「令和8年度第26回広島県商工会職員協議会通常総会及び令和8年度第21回商工会職員パワーアップセミナー」開催(県連)

総会制への移行で全正職員が参加。事例発表やDX活用事例の共有を通じて支援力向上を図る

総会への移行により、委任状出席を合わせて250名の職員が参加しました

 広島県商工会連合会と広島県商工会職員協議会は6月13日(土)、広島コンベンションホールにて「令和8年度第26回広島県商工会職員協議会通常総会及び令和8年度第21回商工会職員パワーアップセミナー」を開催しました。

 

 セミナーに先駆けて行われた通常総会は、今年度から総代会制を廃止し、正職員全員が参加する総会制へ移行。本人出席221名、委任状出席29名の計250名が参加しました。

 

 開会の挨拶で職員協議会の井上憲会長は、来賓として出席した参議院議員で経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官の越智俊之氏への謝意を述べた後、「商工会職員は地域の未来づくりに関わるやりがいのある仕事。職員協議会が交流し、学び合い、支え合う場となり、一人ひとりの成長につながることを期待しています」と呼びかけました。井上会長は本総会をもって退任し、新体制へバトンを引き継ぎました。続いて祝辞に立った越智議員は、物価高や経営環境の変化が続く中、「価格転嫁や付加価値向上に向けた支援など、商工会職員の役割はますます重要になっている」と述べるとともに、国としても広域指導員の配置や人材確保、商工会館の老朽化対策などに取り組んでいく考えを示しました。

 

新たに選出された清代会長をはじめとする新役員のみなさん

 総会では大崎上島町商工会の木下氏を議長に選出。令和7年度事業報告・収支決算、令和8年度事業計画・収支予算、共済融資貸付金総額、任期満了に伴う役員選任の4議案について審議が行われ、いずれも原案どおり可決・承認されました。また、役員改選に伴い新役員が選出され、沼田町商工会の清代茂樹氏が新会長に就任。新たな体制でのスタートを切りました。

 

 続いて開催されたパワーアップセミナーでは、経営支援事例発表大会を実施。県内の経営指導員から提出された事例の中から選出された3事例が発表され、黒瀬商工会の奥村竜太経営指導員、安芸太田町商工会の紙川祐次経営指導員、安芸高田市商工会の清水康平経営指導員が登壇しました。発表では、支援のきっかけや活用した制度、課題解決までのプロセス、支援後の成果などについて紹介され、参加者は今後の支援業務に活かそうと熱心に耳を傾けていました。

 

 研修会では「AI・DX活用による業務効率化」をテーマに、大崎上島町商工会と五日市商工会が取り組み事例を発表しました。大崎上島町商工会は、離島という地域特性から生じる移動や研修参加の課題解決を目的に、「働き方改革推進支援助成金」を活用してインタラクティブホワイトボードを導入。WEB会議やオンライン研修への参加環境を整備したほか、ペーパーレス化や資料共有の効率化を実現しました。離島ならではの課題解決と業務効率化の成果について紹介しました。五日市商工会は、職員の業務効率化によって事業者との対話時間を創出することを目的に進めているDX推進について説明。生成AIを活用した情報収集や資料作成、相談内容の整理などの事例を紹介し、業務効率化によるAIを活用した伴走支援の充実につなげていることを報告しました。

 

左から奥村経営指導員、井上会長、紙川経営指導員、清水経営指導員

 最後に経営支援事例発表大会の結果発表が行われ、安芸太田町商工会の紙川経営指導員が最優秀賞を受賞。紙川経営指導員は「『事業者と一緒に楽しむ』をモットーに、これからも広島県を盛り上げていきたい」と受賞の喜びを語りました。紙川経営指導員は10月に鳥取県で開催される中国ブロック大会に広島県代表として出場します。