あくてぃぶ通信

vol.380  平成22年度税制改正定期金に関する権利の評価② ~

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╋┼╋╋+                         2010年9月10日
╋+╋           あくてぃぶ通信 Vol.380
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┼+┃\/┃                 発行元:広島県商工会連合会
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 9月に入りましたが、今年は例年より暑い日が続いていますね。
夏の疲れが出やすい時期ですが、皆さま体調など崩されていませんか。

 さて、経済6団体や広島県等で組織する“こども未来づくり・ひろしま応援隊”では、出会いの機会を提供するイベント情報を発信するホームページ「ひろしまイクちゃん縁結(えんむす)サービス」を立ち上げました。

アクティブヒロシマホームページよりジャンプできますので、皆さまぜひホームページを確認されてみてはいかがでしょうか。

 (商工会ITサポートセンター 森)

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  └┼ 税務情報 ┼─ 平成22年度税制改正定期金に関する権利の評価②

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+ 平成22年度税制改正定期金に関する権利の評価② +

 

先月に引続き最高裁二重課税判決について

 年金への所得税と相続税の二重課税を禁ずる先月7月6日の納税者勝訴の最高裁判決がでました。

 最高裁判決においては、相続税が課税される相続財産の価額 と、所得税が課税される所得の収入金額とには一時の一括課税なのか、あるいは分割受取による課税か、または長期間経過後の課税なのか、という理由による相 違があり、その相違からくる金額差の部分にのみ所得税は課し得る、という内容となっておりました。

 最高裁判決の内容の意義は、相続税は一種の特別な所得税な のだから、相続税の課税済み部分にその後の所得税課税が重複してはならない、と言うことです。今回の年金受取について言えば、従来は、過去に支払い済みの 保険料(被相続人が支払ったものを含む)を超過して受け取る年金部分が所得税の課税対象とされ所得税が徴収されていました。

 今回の判決により、この支払原価超過分への課税の前に、相続課税済み部分を除外する、と大きく課税対象に変更を加えました。
具体的には、下記の通りです。

 ※判決前の課税について
   保険契約により保険会社から受領したものが、
    1.死亡保険金5,000万円
    2.年金2,000万円(毎年200万円×10年間)
   であったとします。

  ≪相続税の課税対象として≫
    1. 5,000万円(死亡保険金・みなし相続財産)
    2. 1,200万円(200万円×10年×60%=1,200万円・年金受給権)
      計6,200万円
   ≪ 所得税の課税対象として≫
    初年分200万円(雑所得として所得税が課税)
   が課税されていました。

 ※今回の判決の内容
   年金受給権の価額1,200万円を年金の現在価値とし、その後毎年支給される
   年金に含まれる現在価値分に対しては所得税の課税対象にはならないで、
   運用益部分(2,000万円-1,200万円=800万円)に対して所得税を課税する
   という内容です。

 そして、この新たな考え方の影響は遺族年金への課税問題にとどまらず、相続財産に関わ るその後の所得税課税全体に及ぶことになる可能性があります。例えば、不動産を相続した後にその不動産を売却した場合における、その不動産の譲渡時の価格 はいくらとして計算するのかなどです。

 相続税が将来的に増税とされる議論が出始めている中でこれらの課題は避けて通れそうにありませんね。

 保険契約により原告が保険会社から受領したもの
   ① 死亡保険金4,000万円
   ② 年金2,300万円(毎年230万円×10年間)
  ● 相続税の課税対象としては
   ① 4,000万円(死亡保険金・みなし相続財産)
   ② 1,380万円(230万円×10年×60%=1,380万円・年金受給権)
   計5,380万円
   (ちなみに、相続税の納税額はありませんでした)
  ● 所得税の課税
   初年分230万円(雑所得として所得税が課税)
 
  つまり、年金受給権として相続税の課税を受けているのに、各年の年金が雑所得として所得税の課税を受けることは、二重課税に該当するということを原告側は主張したわけです。

 2006年の第一審の長崎地裁では、「同一資産に対する課税は許されない」として原告側勝訴、 2007年の福岡高裁では「年金受給権への相続課税と個々の年金への所得課税は別」ということで一審判決を破棄、原告側の上告により、今回の最高裁の判決 で決着がついたことになります。
  今回の判決で最高裁は、年金受給権の価額1,380万円を年金の現在価値とし、その後毎年支給される年金に含まれる現在価値分に対しては所得税の課税対象 にはならないとしたわけです。そして、運用益部分(2,300万円-1,300万円=920万円)に対しては所得税が課税されることになります。

  税理士 三浦 真一

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+ ネットde記帳とは・・・ +

 全国商工会連合会が推奨する小規模事業者向けの会計ソフトウェアです。

 ネットde記帳は、インターネットを経由して事業者自身が会計処理を行います。

 利用時には、常に最新の機能が提供されるため、初心者が苦手なパソコンへのソフトウェアのインストール作業、バージョンアップやバックアップの作業も不要で簡単に安心して利用できます。

 ネットde記帳については、最寄りの商工会までお問い合わせください。

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【Q】

複数の科目の元帳を一度に印刷したいのですが。

【A】

複数の科目の元帳を一度に印刷する方法は、下記の通りです。

1.<日常業務>-<総勘定元帳>をクリックします。
2.勘定科目を指定します。
(「111:現金」から「999:諸口」までのように指定します。また、「複数選択」ボタン をクリックし、元帳を出力したい科目にチェックを入れる方法もあります。)
3.年度や月を指定します。
4.PDF出力条件の必要な項目にチェックを入れます。
5.「PDF出力」ボタンをクリックします。

以上の手順により、複数の科目の元帳が一度にPDFとして出力されます。出力されたPDFファイルは、そのまま印刷できます。

※「PDF出力」ボタンをクリックする前に「表示」ボタンをクリックする
  と、自動的に1科目のみの選択に変更されてしまいます。複数の
  科目の元帳を出力する際 は、「表示」ボタンをクリックしないよう
  にしてください。

+ Excelについてのお問い合わせから +
【Q】

B列に「○○部△△△課」のように部課名を1つのセルに入力しています。
C列に「○○部」のみ表示したいのですが。

【A】

Excelでは、LEFT関数を使用して、セルに入力された文字列の先頭から
任意の文字数分の文字列を取り出して表示することができます。
部の名称の文字数が全て3文字の場合は、下記の通りです。

[Excel2003・2007共通]
  1.C2セルに計算式「=LEFT(B2,3)」を入力します。
  2.オートフィルにて計算式をコピーします。

以上の操作により、C列に先頭から3文字分の「○○部」のみ表示されます。
なお、部の名称の文字数が部によって異なる場合は、FIND関数を使用して
「部」という文字が文字列の先頭から何番目にあるかを調べ、その文字数
分をLEFT関数にて表示します。

[Excel2003・2007共通]
  1.C2セルに計算式「=LEFT(B2,FIND(“部”,B2))」を入力します。
  2.オートフィルにて計算式をコピーします。

以上の操作により、部の名称の文字数が異なる場合でも「○○部」のみ表示できます。

「あくてぃぶ通信」に掲載されている情報については、利用者ご自身が各担当窓口等に詳細を確認の上、ご利用願います。

また、お問い合わせ、メールアドレスの変更・配信停止のご依頼等がございましたら、お手数ですが下記のアドレス宛へご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

  商工会ITサポートセンター E-mail : contact@active-hiroshima.jp
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