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新しい商業拠点が誕生(安芸高田市向原町)

[向原駅ビル1階に地域の日常支援センター「向原駅ビル ラポート」がオープン]

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河合衆議院議員、西川会長らがテープカットしてラポートの誕生を祝った

 安芸高田市向原町のJR芸備線向原駅ビル1階に今月23日(金)、空き店舗を活用した商業施設「向原駅ビル ラポート」がオープンしました。市が約800万円で改装し、向原町商工会が管理運営する公設民営施設で、地元会員がフードショップとフラワーショップ、喫茶軽食の3店を出店。同商工会は特産品直売所や観光情報コーナー、ギャラリーなどを設置し、集客力の向上や魅力あるにぎわいの拠点づくりを図ります。午前10時からオープニングセレモニーが開かれ、河合克行衆議院議員、児玉浩県会議員、西川佚夫商工会長など5人がテープカット。地元の日之進太鼓の演奏、県民踊グループの踊り込みがオープンに花を添えました。

 テナント出店した“フードショップたけだ”“フラワーショップふじわら”は、ともに向原町商店街からの移転。「ラポートで新たな再出発を」と意気込みます。

 フードショップたけだは、生鮮食料品のコーナーを広げて、対面コーナーを効果的に配置。「既存のお客さんが何より大切。いかに喜んでもらえるかを考えた店づくり」と竹田隆代表。消費者とコミュニケーションをさらに深め、精肉や鮮魚、惣菜など鮮度の高い商品の提供をめざします。「地域のみなさんの冷蔵庫代わりでありたい」がこれからの目標。生活用品や食料品の品ぞろえも充実。身近な消費者のニーズに応え、地域住民の暮らしに役立つ、利便性の高い店舗運営を図りたいと竹田代表は話します。

 フラワーショップふじわらは、移転オープンと同時に軽食喫茶“ふじわら”の営業をスタート。「商店街に食事のできる場所がない不便さを感じていた。商店街活性化のため、採算度外視で新たなチャレンジを試みた」と藤原香代子代表。開店にあたり、商工会から店舗設計や運営方法などの支援を受けました。店内に10席ほどのカウンターとテーブル席を設け、うどんやコーヒーなどを提供します。新店舗の運営に不安な様子はなく、「魅力ある商店街づくりに一役買いたい」と藤原代表は張り切ります。リニューアルしたフラワーショップでは、母娘二人三脚で協力し、若い感性を生かした店づくりで新たな顧客を狙いたいと話します。

 特産品直売所では、地元農家が生産した野菜などの農産物を販売。吉田町の竹炭、八千代町のかずら、高宮町のユズなど市内各町の特産品も豊富に並びます。観光情報コーナーには、市内の観光パンフレットを各種用意し、休憩所も開設。ギャラリーでは、絵画作品を中心に写真、パッチワーク、キルトなど、市内のアマチュア創作家の作品を月1回の展示替えで紹介していきます。同商工会の正田建二事務局長は、「ラポートをにぎわいのある新しい商業拠点とし、市の玄関口をより魅力的なものに」と意気込みを語ります。営業時間は午前9時から午後7時30分(特産品直売所は午後5時まで)。定休日は第1・3日曜日。

●お問い合わせ/向原町商工会 TEL(0826)46-2227
●お問い合わせ/向原駅ビル ラポート TEL(0826)46-3310

(2005-09-09-A)

わがまちの元気な企業(安芸高田市向原町)

[(有)向原ゴム工業所-自動化機器の開発で、作業工程の改善や生産性、品質の向上を実現]

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自ら開発した自動化機器でテープ貼りを行う今畑さん

 安芸高田市向原町坂にある(有)向原ゴム工業所は、昭和44年設立の小さな町工場。西川ゴム工業(株)の協力工場で、自動車部品、用品の製造が主柱。従業員は33名。山あいののどかな農村風景が広がる中にある町工場は近年、作業工程の自動化などで生産性を飛躍的に高めるなど、職場環境の改善により革新的な業務成果を上げています。同社代表取締役で向原町商工会の会長でもある西川佚夫社長は、工程改善により生産能力が向上したことで、「多くの受注があり忙しい毎日。従業員も足りない」と誇らしげな笑み。西川社長には今、ひとつの希望が。自社の発展のみならず、自社のもつ工程改善の技術とノウハウを同業の中小企業者に広く提供し、業界全体の活性化を図りたいと西川社長は考えています。

 同社の工程改善の実現に尽力したのが、西川社長の誇りでもあるという従業員の今畑久昭さん。今畑さんは、昭和38年に西川ゴム工業入社。生産管理に関わる業務に39年間携わった後、2年前に同社へ。同社に来てすぐ、今畑さんは手作業の繰り返し工程をできる限り自動化することに着手し、現場の実情に即した自動化機器を次々に開発。現場の不便、不都合な箇所をつぶさに見て取り、従来の作業工程を自動化機器によりそのまま再現することで、製造リードタイムの大幅な短縮を実現しました。

 今畑さんがこれまで開発したのは、車のドアや窓周りに付いている帯状のゴム製防水部品、ウェザーストリップの両面テープ貼りを自動化する機器。従来、ベテランが三角定規を使って位置決めをしていたゴムの裁断、穴あけを自動化する機器など。精度の高いゴムバリ取り加工を可能にするハサミの研ぎ方を考案したり、今はハンダづけ作業の効率化を図ろうと、既存のハンダごての利用し、ワット数を高めて先端部の温度低下を防ぐこての改良に取り組んでいます。「まず便利を追求すること。今あるものを生かし、安全性を考慮して機器の開発に取り組んでいる」と今畑さん。頭に自然と設計図が浮かび、何をどう組み合わせればそれが形となるのかすぐに分かるといいます。「40年以上もやっていれば」と今畑さんは笑い、これまで開発した機器は1,000種類以上とこともなげに話します。

 今畑さんの開発した自動化機器は、製品品質の向上にも役立っています。ウェザーストリップのテープ作業では、2枚のテープを同時に正確に貼り付けることが可能になり、ゴムの裁断、穴あけ作業では、素人でも正確に位置決めができるようになりました。これまで手間のかかる手作業で行うしかなかった工程の改善に加え、1本1本の仕上がりにズレが生じることもなくなりました。テープ作業を行っていた女性従業員は、「以前は2時間かけてようやく20本。今は同じ時間で150本以上が正確に仕上がる」と喜び顔。「現場の意見にも耳を傾けることも大事。求められれば、さらにその上を発想する」と今畑さんは自信たっぷりに話します。

 自動化機器を活用してすぐれた製品を納品し、同社では昨年度、会社全員でクレームゼロも達成。西川社長は、今後もクレームゼロをめざすのはもちろん、「彼の能力を当社だけにとどめるのは惜しい。今、中小製造業にとっては厳しい時代。互いに生き残りを図るべき」といい、今畑さんの能力を生かし、工程管理の改善に取り組もうとする企業の力添えをしたいと話します。今畑さんも「望まれる間はずっと現役。作業機械の製作や改良のことなら何でも相談してほしい」と前向きです。

 「今畑さんに製造現場を見てほしい」と希望する企業は、向原町商工会までお気軽にご連絡ください。

●お問い合わせ/向原町商工会 TEL(0826)46-2227
●お問い合わせ/(有)向原ゴム工業所 TEL(0826)46-4211

(2005-09-05-A)

駅ビルに複合商業施設がオープン(安芸高田市向原町)

[商工会が地域の玄関口となる駅空間の活用に取り組み、地域交流の場を整備]

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駅ビルではオープンに向けた準備が急ピッチで進む

 安芸高田市の南の玄関口となるJR向原駅ビル1階に今月23日(金)、商業施設と同市の物産、観光の複合拠点となる「向原駅ビル ラポート」がオープンします。2年前から空き空間だった駅ビルの1階スペースを商業施設として活用し、中心市街地の活性化とにぎわいの再生を図ろうと、地元の向原町商工会が1年前から計画していたもの。店舗は、会員が出店する3つのテナントと特産品直売所、観光情報コーナーなどで構成。オープンを間近に控え、工事が急ピッチで行われており、「向原に活気と消費を取り戻す」と、同商工会では新たな町の顔となるラポートのオープンに期待を込めているようです。

 同商工会が駅ビル再開発の検討を始めたのは昨年9月。12名の委員で構成する“向原駅ビル活性化研究会”を立ち上げ、空き空間の活用策などを話し合い、開店については、本県連を通して平成16年度の「街おこし指導事業」を活用し、専門家による店舗設計などの指導を受けました。町内の全会員に出店を募り、新たなチャンスを探ろうと賛同した2店が参加。フードショップ、フラワーショップと喫茶軽食店がテナントとしてオープンします。

 地域の消費者の日常支援センターに位置づける一方で、同商工会では地元商店街の求心力の向上をめざし、地域交流の拠点としても機能させたい考え。“安心・安全・健康”をキーワードに、市内の特産品を展示販売するほか、「地元農家が毎日採りたての農産物を直売する」と同商工会の正田建二事務局長。生産者と消費者の交流の場を積極的に提供して、活気とにぎわいのある店舗運営を進めていきたいと意欲的に話します。パンフレットなども多数並べ、市内の観光施設、イベントなどの情報を幅広く発信、提供。正田局長は、観光の情報源としての利用も呼びかけます。

 今月20日(火)にプレオープンし、23日午前10時にオープン。オープニングセレモニーとして日之進太鼓の演奏があり、先着300名に粗品を進呈。福山市鞆の浦名産の珍味フェアの開催などが予定されています。営業時間は午前9時から午後7時30分。定休日は第1、3日曜日。

●お問い合わせ/向原町商工会 TEL(0826)46-2227

(2005-09-01-A)

インターネットネットラジオ局を開局(安芸高田市6商工会)

[ローカルな放送局をネット上に開局し、地元にこだわった情報発信で地域の活性化めざす]

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安芸高田もぶろぐ内で開局準備が進む、インターネットラジオ局“安芸高田もぶろぐラジオ”

 安芸高田市の地域情報ポータルサイト「安芸高田どっとコム」を運営する安芸高田どっとコム運営委員会が、同サイト内のブログサイト“ 安芸高田もぶろぐ”で、インターネットラジオ局の開局に向けた準備を進めています。同委員会では、ホームページ、ブログに次ぐ新たな手法で地域に密着した情報をより広範囲に発信し、地域や商工業の活性化を図りたいとしています。

 同委員会がめざすのは、24時間いつでも楽しめるインターネットラジオ。あらかじめ地域行事や住民活動など地域情報に関する番組をいくつか収録・制作し、音声ファイルをサーバーにアップロード。それをユーザーがダウンロードしてパソコンで聴取するというもの。同ブログ内に設けたラジオプレーヤーのMENUボタンをクリックし、番組を選ぶことで、いつでもどこでも好きな時間に放送を聴くことができる仕組みです。現在は他サイトの個人放送が、開局に向けたテスト放送として行われています。

 開局する“安芸高田もぶろぐラジオ”は、これまでにないやり方で各種地域情報を発信し、地域の活性化に貢献することが狙いのひとつ。さらに、「例えば、経営指導員の経営についての実践知識の提供や、研修会の内容を録音し番組として放送できたり、番組の間には地元企業の告知放送も行える。可能性は無限で、ラジオを通した経営改善の提案、企業のビジネスチャンス拡大などにも役立てたい」と、高宮町商工会指導職員で運営スタッフの菊野康司さんは、ラジオ局開局の目的を説明。ただ、今はたくさんのイメージがあり過ぎて、明確で具体的な方向性が定まっていない様子。開局を期待する地域住民からは、子ども向けの絵本の読み聞かせ番組の要望などもあったとか。いろんな可能性を模索しながら、まずはできることから始めたいと菊野さんは慎重に話します。

 同委員会では、JR芸備線甲立駅2階に“OPEN HOUSE”スタジオを開設。開局に向けた準備をここで進め、7月第2週からの放送開始をめざします。第1弾は、市内で活動するバンド紹介を兼ねた音楽番組を放送。その後、月1回程度の割合で1本約2時間の番組を収録・制作し、随時サーバに追加していく予定です。当面はまず、インターネットラジオの形を地域住民に示し、実際に運営を行いながら方向性を探っていくことになりそうです。「うまくいけば、必ず面白いツールになる」と菊野さん。“安芸高田”にこだわったローカルな地域情報を集めて発信し、ローカルな放送メディアとしての価値を高めていきたいと話します。

 同委員会では現在、安芸高田もぶろぐラジオのDJを募集中。プロ・アマ経験・未経験は問いません。われこそはと思われる方は、ぜひ挑戦してみてください。

【募集要項】
・原則として安芸高田市在住もしくは在勤者に限ります。
・募集人数:若干名(グループでの参加も可)。
・年齢:基本的に不問ですが、未成年者は保護者の方の同意が必要です。
・期間および時間:不定期で、月に1回程度約2時間の収録を行う計画です。

●お問い合わせ/高宮町商工会 TEL(0826)57-0296

(2005-06-15-A)
“安芸高田どっとコム”はこちら(もぶろぐへはサイト中段からリンク)

安佐地区広域ポイントカード9万枚突破(広島市安佐南区・安佐北区)

[抽選会も大盛況!5商工会が連携して昨年末スタートした「あさカード」が好調滑り出し]

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25日に行われた「あさカードWチャンスセール」の抽選会風景

 広島市安佐南区、安佐北区の5商工会(安佐町・可部町・祇園町・安古市町・佐東町)でつくる「あさカード会」では、地元小売店や地域の活性化を目指し、昨年12月から加盟店共通ポイントカード「あさカード」を発行。加盟店舗数は、個人スーパーや飲食店、理美容院、服飾販売店など現在約100店舗。スタートから半年で9万枚を発行し、加盟店や利用者の反応も上々です。カードは地域の加盟店が同会から購入して顧客に配布し、100円購入ごとに1ポイントを加点。満点(300ポイント)になると、300円の買い物券として利用できるシステムで、カード裏の記入欄に住所や名前などの必要事項を記入しておくと、買い物券として利用後のカードを対象にした抽選会などのイベントに参加できるという特典も。またこのカードの特徴の一つは、カードに「子供応援券」が付いている点。使用済みカードの一部分を切り取って専用シートに10枚貼り、各商工会に持参すると、シート1枚につき100円が地元の小中学校PTAや子ども会の活動資金として還元されます。県内では県連の「ぽっぽカード」や坂町商工会などでも同様の教育助成金システムが導入されており、地域に根ざした商工会ならではの取り組みとして評価が高まっています。

 あさカード会ではカード特典の一環として、4月中旬から1ヶ月間「あさカードWチャンスセール」を実施。期間中に満点カードを買い物券として利用した方の中から、抽選で1等満点カード20枚(6,000円)を100名、2等満点カード10枚(3,000円)を200名、3等満点カード4枚(1,200円)を400名にプレゼントしようという本イベントには、総計3,627件の応募があり、今月25日に抽選会が行われました。「予想以上の応募数に、カード導入の手ごたえを感じています。大型店の進出が相次ぐ中、地元の小売店とそれを取り巻く地域全体の活性化はどの地域でも大きな課題。1商工会ではできないことも、広域で取り組めば可能になる。カード導入はまだスタートしたばかりですが、一過性に終わらせず、地域ぐるみで盛り上げていきたい」とあさカード会の岡村理事長。『広域ポイントカード』という新たな取り組みがどのような効果をもたらすのか、今後もその動向に注目していきたいと思います。

●お問い合わせ/あさカード会 TEL(082)879-8399
<2005-05-5-B>

地域教育の活性化を支援-2(ぽっぽカード会)

[“ぽっぽ”の満点カードが地域の子どもたちの教育の充実に役立っています]

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 県内29の地域で現在導入されている商工会広域カード事業“ぽっぽカード”が実施する「教育助成制度」で、県内の各カード会では各地域の小中学校を対象にした教育支援活動への取り組みを今年度さらに継続させようと、昨年度に引き続き、満点カードの回収方法などに工夫を凝らしているようです。

 地域教育の活性化に貢献しようと昨年度、独自の取り組みで地元の小中学校に多くの助成費を交付したのは大柿町商工会。教育助成制度の仕組みは、満点カード使用時に指定小中学校名を記入して申し込むと、半期ごとに集計、配分し、それぞれの小中学校PTAなどの活動費として助成するというもの。「満点カードの買い物利用時に、学校名の記入がない例が意外に多い」と話すのは、同商工会経営指導員の沖元隆義さん。同商工会では、指定校名が未記入の満点カードが加盟店で使用された際、そのカードを無効とせず、加盟店がある学区の小中学校のPTA活動費に必然的に助成するよう各店に要請。各店に協力を呼びかけるのは、同商工会と加盟店の橋渡し役となる専属スタッフ。加盟店への指導やヒヤリング、情報の提供や伝達が主な業務で、商工会の代役として週1回各店を巡回訪問。積極的なポイント出し、教育支援への協力を繰り返し求めています。指定校名未記入の満点カードが買い物券などとして使用された場合、加盟店では店主らが消費者に代わり、各店が所在する学区内の校名をカードに記入。「加盟店も各地区の住民に支えられている。未記入だからと貴重なカードを無駄にせず、できる限りの地域貢献を」と話し、回収した満点カードは100%地域教育の活性化に役立てると沖元さん。同商工会では専属スタッフを通じた指導の徹底により昨年度、11万7,110円の助成費を5学区計5校の小中学校のPTAに交付しています。今年度も引き続き、独自の手段で昨年度を上回るという数字を挙げたいと沖元さんは意気込んでいます。

 多彩なイベント企画によって満点カードの利用範囲を広げ、地域の教育支援に大きく貢献したのは沖美町商工会。「人口減による児童生徒数の減少で、地元小中学校の統廃合も予想される。地元の子どもは通いやすい地元の学校でのびのびと過ごすのがいちばん」と話すのは、同商工会経営指導員の宇根川剛さん。セールイベントや優待・招待イベントなど、地元カード会は約2か月に1回の頻度でイベントを実施しています。宇根川さんは地元カード会と協力し、さらに若年層の取り込みを図ろうと、2年前からスポーツイベントを企画。満点カードを参加資格としたビーチボールバレー大会を開き、特定少数になりがちなイベント参加者の裾野を広げようと試みました。前回大会には100名を超える地域住民が参加。消費者のポイント収集意欲を高めるなどの効果もあり、満点カードの利用状況はいっそう良好に。昨年度、同商工会が地元の小中学校へ交付した助成費は、ぽっぽカード会加盟商工会で最高の16万7,820円。各学校の広報誌などでも商工会からの教育支援が掲載され、地域振興活動の一環として始まった教育助成制度は、広く地域住民にも知られることにもなりました。「地元の子どもたちが地元の学校で安心して学ぶためにも、積極的な支援を続けたい」と宇根川さん。今後も新たな仕掛けで満点カードの利用促進を図り、地域教育の活性化に貢献したいとしています。

空き店舗を活用した店をオープン(豊田郡瀬戸田町)

[郷土に伝わる土鍋料理をイメージしたせいべいを島の新名物として売り出す]

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しおまち商店街にオープンしたせとだ小町

 豊田郡瀬戸田町のしおまち商店街に今月9日、郷土料理の“浜子鍋”をイメージしたせんべいを売る「せとだ小町」がオープンしました。お店を開いたのは、瀬戸田町商工会理事の亀井直子さんが代表を務める女性グループ“せとだ小町”。同商工会と町観光商工課の支援を受け、商店街の空き店舗を借り受けて、地元の情報発信の場、観光客の休憩所として同店をオープンさせました。郷土料理をモチーフにしたユニークなせんべいを新名物として売り出して、商店街の活力、にぎわいを取り戻そうとメンバーらは意気込んでいるようです。

 同店が売るのは、郷土に伝わる鍋料理の味を再現した“浜子鍋せんべい”(1枚100円)。浜子鍋は、地元で取れる小魚やタコ、エビ、サザエ、カキなどの魚介類と野菜を入れて作る味噌仕立ての土鍋料理。瀬戸田は古くから塩田が盛んで、そこで働く人々、“浜子”たちが昔から好んで食べた郷土料理とされています。同町では、県の大型観光キャンペーン事業に呼応し、今月から浜子鍋などで地域の食の魅力を発信する誘客キャンペーンを展開する予定。特産品の開発を長年検討していた同グループ代表の亀井さんは、地元でのキャンペーン展開をにらみ、昨年9月から浜子鍋をイメージしたせんべいの開発に着手。専門家を招いて2度の試作を行い、生地や具材について工夫を重ねたほか、せんべいの製造会社視察、創業塾での研修などを経て、味噌味ベースのせんべいを完成させました。

 浜子鍋せんべいは、味噌としょうがで味をまとめたものがオーソドックス型。これに、七味とにんにくの風味を加えた3種類をラインナップ。海苔を敷いたせんべいの上に、ボイルしてスライスした地元のエビやタコ、水菜、シメジなどの具材をトッピング。豪快にプレス機で焼いたせんべいは、「瀬戸田の幸を丸ごとプレスした、まさに浜子鍋そのものの味わい」と、せんべいの開発に携わった同商工会経営指導員の奥川美代子さん。大きさは直径約15cmから20cmと多少まちまちなのも、手づくりらしさが感じられるといったところ。瀬戸田でしか食べることのできないせんべいと奥川さんは新商品をPRし、「浜子鍋せんべいを片手に、商店街散策を楽しんでほしい」と話します。

 せんべい焼き器を使ってできることには何でも挑戦しようと、同グループでは現在、地元産のかんきつ類を原料にしたせんべいを考案中。同町は全国有数のかんきつ類の一大生産地。地域の特色を生かしたせんべいを次の新しい名物にと、メンバーらは冬場にストックしたミカンやレモン、ネーブル、いよかんなどの果汁を使ったせんべいの試作にも意欲を燃やしているようです。また、空き店舗を活用した商店街の魅力づくりにも貢献したいのが同店のねらい。特産品を積極的に開発し売り出すとともに、観光客に幅広く地域情報を発信することで地元商店街の魅力向上も図っていきたいとしています。

 同店の営業日は土・日曜日のみ。営業時間は午前10時から午後3時。本格的な観光シーズンが近づいてきました。みなさんも観光で瀬戸田を訪れたときはぜひ、しおまち商店街にあるせとだ小町へも足を運んで、美味しい手づくりせんべいを味わってみてください。

●お問い合わせ/瀬戸田町商工会 TEL(08452)7-2008

地元産の柚子を使ったポン酢を商品化(三次市作木町)

[女性部員らが昨年11月から試作開発に取り組み、さっぱり薄口の“夏向き”ポン酢が完成]

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 三次市作木町の作木商工会女性部が開発した、地元産の柚子を使った“ゆずポン酢”が町内の小売店で売り出されました。無農薬の柚子の果汁がたっぷり入った無添加のポン酢で、「味は薄口。鍋料理のタレとしては酸味が足りないが、刺身や肉料理がさっぱり食べられる夏向きのポン酢」と、商品開発に協力した小出義明料理学園の小出義明校長。同女性部では、「商品の良さをまず地元の人に知ってもらい、消費を高めることで地域の活性化に」と、地域の特色を生かした特産品を地元消費者にPRし、理解を深めてもらうことから始めたいとしています。

 この商品は、同女性部が“平成16年度備北地域広域商工会女性部活性化事業”のなかで開発したもの。町内にたくさんの柚子の木がありながら、収穫されないままになっていた柚子を生かそうとしたことが商品開発のきっかけ。町内の柚子を収穫し、女性部員らは昨年11月から試作開発をスタート。今年1月まで3回の試作、加工実施を行い、先月、無農薬柚子を生搾りした天然果汁のポン酢の商品化に成功しました。同女性部ではゆずポン酢の試作開発と並行して、町内のレストランで提供する新たな料理メニューの開発にも取り組み、地域の食材と開発中のゆずポン酢を生かした料理メニューのレシピは一足先に完成。同女性部は地元農産物を活用して、作木の特色を強調した2つの特産品を今年になって開発したことになります。

 ゆずポン酢を売るための仕掛けとして、同女性部では小出校長のアドバイスをもとに、「ゴマ油を加えて中華風味のドレッシングに」「バターを加えて照りを出し肉料理に」「多めの和風ダシで割ってポン酢粥に」といったレシピ集の作成も進めているよう。今後は独自のレシピを添えて売り出すことで、消費者が多様な味を楽しむことができるようにもしたいと意気込んでいます。女性部員らとともに商品開発に取り組んだ同商工会経営指導員の井上憲さんは、「地域に理解と協力を求めながら一定の収穫量を確保できるよう努め、今年の秋口から計画的な生産に取り組みたい」と語り、来年にはひろしま夢ぷらざでの商品展開もスタートさせたいと話してくれました。

 なお、同女性部では、来月22日(日)に文化センターさくぎで開かれる「第4回文化財指定神楽団共演大会」で出店コーナーを設け、ゆずポン酢を広く売り出す予定にしています。

●お問い合わせ/作木商工会 TEL(0824)55-2124

潮待ち港の情報が満載(呉市豊町)

[最新号は、夢や願いを叶えるための健康にも良い“三社めぐり”のススメ]

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「みたらい通志」の最新号

 呉市豊町の町並み保存地区、御手洗の情報を集めたミニコミ誌「みたらい通志」の最新号が発行されました。同誌は、平成8年に豊町商工会が創刊した地域情報誌で、春と秋の年2回発行。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される御手洗地区の歴史や人物、特産品などの情報を町内外に提供しています。

 「地域資源を掘り起こしてその価値をアピールし、島の観光振興に役立てることがこの冊子の狙い」と、同誌編集委員で同商工会経営指導員の田阪行久さん。発行号数は15号目。独自の切り口で御手洗の周辺情報を調査、提供し、毎号新たな発見があるミニコミ誌として人気を集めています。

 今号の特集内容は、港町の文化財めぐりの楽しみ方について。“三社めぐり”をテーマに、御手洗の3つの神社をお参りしながら町歩きを楽しむ特集企画で、「付加価値として健康をキーワードにあげて誌面づくりを行った」と田坂さん。地域の高齢者などから聞き取ったエピソードを交え、菅原道真公ゆかりの天満宮、海上安全の守護神として信仰を集めた住吉神社、江戸時代の雁木前に建つ恵美須神社の三明神を詳しくガイド。誌面では、三社めぐりに独自のルールを設定。そのなかで本殿に祈願するだけの参拝スタイルではなく、各社のいわれにちなむ、くぐる、さする、さけぶといった“ご利益アクション”を提案。三社めぐりを健康増進に役立てながら、夢や願いを叶えようと呼びかけるユニークな誌面構成が今号の見どころです。

 御手洗の裏路地にまつわるストーリー、今年2月に開館した“安芸灘交流館”の紹介のほか、田坂さんも自ら町の特産品加工グループに取材し、島の特産品情報を発信。全10ページに御手洗の情報がぎっしりとつまっています。同誌は、同町の観光案内所、潮待ち館・観光交流センターほか、ひろしま夢ぷらざで無料配布しています。手づくり感あふれるミニコミ誌を手に、みなさんも御手洗の町を歩いてみてはいかがですか。ご覧になった方はぜひ、同商工会までご感想をお寄せください。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020

環境にやさしい石鹸を商品化(尾道市向東町)

[地域の環境保全に役立てようと、女性部員が大豆の天然成分を配合した石鹸を作る]

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すでに夢ぷらざに並び、好評のよもぎ石鹸と竹炭石鹸

 環境にやさしい町づくりに向けて、尾道市向東町の向東町商工会女性部がEM菌で作る廃油石鹸を商品化しました。食用廃油をリサイクルしたEM配合の石鹸に、豆腐の製造過程でできるおから、豆乳などを加えた新商品で、ひろしま夢ぷらざで近日中に発売が始まります。

 同女性部では、“広域商工会女性部活性化事業”の一環として、平成15年1月から地域環境に配慮した石鹸づくりをスタート。EM配合廃油石鹸を手始めに、地元で採取したよもぎのエキスを配合した“よもぎ石鹸”、地元の竹炭を粉末にして石鹸に混ぜた“竹炭石鹸”などを作り商品化。同年6月から販売を開始しました。地元住民の環境保全意識の向上を図り、さらに地域の環境をより良いものにしていこうと、同女性部では昨年7月から新たな廃油石鹸の試作を実施。改良試作を繰り返し、環境保全に役立つ新石鹸を今年2月に商品化しました。

 同女性部が新たに作ったのは、天日干しの後、粉末にしたおからを石鹸に混ぜた“おから石鹸”、廃油をかくはんする際に豆乳を加えた“豆乳石鹸”の2つ。大豆の天然成分を配合した石鹸で、「見た目はとても美味しそうなでき上がり」と同商工会補助員の橋本由利子さん。原料は豆腐製造の地元会員が提供。部内での評判が良かったことから本格的に商品化れ、「市販の洗剤で手荒れして病院に通っていたが、2つの石鹸を使うようになってその必要がなくなった」と、橋本さんは石鹸の効果に感心している様子。おから石鹸、豆乳石鹸は商工会を窓口にそれぞれ1個315円で販売。よもぎ石鹸と竹炭石鹸はすでに夢ぷらざで販売されており、おから石鹸、豆乳石鹸のいずれかもまもなく店頭に並ぶ予定で、「廃油石鹸を使って環境への負荷を減らそう」と女性部員も呼びかけています。詳しくは、商工会までお問い合わせください。

●お問い合わせ/向東町商工会 TEL(0848)44-0563
●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131