商工会からのお知らせ

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町並みで伝統技法を紹介(山県郡加計町)

[建設業者らがストリートギャラリーに石積みのモニュメントを設置]

告知・イベント情報

なし

空き店舗を活用した加計町のストリートギャラリー

 山県郡加計町の加計町商工会会員の建設業者や町建設業協会が現在、地元商店街の活性化を図ろうと新たな事業に取り組んでいます。同町中心市街地には、同商工会と商店街の事業者などで組織する街づくり委員会が企画、運営を行う、空き店舗を活用した街ぐるみ博物館(ストリートギャラリー)が設置されています。建設業者らが取り組んでいるのは、商店街の各ギャラリー前に地域の伝統文化を取り入れた新たなモニュメントを常設し、石工の里の職人技を知ってもらおうという試み。同郡の太田川流域には、中世以来の石垣工法を伝える石工集団が古くから存在しています。山県流の石組と呼ばれ、山県者と称賛された石工たちはかつて、広島城下の建設や錦帯橋の橋脚工事などを手がけ、西日本各地にその名を馳せていました。建設業者らの試みは、その伝統的な石積みの技術を広く紹介しようというもので、同商工会や町の有志が呼びかけた地域活性化策に応える形で始められました。

 ストリートギャラリーには、石工技術を持つ建設会社と石工が協力し、4基の石積みモニュメントを設置。同町の山の石を20~30個使って作られた各モニュメントには、自然石をうまく組み合わせてそのまま積み上げた乱れ積み、大きな石をきれいな直方体に削って積み上げる布積み、左右上下の石を噛み合わせて積む谷積みなど、変化に富んだ野面石積みの工法が用いられています。設置されているのは、ストリートギャラリーの酒洞(ささぼら)の館、館たらちねなど4か所。建設業者らは引き続き、吉水園の春の一般開園に向け、新たなモニュメントの設置を予定しています。「集落の石垣や棚田、護岸など、歴史ある石積み技術がしのばれる遺構が町には数多い」と、商工会関係者。その同町ならではの伝統技法を生かした試みに、地域の活性化や技術文化の継承などへの大きな期待を寄せているようです。

●お問い合わせ/加計町商工会 TEL(08262)2-1221

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