経営革新

経営革新事例 エレファント・スウィーツ

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会社名 エレファント・スウィーツ
代表者 岡 直子
住所 広島県廿日市市吉和1585-24
TEL 0829-40-3074
経営革新承認 平成22年10月

創業の経緯

エレファント・スウィーツ代表の岡 直子さんは、平成14年、当時世界のベスト10に取り上げられたカナダ在住のドイツ人シェフの下で2年間の単身修業を積み平成16年8月に23歳という若さで長年暮らしてきた地元吉和の冠高原にこだわりの洋菓子製造小売店をオープンさせ、経営は順調に推移していました。 ところが近年の経済環境の大きな変化や急激な吉和地域への観光入込客数の減少などが要因で、これまで順調だった業績は下降傾向。そんなさなか結婚、妊娠と人生の転機も訪れました。

商工会との関係

「今の仕事でもう一踏ん張りしなければ!」との思いから佐伯商工会に相談。「地元食材の活用と手作り食品の提供で地域に貢献すること」という開業当初の経営理念とお客さんから多く寄せられる「コーヒーが飲めると良いのに」というニーズを基に専門家と商工会職員がサポートしながら、地元食材を使ったランチメニューや、もちろんこれまでも人気だった“こだわりスウィーツを食べることのできるお店作り”を目指し、事業計画の作成と同時に店舗改装の計画も進めていき、平成22年10月に広島県より『地元「旬」食材を活用した飲食機能の強化と複合サービスの提供』をテーマに、経営革新の承認を受けることが出来ました。 そして、元気な男の子の出産とWの喜び。計画承認後、早速店舗改装の準備を進めるも、大雪による工事の遅れに加え、3月11日の東日本大震災の影響もあり、当初目指していた3月上旬のオープンから遅れること約2カ月が過ぎた4月29日、ようやくオープンすることが出来ました。

今後の取組み

木造の明るい店内には、テーブルイス席と趣のある和室の計18席に加え、開放感のあるテラスにはパラソルを備えたテーブル席が計8つ。営業時間は、10時から18時半まで。今後は自家栽培の野菜を中心にしたメニューを開発し提供していく予定です。

広島県商工会連合会

広島県商工会連合会
地域振興部地域振興課

経営革新事例 ㈱ビューティセブンハウス

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【福祉介護施設への出張サービス事業進出】

経営革新承認 平成22年10月

経営革新取組の動機

 当社は昭和57年に海田町で創業。平成12年に約50坪の現店舗に移転し、美容事業に加え、ブライダル事業・育毛治療事業・エステ事業に進出し堅実な経営を行っている。
 中田社長は、美容業界を取り巻く環境等を踏まえ、自社の得意分野を活かした高齢者の出張美容サービス分野への進出を検討していた。
 平成15年3月に海田町商工会の開催した「平成15年度安芸地区地域密着型経営革新推進事業」説明会に参加し、経営革新支援法の申請に取り組むことを決意した。

取組内容・支援内容

 中小企業診断士の馬場宏二先生と海田町商工会の安井経営指導員により、3ケ年間の経営革新計画の作成、具体的施策の確認、経営革新支援法申請書作成等の支援を行い、8月に県知事の承認を受けた。
 当社が取り組む出張美容サービスの特徴(新規性)は、雇用の場を分かち合うアウトソースによるネットワーク体制をつくり、コミュニティビジネスに発展させ、社会貢献を目指していることである。

取組のメリット

 経営革新への取り組みのメリットは、①事業展開に際して有利な融資が受けられる②出張美容サービス機器開発の補助金が受けられる③事業計画を経営革新計画申請書にまとめることにより不安がなくなり、自信を持つことができたことが挙げられる。
当社では、平成16年度の新商品開発補助金申請の計画も視野に入れ、革新計画を実施して行く予定である。

(支援センターコーディネーター 木村武則)

※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’04.1)

広島県商工会連合会
木村武則

経営革新取組事例 吉木椎茸農園

経営革新取組事例 吉木椎茸農園

事業所名 吉木椎茸農園
住所 広島県北広島町吉木4957
代表者 畑賀 秀則
TEL 080-6337-8830
経営革新承認 平成21年5月

創業の経緯

 吉木椎茸農園は畑賀代表が、障害者の職場を作ると共に、さびれる田舎を元気したいと思い、椎茸栽培の経験を活かし、平成20年7月、キノコ生産に適した水、気候の現在地で椎茸の栽培を始めた。
社会貢献のために事業を始めるという、畑賀さんの志に共感する地元の人々が、土地やビニールハウスを無償で提供、事業を始めることができた。

商工会との関係

 畑賀さんは、以前社会福祉法人に勤務していて、経営には全く経験、知識がなかったため、創業時、資金調達や事業計画作成の支援を受けた。
創業から約1年後、事業の発展を図るため、経営革新計画の作成を勧められ、専門家の派遣を受け、21年5月承認を受けた。

経営革新計画 「吉木ブランド椎茸」の開発と商品化

 まず、吉木椎茸のブランドを確立することを優先し、その後販路を拡大するという計画にした。
気候や水、妥協しない栽培ノウハウで、蕾のままで、かさや茎の大きい「吉木椎茸」が
収穫でき、今までの椎茸と違い、高い評価を受けた。
自然相手のため、いつも同じように生産できる訳ではないので、吉木椎茸のブランド商品基準を設け、基準に合格したものを出荷している。
販売の面では、社会に貢献したいと言う、畑賀さんの志が人のネットワークを広げ、紹介で東京や広島の百貨店での取り扱いが始まり、吉木椎茸のブランドが認められつつある。

今後の取組み

 注文量が増えてきたので、要望に応えるため、「吉木椎茸」の商品基準をクリアーした椎茸の栽培を農家に委託、ネットワークを作り、高齢化している地域の活性化を図って行く。
また、営農希望者の受入れや、農家に対する講習会を開催し、若手が椎茸の栽培に興味を持ち、農業を始めてくれるようにしたい。

広島県商工会連合会
藤原 直之

経営革新取組事業所紹介【江田島焼 沖山工房】

経営革新取組事業所紹介【江田島焼 沖山工房】

工房内にて「牡蠣釉薬の茶道具」「陶人形」など

事業所名 沖山努
住所 広島県江田島市江田島町宮の原3-14-1
TEL 0823-42-4309
FAX 0823-42-4309
営業時間 原則 8:00~18:00
定休日 原則無休

経営革新計画の内容

 「手作りを活かした記念に残る一品物づくり及び地元のかき釉薬の江田島焼ブランドの確立」

経営革新取組の経緯

 「江田島焼」沖山工房は代表沖山努が平成3年当地にて創業、平成12年に作業場及び展示販売場新設した工房です。小さい時から粘土遊びが大好きだった沖山さんは、陶芸家を目指し、京都芸術短期大学陶芸科を卒業後、二代勝尾青龍洞(京都・信楽焼)に5年間師事し、25歳のときに地元江田島町に帰郷し現在に至っています。
 好きなことに打ち込めるということで無心に制作していましたがやがて家族が増え、売上も徐々に増えていくものの、工房が島内の丘の中腹では、来客数も限られ、情熱だけでは収益に結びつかないことを実感しました。百貨店やスーパー、地元ポートプラザ等のイベント参加、出張陶芸教室開催など積極的に活動をするようになりました。
 そういった中、日頃から付き合いのある地元商工会の経営指導員の、「何か、ここならではの特徴のある作品でないと。『江田島』と言ったら牡蠣が有名、牡蠣殻で釉薬を作ったら・・・」との助言により、牡蠣殻釉薬の研究を始めました。牡蠣殻の配合量・粘土の選別から焼成~完成まで試行錯誤をし、やっと気に入ったものとなりました。それは白く乳濁した兎目(ノギメ・兎の毛のような細い線状のような模様)で何とも言えない味わいがあります。
 経営指導員の「これを本格的に売り出すために、計画を策定しては・・・」との提案に経営革新の取組をすることになりました。

主な業務内容・作品

江田島焼窯元(陶器製造販売、陶芸教室)
・陶器…・牡蠣殻釉薬その他
茶陶・花入れ・食器など還暦や卒寿などの慶事の祝いや内祝いに利用してもらっています。
・陶人形…猫・犬・カエル・ふくろう、干支、シェフ・美容師などの人形など表情豊かです。
・記念品・引出物…結婚祝いと引出物・退職祝い・開店祝い・卒業記念・内祝などにどうぞ。
・手型足型を取った陶板…小さいお子さんの思い出に、クラブ活動卒業記念に。
・その他特注品も可能です。お気軽にお問い合わせください。
・展示会・個展開催…百貨店・スーパーで不定期に開催しています。
・陶芸教室…地元小中学校や公民館などで開催しています。また随時開催しますので5人以上でお申し込みください。出張教室も可能です。

 平成20年11月、社団法人茶道裏千家淡交会主催の中国地区大会が呉市で開催された折には、立礼席の水指、平成21年6月広島市開催時には数茶碗に採用されました。平成21年6,7月には、NHK広島2階ギャラリーにてグループ展、その他個人ギャラリーでの個展開催等行っています。
自ら名刺・チラシを作成したり、HPを開設し、イベントや陶芸教室の案内をこまめにしています。詳しいイベント・陶芸教室の様子・予定はHPをご覧ください。

今後の事業展開に対する抱負

 陶人形を飾って癒してもらい、また茶陶を使うことにより生活や気持ちが豊かになってもらえるよう作陶に励みます。また、記念品・贈答品にも利用していただきたいと思います。これからも退職祝い・江田島を離れる人へ贈る記念品などに利用していただけたらと思います。
 イベント参加・手作り作家との交流などで縁を拡げています。そういったとき、お客様に直に接し、購入していただき、その笑顔と元気をもらっています。今後も益々作陶に励んでいきたいと思っています。

広島県商工会連合会
地域力連携拠点事業支援センター 西方 康子

神辺中井商会(福山市神辺町)【経営革新事例】

神辺中井商会(福山市神辺町)【経営革新事例】

創意工夫を凝らしたコロッケづくりで経営革新の承認を受けた沖田眞由美社長

会社名 有限会社神辺中井商会
代表者 沖田眞由美
住所 広島県福山市神辺町川北544番地
TEL (084)962-0439
FAX (084)962-0439
営業時間 午前8時から午後7時
定休日 日曜日、祝日
経営革新承認 平成19年7月

経営革新計画の内容

「観光資源と地元産品を活用した“本陣コロッケシリーズ”の販売展開」(平成19年7月承認)

主な業務内容

 昭和46年創業の老舗の飲食料品小売業で、精肉の加工販売をメインに、お弁当や仕出し、オードブルの製造販売を行っています。

経営革新取り組みの経緯

 旧山陽道の宿場町として栄え、菅茶山、頼山陽ゆかりの町である福山市神辺町。国道313号から少し北にある旧道沿い(三日市通り)には、参勤交代の大名が宿泊した“神辺本陣”などの歴史的建築物がその姿を残し、なまこ壁の商家が軒を連ねて、どこか懐かしい雰囲気を漂わせています。かつてはたくさんの人の往来でにぎわっただろうこの通りの一角にある、代わり映えのしない1軒のお肉屋さんが、ユニークな商品開発で経営革新を実現。新商品を看板商品に育て上げ、活気を失いつつあった、往時の賑わいとはほど遠くなってしまった通りに新たな人の流れを生み出して、注目を集めています。

 お店の名前は、(有)神辺中井商会。昭和46年創業の老舗の飲食料品小売業で、現在精肉の加工販売をメインに、お弁当や仕出し、オードブルの製造販売を行っています。店舗代表者である沖田眞由美社長が、3人の子どもたちをしっかりと束ね、また、3人の子どもたちは社長である母親を脇から盛り立てながら、家族でチームワーク良く店舗を切り盛りしています。

 同店が開発したユニークな商品というのが、同市が日本一の生産量を誇る“くわい”を使ったコロッケ。商品名は、その名もずばり“くわいコロッケ(150円)”。同市で生産されるくわいは全国生産量の8割を占め、市の環境イメージキャラクターにもくわいをモチーフにしたマスコットキャラクターが使われているほど、地元ではお馴染みの食材。2年前に同店を引き継ぎ、牛肉コロッケやカレーコロッケ、ウィンナーコロッケなどを開発し販売することで自社の売り上げを伸ばしていた沖田社長が、地元特産のくわいとコロッケのマッチングを試みたところ、「意外にこれがベストマッチ」。くわいコロッケは一躍同店の看板商品となり、これが後の経営革新へとつながることになりました。

 地域力連携拠点事業支援センター窓口専門家で、本県連東部支所駐在の赤木隆富専門家によると、くわいは小さな実から大きな芽が出ることからめでたい縁起物とされ、正月のおせち料理の中に必ず入っていたといいます。同店を視察した赤木専門家は、「くわいは本来、加工するものではないと我々は考えており、それをコロッケの具材にする発想は斬新」と、沖田社長のアイデアに感心した様子。

 くわいコロッケを思いつき、試作づくりに取り掛かったのが昨年2月ごろ。くわいの収穫期は冬場で、すでに収穫の時期を過ぎつつあったために、缶詰のくわいを代用して試作づくりに取り組みました。くわいの味つけや最適な分量を見つけ出すのに苦労しながら、約2か月かけて商品が完成。サクサクの衣の中に大粒でホクホクのくわいがたっぷりで、売り出した途端に注文が殺到。くわい本来の苦味と食感が存分に楽しめるうえ、店頭でしか手に入れることのできない希少性もプラスされ、地元で一気に火がつきました。

 同町では近年、フジグラン神辺をはじめとする大型商業施設の進出が相次ぎました。地元にある多くの商店街が衰退傾向を続けていたなか、沖田社長は店舗の目と鼻の先に、地元の誇りでもある歴史的建築物、神辺本陣があることに着目。本陣の宿場に残されている当時の献立表に掲載された食材を生かして独自性の高い商品の開発し、他と差別化を図ろうとした結果、最初にたどり着いたのがくわいでした。

 沖田社長はさらに、献立表にあったレンコン、ゴボウ、シイタケといった特産の食材生かした揚げたてコロッケを季節に応じて売り出す計画を立案。本県連東部支所とアイデアを出し合いながら、それに“本陣コロッケシリーズ”と命名。その計画は「観光資源と地元産品を活用した本陣コロッケシリーズの販売展開」として正式に認められ、沖田社長は昨年7月、経営革新の承認を受けるに至りました。

 その勢いをかって昨年11月、沖田社長は福山物産協会主催の「第1回びんご特産品コンテスト」に自信の作を出品。くわいコロッケは並み居る審査員たちの舌を大いにうならせ、『福山物産協会会長賞』を受賞するすばらしい結果を収めました。その後も自社PRを図ろうと、「神辺ウッドフェスティバル」「福山ばら祭り」など地域で開かれるイベントに積極的に出店。同店の名とくわいコロッケのおいしさは、多くの福山市民が知るところとなりました。さらに地元では、近隣の飲食店が本陣コロッケシリーズにならった独自メニューを開発し客足を伸ばすなど、くわいコロッケ効果は地域内外に波及しているようです。

今後の事業展開

 昨年11月、沖田社長は福山物産協会主催の「第1回びんご特産品コンテスト」に自信の作を出品。くわいコロッケは『福山物産協会会長賞』を受賞するすばらしい結果を収めました。その後も自社PRを図ろうと、「神辺ウッドフェスティバル」「福山ばら祭り」など地域で開かれるイベントに積極的に出店しています。

ただ、生のくわいが収穫できるのは、毎年11月中旬から2月中旬まで。おいしさとともに消費者に安心安全を届けるためにも、“旬の食材”を“地産地消”するのが沖田社長のモットー。缶詰のくわいを代用することはその思いに反するうえ、看板商品の価値を下げることにもつながるために、くわいコロッケは季節限定商品とならざるを得ません。「特産の食材を生かしたコロッケを季節に応じて販売」という経営革新計画をシナリオ通りに進めるためにも、くわいコロッケに次ぐシリーズ2作目を開発することが同店の大きな課題です。

 でも、くわいコロッケが店頭に姿を見せなくても、牛肉、カレー、ウィンナーはじめ、ひじき、なんきん、きんぴらといったユニークかつ美味でヘルシーなコロッケ(まぁーねぇちゃんのコロッケシリーズ)が常時店頭にスタンバイ。同店を訪ねれば、いつでもこの多種多彩な面々との対面や、味の食べ比べを楽しむことができます。同店のコロッケはさすがお肉屋さんならではで、「コロッケの約40%が肉」という贅沢な内容。しかもミンチ状にした肉ではなく、包丁でざっくり刻んだ細切れ肉が入っていて、どれを食べても肉の旨味とボリュームが存分に堪能できます。

 今年に入ってから冷凍コロッケの製造販売を開始するとともに、これをインターネットでも販売するなど、全国に向けて“お肉屋さんのコロッケ”の魅力を紹介する新事業にも着手。同店のおいしさを自宅にいながらにしてお取り寄せすることができるようになりました。みなさんもぜひ一度、お肉屋さんのコロッケを味わってみませんか。

専門家の声(赤木隆富地域力連携拠点事業支援センター窓口専門家)

 くわいは小さな実から大きな芽が出ることからめでたい縁起物とされ、正月のおせち料理の中に必ず入っていた。くわいは本来、加工するものではないと我々は考えており、それをコロッケの具材にする発想は斬新。くわいチップスなど、今でこそくわいを使った加工食品を目にすることはあるが、同店のくわいコロッケがくわい加工食品の先がけでは。

広島県商工会連合会東部支所

経営革新取組事業所紹介 【有限会社 深水】

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(写真 左、小林社長 右、ご子息の小林専務)

【高品質で鮮度の高い活魚「快眠活魚」の販売事業の展開】
 …針により魚を眠らせて保存する画期的な高品質活魚の提供…

会社名 有限会社 深水(ふかすい)
住所 江田島市大柿町深江2163
TEL 0823-57-5422
経営革新承認 平成18年6月

経営革新取組の経緯

 当社は、昭和47年から鮮魚・活魚の荷受・販売を営んできました。
 昭和60年からは江田島市大柿町の西側に位置する深江漁港で、定置網漁を主体に、鯛、ハマチ、ブリ、サバ等の魚業を営んでいます。
 この道33年の小林社長は、消費者に新鮮でおいしい魚を食べてもらうため、魚の採捕場所、活魚の運搬方法、生簀での活魚保管方法、活〆血抜きの方法等これまで数々の工夫を重ね成果を挙げてきました。
 平成18年4月に、「㈲おさかな企画」のホームページで、「生きた魚に針を刺すことによって泳がせなくさせる技術」を用いて魚を眠らせる方法があることを知り、魚を眠らせる技術を用いてさらに高品質のおいしい魚を消費者に提供したいとの思いから、㈲おさかな企画と特許使用契約を締結し、ご子息の小林専務と共に卜部(うらべ)社長から大柿町の当社で技術指導を受け「快眠活魚」事業の展開に着手しました。
 平成18年5月に、大柿町商工会沖元経営指導員と中小企業診断士の松浦先生の支援により、有利な融資等の支援策がある「経営革新計画」の申請書を広島県に提出し、6月には県知事から承認の予定となっています。これから活魚センターの建設、販路開拓等本格的に事業を展開していく予定です。

商品の特徴

 快眠活魚の製品は生簀、水槽から魚を取り出すとすぐに針処理をします。薬品を使わないため安全・安心です。眠った状態でストックするため魚に疲労がなく体力を温存することができます。だから美味しさが持続するのです。㈲深水の魚は定置網で採捕しているため、傷みがない非常にいい状態で針処理ができます。
 針処理をした魚は仮死状態で眠っているため、活〆時に血液凝固作用が働かなくなり、血抜きが完全に行われます。このため「快眠活魚」の刺身は、身が引き締まり、歯ごたえ・コリコリ感があり、魚本来の食感・美味しさを味わうことができます。試食をした快眠活魚のハマチの刺身では、これがハマチ?と疑うような今まで食べてきたハマチの刺身とは一味違う食感に驚きました。是非一度試食をしてください。

今後の事業展開

 魚を眠らせる技術を活用した事業は、①「高品質魚の提供」 ②「活魚の保管・運送方法の革新」の分野での展開が期待できます。
 
 高品質魚の提供については、33年間魚業に携わり、魚の生態、保存方法、調理方法など魚を知り尽くしている小林社長ならではの、活魚〆・血抜き方法等独自の工夫を加えた独自製品の提供を考えています。
 保管・運送分野では、「魚の疲労・ストレスが無い状態での陸上保管・運送中の傷・傷みが発生しない、運送機材の軽量化」の特徴を活かし、“北海道シャケを生きた状態で広島で販売する”など今までできなかった遠隔地の活魚を提供することができます。
 現場で直接針を使って「快眠活魚」の作業を指揮する若い小林専務は、当社を中心にして若い漁業者に快眠活魚の技術を広め、漁業に従事する若者に夢と希望を与えたいと豊富を語っておられます。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’06.6)

広島県商工会連合会
木村武則

詳細:
http://www.fukasui.com/

経営革新取組事業所紹介【㈲K&A CRESCENT】

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(写真 秦社長)

【経営統合による経営基盤の強化とオリジナル商品の開発によるパン・ケーキ製造小売事業の展開】

会社名 (有)K&A CRESCENT
店舗名 自然派工房 千夜一夜物語 ArabianNight
住所 呉市川尻町東三丁目八-35
TEL 0823-87-0363
FAX 0823-87-0364
営業時間 午前8時~午後7時
HP http://ww3.tiki.ne.jp/~nsasax/cake/HIROSHIMA/ArabianNight.html
経営革新承認 平成18年12月

経営革新取組の経緯

 当社は、平成7年に秦代表が呉市川尻町でパン・ケーキの製造・卸小売業を開業、川尻町に直営小売店舗「自然派工房アラビアンナイト」のほか、呉市内と東広島市内のスーパー等への卸先を持っている。当社は、商圏の拡大、生産の効率化、新商品の開発により経営基盤の強化を図るため、平成18年8月に広島地区を商圏とするパン・ケーキ製造業と経営を統合した。又新たに呉市の海軍の伝統・歴史に因んだ当社オリジナルの「牛筋海軍からのカレーパン」等の開発販売も進めている。当社が進めている経営革新の展開に際して有利な資金等の支援策がある経営革新計画の申請を広島県商工会連合会から勧められ、商工会連合会の経営指導員と共に経営革新計画を作成し、平成18年12月に広島県から「法律に基づく経営革新計画の承認」を得た。現在、新体制で経営革新計画の実現に向けて取り組んでいる。

当店お薦めのパン・ケーキ

天然素材を使用した、体にやさしいケーキ・パン・クッキーがあります。
小麦粉は国内産、卵は島根県の平飼いで育てられた有精卵を使用。この卵はアレルギーの人でもこれなら食べられるという「やさか鶏苑」のものです。
朝一番に焼きたてパンが並びます。

  • 牛筋海軍からのカレーパン  180円
    海軍のカレーレシピを基に作った栄養バランスのとれたカレーを使用
  • クリームたっぷりシュー   100円
    大きさはちょっと小ぶりだけど、平飼育精卵を使ったアラビアンナイト自慢のカスタードクリームがたっぷり詰め込まれたシュークリーム
  • ピュアレアチーズケーキ   260円
  • ザッハトルテ        280円
  • マンゴープリン       290円
  • 米ロールケーキ       カット260円/1本1500円
    もちもち感があり人気商品

今後の抱負(秦 代表から一言)

音戸のちりめんや安浦のいちじくなど地元呉地域の食材を活かし、体に優しい新商品作りに取り組んでいきます。食を通じて地元産業の発展と皆さんの健康に貢献していきたいと考えています。平成19年4月には海上自衛隊呉資料館がオープンし観光客が見込めるので「牛筋海軍からのカレーパン」など地元発信商品の販売強化を図っていきます。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’07.2)

広島県商工会連合会
木村武則

詳細:http://ww3.tiki.ne.jp/~nsasax/cake/HIROSHIMA/ArabianNight.html

経営革新取組事業所紹介【用品名酒センター㈱】

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(店主の清水専務)

【造幣局に因んだ“金持ブランド”の浸透と商品の販売展開ならびにコイン通り商店街の活性化】

会社名 用品名酒センター㈱
住所 広島市佐伯区五日市4-18-18(五日市コイン通り)
TEL 082-921-0027
FAX 082-921-0026
営業時間 午前9時~午後10時
経営革新承認 平成18年11月

経営革新取組の経緯

 当社は創業95周年の老舗で、佐伯区五日市のコイン通りで酒類小売を営んでいます。酒類小売業界は、規制緩和・ディスカウントストアの台頭など厳しい競争が続いており、清水社長は他店との差別化を図るために、全国的にも珍しい造幣局がある商店街の立地を活かした「金持ち」をキーワードとした事業展開を行っています。この度、「金持ちブランド」の更なる浸透と新商品の開発・販売展開を行い、併せてコイン通り商店街のイメージアップと活性化に寄与するため、各種支援制度が用意されている経営革新計画の申請を行うこととしました。五日市商工会主催の経営革新塾の受講、五日市商工会の経営指導員及び中小企業診断士の松田先生の支援を得て平成18年10月に経営革新計画を広島県に提出、11月に承認の見込みです。

当店お薦めの金持ちブランド商品

  • 金持酒…縁起の良い金箔入り純米酒等の各種セットを取り揃えています。
  • 広島名物セット…広島にこだわった特別純米酒、あんず酒、焼酎の3本セットです。
  • 厳選焼酎…特別限定蒸留焼酎「ゆう」、本格米焼酎・桜組他各種取り揃えています。
  • 金持羊羹…ひろしまグットデザイン賞受賞、柿羊羹・栗羊羹・練羊羹、貯金箱入り柿羊羹をご用意しています。

金持ちブランド事業の展開

金持ちブランドの由来は、造幣局→コイン通り→コイン→金持→金持ちブランド商品 →開運・幸運の発想によるものです。
 金持ちブランド事業として下記の取り組みを行っています。
・金持神社(かもち神社…鳥取県)の祈願を受けた当社独自ブランド商品「金持ち酒」のほか、金箔入りのローションの開発など造幣局と「金持ち」との結びつきのある商 品開発を行っています。
・自社ビル屋上に、京都の伏見稲荷から勧請された「金持稲荷大社」を建立し、全国か ら参拝客が訪れています。
・全日本金持ち学会活動…毎年10月頃に金持ち学会総会を開催しています。
・コイン通り商店街のイベント「杏まつり」にオリジナル「杏ワイン」を出品、商店街との連携・協力を行っています。
・ホームページ、金持ち学会の活動等のニュースレターの発行により、金持ちブランドの由来をPRしています。

今後の抱負

 清水専務(写真)から一言
 金持ち稲荷・金持ちブランド商品で、お客様に開運・強運を掴んでもらうことを願っています。これからも夢と希望のある商品の開発・提供によりお客様の幸せと商店街の活性化に貢献していきたいと考えています。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’06.11)

広島県商工会連合会
木村武則

経営革新取組事業所紹介【ミルクストーリー代表石橋清行】

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【江戸時代の「七軒茶屋再現」と「ご当地落語」による地域起こし事業の展開】

事業所名 ミルクストーリー(石橋 清行)
住所 広島市安佐南区緑井7丁目2-5
TEL 082-870-7777
FAX 082-879-1515
経営革新承認 平成18年9月

経営革新取組の経緯

当社は、平成13年に石橋代表が広島市安佐南区緑井で牛乳宅配事業を開業、平成17年に同場所でお好み焼き(鉄板焼き)店を開業し地域の人々に親しまれています。
七軒茶屋再現事業は、石橋代表の「その土地にしかできない昔懐かしさを再現できる店を開店したい」という思いと、製粉業者、味噌・醤油業者の地元特産品を活かした商品の開発・販売を進めたい、地元落語家の発表の場の確保、地元商工業者の地域活性化促進の思いが一致し、事業を推進することとなりました。
 平成18年8月に石橋代表から商工会連合会に新規事業展開の相談があり、経営革新計画の申請を行うこととなり、平成18年9月広島県経営支援室に提出、9月承認の予定です。

事業内容

 JR可部線「七軒茶屋駅」の由来である「茶屋」を再現し、江戸時代の情緒、昔懐かしい団子、昔の演芸(落語)の提供により、地域コミュニティと地域活性化に寄与します。
地域のお客様が懐かしく楽しく寄ってもらえる店つくりをコンセプトに下記の事業を展開します。

  • 地元産の米・味噌・醤油・酒・水を使ったオリジナル串団子の製造実演販売手作りの竹製品、梅製品(梅林駅に因んだもの)の販売
  • 茶屋と併設した鉄板焼き店に演芸場を設置し、広島在住の落語家による、毛利元就の厳島合戦と当地の関わり等を題材とする「ご当地落語」の定期開催
  • 日本伝統音楽同好会による江戸情緒の古典音楽の演奏会
  • お茶席でのお茶接待、縁台で将棋・碁を楽しんでもらう。

今後の事業展開

「七軒茶屋団子をベースに健康に良い昔懐かしい商品を開発し、当社の牛乳配達便に乗せて販売する。また将来的には、「七軒茶屋団子」を「広島の特産品・広島のみやげ」としてブランド化を図っていきたい。地域にある資源を活用し、地域の事業者と共に地域活性化に貢献していきたい」と、石橋代表は熱く語っておられます。
平成19年1月3日の「初笑い寄席」オープンを目標に開業に向けて現在準備を進めています。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’06.9)

広島県商工会連合会
木村武則

経営革新取組事業所 山根海産㈱

20060327-143849-1-

【特許製法による冷凍殻付きかきの製造・販売事業の展開】

会社名 山根海産株式会社
住所 江田島市大柿町大君2375-1
TEL 0823-57-2488
FAX 0823-57-5558
FAX 0823-57-5558
経営革新承認 平成17年12月

経営革新取組の経緯

 皆さん!「殻付の冷凍かき」を見たことはありますか。「殻付きの冷凍かき」は昔から販売されていると思っている人が多いと思います。日本で最初に発明され特許を取得した「殻付の冷凍かき」は山根海産㈱以外では販売されていません。
あるようでなかったのが「殻付冷凍かき」なのです。
 当社は昭和60年設立、江田島市内に3ヶ所のかき打ち場と2棟の加工工場を持ち、年間、かき剥き身700トン、及び殻付かき1000万個を出荷する予定をしている、広島県内トップのかき生産者です。山根社長は世の中にないものを製造販売したいとの想いから「冷凍殻付かき」の研究を平成10年から開始、平成14年に商品化し、冷凍殻付かき、冷凍スチ―ム殻付かき、トッピング処理をほどこしたハ―フシェル加工品(特許取得済)の販売を開始しました。また、平成14年には製造加工に関する特許申請を行い、平成17年4月に特許を取得しました。社長は特許取得を契機に本格的に冷凍殻付かきの製造・販売事業の展開を計画、大柿町商工会の沖元経営指導員の薦めにより、新事業進出等に際して各種支援策が用意されている「経営革新計画策定」に取り組むこととしました。

支援内容・商品の特徴

 平成17年10月から、広島県商工会連合会シニアアドバイザーセンターの支援専門家である中小企業診断士松浦由浩先生と沖元経営指導員の支援により冷凍殻付かきの生産体制の構築・営業体制の整備・関連商品の開発等の新事業展開計画を作成し、平成17年11月広島県に革新計画承認申請書を提出、平成17年12月に「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」に基づき経営革新計画が承認されました。
 この度、開発・特許取得した冷凍殻付かき加工技術は、殻付かきを約20メートルのトンネル式フリーザーにより20~40分かけて急速冷凍するなどこれまでと異なる特別な加工処理を行い、鮮度を保ったままで四季を問わず一年中販売が可能となるものです。また加熱しても殻が弾けにくいという特徴を持っており、居酒屋やレストラン等の外食産業において四季を問わず一年中販売でき、また調理が容易なことなどから新しい食材として高い評価を得ています。
「財団法人ひろしまベンチャー育成基金」の第6回コンテストで、当社の加工技術・ビジネスプランが高い評価を受け、平成18年3月20日に「ひろしまベンチャー奨励賞金賞」を受賞、広島県の将来有望なベンチャー企業に選ばれマスコミで大きく取り上げられ注目を浴びています。

抱負・今後の事業展開

 四季を問わず1年中「おいしいかき」を消費者の皆様に食べていただきたい。新商品の展開により広島県のブランド商品であるかきの低迷化を打開したい。かき生産者が夢と希望をもてる事業に育てたい。また、日本国内だけでなく、近い将来、アメリカ・中国等海外へも進出したいと社長は熱い抱負を語っておられます。
 1億個の殻付冷凍かきの販売を目標とし、「販路開拓コーディネート事業」「緊急事業化対応補助事業」等の支援策を活用し、量販店・外食産業・ホテル等への販売促進、東京・大阪地区への進出等積極的に営業活動を展開していく予定です。
 また、全国の一般消費者の皆様にもネット等で簡単に提供できます。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’06.3)

広島県商工会連合会
木村武則

経営革新事例 吉田建設株式会社

20050704-155408-1-

【茅葺き屋根維持管理事業の展開】

会社名 吉田建設株式会社
住所 広島県山県郡豊平町志路原1799
TEL 0826-83-1078
経営革新承認 平成17年2月

経営革新取組の経緯

 当社は昭和33年から北広島町豊平で土木、建築、とび・土工、管工事の事業を行っている。これまで高度成長の中で公共工事等により業績を上げてきたが、近年長期的な景気低迷や公共工事の減少等により、売上・利益共減少傾向にある。
 吉田社長は、建設業を取り巻く厳しい環境を乗り越え、経営基盤を確立するため、自社の経営資源を活かした新事業・新分野への進出を模索していた。平成16年8月に山県東部商工会広域センター主催の「経営革新セミナー」に参加し、経営革新計画の策定に取り組むことを決意した。

取組内容・支援内容

 中小業診断士の松浦由浩先生と豊平町商工会の清水経営指導員の支援により、当社の強み・弱み及び当社を取り巻く環境の分析を行い自社のとるべき方向を検討した。その結果、現在の建築業との相乗効果が見込める、「茅の生産・販売と茅葺き屋根維持管理事業」を展開することを決定した。
 高い技術を持った萱葺き職人や建築家等とのネットワーク化による萱葺き職人の育成を図るとともに、荒廃した休耕田や里山を活用した良質の茅材の生産体制を構築する。また萱葺き屋根のメンテナンスや萱葺き茶室を配した日本庭園の設計・施工事業への展開も進める。
 平成17年1月に県に経営革新計画の承認申請書を提出、2月に県知事の承認を受けた。

経営革新取組のメリット

 ①専門家・経営指導員の支援による自社の強み・弱みの分析により自社の方向性が明確になった。②漠然とした事業の思いを具体的な経営計画書に纏めることにより計画が目に見える形となった。③中・長期経営計画の作成により3年後・5年後の自社の見通しを持つことができた等があげられる。

 茅の生産・販売体制の確立、茅葺屋根の維持管理事業への進出、茅葺建築の設計・施工体制の確立、IT化へ対応した体制づくりにより革新計画を実施していく予定である。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’05.3)

広島県商工会連合会
木村武則

㈲栗栖建設・㈲溝田組(北広島町)【経営革新取組事例】

㈲栗栖建設・㈲溝田組(北広島町)【経営革新取組事例】

会社名 われら地域のおたすけ隊「孫の手・猫の手サービス」
北広島町の㈲栗栖建設と㈲溝田組との共同事業体
従業員 16名
TEL 0826-82-1700
経営革新承認 平成17年1月

経営革新取組経緯

 公共事業が年々減少し、今後の見通しも厳しいことから新たな事業を模索していた。
近年、地域の農家の高齢化が進み、田畑の維持管理が難しく、草刈りの依頼が増えてきた。
 そこで、草刈りに限らず、幅広く生活支援サービスを展開すれば事業として成り立つと考え、経営革新を申請、事業を開始した。

サービスの内容

 かゆいところまで手が届く「孫の手サービス」として、通気や災害時の点検など空家管理やお墓の清掃など。
 繁忙期に手伝う「猫の手サービス」として、農繁期の手伝い、草刈り、除雪、機械操作など。その他「蜂の巣除去」等、お客の様々な要望に応えている。
 建設業で大工や左官、機械操作など、あらゆる仕事をこなしてきた経験を発揮している。

 平成17年当時、建設業が生活支援サービスを行うことが珍しく新聞、テレビが取上げ、一気に知名度が上がり、初年度から順調な業績となった。
 4年経過した現在はホームページでの注文が主で、リピーターも増加している。
 社員も慣れて仕事が早くなり、他のサービス業者との差別化になっている。

経営革新の承認がもたらしたもの

 いろんなサービスを提供することで、顧客との信頼ができ、家屋の修繕や改装の依頼があり、建設業へ良い影響が出ている。
 今後も一度利用されたお客様を大事にし、新たなサービスを受注していく。
 また、古民家の解体、その木材の利用や古民家風の団地の造成等、地域の特性を活かした新たな事業も考えている。

商工会連合会との関係

 生活支援サービスを始めるにあたり、経営革新の計画作成のため、専門家の派遣を依 頼し、17年1月承認を得た。
 県の承認した事業ということで、お客の信頼が高く、営業がやりやすかった。
 また、社員が建設作業者のため、異業種であるサービス業に必要な接客セミナーの研 修を勧められ全員が受講した。
 社員がお客とスムースに会話できるようになり、他のサービスの依頼を受けることが 多くなり、リピーターが増加した。

以上

広島県商工会連合会
地域力連携拠点事業支援センター 藤原 直之

経営革新事例 ㈲ヒノカワ自動車

20040722-110110-1-

【自動車リサイクル事業の展開】

会社名 ㈲ヒノカワ自動車
住所 安芸高田市八千代町上根903
TEL 0826-52-3271
HP http://www.shokokai.or.jp/34/3438210006/index.htm
経営革新承認 平成16年6月

経営革新取組の動機

 当社は昭和47年から安芸高田市八千代町で自動車板金塗装・自動車整備及び新車中古車販売を行っている。
 昭和61年に有限会社に組織変更し堅実な経営を続けているが、道路運送車両法の改正による車検期間の延長や、他業種からの新規参入もあって事業環境は厳しさを増している。
 井上社長は、厳しい経営環境を打開するためには、これまでの事業の延長ではなく時代の流れに適応した事業展開が必要と考え、既存事業をベースにした新分野・新事業への進出を模索していた。
 この度、平成17年1月の「自動車リサイクル法」施行を前に、自動車部品リサイクル事業及び中古車・高年式の事故車両等の再生販売事業に本格参入し、既存事業との連携による「自動車リサイクル事業」を立上げることを決意した。

取組内容・支援内容

 平成16年3月に、八千代町商工会大原指導員と広島ローカル地域中小企業支援センターコーディネーターが当社を訪問、事業計画等を検討し、経営革新支援法の申請を行うことを提案した。
 平成16年4月に中小企業診断士の山中洋先生の支援により、廃車の調達・保管体制づくり、資金計画等の経営革新計画を作成し、平成16年5月に県に経営革新計画の承認申請書を提出、6月に県知事の承認を受けた。
 自動車リサイクル法の施行により、平成17年1月以降は、廃車引取り・フロン回収・自動車解体・自動車破砕の事業は登録又は許可が必要になってくる。当社は、八千代町では初めての産業廃棄物収集運搬業の許可事業者であり、自動車リサイクル事業の先発事業者としての優位性により大きなビジネスチャンスの可能性が広がっている。社長は自社での産廃事業だけでなく事業協同組合等の組織化により、広域の産業廃棄物処理ネットワークの構築も視野に入れている。

取組のメリット

 ①中小企業診断士の指導により、体系的な経営計画を初めて作成し,経営計画作成の手順・考え方を掴むことができた。②経営計画作成により、事業計画が体系的に整理できた。また数値計画の作成により3年後・5年後の自社の姿が明確になったことが挙げられる。
 当社ではこれから国民生活金融公庫・小規模企業等設備導入資金等の有利な資金を活用しつつ、平成17年1月からのリサイクル法実施に向けて革新計画を実施して行く予定である。

(支援センターコーディネーター 木村武則)

※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’04.7)

広島県商工会連合会
木村武則
詳細:http://www.shokokai.or.jp/34/3438210006/index.htm

経営革新事例 【妹背製菓  代表 伊藤彰二 】

20040811-094707-1-

【地元料亭と連携した「和みのお菓子」のブランド化】

会社名 妹背製菓
住所 広島県佐伯郡大野町原2丁目2-17
TEL 0829ー55‐0161
経営革新承認 平成16年6月

経営革新取組の動機

 当社は明治45年創業、和菓子を製造販売。現在の代表で4代目である。業歴の長い和菓子店であり、以前からファンの多かった当店オリジナルの「最中」や「きんつば」があるものの、一般顧客への自社ブランドの確立には至っていない状況にあり、当店の最も得意とする和菓子の特色ある商品開発・ブランド化が大きな課題となっている。
 現在、近くの観光地「宮島」ゆかりの大河ドラマ構想や、宮島口商店街活性化事業の「お菓子の通り」づくりの構想等和菓子は潜在的な需要が見込める状況にある。この機会を活かし、自社商品のブランドの確立と加工技術の導入・ネット販売事業の展開により、経営の革新を図ることとなった。

取組内容・支援内容

 中小企業診断士の江川雅典先生と大野町商工会岩田経営指導員の支援により、「自社ブランドの再構築」を主体にした経営計画の策定を行った。
 今後の事業所の発展性を考えた場合、経営理念・経営目的を再確認・決定し、事業所全体の経営資源を余すことなく使うことで道は開けてくると確信し、時間をかけてヒヤリングを行い、企業目的を「お菓子のおいしさの旬を提供する」に決定した。 経営理念・企業目的を踏まえ、経営革新のテーマを「地元料亭と連携した「和みのお菓子」のブランド化と急速冷凍加工技術を活用したネット販売事業の展開」と設定し、平成16年5月に経営革新支援法の革新計画承認申請書を提出、6月に県知事により承認された。
 現在取引している地元有名料亭と連携して、食文化にこだわりを持つ顧客をターゲットに、「和み(なごみ)」ブランドの和菓子の商品を開発する。その上で、急速冷凍技術の導入と、お客様用解凍レシピの作成により、製造から「旬」を食するまでの商品供給システムを構築し、広範囲な情報ネットによる販売を展開していく。

取組のメリット

 ①漠然とした思いはあるものの経営理念を言葉として具現化していなかった。今回経営理念を明確化したことにより、企業目的・経営方針が定まり思いきった判断をすることができた。②当社は業歴の長い老舗和菓子店であるが、現在に至るまで店舗を運営する計画は商品製造計画だけにとどまっていた。今回、商品開発・製造・販売計画を策定することにより、3年後、5年後の姿を描くことができたことが取組のメリットである。
 今年度中の新商品の開発、2年後のブランド確立、3年後の提供システムの確立を目指して革新計画を実施していく予定である。

※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’04.8)

広島県商工会連合会
支援センターコーディネーター 木村武則

経営革新事例 ㈱コーポレーションパールスター

20040929-144032-1-

【高保温靴下編機の自動化システムの構築】

会社名 ㈱コーポレーションパールスター
住所 広島県豊田郡安芸津町三津4424番地
TEL 0846-45-0116
経営革新承認 平成16年4月

経営革新取組の経緯・動機

 当社は大正4年に創業、靴下、サポーター、腹巻マフラーなどを生産している。繊維業界は生産拠点の海外移転等厳しい環境にあり衰退産業の1つになっている。このような逆境をチャンスと捉え、当社では長年培ってきた繊維製造の技術・ノウハウを活かした新製品開発・新分野進出に挑戦している。新宅光男専務は「呉地域産業振興センター」等の各種研究会に参加し、平成14年より糖尿病患者の足冷え対策靴下の開発に取り組んできた。このたび画期的な「裏地付高保温靴下編機」の開発により本格的に高保温靴下の生産・販売に着手することとなった。本格的な量産体制の構築に際し、新宅専務が所属している「自社商品開発推進研究会」から各種支援措置が受けられる「経営革新支援法による経営革新計画申請」を勧められ、安芸津町商工会黒杭局長の支援を得て経営革新計画の作成に取り組み、平成16年3月に広島県に申請書提出、4月に承認され、安芸津町では初めての承認企業となった。

取組内容

 従来の保温靴下では生地が厚く、透過性がないため保温による発汗が冷えの原因となり,糖尿病・人工透析患者、高齢者にとっては足先の冷感苦痛に悩まされていた。そのため当社では、工業技術センター、産業技術センター、安田女子大楠教授等の指導のもと足底部を畦(あぜ)編みにすることで保温性とともに透過性にも優れた靴下の生産システムを完成するに至った。
 繊維業界では当社が初めての経営革新支援法の承認であり、繊維産業復活モデル企業として業界から注目されている。新宅専務は、オールドエコノミー復活の先鞭として事業を推進していきたいと抱負を語られている。

取組のメリット

 ①経営革新支援法承認後、取引銀行が自主的に借入金利を下げてくれた。②承認により中国経済産業局から注目され、各種助成金等の申請を勧められた。③従業員に計画を公開することにより、従業員の業務目標の動機付けになった。計画公開後不良率が減少した。④革新計画を作成する過程で、なぜ過去に儲からなかったのかなど、自社・自分を振り返って考えることができた。⑤中・長期の計画作成したことにより自社の事業に自信を持つことができ、取引先と対等のテーブルで交渉をする自信ができた等がメリットとして挙げられる。

今後の展開

 今年度は試作品の作成、現有機改造による生産、電子制御ソフト開発等足固めを行い、来年度から電子制御高保温靴下編機の導入により本格的な増産体制に入る。国内代理店と提携し、糖尿病患者・高齢者等足が冷える人を対象に営業展開を行う。病院関係は独特の商慣習があり、どのように新規参入を行っていくのかが営業面での今後の課題である。
 来年度以降はアメリカ・EUへの輸出を視野に入れ、イタリアニット機器展、ドイツ介護展への出展により海外への営業を展開していく計画である。

※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’04.9)

広島県商工会連合会
支援センターコーディネーター 木村武則

経営革新事例 ㈲山陽メンテナス

20040121-145430-1-

【エアーコンプレッサー総合企業へ転換】

経営革新承認 平成15年7月

経営革新取組の動機

 当社は御調郡久井町でエアーコンプレッサーの販売・修理・設置事業を行っており、業歴25年でコンプレッサーに関わる高い技術・ノウハウを持っている。
 門田社長は現在の業界環境等を踏まえ、機械販売・修理・設置事業の枠組みから脱却し、コンプレッサーに関わるノウハウ・技術を活かした「エアー総合企業」への転換を模索していた。
 平成15年5月に、経営革新を積極的に推進している久井町商工会より、各種支援策が受けられる経営革新計画の策定に取組むこととなった。

支援内容

 中小企業診断士の江川雅典先生と久井町商工会の河本指導員の支援により、全従業員参加による「ブレーンストーミング」を実施し、アイデアの創出・経営革新テーマの絞り込みを行った。エアー技術を活かした新商品開発・新サービス提供の経営革新計画を策定し、6月末に県に経営革新計画の承認申請を提出し、7月に県知事の承認を受けた。

取組のメリット

 ①自社を見直すことにより、「エアー総合企業」の姿が明確となり企業としての方向性が定まった。②経営革新テーマ絞り込みのブレーンストーミングにより、従業員全員の経営参画意識が向上し、社長の悩みを会社全体の課題にできたことが挙げられる。
 当社では補助金等の支援措置を最大限活用しつつ革新計画を実施していく予定である。

(支援センターコーディネーター 木村武則)

※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’04.1)

広島県商工会連合会
木村武則

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