商工会からのお知らせ

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地域の子どもたちは地域で守る(東広島市福富町)

[商工会と会員が連携し、子どもたちを犯罪から未然に防ぐための事業をスタート]

告知・イベント情報

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 全国各地で子どもを狙った犯罪や不審者被害が相次ぐなか、地域の子どもを危険や事件から守ろうと、東広島市福富町の福富町商工会が地元の会員と連携して「不審者から地域の子どもを守る事業」をスタートさせました。近年、子どもを狙った犯罪が後を絶たず、子どもの安全確保はいまや社会的な課題となっています。同事業は地域の防犯意識を高め、地元の子どもたちを犯罪から未然に守ろうというもので、「商工業者は比較的、日中も町中にいることが多い。彼らが防犯に目を配ることは大きな抑止力につながるはず」と同商工会経営指導員の渡川誠之さん。住み良い地域づくりをめざす商工会の試みに、地域住民や学校関係者の期待も高まっているようです。

 同町には2つの小学校と中学校が1つあり、同事業では通学路の周辺などにある会員店舗や事業所に“子ども110番の家”に協力してもらい、子どもたちが危険を感じたときに、実際に駆け込んで助けを求められようにします。子どもたちに安心感を与えるため、会員の営業車に“安全パトロール”のステッカーを貼付して、見せる防犯活動も展開します。また、子どもたちの下校時間に合わせ、会員が店舗、事業所周りをいっせいに清掃したり、割引やポイントサービスを行って集客を図り、住民の監視の目を強めるなどの防犯対策を講じることにしています。

 きっかけは、「来春から孫が小学校に上がるが、不審者被害が多いので心配だ。商工会が何かできないものか」と、渡川さんに寄せられたある会員のひと言。会員が日中でも町中にいることが多いことに目をつけた渡川さんは、事業案を昨年12月の理事会で提案。役職員から即実行の声が上がり、今月19日から会員と連携した防犯事業がスタートしました。同商工会では店舗用子ども対策ステッカー、車用子ども対策ステッカーを作成。店舗用に50枚、車用に30枚をカラーコピーして協力会員に配布。協力会員たちは今後、地域の子ども狙った事件の未然防止を目的とした活動を積極的に行っていくことになります。

 同商工会では、国道375号沿いの町観光協会の掲示板に“子ども見守り宣言!”と書いた横断幕を設置するほか、子どもたちと協力会員の交流の機会を設けることも考えています。「事業内容と協力者の顔を広く知ってもらうため、学校の朝礼などに参加させてもらうことから始める予定」と渡川さん。同商工会の西丸宏会長は、「決してお金がかかるわけでもない。我々の試みが犯罪防止に役立つことが分かれば、県内の商工会もどんどん防犯活動に取り組んでもらいたい」と事業への熱意を語っていました。

●お問い合わせ/福富町商工会 TEL(082)435-2051

(2006-01-04-A)

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