年頭挨拶 広島県商工会女性部連合会 会長 松 井 美 椰 子

さて、令和7年度は、物価高騰、人手不足、エネルギー価格の高騰など、中小・小規模事業者を取り巻く環境は依然として厳しい1年でした。また、度重なる異常気象や自然災害が地域経済や生活基盤に大きな影響を与え、将来への不安を抱えながら事業に取り組まれた方も多かったかと存じます。こうした状況だからこそ、女性ならではの視点と行動力を備えた女性部のエネルギーが不可欠であると強く感じております。
現在、県内では小規模事業者持続化補助金【ビジネスコミュニティ型】などを活用し、活発に活動される女性部が増加しております。県女性連では、このような女性部をさらに支援し、より自主性と主体性を持って運営できるよう、事業の見直しに取り組んでいるところです。各地域女性部の声に耳を傾け、研修や交流事業、情報提供の方法などを検証し、時代の変化に即した内容へと改めて参ります。
そして令和8年度は、広島県商工会女性部連合会が創立60周年という大きな節目を迎えます。この60周年を新たな出発点ととらえ、「学ぶ」「つながる」「楽しむ」を合言葉に、記念事業等を通じてこれまでの歩みを振り返り、次世代につながる女性部の姿を示して参ります。各女性部が誇りと魅力を実感しながら「楽しく」活動できるよう、研修・情報提供・交流機会の充実を通じて、今後も力強くバックアップしていく所存でございます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健康で実り多く、更なる飛躍の一年となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和8年 元旦

