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お客様の声を経営に活かす!

平成26年度 経営安定特別相談事業講習会開催。経営に役立つ実践的な方法を伝授

研修会・総会

広島県商工会連合会

お客様の声を経営に活かす!

▲毒舌も交えた軽快な語り口。参加者は熱心に耳を傾けていました。

 広島県商工会連合会は、1月26日(月)にメルパルク広島にて、「平成26年度 経営安定特別相談事業講習会」を開催しました。

 

 講師は、自身の「親の七光りボンボン経営」で倒産寸前まで追い込まれた会社を、お客様の声を活用した経営で見事によみがえらせた、“合資会社じじやのひもの”店主の秋武政道氏。“極貧会社を激変させた一枚のシート”と題した講演で、売り上げアップのための実践的な手法を披露しました。秋武氏の講演から経営安定のためのヒントを見出そうと、県内から74人の方々が集まりました。

 

 北九州の観光地、門司港レトロで商売を営む秋武氏。まずは15年前に誕生したローカルヒーロー“バナナマン”の着ぐるみをお披露目。ユニークな出で立ちで参加者の心をがっちりと掴みました。このバナナマンが誕生した際には、1ヵ月で50以上のマスコミの取材を受けたそうです。その時にいつも取材陣に投げかけていたのが「なんでバナナマンを紹介してくるんですか?」という質問。その時の答えは決まって「わかりやすいから」。シンプルでわかりやすいことが商売にとっても大切なことだと述べました。

 

 続けて「自社の魅力が言えますか?」と問いかけると、考え込む参加者の姿も。「あれもいい、これもいいではお客様は分からない。まずは自身が自社の魅力を知ってほしい」と付け加えました。「うちはあれもないし、これもないしとないものねだり。本当は素晴らしいものがあるのに気づかない人も多いのでは?今来てくれるお客様はそこが好きで買ってくれる人。今のお客様が何を喜んでくれているかを知り、そこを伸ばしてください」とエールを贈りました。

 

 続けて秋武氏は、自身が会社を継いだ際にやってしまった失敗談を次々に紹介。「高級材料の仕入れや最新の設備機器の導入などで、社長就任から一年後には早くも7千万円の赤字。そこから数年は借金地獄でしたが、どん底から這い上がるために活用したのが顧客リスト。手紙を書いたり、DMを出したり、地道な営業活動で少しずつ売り上げを伸ばしました」と復活へのきっかけを話すと、多くの参加者がペンを走らせていました。

 

 また、DMの必要性にもふれ、様々な分野で業績を伸ばしている通信販売を例に挙げ「通販で皆さんが買うのはご案内が来るから。まじめにやっていれば、きっとわかってくれるのは大間違い。あまり必要性を感じていないものでも案内が来ると人は買うんです。積極的なアプローチが必要」と言い切りました。

 

 秋武氏いわく、商売をする上で一番大切なのは顧客リスト。「じじやでは店を訪れた人に名前を書いてもらうんです。例えば100名が書いてくれたとして、DMを書いて送ると7%が買ってくれる。このお客様は一年でだいたい年間で1万3500円ほど購入してくれます。何年間買い続けるかというと平均で2年3ヶ月。重要なのは「お客様はいなくなる」を前提に考えること。どんどん新しいリストを作って買ってもらう構造を作ることが大切です」と訴えました。

 

 最後に秋武氏は「お客様の声を集めてください。これをやると売り上げが上がってくる。会社が明るくなる。お褒めの言葉かくると社員が喜ぶ。ホームページに載せると売上があがる。なぜじじやで買ったのかが書いてある。そこを探してください」と自社の魅力を見つけるヒントを伝授。「お客様の声は宝の山。この声を活かしてください」と締めくくりました。

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