事業所・店舗紹介

全てみる

OB人材登録100名到達(県連)

[中小企業の経営課題の解決などを支援するアドバイザー人材が県内で100名に達する]

事業所・店舗紹介

 本県連と県内商工会議所などが連携し、取り組みを推進している「企業等OB人材活用推進事業」でこのほど、各地に派遣できるアドバイザーとして登録された県内のOBが100名に到達しました。

 同事業は、平成15年度の経済産業省の重点施策のひとつとしてスタート。全国の商工会議所などを中心に、豊富な専門知識や経験をもつ大手、中堅企業などのOB人材情報をデータベースとして構築し、アドバイザーという形で中小企業の経営課題解決に役立ててもらおうとするものです。

 人的資源に限りがある中小企業にとって、経営革新や新事業展開などに対応するための優秀な人材の確保は経営上の大きな課題。公認会計士、中小企業診断士などの専門家、コンサルタントなどが課題解決のために多く活用されていますが、最近では新聞・テレビなどのマスコミにより、豊富な知識と経験をもつ企業OBが外部人材として中小企業を支援し、さまざまな業種・分野で活躍している姿が数多く報道されています。同事業は、こうしたOB人材に対する社会的関心の高まりを背景に打ち出されました。

 日本商工会議所に全国的な普及・啓発活動を行うための「全国協議会」を設置するとともに、平成15年度は全国の主要都市商工会議所など21か所に「地域協議会」を設置。平成17年度には47か所全県に設置が予定されています。広島県では、広島商工会議所(担当:中小企業支援センター)が事務局となり、平成15年7月に事業の実施方針などの協議・決定を行う「企業等OB人材マッチング広島協議会」(会長:渡辺一秀広島商工会議所副会頭)とともに、各地でOB人材の発掘活動を行う発掘委員会を設置。県内でOB人材の発掘、データベース構築に取り組んできました。その結果、県内のOB人材の登録数が100名に到達しました。

※OB人材登録人数 広島協議会100名(平成17年2月17日) 全国協議会2,672名(平成17年1月末日)
100名の分野別内訳は、経営企画38名/海外展開19名/情報化11名/マーケティング20名/製品開発48名/生産管理19名/物流管理5名/財務管理16名/人事労務13名/法務特許9名 (複数分野にまたがる登録を含む)

 登録された人材データは、「広島協議会」のホームページ(リンク参照)、日本商工会議所が開設する「全国協議会」のホームページ、独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業支援検索サイトJ-Net21で公開しています。平成16年度からは、こうしたデータベースをもとに中小企業とOBのマッチング事業にも着手。現在、その円滑化を図るために広島商工会議所内にマッチング・コーディネーター2名を配置し、県内の中小企業支援を展開しています。

※マッチング件数 広島協議会22件(平成17年2月17日) 全国協議会1,023名(平成17年1月末日)
※成立件数 広島協議会10件(平成17年2月17日) 全国協議会389名(平成17年1月末日)

●お問い合わせ/広島商工会議所/中小企業支援センター TEL(082)222-6691(担当:下河)
「広島協議会」のホームページはこちら

ダム湖畔にやすらぎの食事処オープン(世羅郡世羅町)

[日本の女子教育の先駆者・大妻コタカの生家を改築し、食事処として開放]

事業所・店舗紹介

来店の際は事前の電話予約がベター

 世羅郡世羅町川尻の神農湖(三川ダム)畔にある大妻コタカの生家を利用した食事処「久恵風穴の里 ごもくめし」が来月8日(金)、オープンします。昭和34年のダム建設で神農湖畔へ移築された大妻コタカの生家の一部を店舗用に改築したもので、畳敷きの食事席や土間、囲炉裏などを完備。昨年10月末から約1か月間、試験的に営業を行っていましたが、このたび正式オープンを迎えることになりました。

 大妻コタカは大妻女子大学の創立者で、旧甲山町出身。大正11年、働く女性のための夜間高等女学校を日本で初めて開設するなど、日本の女子教育界の発展に大きく尽力。日本の女子教育の草分けとして多大な功績を残し、平成14年に旧甲山町の名誉町民に選ばれました。店名は、大妻コタカの自叙伝『ごもくめし』にちなんだもの。

 同店は、地元の主婦ら4名で運営。6畳と8畳の2間を食事処として一般に開放。席数は約20席。大妻コタカの遺品や写真、掛け軸などを展示する母の間もあり、「落ち着いて食事を楽しんでもらうのはもちろん、教育文化の志を学ぶ場、春の桜など自然豊かな場所で自然と共生する智恵を身につける場などとしても活用してほしい」としています。

 同店では地産地消をテーマに、地域近隣で採れた食材を利用した料理を提供。看板メニューのごもくめし御膳(1,500円)は、おから、ひじきなど身体に良い惣菜を盛り込んだ1日20食の限定品。「長年の主婦歴を生かした昔懐かしい田舎料理。豊かな自然のなかで目と舌で季節を感じてもらいたい」と同店の伏原由美子さん。桜弁当(1,000円)などの和食や、ケーキセット(700円)、抹茶セット(500円)などの気軽なメニューも用意。神農湖を望む大妻森林公園に隣接し、春は桜、秋は紅葉が美しく、「素朴な料理を楽しみながら、都会では味わえない静かな時間を過ごして」と伏原さんは誘います。春には屋外にお茶席を設け、手づくり作品の展示会、コンサートなど文化活動の発表の場としても広く開放し、地域のコミュニケーションづくりに積極的に取り組みたいと意気込んでいます。

 営業日は金曜日から日曜日の週3日。桜の季節は連日営業。営業時間は午前10時から午後5時。なお、事前に予約をすれば営業日以外でも対応可。電話にて希望日や時間などをご相談下さい。「この山あいの里に生まれた偉大な大先輩の意を継ぎ、先生の生家で素人発想を生かしながら、次の世代につながるお店づくりをめざしたい」とメンバー一同。温かい春を待っての正式オープン。季節の花々が咲き誇り、四季を通じて楽しめる憩いの場に、みなさんも一度足を運んでみてはいかがですか。

●お問い合わせ/久恵風穴の里 ごもくめし TEL(0847)24-0033
●お問い合わせ/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529

魅力ある地域情報発信に向け観光ガイド育成(安芸郡倉橋町)

[今月20日の倉橋最大のイベントでデビューめざし、地域住民がガイドの勉強に励む]

事業所・店舗紹介

長門の造船歴史館などイベント当日は5か所を案内

 地域の活性化や観光振興に役立てようと、安芸郡倉橋町の倉橋町商工会が観光ボランティアガイド育成への取り組みを進めています。同商工会の「多彩な交流を生みだす魅力ある地域をつくろう」との呼びかけに応えた10名の参加者らが、今月20日(日)に地元で開かれる「宝島くらはしフェスティバル」でのデビューをめざし、ガイドの勉強に熱心に取り組んでいるようです。

 ガイドの育成は、広島湾域にある6市16町の行政、商工会議所、商工会などで組織する“広島湾ベイエリア・海生都市圏研究協議会”による、海の資産価値に着目し、広島湾域の観光振興などを図ろうとする構想がきっかけ。広島湾域の自然、歴史を生かして観光地としての魅力を高め、新たな広域観光ルートの開発を進めるなか、それを事業として成立させるためには各地域で観光ガイドの養成が望まれていました。また、同商工会は一昨年から修学旅行の誘致に力を入れていることなどもあり、地域のホスピタリティ向上と魅力ある地域情報の発信に努めようと、昨年10月から観光ボランティアガイドへの募集を地域住民に呼びかけていました。

 ガイドの勉強会は先月末からスタート。初めての勉強会で参加者らは、町教育委員会の学芸員とともに桂浜神社、万葉歌碑、洋式ドッグ跡、長門の造船歴史館など地元の史跡や施設など6か所を訪問。郷土の歴史や文化、人前での分かりやすい話し方などを学びました。今月2日に開かれた2回目の勉強会では、参加者らは前回学んだことを生かしてプレゼンテーションを披露。前回めぐった史跡、施設を訪れ、参加者一人ずつが担当場所のガイドを実践しました。「参加者の熱意を無駄にしてはいけない。努力する人たちのためにも、今度は私たちが人を呼び込む仕掛け作りをしていくことが課題」と、ガイド養成を企画した同商工会経営指導員の久保眞さん。今後、呉市の観光ボランティアの会など他地域のガイド会とも交流を図り、ガイドのレベルアップやメンバー拡大をめざしたいとしています。

 なお、今月20日の「宝島くらはしフェスティバル」に合わせ、広島港発着の広島湾イベントクルーズが実施されます。広島港からチャーター高速船で、桂浜温泉館周辺である同イベント会場へ。観光ボランティアガイドの案内で、歴史民俗資料館、桂浜、長門の造船歴史館などを見学し、厳島神社神官によるHNK大河ドラマ『義経』で話題の舞楽、“蘭陵王(らんりょうおう)”を鑑賞するスケジュールが予定されています。倉橋の新鮮な特産物の買い物も楽しめるイベントクルーズに参加してみませんか。乗船料大人3800円、小児(満3歳以上12歳未満)1900円。昼食、施設入館料は含まれていません。詳しくは、商工会までお問い合わせください。

●お問い合わせ/倉橋町商工会 TEL(0823)53-0030

店舗の空き空間が博物館に(府中市上下町)

[商店街に元気を取り戻そうと、切手の収集家がスーパー店舗2階に切手博物館を開設]

事業所・店舗紹介

 府中市上下町の上下町商店街に、商業施設の空き空間を活用したユニークな施設がオープンしました。同町が陰陽の分水界であることから「分水嶺」と名づけられた切手の博物館で、SPAR上下店2階に今月2日オープン。10万枚以上の切手を使い、上下の代表的な風景を表現した壁画や日本地図をはじめ、47都道府県のふるさと切手、世界200か国の切手などが分類展示されています。

 博物館をオープンさせたのは、同店の経営に関わる会社役員の藤井徳夫さん。藤井さんは60年来の切手コレクターで、「自分ができることを提供して、合併後の活気あるまちづくりに貢献したかった」と、府中市との合併前から博物館開設に向けて準備。長年の収集品や近隣の収集家などから寄せられた切手20~30万枚を1年がかりで分類整理し、同店2階を改装した後、4名の従業員とともに約2か月かけて壁一面に切手を張り合わせました。なかでも、上下の特徴を表した壁画、日本の百名山や国立公園、国定公園の切手でかたどった日本地図などがひときわ目を引きます。

 自然が大好きという藤井さん。山登りも趣味のひとつで、世界各地の山々を歩いたことなどもあり、とくに世界の名峰を絵柄にした切手が自慢の品だとか。「切手のデザインには、その国の歴史や文化が反映されている。それらを見ることで知的好奇心を高めてほしい」と藤井さん。また、収集家としての足跡ともいえる過去60年分の切手を、それぞれの生い立ち、思い出などと照らし合わせながら鑑賞するのも楽しみ方のひとつと話します。今後は、近隣の収集家などの協力を得ながら月1回の展示替えを行ない、魅力ある博物館づくりで商店街に元気を取り戻したいと藤井さんは意気込んでいます。

 切手愛好家の方はもちろん、みなさんも歴史の町並み散策とともにユニークな博物館見学を楽しんでみませんか。切手博物館「分水嶺」は上下郵便局隣。入館料無料。開館時間は午前10時から午後5時。休館日は水曜日です。

●お問い合わせ/SPAR上下店 TEL(0847)62-2360
●お問い合わせ/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

賀茂台地フェアの後期日程スタート(ひろしま夢ぷらざ)

[今年で4回目を迎える、賀茂郡内の商工会などによる物産フェアが買い物客らに好評]

事業所・店舗紹介

フェアでは、特に旬の果物などが人気

 中区本通のひろしま夢ぷらざで今月2日から始まった「賀茂台地フェア」は、連日多くの買い物客を集めて7日、前期の日程を終了。今日9日(木)から後期の日程がスタートし、福富町、大和町、河内町、豊栄町の4商工会が夢ぷらざ店頭でイベント販売を行います。フェアは今月14日(火)まで。

 同フェアは、地域が連携して郡内の特産品などを広くアピールしようと、大和町商工会が各商工会に呼びかけて実現したもので、今年で4回目。米どころ、果物の産地として知られ、広島市内より一足早く実りの秋の気配が漂い始めた賀茂台地の魅力ある特産品の数々が、夢ぷらざに秋の香りをいっぱいに運んでくれることになりそうです。

 9日の後期初日は、福富町商工会が出店。健康食品のエゴマを使った食品や豆腐など、同町の体験型加工施設、福富物産しゃくなげ館の出品を中心に、柏餅や寿司、おこわといった手づくりの味が店頭に並びます。中二日あけた12日(日)には、大和町商工会が出店。漬物、お餅、麦飯、寿司など素朴なふるさとの味を夢ぷらざに届け、週末の買い物客で店頭がにぎわうことになりそう。翌13日(月)には、河内町商工会がぶどう、漬物などを出品し、最終日は豊栄町商工会がりんごや野菜、しば餅などで店頭をにぎわせてフェアを締めくくります。

 期間中、夢ぷらざ店内にも郡内の多種多彩な名産品、みやげ物などが盛りだくさんで、「賀茂台地の美味しい野菜やお米などもぜひ手に取ってみて、実りの秋を感じてもらいたい」と、同フェアを企画した大和町商工会の岡場弘雄事務局長。みなさんもこの機会に、賀茂台地の初秋の味覚をお楽しみください。

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

洋菓子販売店を新規開業(廿日市市吉和)

[海外修行から戻った女性パティシエが、吉和の新たな特産品を生み出す]

事業所・店舗紹介

 廿日市市吉和で、商工会の新規開業アドバイスのもと女性パティシエが独立開業をめざし、同地区の冠高原内で今月末のオープンに向けた開店準備が急ピッチで進められているようです。オープンするのは洋菓子の販売店で、吉和の里の緑豊かな高原にログハウスふうの店舗兼製造工場が完成する予定。同店はひまわりの種を使ったパン、クッキーを商品のひとつとして売り出す計画で、同地区の新たな特産品となりそうな商品に、開業を支援する吉和商工会も大いに注目しているようです。

 新店舗のオープンは今年5月、同商工会が地域資源を活用した環境保全活動の一環として、休耕田に景観作物として植えるひまわりの苗づくりを行ったことがきっかけ。苗づくりの際、同商工会は将来の商品化を視野に、食用ひまわりの種を自家採種用に試作。その種を生かしたオリジナルのパン、クッキーの製造プランを、経営指導員の山崎一成さんが海外修行から地元に戻った女性パティシエに持ちかけたところ、本人の希望と一致。彼女は当初、同地区のリゾート施設、魅惑の里で地元の食材などを使った料理を教える教室を観光客向けに開く予定でしたが、山崎さんのすすめもあって店舗建設の計画が7月から一気に具体化しました。すでに商品化のノウハウをもち、自己資金の調達も可能だったことから、「商工会としては、ひまわりの種の商品化を持ちかけたことぐらいでは」と山崎さんも驚くほど、店舗の立ち上げは実にタイミング良くスムーズに進捗したようです。

 同商工会では今後、販路開拓支援に乗り出し、幅広い販売手段を整えて新たな特産品を県内に広くPRしていきたい考え。ひろしま夢ぷらざでの出店販売などのほか、具体的な案として挙がっているのが、同商工会が来年1、2月を目途に地元の郵便局と共同で事業展開をめざす“ふるさと小包”。同地区の各種特産品を郵便小包で県内各地に産地直送するサービスで、商品鮮度にこだわる本人の意向でパンは見送られましたが、全14品目のひとつにクッキー加える予定で、郵便局のネットワークを活用して吉和の新たな特産品を多くの人に届けたい、と山崎さんも意気込んでいます。

 現在商品化されているパンとクッキーは、いずれも仕入れたひまわりの種を原料に製造されたもの。今年7月に植苗したひまわりの種は今月半ばころの収穫予定ですが、地元産の種を使った特産品として売り出すために必要な量をまかなうため、計画的な栽培体制の確立支援も同商工会の今後の課題のひとつとなりそうです。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

新たな商業施設が10月にオープン(山県郡大朝町)

[町民が出資して新会社を設立し、町民出店による買い物、暮らしの拠点の建設進める]

事業所・店舗紹介

 山県郡大朝町の役場隣接地で現在、新たな日常生活の拠点となる商業施設の建設が進められています。大朝町民が出資し、大朝町商工会の石橋勇治会長が代表を務めるまちづくり有限会社“大朝まちづくり”が建設を進めているもので、施設名は“わさーる”。同町大朝地区が春市(わさまち)と呼ばれていたことにちなむ施設名で、町内の商業者らが出店し、10月30日(土)にオープン予定です。

 浜田自動車道の開通とともに大朝インターチェンジが平成3年に完成した後、消費購買力の流出など地元の商業環境が次第に厳しさを増したことなどを背景に、町外流出に歯止めをかけようと商業者らが中心となって約10年前に施設の建設構想が浮上。「大朝地区の商店数は約20店。およそ商店街として機能しているとはいえない状態」と同商工会経営指導員の栗栖和義さんは、厳しい状況にある商店街の現状をそう語ります。昨年4月、施設建設を公約に野村常雄町長が当選したことから建設構想が具体化。町民47名が430万円を出資して昨年10月に新会社を設立し、活力ある町づくりの拠点をめざして6月から施設の建設を始めました。

 わさーるには、町民ら5人が生鮮食料品や衣料、飲食、雑貨など5店を出店。同社も手づくりの木工品や陶芸品を扱うお店を出す予定です。将来的には店舗数を増やし、地元で生産された農産物を販売するファーマーズマーケットなどを併設して、幅広い消費者ニーズに応える店舗展開をめざしています。

 来年2月1日、同町と同郡の千代田、豊平、芸北町が合併して新町“北広島町”が誕生すると、新町社会福祉協議会や観光案内施設が役場隣接地に新設されることになり、「高齢化地域の利便性を高める生活基盤が着実に整備されつつある。買い物の拠点として中心市街地の活性化だけでなく、地域の社会福祉にも貢献する施設となってほしい」と栗栖さん。同町では徐々に新商業施設オープンに向けての期待が高まりつつあるようです。

●お問い合わせ/大朝町商工会 TEL(0826)82-2576

県西部の旬の特産品がズラリ(佐伯地区5商工会)

[山海の幸を取りそろえた5商工会主催の特産品フェアがひろしま夢ぷらざで始まる]

事業所・店舗紹介

買い物客に地酒をすすめる大野町商工会の岩田さん

 広島県西部の特産品を一堂に集めた物産展「西広島の山と海の夏の味特産品フェア」が17日、広島市中区のひろしま夢ぷらざで始まりました。この特産品フェアは、佐伯郡大野町、湯来町、宮島町、廿日市市佐伯、吉和の5商工会が主催する特産品PR事業で、今年で5回目。各町の特産品やアイデアを凝らした商品が所狭しと並べられ、開店と同時に店内は大勢の買い物客であふれました。フェア期間中は日替わりで各商工会が店頭販売を行い、独自に趣向を凝らした実演販売や朝市などで、旬の地場産品や町おこし事業などで開発した特産品を市民に広く紹介します。同フェアは今月30日(月)まで。

 初日に店頭販売を行ったのは、大野町商工会と吉和商工会。食事処囲炉裏、真田わさび本舗などの事業所が両町から参加し、店頭は特産品目当ての買い物客などでにぎわいました。ほうれん草やシュンギク、マイタケなど朝採れの野菜やアサリ、わさび製品など両町自慢の特産、名産品が数多く並ぶなか、とくに買い物客の目を引いたのが、大野町の囲炉裏が同フェアのために試作開発したしし肉のにぎり。地元猟師から直接仕入れた猪肉を酒を加えた独自の調味料などで長時間、柔らかく煮込み、握り寿司にアレンジしたもので、「猪肉は固い、臭みが強いなどのイメージが変わった」と買い物客の評判も上々。地元で猪を使った料理を提供している同店は、「採算度外視で猪肉の美味しさをPRするため参加したが、十分にその意図が消費者に伝わったようだ」と満足げ。

 フェアに参加し、地元から持ち寄った7年貯蔵吟撰米焼酎おおの小唄、特別本醸造妹背の滝などの地酒を買い物客らに盛んに売り込んでいた大野町商工会経営指導員の岩田一典さんは、「店内に並べた商品は、いずれも各町がこだわり抜いた逸品ぞろい。それぞれのふるさと自慢の商品を少しでも多くの消費者に知ってもらいたい」と同フェアをPR。瀬戸内海が育んだ豊潤な海の幸や、山里ならではの懐かしい味覚の数々。山と海の魅力を一度に演出してみせる、佐伯郡ならではの豊かな夏の味わいを、みなさんもこの機会にぜひお買い求めください。

 なお、今後の店頭販売のスケジュールは以下のとおりです。

18日(金) 宮島町 にぎり天など
19日(土) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
20日(日) 宮島町 あなご弁当、天ぷらなど
21日(月) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、牛乳など
22日(火) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
24日(木) 佐 伯 干し椎茸、梅干、野菜、あまご加工品など
25日(金) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
26日(土) 宮島町 木工品、もみじ饅頭
27日(日) 大野町 大野アサリ、しだ籠など
28日(月) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
29日(火) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、ミルクジャムなど

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

美味しい炊き込みご飯の素が人気(世羅郡甲山町)

[世羅特産の松きのこ、松なめこを使った新たな商品を開発し、ひろしま夢ぷらざなどで販売]

事業所・店舗紹介

松きのこの風味を生かした炊き込みご飯の素

 世羅郡甲山町の(有)東洋きのこ農園が商品化させた、世羅特産の“松きのこ”と“松なめこ”を使った炊き込みごはんの素が現在、ひろしま夢ぷらざなどで人気を集めているようです。松きのこ、松なめこともに聞きなれない人も多いかもしれませんが、松きのこは同社が広島産松茸の菌から栽培した新種のきのこのこと。松なめこは、同じく同社がナメコに松茸菌を掛け合わせて栽培した、こちらもどこにもない新種のきのこです。新たに商品化された炊き込みご飯の素は、風味豊かで具がたっぷり。さらに栄養価が高く、素材にこだわったこれまでになかった目新しい商品として消費者からの評判もよく、ひろしま夢ぷらざでの売れ行きも好調のようです。

 この炊き込みごはんの素は、本県連の“特産品等販路開拓支援事業”を活用し商品開発されたもので、同社では開発に先立ち、専門家のアドバイスを受けながら昨年秋から商品化へ向けての準備を進め、ひろしま夢ぷらざでのアンケート実施や実演販売などを行い、約半年かけて商品化に成功しました。本品はレトルトパウチ食品で保存料を一切使用せず、常温で長期保存が可能。炊飯器の内釜にお米1合(160g)と炊き込みの素1袋を入れ、白米と同じ水加減(1合の線まで合わす)をするだけの手軽さ。各1,050円(税込み)で1号炊き用のレトルトパック3袋入り。ひろしま夢ぷらざでの販売のほか、甲山町商工会ホームページより商品の取り寄せもできます。

 また、同社では現在、松きのこ、松なめこを多くの人に知ってもらおうと近隣各地のイベントなどに出店し、松きのこ、松なめこを使った天ぷらなどの実演販売を行っています。めずらしい商品だけに消費者からの注目も高いようで、同社では、「県内各地で行われる商工会によるイベントなどの際には、ぜひ声をかけてほしい」と呼びかけ、イベント出店や出張販売などで世羅特産の新種のきのこを売り込もうと意気込んでいるようです。

●お問い合わせ先/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529
●お問い合わせ先/(有)東洋きのこ農園 TEL(0847)25-5266

地域情報満載のミニコミ誌(豊田郡豊町)

[御手洗地区の歴史、人物にスポットをあてた、商工会による地域情報誌の最新号発行]

事業所・店舗紹介

地域情報満載の「みたらい通志」の最新号

 豊田郡豊町の豊町商工会が企画、制作する、同町御手洗地区の情報を掲載した「みたらい通志」の最新号、2003年春号がこのほど発行されました。みたらい通志は平成8年創刊の地域情報誌で、春と秋の年2回発行。現在、第13号まで発行され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される御手洗の歴史や人物、特産品などの情報を町内外に提供しています。

 広島県の南端、芸予諸島・大崎下島を中心とした同町は、渡り作と大長みかんで有名な町。江戸時代に開かれた御手洗地区は、北前船や諸大名の交易船の風待ち、潮待ちの港町として栄えました。同商工会ではもともと、来島者との交流や御手洗地区の地域振興に大きな役割を果たす観光ガイドの充実と、観光客へのホスピタリティの向上をめざすためのきっかけづくりとして同誌を発行。そのため同誌を地域に全戸配布し、地元の人々にふるさとの魅力を再認識してもらうためのツールとして同誌を活用してきました。「観光資源の紹介ではなく、御手洗の歴史、人物などを地元の方々に知ってもらうことが大きな狙いだった」と同誌編集委員で同商工会経営指導員の田阪行久さん。同町での出来事や自慢の味、観光情報などが手書きのイラスト、写真を多用した誌面に満載されたユニークなミニコミ誌はやがて島を訪れる人たちにも集め、「第10号を数えるころから新たな観光客の掘り起こしにも大いに役立つようになった」と田阪さん。

 春号の特集記事では、御手洗の鍛冶職人で“島の発明王”と呼ばれる中村省介さんにスポットを当て、昭和前期の鍛冶屋の様子や、中村さんが編み出した島の暮らしに役立つ実用品の数々を紹介。特集シリーズの御手洗ものがたりでは、御手洗と薩摩藩の深いつながりなどについて紹介。島の歴史資料をひも解きながら、明治維新前夜、広島藩と薩摩藩がどのような関わりをもっていたか、御手洗が歴史上どのような役割を果たしたのかなどが分かりやすく解説されています。このほか、御手洗で人気のおふくろの味、島の新たな特産品である大長檸檬酒の紹介など、全10ページの誌面の中に“みたらい”の情報が満載です。

 発行部数は3,000部。同町の観光案内所、潮待ち館・観光交流センターほか、ひろしま夢ぷらざや広島港、呉港ターミナルでも無料配布しています。ご覧になった方はぜひ、同商工会までご感想をお寄せください。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020