商工会からのお知らせ

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行政と連携して市の産業を支援(安芸高田市6商工会)

[市内製造業の活性化を実現するための支援センターを設け、積極的な活動を進める]

告知・イベント情報

なし

 安芸高田市6商工会が地元行政や産業界と連携し、市産業の総合的な発展振興を図るための取り組みを推進しています。6商工会では、地域の力を結集した一体的な産業振興体制を実施するため「安芸高田市産業活動支援センター」を行政と設立。昨年、広島大学などの支援を受けて策定した“安芸高田市産業振興ビジョン”の実現に向けて設立されたもので、今年6月から事業活動をスタート。地元企業の企業価値の向上を支援しようと、今月16日(金)に知的財産権などをテーマにした講演会、企業交流会を開くなど、市産業の発展をけん引しようと積極的な活動を進めています。

 「旧吉田町は製造業の割合が高かったが、町行政の産業振興は農業対策が中心。商工会も商業対策には努めるが、主力の製造業への施策は乏しかった」と同センター設立のきっかけを説明するのは、同センター事務局員で吉田町商工会経営指導員の榎幸男さん。同商工会では平成15年、産官学の共同で産業振興協議会を設立。旧町における産業振興に向けた課題や方策を検討してきました。その後、高田郡6町が市に合併したため、それを全市的課題として、より広域的で効率的な産業振興のあり方を引き続き検討。行政、商工会ともに産業振興対策への蓄積は薄く、人材や資金も不十分。そこで行政と商工会が連携した産業振興体制の整備を図ることで一致。主に市内製造業の活性化を目的とする、新たな支援センターの運営を実験的に行うことになりました。「行政単独でも、商工会単独でもできない。今あるものを利用し、それぞれの機能を補完することで、これまでとは違う支援を実現する」と榎さん。

 同センターはこれまで、6商工会が主催する「人材育成・指導事業」「第2創業コース開催事業「経営革新チャレンジコース」などの開催・運営を支援。個別の経営相談を行うほか、市内製造業者のコア技術調査発掘、そのデータベース化などが現在進める主な事業で、「情報の相互交換など、力のない中小企業の弱みを補い、強みを伸ばすための効果的連携に向けた活動を行っている」と榎さん。来年3月には、集めた情報を紹介するホームページも開設する予定。

 事務局は、市役所産業振興部商工観光課に設置。榎さんのほか、同課係長と中小企業診断士の植田恵治氏2名がアドバイザーとして勤務。毎週月・火・木曜日の3回、午前10時から午後5時まで中小企業診断士が常駐。これが同センターの大きな特徴で、きめ細かな支援体制を整えることで、企業の実態を早期に的確に把握し、適切な指導ができるようにしています。

 商工会がそこまでとの声があがる一方で、会員企業からは今までの商工会とは違うとの声もあるよう。「産業振興と口にするのは簡単だが、誰がコーディネートするのか。行政か商工会のどちらでもなく、どちらでもある」と榎さん。行政の直接活動は限界があり、商工会の会員企業だけを対象にした経営指導だけでも成功は難しく、この2つが両輪となってこそ市産業の総合的な発展が可能になると力を込めます。同センターでの活動を通して、会員企業への経営指導にとどまらず、市の産業振興に大きく貢献したいと榎さんは話します。

●お問い合わせ/安芸高田市産業活動支援センター TEL(0826)42-1071
●お問い合わせ/吉田町商工会 TEL(0826)42-0507

(2005-09-04-A)

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