経営革新

経営革新取組事業所紹介 【有限会社 深水】

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(写真 左、小林社長 右、ご子息の小林専務)

【高品質で鮮度の高い活魚「快眠活魚」の販売事業の展開】
 …針により魚を眠らせて保存する画期的な高品質活魚の提供…

会社名 有限会社 深水(ふかすい)
住所 江田島市大柿町深江2163
TEL 0823-57-5422
経営革新承認 平成18年6月

経営革新取組の経緯

 当社は、昭和47年から鮮魚・活魚の荷受・販売を営んできました。
 昭和60年からは江田島市大柿町の西側に位置する深江漁港で、定置網漁を主体に、鯛、ハマチ、ブリ、サバ等の魚業を営んでいます。
 この道33年の小林社長は、消費者に新鮮でおいしい魚を食べてもらうため、魚の採捕場所、活魚の運搬方法、生簀での活魚保管方法、活〆血抜きの方法等これまで数々の工夫を重ね成果を挙げてきました。
 平成18年4月に、「㈲おさかな企画」のホームページで、「生きた魚に針を刺すことによって泳がせなくさせる技術」を用いて魚を眠らせる方法があることを知り、魚を眠らせる技術を用いてさらに高品質のおいしい魚を消費者に提供したいとの思いから、㈲おさかな企画と特許使用契約を締結し、ご子息の小林専務と共に卜部(うらべ)社長から大柿町の当社で技術指導を受け「快眠活魚」事業の展開に着手しました。
 平成18年5月に、大柿町商工会沖元経営指導員と中小企業診断士の松浦先生の支援により、有利な融資等の支援策がある「経営革新計画」の申請書を広島県に提出し、6月には県知事から承認の予定となっています。これから活魚センターの建設、販路開拓等本格的に事業を展開していく予定です。

商品の特徴

 快眠活魚の製品は生簀、水槽から魚を取り出すとすぐに針処理をします。薬品を使わないため安全・安心です。眠った状態でストックするため魚に疲労がなく体力を温存することができます。だから美味しさが持続するのです。㈲深水の魚は定置網で採捕しているため、傷みがない非常にいい状態で針処理ができます。
 針処理をした魚は仮死状態で眠っているため、活〆時に血液凝固作用が働かなくなり、血抜きが完全に行われます。このため「快眠活魚」の刺身は、身が引き締まり、歯ごたえ・コリコリ感があり、魚本来の食感・美味しさを味わうことができます。試食をした快眠活魚のハマチの刺身では、これがハマチ?と疑うような今まで食べてきたハマチの刺身とは一味違う食感に驚きました。是非一度試食をしてください。

今後の事業展開

 魚を眠らせる技術を活用した事業は、①「高品質魚の提供」 ②「活魚の保管・運送方法の革新」の分野での展開が期待できます。
 
 高品質魚の提供については、33年間魚業に携わり、魚の生態、保存方法、調理方法など魚を知り尽くしている小林社長ならではの、活魚〆・血抜き方法等独自の工夫を加えた独自製品の提供を考えています。
 保管・運送分野では、「魚の疲労・ストレスが無い状態での陸上保管・運送中の傷・傷みが発生しない、運送機材の軽量化」の特徴を活かし、“北海道シャケを生きた状態で広島で販売する”など今までできなかった遠隔地の活魚を提供することができます。
 現場で直接針を使って「快眠活魚」の作業を指揮する若い小林専務は、当社を中心にして若い漁業者に快眠活魚の技術を広め、漁業に従事する若者に夢と希望を与えたいと豊富を語っておられます。

(シニアアドバイザーセンター)
※掲示内容は、創業・経営革新の事例紹介で、HPアップ時のものです(’06.6)

広島県商工会連合会
木村武則

詳細:
http://www.fukasui.com/

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