2023年5月の新着情報記事一覧
事業所紹介-政兵衛ファーム(尾道しまなみ商工会)
[尾道市の岩子島で日本一の収穫量を誇るわけぎを栽培。6次産業化で惣菜の製造にも着手]
投稿日:2023.05.02

甘味と酸味のバランスが良いヨーク
尾道市向島はわけぎの全国シェアNO.1の生産地です。ここでトマトとわけぎの栽培を行っている平谷さんご夫婦。トマトは400㎡のハウスで年間45トンを収穫。卸業者を通して地元のスーパーで販売されています。ここで作られているトマトはヨークという品種。小さく育てるとうま味・甘味が増し、大きく育てると甘味と酸味のバランスが抜群。栽培方法によって様々な美味しさを楽しませてくれる品種です。平谷さんが目指すトマトは甘味と酸味のバランスが良く、トマトならではの美味しさを感じられるもの。水分、肥料の量を注意深く調整しながら、理想の味に近づけています。「栽培から10年が経ち、やっと消費者の方にご満足いただけるものができました。これからは規格外のものをいかに減らしていくかが課題です」と話します。合言葉は「毎年一年生」。毎年同じようにやってもうまくいかないのが農業。試行錯誤を繰り返しながら、さらに美味しいトマト作りに挑んでいます。

わけぎはこだわりの土で育てる露地栽培で
一方、わけぎは土にこだわった露地栽培が中心。島の土は花こう岩で水はけがよく、わけぎの栽培に適していますが、さらに数年に一度、海の砂を畑に入れて土壌を改善します。砂と一緒に貝なども混ざることでカルシウム分やミネラル分が加わり、栄養の高い土になります。
同ファームでは、まだまだ知名度の低いわけぎの美味しさをまずは地元の人に知って欲しいと考え、向島島内の飲食店と協力して毎年3月に「わけぎ祭り」を開催しています。初開催となった2022年には3店舗が参加。わけぎを使ったオリジナルメニューを開発し各店舗で提供しました。今年は飲食店も5店舗に増え、徐々に地元での認知度はアップしています。
さらに今年は6次産業化にも着手。手軽に味わえる惣菜のオリジナルメニューを考案し販売する予定です。「わけぎの肉味噌」や「わけぎコロッケ」など、現在メニューを試作中。加工場を整備するとともに、わけぎの直売所も設ける予定です。

「特産品であるわけぎを守りたい」と平谷さんご夫婦
「岩子島の生産者も高齢化し生産量も減っています。6次産業に取り組むことで新規就農者が増える起爆剤になったら嬉しいです」と平谷さん。現在、尾道しまなみ商工会のサポートを受けながら、事業計画書を作成中。同商工会は、融資関連や各種補助金の活用などでも支援を行っていきます。
これまであまりなじみのなかった「わけぎ」。気軽に食卓に並ぶ日がそこまできています。
○政兵衛ファーム
TEL/080-1640-2233
詳しい情報はインスタグラム(@masabee319)をチェック
事業所紹介-グルテンフリーのパン教室 ほぺ(尾道しまなみ商工会)
[3大アレルゲンを使わない安心安全な米粉パン。年内には向島島内に店舗もオープン!]
投稿日:2023.05.01

パン教室は福山市、三原市など市外からも訪れる人がいるほどの人気
「グルテンフリーのパン教室 ほぺ」は小麦粉の変わりに米粉を使用し、卵も乳製品も使わないパンの作り方を教えてくれるパン教室。講師の石井友梨さんが自宅を使って月に7~8回開催しています。教室では生徒さんのレベルに合わせた7つのレシピを用意。初心者の方は1から、中級者以上の方は好きなレシピを選んで作ることができます。徐々にステップアップしたい方は1から順番にチャレンジしてみるのがおすすめです。
米粉は小麦粉に比べて少し扱いにくく、コツが必要になる材料のひとつ。石井さんの教室では、独自に配合した材料のレシピと、失敗しないためのコツを一人ひとりに合わせてアドバイスしています。最大4名までの少人数で、細かなアドバイスが受けられるのが魅力です。教室の開催のほか、マルシェなどのイベントにも出店。5月7日(日)には、向島町立花にあるカフェ「ななまるカフェ」主催の「ななまるマーケット」で米粉パンを販売します。

誰でも安心して食べられる米粉パン
ABCクッキングスタジオでパンやケーキの講師として活躍していた石井さん。結婚を機に退職しましたが、これまでの経験を活かしたいと小さなパン教室をオープンしました。当時使用していたのは小麦粉でしたが、自身のお子さんに小麦、卵、乳製品のアレルギーがあることが分かり、アレルギーのある子どもたちも食べられる米粉のパンを作ってみることになりました。「グルテンが含まれていなので、まずまとまらない。膨らまずにお餅のようなものができてしまう。最初はまったくうまくいきませんでした」と当時を振り返ります。
米粉パンについて調べていく中で興味を持った3人の講師のオンラインレッスンに参加。学んだことを活かしてオリジナルレシピを開発し、現在に至ります。試作に使った米粉は10㎏以上。納得がいくまで試作を繰り返しました。
「米粉パンを作り始めたころは、ニーズがあるのか全くの未知。徐々に同じ悩みを持つおかお母さんが集まるようになり、必要としている人がいると実感できるようになりました」と石井さん。石井さんの作るパンは3大アレルゲン不使用。さらに白砂糖、肉類も使いません。米粉、きび砂糖、イースト、塩、米油のみのシンプルな材料で作る、安心安全な米粉パンを提供しています。今では、アレルギーを持つお母さんだけでなく、健康志向の高まりもあってニーズが急増。今後はいつでも好きな時に米粉パンが購入できるように、店舗のオープンも予定しています。「米粉パンを気軽に手に取ってもらえる環境を整えたい。年内にはオープンしたいです」と石井さん。教室の日程や新店舗の進捗状況はインスタグラム(@hope_komeko)、公式LINEで発信中です。
公式LINEはこちら
しっとりとして柔らかく、自然で素朴な甘さが魅力の米粉パン。お店のオープンが楽しみです!
○グルテンフリーのパン教室 ほぺ
住所/尾道市向東町
開催時間/10:00~12:00
お問合せは公式LINEまたはインスタグラムのDMでどうぞ
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