2025年記事一覧
事業所紹介-レモンの卵農園(大崎上島町商工会)

鶏たちは、広い飼育場でのびのびと過ごしています
大崎上島町にある「レモンの卵農園」は、約400平米の飼育場に300羽を完全放し飼いで育てる養鶏場です。鶏の自由な行動を尊重し、自然由来の素材を独自に配合した餌のみを使う飼育方針を徹底。ストレスの少ない環境でのびのびと育った鶏が産む卵は、健康志向の消費者に高く支持されています。
特にこだわっているのが餌づくりです。主食は米ぬかやおから、魚粉、麦芽カスを発酵させたもの。飲み水には、薬膳素材のクコの実やナツメ、ヨモギ、昆布から煮出したものを混ぜ、絞りかすは主食にブレンドしています。10種類以上の素材を使い、毎回2時間ほどかけて手作り。自然の力を最大限に活かした餌が、卵の品質を支えています。
その卵は「ハウユニット値」が平均110と国内トップクラス。ハウユニット値とは、卵の鮮度を示す国際的な指標で、数値が高いほど白身の盛り上がりが高く新鮮な証とされています。質の良い白身は鮮度が落ちにくく、濃厚な風味と弾力のある食感が特徴。また、黄身は自然由来の餌を使用するため、白っぽい色をしています。一般的な市販の卵と異なる見た目に驚く人もいますが、余計な着色料を加えないからこそ生まれる自然本来の色です。
現在、地元特産のレモンを活かし、レモンの風味と香りがする卵の商品開発にも挑戦中。レモンの皮を餌に混ぜ、鶏舎にレモングラスやレモンマートルを設置することで、ほのかな香りと風味をまとった特別な卵を生み出しています。手間がかかるため少量限定の生産ですが、島ならではのユニークな試みとして注目されています。
商品は養鶏場のほか、Webサイト「食べチョク」でも購入できます。品質と想いを大切にし、全国の食卓へ「レモンの島」ならではの卵を届ける和田さん。地域資源を活かした挑戦と、鶏への愛情が生み出す「レモンの卵農園」の卵は、島の新しい特産品として期待されています。
●レモンの卵農園
住所/大崎上島町明石382
TEL/090-4697-3942
営業時間/10:00~11:30、14:00~16:30
休み/なし
広島県商工会等職員採用一次試験の結果について【R7.9.6実施】
広島県商工会等職員(経営支援員・経営指導員研修生)採用一次試験の結果について
令和7年9月6日実施の標記採用一次試験合格者の受験番号を以下に掲載します。
【経営支援員一次試験合格者】 3名
B0004 B0005 B0008
【経営指導員研修生一次試験合格者】 1名
C0004
※合否通知書及び合格者に対する【二次試験案内文書】を送付いたします。
組織運営部 総務課
堀尾 進藤
事業所紹介-有限会社小森カッティングセンター(福山あしな商工会)

代表取締役社長の小森守さん(左)と息子の学さん
デニムや作業着、婦人服生地の裁断専門工場として、昭和57年に創業した有限会社小森カッティングセンター。平成3年に法人化し、現在の工場へ移転しました。海外生産の増加や市場環境の変化を受け、裁断だけでなく縫製も行える企業として事業を拡大。現在は婦人パンツの製造を中心に、布の裁断から縫製、プレス仕上げ、納品までを一貫して対応できる体制を整えています。
同社の強みは、仕上がりの美しさ。プレス後の製品は「顔がきれい」「佇まいが美しい」と取引先から高い評価を得ており、細部までこだわる職人技が光ります。また、さらに良いものを作るための「提案力」も魅力のひとつ。地元のミシン店と連携し、様々なニーズに応えられる専用アタッチメントの開発にも取り組んでいます。
今後は、業務のDX化に注力。受注やスケジュール管理を自動化するシステムを開発中で、業務を効率化するとともに技術者育成にも力を注ぎます。背景にはこの町の「繊維業復興」という大きな目標があります。地場産業である繊維業が衰退する中、この地域のものづくりの灯を消さないために、日本人の雇用や技術承継を重視。次期代表取締役の小森学さんは、「繊維やものづくりに興味を持つ人材を増やし、地域全体の活性化を目指したい」と話します。

補助金を活用して購入した自動裁断機
また、小森さんは福山あしな商工会の青年部に所属し、活動にも積極的に参加。厳しい意見や多角的な視点に触れることで自身の成長につなげてきました。「協議」「審議」「実行」というプロセスを経て事業計画を練り上げる経験は、本業にも大きく役立っています。自社の立場だけでなく、メーカーなど相手側の視点を踏まえた対応ができるようになったのも、この場での学びがあったからこそ。小森さんは様々な経験を積みながら、繊維業の復興を目指して一歩一歩足取りを進めています。
●有限会社小森カッティングセンター
住所/福山市新市町宮内1554-3
TEL/0847-52-2363
営業時間/8:30~17:30
休み/日曜・祝日
「経営シミュレーション体験セミナー」参加者募集(備北商工会)
参加者はそれぞれ経営者の立場となり、会社を動かす数々の意思決定をゲームの中で実践。資金の使い方、人材の採用・配置、投資のタイミングなど、現実の経営で直面する課題をゲーム形式で行います。失敗しても大丈夫。むしろその失敗を次に活かせるのがこのプログラムの大きな魅力です。
単なる座学ではなく、実際に手を動かして考え、仲間と意見を交わしながら進めることで、経営の本質がぐっと身近に感じられます。ゲームの展開は毎回異なり、参加者同士のやり取りや選択によって結果が変わるため、「楽しみながら学べる」「時間を忘れて熱中してしまう」と好評です。また、この経営シミュレーションは、大企業でも社員研修の定番として活用されており、経営感覚を養う実践的な手法としても高い評価を得ています。中小企業の経営者や後継者、起業を目指す人にとって、会社経営を安全に疑似体験できる貴重な機会です。
講師を務めるのは、企業成長戦略支援センターの渡邊竜基氏。これまで数多くの企業に対して経営支援を行ってきた経験を持ち、わかりやすく実践的なアドバイスでゲームを盛り上げます。
経営に興味はあるけれど理論書や講義は難しいと感じる方、遊び感覚で学びたい方、また社員研修や後継者教育の一環として検討している方にもおすすめです。遊びながら本気で学ぶ経営シミュレーション、この機会にぜひご参加ください。
参加希望の方は下記の申込書に必要事項を記入し、メール(bihoku@hint.or.jp)またはFAX(0824-82-2785)にてお送りください。下記のQRコードからWEB申し込みも可能です。
WEB申込フォームはこちら
○経営シミュレーション体験セミナー
開催日時/2025年9月21日(日) 9:30~17:30
場所/庄原自治振興センター 多目的ホールB(庄原市西本町2-17-15)
参加費/無料
定員/先着20名
お問い合わせ/備北商工会 TEL 0824-82-2904
「どうぶつえんde満腹フェスタ!」初開催決定!(安古市町商工会)
出店事業者と提供メニューはこちら
- かわおか もちや(上安)‐餅菓子、かき氷、ドリンク
- Kira-Bsmile(大町東)‐こっぺぱん、チュロス、揚げ物、シェイク、フルーツドリンク
- サンシーロ(長楽寺)‐お弁当、巻き寿司、唐揚げ
- 神戸サンド(南区松原町)‐サンドイッチ
- マリアージュ アート(長楽寺)‐焼き菓子、コーヒー、編み物雑貨、占いカフェ
- SUNNY SIDE UP(中筋)‐パン、菓子、コーヒー、紅茶、ハーブティー
- カフェ グリーンズ(上安)‐お弁当
- RAON(キッチンカー)‐クロッフル、スムージー、かき氷、シルクアイス、ソフトドリンク
- 本格インド料理 Spicemagic(大町西)-カレーライス、タンドリーチキン、手作りラッシー
- お好み焼 大松(大町東)‐お好み焼、焼きそば、大松キンパ
また、広島信用金庫安支店は「貯金箱作り体験」を実施。先着300名限定のため、早めの参加がおすすめです。
地域のお店との素敵な出合いを求めて、連休最初のお出かけは動物園で食欲の秋を満喫しませんか?
○どうぶつえんde満腹フェスタ!
日時/2025年9月20日(土) 9:30~16:30
会場/広島市安佐動物公園内 展望広場
お問合せ/安古市町商工会 TEL 082-877-1180
YouTubeチャンネル「こうしろーの高陽・白木巡り」開設(高陽町商工会)
「近年は動画によるPRが主流になっています。調理や製造の様子、商品を楽しむ瞬間などをお届けすることで、消費者に興味を持っていただき、会員事業所の売上向上につなげていきたいと考えています」と原田経営指導員。現在、カフェとソフトクリーム専門店の2店舗が公開中で、今後も毎月2事業者を追加していく予定です。今年度は、飲食店を中心に配信し、来年度以降は業種を問わず取材します。
動画は、高陽町商工会のマスコットキャラクター の「こうしろー」 が看板メニューや新商品などを紹介するユニークな作り。これまで知らなかった穴場スポットや、行き慣れたお店の新メニューなど、知られざる魅力に出合えるかもしれません。秋のおでかけシーズンの参考に、ぜひチェックしてくださいね。
●お問合せ 高陽町商工会 TEL 082-842-0186
事業所紹介-長谷川紙器工業所(福山あしな商工会)

お気に入りの本や読みかけの本を並べて、身近な本棚として使える貼箱(1個1,500円)
昭和34年創業の長谷川紙器工業所は、福山市新市町で貼箱製造を専門とする工場です。貼箱とは、厚紙に和洋紙などを貼り合わせて作るパッケージで、和菓子や掛け軸、贈答品など高級品の箱として重宝されてきました。1ミリほどのボール紙に紙を手で貼り、一つひとつ仕上げるため、軽くて丈夫。さらに手作業ならではの温かみがあります。
時代の流れとともに、大量生産型の「トムソン箱」が普及し、貼箱の需要は減少。ものづくりの町・福山市の貼箱業者も後継者不足で年々減少しています。しかし、ここ数年は、改めて貼箱ならではのレトロ感や希少性によって人気が再燃。トムソン箱と比べて木型代が不要のため、初期費用をおさえて小ロット作ることができるメリットもあり、同社の技術は再評価されています。
こうした流れを受け、新たな販路開拓にも尽力。デザイナーやクリエイターとコラボした商品開発も活発で、本棚にもなる貼箱「BOOX」や尾道の「なかた美術館」と連携し、廃盤になった海図をアップサイクルして仕上げた貼箱など、地域性とアイデアを融合させた商品が次々に誕生しています。

福山あしな商工会で専門家のアドバイスを受ける長谷川裕之さん(正面左)と笙悟さん(正面右)
現在、福山あしな商工会の伴走型支援を受けながら専門家派遣による販路拡大にも挑戦中。クリエイターへの訴求方法を学び、和菓子店など従来の顧客層に加え、雑貨や観光土産など新しい分野にも視野を広げています。
2023年4月には代表・長谷川裕之さんの息子で3代目となる笙悟さんが帰郷し、親子で工場を運営。長年培った製法と新しい発想を組み合わせ、「箱の魅力」をより多くの人へ届けることを目標にしています。「まずは貼箱の手触りや温かな雰囲気などの魅力をたくさんの人に知ってもらい、ファンを地道に増やしていきたい」と笙悟さん。アイテムやイベント出店情報はInstagram(@hakoyahase)で発信中。商品はHPから購入できます。貼箱ならではの温かな質感と柔らかな雰囲気に触れてみませんか?
●長谷川紙器工業所
住所/福山市新市町戸手2302-12
TEL/0847-51-2906
営業時間/8:00~17:00
休み/土日曜・祝日
事業所紹介-有限会社ヤングメンズ(福山あしな商工会)

代表取締役の藤本貴也さん(左)と3代目予定の真弥さん(右)
福山市新市町でカジュアルウェアの製造を手掛ける有限会社ヤングメンズ。現在は2代目の藤本貴也さんが指揮をとり、シャツやジャケット、カバーオール、コートなどの上着を中心に、受注生産で一着ずつ丁寧に製造しています。複雑なデザインや高い精度が求められる製品を得意とし、襟や角の鋭角さ、糸の始末など細部までこだわる品質管理を徹底。この道30年以上のベテラン指導者が技能実習生を直接育成し、高い技術力を維持しています。
創業当初は作業服の製造からスタートし、時代のニーズに合わせて30年以上ほど前からカジュアルウェアへシフトチェンジ。有名ブランドの製品も手掛けるなど、その技術は高く評価されてきました。現在は、デニムの発祥地として知られる福山市のために、地域貢献にも力を注いでいます。
その一つが地元の縫製企業9社でスタートした「デニムスクール」。国内外から参加者を募り、約2週間でオリジナルジーンズを完成させる実践型プログラムで、これまでに約170名が卒業しました。このプロジェクトは、広く縫製業界の魅力を伝え、地元企業への就職や業界全体の底上げを目指すもの。民泊施設も用意し、遠方からの参加者にも対応しています。全国的にも縫製工場が減少する中、業界全体を盛り上げる取り組みとして注目を集めています。

工場では細部にまでこだわった丁寧な作業が行われています
また事業承継を予定している息子の真弥さんは福山あしな商工会の青年部にも所属し、祭りや清掃活動、若手経営者の交流など、青年部活動にも積極的に参加。「地域のことが全く分からない中、同世代の経営者や事業承継を予定している同じ立場の人たちと繋がることができ、自分自身のものの見方や考え方が大きく変わりました」と話します。また、新市中央中学校の授業にも参加し、若者に縫製業界の魅力を伝える活動にも取り組んでいます。「自分自身が感じてきた縫製職人のカッコよさを、次世代の子どもたちにも伝えていきたい」と真弥さん。縫製業界全体の生き残りをかけて、ヤングメンズの挑戦はまだまだ続きます。
●有限会社ヤングメンズ
住所/福山市新市町新市953-9
TEL/0847-52-3550
営業時間/8:30~17:00
休み/日曜・祝日、ほか不定
事業所紹介-婦人科サロンimma(福山あしな商工会)

Mamiさんの足つぼはリラクゼーション目的ではなく、足裏にたまった老廃物を掻き出すような施術
福山市新市町にある「婦人科サロンimma(イマ)」は、生理不順や生理痛、更年期トラブル、子宮筋腫、妊活など、女性特有の悩みに寄り添い、足裏からアプローチする体質改善サロンです。オーナーのMamiさんは長年化粧品販売に携わった後、フェイシャルサロンをオープン。顧客の様々な悩みを目の当たりにするうちに、もっと根本から改善できる方法の必要性を感じ、現在のスタイルにたどり着きました。
施術は足裏の反射区を整え、全身の不調に働きかけるもの。まずは丁寧なカウンセリングで足の状態を確認し、その日の体調を把握します。「足には体の情報が集まっており、自分では気づいていない不調も現れます」とMamiさん。施術には「よもぎ蒸し」を取り入れ、体を温めた状態で足つぼを行うことでリラックス効果と改善効果を高めます。
「体質改善ベーシックコース(100分/11,000円)」は、よもぎ蒸しorクレイ足湯、婦人科足つぼ、膝下のオイルマッサージ付き。ベーシックコースによもぎ蒸しとクレイ足湯の両方をプラスした「体質改善しっかり整えコース(120分/14,800円)や、クレイ足湯と足つぼのみの「リフレッシュコース(70分/9,800円)」など、ニーズに合わせた3つのコースが用意されています。クレイ足湯は登場したばかりの新メニュー。4種類のクレイ(粘土)を一人ひとりの症状に応じて組み合わせて使用します。

足つぼの前のよもぎ蒸し。冷えの改善や更年期トラブルの緩和、美肌など様々な効果が期待できます
特に最初の3か月は2週間に1度の集中ケアがおすすめ。食事、生活習慣、姿勢や運動など、日常生活も一緒に整えていきながら、1年かけて体質改善を目指します。不調に自分自身で対応できるようになるための、「婦人科足つぼセルフケアレッスン(90分/25,800円)」も好評です。
施術は、1日2組限定。女性の体と心に寄り添い、根本からの改善をサポートする「婦人科サロンimma」。即効性があり効果を実感しやすいのが、こちらの施術の特徴です。一緒に体質改善に取り組んでみませんか?ご予約やお問い合わせは、InstagramのDMからどうぞ。
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●imma(イマ)
住所/福山市新市町新市
営業時間/10:00~17:00
休み/日曜・祝日、ほか不定