あくてぃぶ通信

vol.343 株式の譲渡損失と確定申告~

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╋┼╋╋+                       2009年2月27日
╋+╋           あくてぃぶ通信 Vol.343
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┼+┃\/┃                 発行元:広島県商工会連合会
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 2月も残りわずかとなりましたが、皆様お変わりはないでしょうか。

 花粉症の方にはつらい季節がやってきました。今シーズンの飛散量は西日本で昨年の2~3倍だそうです。すでに天気の良い日はかなりつらい状態の私・・・。どうやらしばらくはマスクが手放せなくなりそうです。(^_^;)

 さて、ひろしま夢ぷらざでは”百合根がゆ”の発売がはじまりました。百合根には「清心安神」といって、心を落ち着かせる効果があるそうです。低カ ロリーで薬膳料理でもある”百合根がゆ”は健康や美容を気にする女性に最適な1品です。3月までの限定商品ですので皆様もぜひ一度味わってはいかがでしょ うか。

(商工会ITサポートセンター 広瀬)

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 【1】 Active News 最新情報
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  ├┼ IT経営指南番 ┼─ IT経営のススメ(22)
  ├┼  税務情報   ┼― 株式の譲渡損失と確定申告
  └┼  労務情報   ┼― 無保険の子どもを救う
「改正国民健康保険法」

 【3】 ITワンポイントレッスン
  ├  Excelについてのお問い合わせから
  └  IT用語解説—デバッグ、PDF
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+ IT経営のススメ +

第22回「後の先」

 前回示した2007年度IT経営力大賞経済産業大臣賞受賞各社に共通するもうひとつの特徴は、「思い切りの良さ」です。自社の課題克服のために、 必要なIT投資は果敢に行っています。しかし、決してゴールの見えない「無謀な」IT化はしていません。経営者の「こうするんだ」というイメージがまず明 確にあり、そのために必要な手段としてのITを探し出し導入しています。これこそが、中小企業の「知的資産の顕在化」に欠かせない視点です。その極意を表 現するならば、勝負の世界で言うところの「後の先」。

 「後の先」とは競争相手に先手を打たせながら、その手に応じた対処を素早く行い、逆に相手の打った手が致命傷となるような返し技を行うことです。 実際に受けの強い囲碁・将棋などではこのような場面がよくあります。差別化戦略は「先の先」が有効のように思われがちですが、中小企業の場合はあくまで 「後の先」。世の中のどこにも存在しないようなIT技術の開発が必要な場合も稀にありますが、経営資源に乏しい中小企業がそれをやるのはかなり「無謀」な こと。それよりも、まずは実現したいことを明確化し、そのために使えるIT技術を世の中のどこかから探し出し、先例を参考にしつつ導入するほうが理にか なっています。それを可能にするカギは、常に状況を正確に把握する「情報収集力」と、果敢な決断を生む「判断力」と、自らが動く時には誰よりも素早く動く 「スピード力」。この3つが「思い切りの良さ」の正体です。差別化ができないと悩む中小企業は多いのですが、それは知的資産を保有していないからではあり ません。知的資産が潜在化していてよく分かっていないか、生かす術を良く分かっていないだけなのです。

 では、この思い切りの良さにつながる3つの力の醸成ポイントを見ていきましょう。
 まず「情報収集力」。これには「企業間の連携」が効果的です。現在の主だった中小企業施策をひも解きますと「新連携」「農商工連携」「地域イノベーショ ンパートナーシップ」など、連携やパートナーシップといった言葉がよく目につきます。これは、複数の企業間で連携を行うことが情報収集力に限らず、あらゆ る面で効果的であるからなのです。経営資源に乏しい中小企業では、すべてを自前で賄うよりも競争優位・差別化の源泉になる活動だけ内部化し、あとは外部と の連携で賄っていけばよい、という「コア・コンピタンス」論に基づいています。情報は、連携が広がれば広がるほど集まってきます。

 次に「判断力」。判断を的確に行うには「判断基準の明確化」と「ぶれない心の強さ」が求められます。判断基準は企業の場合、いわゆる「ミッショ ン・ビジョン」ということになります。一方の「ぶれない心の強さ」は経営者の資質そのもの、と言えますが、その前段として「正しいプロセスを経たか」どう かが実は重要になります。ハーバードビジネススクールのマイケル・A・ロベルト教授は「リーダーにとって重要なことは、どんな決断を下すかではなく、どう やって決断を下すか、その意思決定のプロセスを決め、自制心を持って運営することである」と説いています(「決断の本質」2006年;マイケル・A・ロベ ルト著・英治出版)。すなわち、「正しいプロセスを経てきた」という事実と自信が、「ぶれない心の強さ」の源泉となる、ということです。

 最後に「スピード力」。これはまさに身軽な中小企業として、最も得意とすべきパワーです。逆に言えば、これが無ければ中小企業は生き残れない、というくらいの絶対条件です。スピード力の無い企業で元気な組織というものを、残念ながら私は今まで見たことがありません。

 ITコーディネータ 児玉 学

+ 株式の譲渡損失と確定申告 +

 昨年9月のリーマンショックから上場株式の相場は大きく下落し、株で損をした方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。申告分離課税の上場 株式の売買により生じた損失は株の譲渡による所得としか損益通算ができません(ただし、平成21年分以後の所得税の確定申告においては、上場株式等の譲渡 所得等の金額の計算上生じた損失の金額がある場合には、申告分離課税を選択した上場株式等の配当所得の金額から控除することができます)。このため、確定 申告会場などへ相談にこられる方の中には年金などの所得と損益通算して税金が還付されると思われてがっかりされて帰られる方もいらっしゃいます。
 確かに株の譲渡損失はその年の他の所得とは損益通算できませんが、確定申告をすることにより、翌年以降の譲渡利益(所得)と損益通算をすることができます。
 1年間の株式の譲渡について個々の取引の損益通算の結果、損失で終わった場合は、その損失金額を翌年以降3年間にわたり、繰り越すことができます。

 翌年以降のそれぞれの年の1年間の損益結果より、利益(所得)が出た場合には、前年以前から繰り越した売却損を差し引くことができます。このことを「上場株式等の売却損の3年間の繰越控除」といい、平成15年1月以降の上場株式等の売却損より適用されます。

 この制度を適用するためには、損失額がなくなるまで3年間連続して、確定申告をする必要があります。例えば20年に株式の損失が発生して確定申告 をし、21年についてはまったく株式売買取引をしなかったとしても確定申告が必要で、もし確定申告しなかった場合は20年に生じた損失は22年以降の株式 の譲渡所得からは差引くことができません。
 去年(20年)に損失が発生した場合で、21年に所得が発生した場合、通常ならば21年の所得に対してきっちり税金がかかることになりますので、21年 以降儲かるか損するかはわかりませんが、20年の損失については確定申告することによって今年以降儲かった場合に備えたほうが得ということになるわけで す。

制度の詳しい内容については国税庁ホームページ
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1474.htm
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/kabu.htm
を参照してください。

 なお、ここで言う損失とは実際に株式を売却して損失が確定したものをいいます。購入した株式が大きく値下がりしていわゆる「含み損」が生じた場合はまだ損失が確定していません(その後値上がりするかもしれないので)のでこの特例の対象になりませんので注意してください。

  税理士 井上 徹

+ 無保険の子どもを救う「改正国民健康保険法」 +

◆「無保険」の子どもを救済

 自営業者らが加入する国民健康保険において、景気悪化の影響もあり、保険料の滞納が目立っています。保護者が国民健康保険の保険料を滞納したため に「無保険」になっている中学生以下の子どもに臨時の保険証を発行する「改正国民健康保険法」が成立し、今年の4月1日から施行されることになりました。

◆滞納から発生する問題

 日本では、全国民が公的な医療保険制度に加入する「国民皆保険」が建前となっています。会社員や公務員といった勤め人とその扶養家族は健康保険や共済組合などに加入し、自営業者やフリーター、会社退職者などは、原則として、自治体が運営する国民健康保険に加入します。
 健康保険や共済組合では、多くの場合、加入者の給料から保険料が天引きされます。国民健康保険では、65歳以上の加入者から年金の天引きもありますが、 多くの加入者は保険料を自ら払い込みます。国民健康保険に加入している世帯は約2,500万世帯あるそうですが、その2割弱で滞納が発生していると言われ ています。
 厚生労働省は保険料徴収を強化するため、2000年から、1年以上滞納したときは、特別な事情がなければ、保険証ではなく「資格証明書」を交付すること を自治体に義務付けました。この資格証明書は、保険証の代わりに交付されるもので、窓口負担が全額自己負担となりますが、市町村へ申請することにより保険 給付部の7割が還付されます。
 しかし、資格書証明書を持つ加入者が病院にかかることを我慢し、病状を悪化させたり、死に至ったりするケースが報告され始め、この仕組みが裏目にでるよ うになりました。さらに、親の保険料滞納により保険証を回収され、医療機関にかかることの多い子供たちが「無保険状態」になることが問題視されるようにも なりました。厚生労働省の調査によると、無保険状態の中学生以下の子どもは全国に約3万3,000人もいると報告されています。

◆無保険の子どもを救う今回の法改正

 このような状況に対策を打つべく、今回の改正が行われました。具体的には、中学生以下の子どもが医療を受ける必要がある場合、有効期間が6カ月の 「短期保険証」を一律に交付します。これにより、保護者が保険料を滞納している状態であっても、中学生以下の子どもが医療機関で必要な医療を受けられるよ うになりました。
 国民健康保険は国民「皆保険」を守る最後の砦となっているにもかかわらず、保険料の滞納によって様々な問題が生じているのが現状です。必要な医療を受け られない無保険の子どもを救済するために今回の改正は行われましたが、まだまだ取り組むべき課題がたくさん潜んでいるようにも思えます。

  社会保険労務士 住田 浩貴

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+ Excelについてのお問い合わせから +
【Q】 数式が入力されたセルと数値のみが入力されたセルがあります。数値のみが入力されたセルのデータを削除することはできますか。

【A】

ジャンプ機能を利用して特定のセルのみを選択することが可能です。

[Excel2003の場合]

  1. <編集>-<ジャンプ>-「セル選択」をクリックします。
  2. 「定数」を選択し、「文字」「論理値」「エラー値」のチェックを外して「数値」のみにチェックが入った状態にします。
  3. 「OK」ボタンをクリックします。
  4. 「Delete」キーを押します。

[Excel2007の場合]

  1. リボンの<ホーム>タブをクリックします。
  2. <編集>グループ-「検索と選択」ボタンをクリックします。
  3. <ジャンプ>-「セル選択」をクリックします。
  4. 「定数」を選択し、「文字」「論理値」「エラー値」のチェックを外して「数値」のみにチェックが入った状態にします。
  5. 「OK」ボタンをクリックします。
  6. 「Delete」キーを押します。

以上の操作で数値のみ削除することができます。

+ IT用語解説 +

【デバッグ】
デバッグとは、コンピュータプログラムの間違い(バグ)や欠陥を探して修正する事です。

プログラムは人間が作成するため間違いもあります。そのような間違いや欠陥を探し出し、プログラムが正常に動作するように修正をします。

また、バグを探し出す為に使われるソフトウェアのことをデバッガといいます。

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【PDF】
PDFとはAdobe Systems社によって開発された、電子文書のためのフォーマットのことです。

相手のコンピュータの機種や環境に左右される事がないのでレイアウトを崩さず表示することができます。

PDF文書の作成には同社のAdobe Acrobatというソフトウェアが、表示には同社が無償配布するAcrobat Readerというソフトウェアを利用するのが一般的ですが、最近ではPDFを作成するためのさまざまなツールが他社からもリリースされています。

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