商工会からのお知らせ

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地域のホスピタリティ向上めざす(豊田郡豊町)

[歴史を学んでふるさとを見つめ直し、そのすばらしさを住民らが観光客に情報発信]

告知・イベント情報

なし

 島を訪れる観光客へのホスピタリティの向上をめざすとともに、地域住民らに郷土のすばらしさを再認識してもらうことなどを目的に、豊田郡豊町の豊町商工会が御手洗地区の住民を対象に行っていた「歴史勉強会」が今月22日、全日程を終了しました。江戸時代に開かれた同町の御手洗地区は、北前船や諸大名の交易船の潮待ち、風待ちの港町として栄え、平成6年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。同地区を訪れる年間入り込み客数は、商工会による地域情報誌『みたらい通信』発行をはじめとする観光客の掘り起こし運動により、年を追うごとに増加。これにともない、来訪者との交流、地域の振興や活性化などに大きな役割を果たす観光ガイドの充実が求められていました。そうした背景のもと、地元の歴史を勉強し、学んだ知識を島を訪れる人々に伝えようと、“町民みなガイド”をキャッチフレーズに一昨年、勉強会が発足。今年度は、同地区で昨年発見された、往時の島の生活ぶりなどが克明に記された大正時代の町役場助役の日記を教材に勉強会が開かれてきました。

 勉強会は昨年9月から毎月1回、全5回の日程で行われ、御手洗地区の住民ら約20名が参加。町教育委員会の職員を講師に迎え、古い日記を通して島の旧慣、習俗などについて学びました。観光ボランティアガイド養成事業の一環として企画された勉強会ですが、地域のホスピタリティの担い手といったオーバーなものでなく、自分たちの知っていることを少しでも観光客らに話しできるよう住民意識を高めていくことがいちばんの目的。同商工会ではこの勉強会を、多くの住民に町づくりに参画してもらうきっかけとしたい狙いもあるようです。同時に、歴史を学ぶことで、ふるさとを見つめ直しそれを伝えて行こうという意識が、参加者の中にも着実に芽生えているようです。「一人ひとりが観光のパイプ役となってくれることに期待しています。単なる生涯学習ではなく、今後これをいかに商業ベースに乗せるかが私たちの課題」と、同商工会経営指導員の田阪行久さん。同商工会では今後、歴史勉強会を観光収入に結びつけるための仕組みづくりに本格的に取り組んでいきたい考えです。また、今月31日(金)には、勉強会の参加者の中から数名が、すでに観光ボランディアガイドとして活動している人たちとともに、東広島市で観光ガイドの実地研修を行う予定にもなっています。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020

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