三次広域商工会・井上経営指導員が日本政策金融公庫本店で研修講師(県連)

商工会と日本政策金融公庫の連携をテーマに講演。地域の小規模事業者をともに支えるパートナーとしての役割を伝える

日本政策金融公庫の職員約120人を対象に、商工会の役割や連携の大切さを伝える井上経営指導員

 三次広域商工会の井上憲経営指導員が9月4日、東京・大手町にある日本政策金融公庫本店で行われた職員研修で講師を務めました。対象となったのは、同公庫に入行して4年目を迎える職員約120人。地域の最前線で小規模事業者の経営支援に携わる経営指導員の立場から、商工会の役割や日本政策金融公庫との連携について伝えました。

 

 研修のテーマは「商工会の役割と関係機関から見た日本公庫~公庫は、商工会の大切なパートナー~」。井上経営指導員は、自身の経歴や三次広域商工会の概要を紹介した後、商工会の組織や経営指導員をはじめとする職員の役割、日々行っている経営支援などについて説明しました。

 

 三次広域商工会では、経営指導員らが窓口相談や巡回相談を通して事業者と向き合い、金融支援をはじめ、税務・記帳、創業・承継、販路開拓など幅広い経営課題に対応しています。研修では、自身がこれまで日本政策金融公庫の職員と関わるなかで得た経験や、実際の支援事例なども紹介。商工会と公庫がそれぞれの強みを生かし、連携して事業者を支えることの大切さを伝えました。

 

 なかでも、井上経営指導員は商工会と日本政策金融公庫の間に築かれる「信頼」について強調。事業者と日常的に接しながら伴走する商工会と、金融面から事業を支える日本政策金融公庫。それぞれの立場から事業者に向き合い、対話や学びを重ねることが、より良い支援につながると話しました。研修の最後には、公庫職員に向けて「まず、商工会・商工会職員のことを知ってほしい」と呼びかけ、地域の小規模事業者を一緒に支えていきたい思いを伝えました。

 

 商工会と日本政策金融公庫が力を合わせて支えるのは、事業者の経営だけでなく、その先にある仕事や雇用、地域経済、そこで暮らす人々の生活です。今回の研修は、地域に根差す二つの支援機関の役割や、より良い連携について考える機会となりました。