商工会からのお知らせ

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新たな産業振興の仕組みづくりを模索(高田郡吉田町)

[支援体制の枠組みづくりなど検討する、産学官一体の協議会を設置]

告知・イベント情報

なし

町長を中心に意見交換する協議会のメンバー

 高田郡吉田町の吉田町商工会が今、産学官が一体となった地域振興へ向けての新たな枠組みづくりに取り組んでいます。同地域ではここ数年、立地企業の撤退や廃業、雇用情勢の悪化などが地域経済全体に深刻な影響をおよぼしています。地方分権の流れのなかで来年3月1日には高田郡6町が合併し、新しく安芸高田市としてスタートすることになり、この機会に同商工会では行政などと連携し、産業振興の基礎的な課題を検討しようと6月末に「吉田町産業振興協議会」を設置。主として製造業の振興策を検討するための同協議会の運営を重点事業のひとつに掲げ、同地域の事業所がより事業を発展させるには地域にどのような基盤が必要か、行政や商工会はどのような支援ができるのかなどを模索するための具体的な動きに乗り出しました。産業振興は地域発展に欠くことのできない要素であり、行政や商工会、各産業分野あるいは地域に携わる人々がそれぞれに取り組んできたテーマ。ですが、その取り組みは各分野における組織単位で担当されており、全体としての連携に欠けていたのが実情でした。同協議会は、学識経験者などを交えながら産業振興の意味を改めて考え直すとともに、行政と商工会などが一体となった新たな受け皿づくり、支援体制を確立しようというもので、それぞれが連携を保つなかでどのような仕組みづくりが行えるのかを探ることが大きな課題です。

 来年には新市として地域経済もより広域化し、創業支援、経営革新支援をはじめ商工会に求められる役割の多様化が予想されるなか、これらすべての役割を果たすには商工会だけでは対応が難しい面もあるとし、そこに何らかの仕組み、専門の母体を持ちたいというのが同商工会の考え。「意欲ある事業者がいたとしても、それを果たせる環境がなければそこに産業は振興しない。その背中を十分に後押しできる環境を整えたい」と、同商工会経営指導員の榎幸男さん。先月23日には、吉田町役場において第2回目の協議会が開かれ、浜田一義吉田町長はじめ、同協議会学識委員の橋本康男広島大学助教授、産業委員として7名の事業者らが出席。産業振興に必要な機能、実現のための仕組みを検討し、活発な意見交換を行いました。このなかで、県の取り組みのなかからも活用できることを学ぼうと招かれた県商工労働部立地政策室長から、県の産業振興に対する施策の現状、企業誘致への取り組み状況なども報告されました。同商工会では今後も月に1度、協議会を開く予定で、そのなかで産業振興の方向性や推進体制の整備、個別課題などを一つひとつ検討。行政に対しては速やかな対応を期待するとともに、産学官が連携することで、産業振興の観点からこれまでになかった取り組みが大きく進展することを望んでいるようです。

●お問い合わせ/吉田町商工会 TEL(0826)42-0507

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