振り身振りで魅了する人、会話を巧みに使って惹きこむ人、それぞれが個性や特徴を最大限に活かした発表を行いました。

 

最優秀賞を受賞した狭間さん

 最優秀賞は広島県代表の狭間さんが受賞、優秀賞は岡山県代表の土屋さんが受賞しました。狭間さんは「佐伯を再起動~ひまわりのように~」をテーマに発表。地域活性化のために始めたひまわり畑とそこに関わる青年部員との交流をしっとりと落ち着いた口調で語り、会場を魅了しました。

 

 審査委員長を務めた中国新聞社報道センター経済担当部長の漆原毅氏は講評で「力のこもったスピーチに、それぞれの組織を挙げて準備を重ねてきたのが伝わってきて、感動しました」と絶賛。狭間さんついて「内容がかなり作り込まれている」と評価し、「落ち着いて透る声は安定感があり、とても分かりやすかった。全国大会がんばってください!」とエールを贈りました。狭間さんは1115日に群馬県で開催される全国大会に中国・四国ブロック代表として出場します。受賞者の挨拶で狭間さんは「やったよー!」と会場にいる仲間に声をかけ、「ここに来るまで莫大な時間を割いて練習してきました。今、ここに立てることを誇りに思います」と感慨深そうに語りました。そして仲間がオーダーメイドしてくれたというスーツの裏地のヒマワリ模様を見せ、「これがあったからがんばれた」と笑顔を見せてくれました。

 

中四国9県から集まった青年部員

 主張発表大会と審査結果の間には記念講演が行われ講師に元プロレスラーの蝶野正洋氏が登場。会場に蝶野氏が姿を現すと大きな歓声が上がり、会場は熱気に包まれました。蝶野氏は今大会のテーマ「ヒーロー」にちなんで『蝶野正洋のリーダーシップ論~一人ひとりがヒーローであること~』をテーマに講演。自身の生い立ちやプロレスの裏話を交えながら、「何かを変えたいという時は自らが手を上げること、そしてその姿を見せること」と自身のヒーロー像について語りました。

 

 閉会式で挨拶をした広島県青連の滝原会長は、「コロナがひと段落し、再び地域の担い手として地域を盛り上げるため、商工会青年部の役割に期待がかかっています。地域のヒーローは青年部。地元のヒーローとして共に頑張っていく決意を固めるための場となることを切に願います」と訴えました。

 

 今大会では会場の特設スペースで物産展が開かれ、約90品を展示。また会場外の特設スペースでは献血バスがスタンバイし、献血運動も実施されました。

 

 大会終了後には交流懇親会も開催。多くの青年部員が県の垣根を超えて積極的に交流し、新しい仲間づくりを楽しみました。