「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」開催(呉広域商工会)

[呉が一丸となって実施する熱い商談会が今年も開催。今年は7社が初参加]

熱気に包まれた会場の様子

 呉広域商工会が主催し、呉市内の支援機関、行政、金融機関などが共催、後援して毎年実施されている「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」が今年もクレイトンベイホテルで開催されました。この商談会は、呉市内の中小企業、小規模事業者等の路開拓支援事業として実施しているもので、今年で4回目。商談会には呉市内の18社と関東、関西、広島県内のバイヤー15社が参加しました。うち2社はオンラインで商談を行いました。今回は新規の事業所を優先的にノミネートし、バイヤーも時代のニーズに合わせて通販に力を入れたバイヤーをセレクトしています。

 

 はじめに呉広域商工会の住谷秀治事務局長が「呉市内には素晴らしい特産品がたくさんあります。一つでも多くの商談が成立するように祈っております」と挨拶。会場には新原芳明呉市長も駆けつけ、「呉のいいものを消費者に知っていただくために、商品の魅力をしっかりとバイヤーのみなさんに伝えてください!」とエールを贈りました。

 

 今回、実施された商談は全部で114商談。独自に開発した全身マッサージ用のホットストーンを販売するオフィスSERNE(セレーヌ)の代表理事、渡部志穂さんは今回商談会に初参加。使い方を伝える講習会とセットで販売する独自のスタイルのため、エンドユーザーは一般の顧客ではなく、それを使った施術を行うセラピストなどが中心です。商談は商品の良さをしっかりと伝えられただけでなく、新しい販路の開拓にも繋がりました。「介護の現場で使ったり、インバウンドにも視野を広げたり、商談の中で新しい販路の方向性が見えてきました」と話してくれました。

 

オンラインは事前に商品をバイヤーに送付して商談が行われました

 同じく今回初参加となったNPO法人地域ネット くれんどで広報を担当する広兼絵里奈さんは、2016年の「ひろしまS-1サミット」でグランプリを受賞した「瀬戸内チョコテリーヌ」と「くろまめびわのはちゃ」をバイヤーに紹介。「パッケージにもっとアピールポイントを入れるべきとご指摘をいただきました。プロの目線でアドバイスがもらえる良い機会。商品のブラッシュアップに繋げていきたいです」と意欲を見せます。イベントに声がかかったり、見積もり依頼があるなど、販路拡大への手ごたえも感じています。

 

 呉広域商工会の担当者である佐々木経営指導員は、「今回の商談会を販路開拓だけでなく、消費者ニーズの把握や商品のブラッシュアップにも繋げてほしい」と今後の動向にも期待を寄せました。

 

●お問合せ 呉広域商工会 TEL 0823-70-5660