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情報の過疎化に歯止めを(廿日市市吉和)

[高速インターネットの環境を整備して、住民が住み良い地域づくりをめざす]

告知・イベント情報

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 情報の過疎化を防ごうと、廿日市市吉和の吉和商工会が地域のインターネット高速通信網の整備に向けた動きを進めているようです。インターネット専用通信網のアクセスポイントを地域内に誘致しようというもので、「吉和は遠隔地だからこそ情報通信基盤の整備が必要」と、同商工会経営指導員の山崎一成さんが一人で活動を続けています。

 同地域のインターネット事情は、ISDNによる64kの通信が最高速で、ブロードバンドとはほど遠い環境にあります。情報の収集やデータ送信のスピードが遅いなど、高速インターネットを利用できない環境は地域の事業者にとっても不便な状況。これを一気に光ファイバーへと切り替えて、超高速ネットワークで企業業務の劇的な効率アップなどを図りたいのが山崎さんの狙いでしたが、このようなネットワークの整備には莫大なインフラコストが必要となるため、もっとも現実的なADSLの誘致のための活動を模索しているようです。

 地域の情報化を推進しようと、山崎さんは全戸配布の住民アンケートを独自に実施。地域住民のインターネット利用状況などを調査し、その結果などをもとにNTT西日本にサービス実現のための陳情を行い、同地域に約400世帯あるうち150件程度の契約が見込めればADSLサービスの提供が可能との回答を得ました。ただ、ひとつの事業所で複数の回線を契約している場合もあれば、ひとつの契約回線を1世帯の複数家族で利用している場合などが多く、同地域で150件分の契約数を得ることは困難な状況。そこで山崎さんは、同地域に約500ある別荘のオーナーにもアンケートを行って契約数の上積みを狙いました。「数の上では別荘地も取り込むほかない。吉和の別荘は基本的に温泉付き。将来これにブロードバンドという付加価値も添えて売り出す手段も可能になる」と山崎さん。

 日常業務で不便を感じてることも多いと山崎さん。活動はこれからが本番。ADSLの利用可能な地域は中心部に近いエリアと範囲が狭く、利用者も限られることにもなりそうですが、吉和がより暮らし良い地域になるよう住民の理解を得ながら、情報の過疎化を食い止めたいと意気込んでいます。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

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