事業所・店舗紹介

全てみる

新たな商業施設が10月にオープン(山県郡大朝町)

[町民が出資して新会社を設立し、町民出店による買い物、暮らしの拠点の建設進める]

事業所・店舗紹介

 山県郡大朝町の役場隣接地で現在、新たな日常生活の拠点となる商業施設の建設が進められています。大朝町民が出資し、大朝町商工会の石橋勇治会長が代表を務めるまちづくり有限会社“大朝まちづくり”が建設を進めているもので、施設名は“わさーる”。同町大朝地区が春市(わさまち)と呼ばれていたことにちなむ施設名で、町内の商業者らが出店し、10月30日(土)にオープン予定です。

 浜田自動車道の開通とともに大朝インターチェンジが平成3年に完成した後、消費購買力の流出など地元の商業環境が次第に厳しさを増したことなどを背景に、町外流出に歯止めをかけようと商業者らが中心となって約10年前に施設の建設構想が浮上。「大朝地区の商店数は約20店。およそ商店街として機能しているとはいえない状態」と同商工会経営指導員の栗栖和義さんは、厳しい状況にある商店街の現状をそう語ります。昨年4月、施設建設を公約に野村常雄町長が当選したことから建設構想が具体化。町民47名が430万円を出資して昨年10月に新会社を設立し、活力ある町づくりの拠点をめざして6月から施設の建設を始めました。

 わさーるには、町民ら5人が生鮮食料品や衣料、飲食、雑貨など5店を出店。同社も手づくりの木工品や陶芸品を扱うお店を出す予定です。将来的には店舗数を増やし、地元で生産された農産物を販売するファーマーズマーケットなどを併設して、幅広い消費者ニーズに応える店舗展開をめざしています。

 来年2月1日、同町と同郡の千代田、豊平、芸北町が合併して新町“北広島町”が誕生すると、新町社会福祉協議会や観光案内施設が役場隣接地に新設されることになり、「高齢化地域の利便性を高める生活基盤が着実に整備されつつある。買い物の拠点として中心市街地の活性化だけでなく、地域の社会福祉にも貢献する施設となってほしい」と栗栖さん。同町では徐々に新商業施設オープンに向けての期待が高まりつつあるようです。

●お問い合わせ/大朝町商工会 TEL(0826)82-2576

県西部の旬の特産品がズラリ(佐伯地区5商工会)

[山海の幸を取りそろえた5商工会主催の特産品フェアがひろしま夢ぷらざで始まる]

事業所・店舗紹介

買い物客に地酒をすすめる大野町商工会の岩田さん

 広島県西部の特産品を一堂に集めた物産展「西広島の山と海の夏の味特産品フェア」が17日、広島市中区のひろしま夢ぷらざで始まりました。この特産品フェアは、佐伯郡大野町、湯来町、宮島町、廿日市市佐伯、吉和の5商工会が主催する特産品PR事業で、今年で5回目。各町の特産品やアイデアを凝らした商品が所狭しと並べられ、開店と同時に店内は大勢の買い物客であふれました。フェア期間中は日替わりで各商工会が店頭販売を行い、独自に趣向を凝らした実演販売や朝市などで、旬の地場産品や町おこし事業などで開発した特産品を市民に広く紹介します。同フェアは今月30日(月)まで。

 初日に店頭販売を行ったのは、大野町商工会と吉和商工会。食事処囲炉裏、真田わさび本舗などの事業所が両町から参加し、店頭は特産品目当ての買い物客などでにぎわいました。ほうれん草やシュンギク、マイタケなど朝採れの野菜やアサリ、わさび製品など両町自慢の特産、名産品が数多く並ぶなか、とくに買い物客の目を引いたのが、大野町の囲炉裏が同フェアのために試作開発したしし肉のにぎり。地元猟師から直接仕入れた猪肉を酒を加えた独自の調味料などで長時間、柔らかく煮込み、握り寿司にアレンジしたもので、「猪肉は固い、臭みが強いなどのイメージが変わった」と買い物客の評判も上々。地元で猪を使った料理を提供している同店は、「採算度外視で猪肉の美味しさをPRするため参加したが、十分にその意図が消費者に伝わったようだ」と満足げ。

 フェアに参加し、地元から持ち寄った7年貯蔵吟撰米焼酎おおの小唄、特別本醸造妹背の滝などの地酒を買い物客らに盛んに売り込んでいた大野町商工会経営指導員の岩田一典さんは、「店内に並べた商品は、いずれも各町がこだわり抜いた逸品ぞろい。それぞれのふるさと自慢の商品を少しでも多くの消費者に知ってもらいたい」と同フェアをPR。瀬戸内海が育んだ豊潤な海の幸や、山里ならではの懐かしい味覚の数々。山と海の魅力を一度に演出してみせる、佐伯郡ならではの豊かな夏の味わいを、みなさんもこの機会にぜひお買い求めください。

 なお、今後の店頭販売のスケジュールは以下のとおりです。

18日(金) 宮島町 にぎり天など
19日(土) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
20日(日) 宮島町 あなご弁当、天ぷらなど
21日(月) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、牛乳など
22日(火) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
24日(木) 佐 伯 干し椎茸、梅干、野菜、あまご加工品など
25日(金) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
26日(土) 宮島町 木工品、もみじ饅頭
27日(日) 大野町 大野アサリ、しだ籠など
28日(月) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
29日(火) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、ミルクジャムなど

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

美味しい炊き込みご飯の素が人気(世羅郡甲山町)

[世羅特産の松きのこ、松なめこを使った新たな商品を開発し、ひろしま夢ぷらざなどで販売]

事業所・店舗紹介

松きのこの風味を生かした炊き込みご飯の素

 世羅郡甲山町の(有)東洋きのこ農園が商品化させた、世羅特産の“松きのこ”と“松なめこ”を使った炊き込みごはんの素が現在、ひろしま夢ぷらざなどで人気を集めているようです。松きのこ、松なめこともに聞きなれない人も多いかもしれませんが、松きのこは同社が広島産松茸の菌から栽培した新種のきのこのこと。松なめこは、同じく同社がナメコに松茸菌を掛け合わせて栽培した、こちらもどこにもない新種のきのこです。新たに商品化された炊き込みご飯の素は、風味豊かで具がたっぷり。さらに栄養価が高く、素材にこだわったこれまでになかった目新しい商品として消費者からの評判もよく、ひろしま夢ぷらざでの売れ行きも好調のようです。

 この炊き込みごはんの素は、本県連の“特産品等販路開拓支援事業”を活用し商品開発されたもので、同社では開発に先立ち、専門家のアドバイスを受けながら昨年秋から商品化へ向けての準備を進め、ひろしま夢ぷらざでのアンケート実施や実演販売などを行い、約半年かけて商品化に成功しました。本品はレトルトパウチ食品で保存料を一切使用せず、常温で長期保存が可能。炊飯器の内釜にお米1合(160g)と炊き込みの素1袋を入れ、白米と同じ水加減(1合の線まで合わす)をするだけの手軽さ。各1,050円(税込み)で1号炊き用のレトルトパック3袋入り。ひろしま夢ぷらざでの販売のほか、甲山町商工会ホームページより商品の取り寄せもできます。

 また、同社では現在、松きのこ、松なめこを多くの人に知ってもらおうと近隣各地のイベントなどに出店し、松きのこ、松なめこを使った天ぷらなどの実演販売を行っています。めずらしい商品だけに消費者からの注目も高いようで、同社では、「県内各地で行われる商工会によるイベントなどの際には、ぜひ声をかけてほしい」と呼びかけ、イベント出店や出張販売などで世羅特産の新種のきのこを売り込もうと意気込んでいるようです。

●お問い合わせ先/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529
●お問い合わせ先/(有)東洋きのこ農園 TEL(0847)25-5266

地域情報満載のミニコミ誌(豊田郡豊町)

[御手洗地区の歴史、人物にスポットをあてた、商工会による地域情報誌の最新号発行]

事業所・店舗紹介

地域情報満載の「みたらい通志」の最新号

 豊田郡豊町の豊町商工会が企画、制作する、同町御手洗地区の情報を掲載した「みたらい通志」の最新号、2003年春号がこのほど発行されました。みたらい通志は平成8年創刊の地域情報誌で、春と秋の年2回発行。現在、第13号まで発行され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される御手洗の歴史や人物、特産品などの情報を町内外に提供しています。

 広島県の南端、芸予諸島・大崎下島を中心とした同町は、渡り作と大長みかんで有名な町。江戸時代に開かれた御手洗地区は、北前船や諸大名の交易船の風待ち、潮待ちの港町として栄えました。同商工会ではもともと、来島者との交流や御手洗地区の地域振興に大きな役割を果たす観光ガイドの充実と、観光客へのホスピタリティの向上をめざすためのきっかけづくりとして同誌を発行。そのため同誌を地域に全戸配布し、地元の人々にふるさとの魅力を再認識してもらうためのツールとして同誌を活用してきました。「観光資源の紹介ではなく、御手洗の歴史、人物などを地元の方々に知ってもらうことが大きな狙いだった」と同誌編集委員で同商工会経営指導員の田阪行久さん。同町での出来事や自慢の味、観光情報などが手書きのイラスト、写真を多用した誌面に満載されたユニークなミニコミ誌はやがて島を訪れる人たちにも集め、「第10号を数えるころから新たな観光客の掘り起こしにも大いに役立つようになった」と田阪さん。

 春号の特集記事では、御手洗の鍛冶職人で“島の発明王”と呼ばれる中村省介さんにスポットを当て、昭和前期の鍛冶屋の様子や、中村さんが編み出した島の暮らしに役立つ実用品の数々を紹介。特集シリーズの御手洗ものがたりでは、御手洗と薩摩藩の深いつながりなどについて紹介。島の歴史資料をひも解きながら、明治維新前夜、広島藩と薩摩藩がどのような関わりをもっていたか、御手洗が歴史上どのような役割を果たしたのかなどが分かりやすく解説されています。このほか、御手洗で人気のおふくろの味、島の新たな特産品である大長檸檬酒の紹介など、全10ページの誌面の中に“みたらい”の情報が満載です。

 発行部数は3,000部。同町の観光案内所、潮待ち館・観光交流センターほか、ひろしま夢ぷらざや広島港、呉港ターミナルでも無料配布しています。ご覧になった方はぜひ、同商工会までご感想をお寄せください。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020

年に1度の特売市(佐伯郡大柿町)

[地元漁協が中心となって、新鮮な地物の海産物や農産物を特別価格で販売]

事業所・店舗紹介

 旬を迎えたかきや瀬戸内の魚介類など、島の多彩な物産を紹介する「おおがきみなと市場」が今月15日(日)、佐伯郡大柿町の柿浦桟橋駐車場で開催されます。このみなと市場は一昨年、県の補助事業を導入し、島の特産物をPRするための効果的なイベントを組もうと始められたもので、今年で3回目。地物海産物、農産物の消費促進と町の活性化をめざし、地元の大柿町漁協が中心となって、新鮮な山海の味覚を年に1度の特別価格で消費者に提供しています。

 注目の直売コーナーでは、水揚げされたばかりの鮮魚や生かき、ナマコをはじめ、イリコ、チリメン、乾物類など港町ならではの活きの良い旬の魚介類がぎっしり。なかでも、500g700円と市価の半値で提供される生かきはねらい目。また、地元の生産グループも参加して、新鮮な朝採り野菜やかんきつ類を格安で販売します。飲食コーナーには、かき飯やかきフライ、鯛飯、じゃこ天、かき揚げなど潮の香りが口いっぱいに広がる広がる瀬戸内の味覚が満載。できたての味をその場で楽しむことができます。さらに、焼きがきの無料試食も行われ、今年は約500個が先着順にふるまわれる予定です。

 みなと市場は午前10時オープンで、いずれも売り切れ次第終了です。「他町のかき祭りなどに比べてイベントの規模は小さいが、漁協メンバー手づくりの温かさが唯一の取り得」と、同漁協の浜先秀二さん。小規模さを生かした温もりの伝わる特売市で、近隣の消費者に喜んでもらいたいと意気込んでいます。先着300名に当たる空くじなしのスピードくじなどもありますので、みなさんもぜひ足を運んでみてください。

●お問い合わせ/大柿町漁業協同組合 TEL(0823)57-2034
●お問い合わせ/大柿町商工会  TEL(0823)57-2243

新商品開発で地域社会に貢献(比婆郡比和町)

[竹炭を生かした装飾品の開発が、特許申請や雇用創出などにつながる]

事業所・店舗紹介

 比婆郡比和町比和の建設業、(有)足立建設が商品化に成功した、竹炭を使った装飾品が人気を集めているようです。同社が開発したのは、竹炭を部材に加工して組み上げた花器と照明具。道路工事に伴い伐採した竹を三次市の産業廃棄物処理施設に搬入するのにはコストがかかり、また不法に焼却処分できないことから、昨年、足立忠義社長が自前の炭窯を使って燃料炭にしたのがきっかけ。「折れた竹炭を事務所の机に置いて一輪挿しにしたら、これがずいぶんと評判が良かった」と足立社長。それが竹炭を商品化する大きなヒントになりました。

 足立社長は昨年6月、比和町商工会と西城町商工会が合同で行った「地域密着型経営革新推進事業」の講習会に参加。その後、燃料用として倉庫に眠っていた竹炭を新たな事業、売り上げにつなげることはできないかと、中小企業診断士と約半年かけて事業計画を練り上げ、“健康に優しい竹炭関連ビジネスの展開”によって昨年12月、経営革新支援法の承認を受けました。革新計画の策定と平行して、独自の炭窯管理法や竹炭の加工法などを工夫。竹炭は性質上、軟らかく粉がこぼれやすいのが欠点ですが、足立社長は炭窯に改良を加えて温度調整を繰り返しながら、強度に劣る竹炭を固く焼き締める方法を編み出し、特許も申請しました。

 「炭焼きや竹炭の組み立てなど、結果的に地域の高齢者が活躍する場も提供できた」と足立社長。同社の工房では現在、計6名の高齢者が竹炭製品の製作に携わっています。同社の新事業進出が地域の雇用促進にもつながったことが、支援法の承認を受ける大きな決め手となりました。量産した炭窯で他地域の人たちにも竹炭づくりに取り組んでもらい、外出できない人には端材を組み合わせる手作業を家庭で行ってもらうなど、自らの新事業を通して、高齢者が生き生きと働くことのできる地域づくりに貢献したいのが足立社長のこれからの目標。一方で、「竹炭一山いくらの考えが、まさか特許や雇用にまでつながるとは。連日、マスコミの取材依頼も多い」と、今の状況に驚きも隠せないようです。

 新商品は今月19日から、花器3,800円、照明具1万3,000円でそれぞれ販売。同社で直販するほか、電話での注文も受け付けています。商品についてのお問い合わせもお気軽にどうぞ。

●お問い合わせ/(有)足立建設 TEL(082485)2626
●お問い合わせ/比和町商工会 TEL(082485)2330

デマンドタクシーが高齢者に好評(賀茂郡大和町)

[新交通システムがお年寄りらに喜ばれるも、利用者数の増加方策が新たな課題に]

事業所・店舗紹介

 高齢者にやさしい町づくりを進めて地域の福祉増進に貢献しようと、賀茂郡大和町の大和町商工会が事業主体となって「大和ふれあいタクシー」の試験運行をスタートさせて約1か月。県内初のデマンド型乗合タクシーは、街中への交通手段に不便をきたしていた地域の高齢者らの足代わりとして好評を博しているようです。ふれあいタクシーは、利用者からの予約に基づき、運行システムにITを活用した乗合タクシーを低料金で戸口から戸口まで運行するもので、高齢者を含めた交通弱者にきめ細やかな交通手段を提供するとともに、ドア・ツー・ドア運行で商店街の活性化も狙う試み。同商工会が町の補助を受け、同町3つのタクシー事業所へ運行を委託し行われています。町内を3つのエリアに分けて、各エリア内もしくは各エリアと町の中心である徳良、和木両地区を結び、料金は片道300円の低定額制。利用の際、利用者はあらかじめ商工会の情報センターに電話を入れて予約をし、情報センターでは職員が予約状況を取りまとめてから車両に対してオンラインで配車を指示。車両が利用者の戸口へ迎えに行き、希望する街中の目的地まで送り、また、帰るときには商店街や病院などへ利用者を迎えに行き、自宅まで送る仕組みとなっています。

 安価で手軽な交通手段を確保できたことでお年寄りらの外出機会も増え、地元商店街では住民の往来の増加による来客増に期待が高まるなど、試験運転の効果は目に見え始めているようですが、「もっと乗客を増やすことが目下の課題」と、同商工会の岡場弘雄事務局長は厳しい表情。同町の人口は約7,500人。ふれあいタクシーの今後の健全な運行を図るには、1日に町民の約1割の確保が要件となりますが、これまでの1日あたりの平均利用者数は約30名。「便利になったという声が数多く寄せられた」としながらも、それを手放しでは喜べない様子。さらに外出の機会も増える年末年始に合わせて新たなチラシの作成に急遽取り組むなど、岡場事務局長はふれあいタクシーの利便性の高さを地域にアピールしながら、広く利用を呼びかけています。大和町の高齢者のみなさん、町内にお出かけの際は便利で手軽なふれあいタクシーをお気軽に利用ください。

●お問い合わせ/大和町商工会 TEL(08473)3-0321

かきのブランド化めざす(佐伯郡大野町)

[独自の名称を使って産地イメージの浸透を図り、リピーターの獲得などを狙う]

事業所・店舗紹介

 広島名物、かきのシーズンがいよいよ到来し、県内各地では最も消費の多い12月に向けて徐々に生産を高めています。そうしたなか、かきの主産地である佐伯郡大野町で、かきのブランド化に向けた動きが進んでいるようです。同町と宮島に挟まれた大野瀬戸は、かきの養殖が盛んな場所。同町はかきどころ広島の中でも、1、2位を争うかきの産地として知られています。同町の2漁協が大野町商工会とともにめざしているのは、同町の名を前面に打ち出したかきブランドの確立。明確な産地表示によって消費者の信頼に応えるとともに、より多くのリピーターを獲得しようと、同商工会ではこの春から大野町漁協、大野漁協と共同でブランド化に向けた検討を重ね、「大野瀬戸かき海道」と命名したブランドを今シーズンから導入することになりました。お歳暮商戦を間近に控え、両漁業では贈答用箱やのぼりなどを作製。国道2号線沿いに宣伝用ののぼりを掲げるなど、新ブランドのPRに乗り出しました。

 「ブランドイメージはすぐに定着するものではない。まずは地域に浸透させるための支援をできることから始めたい」と、同商工会経営指導員の岩田一典さん。同商工会ではこのほど、昨年度作成した“宮島口地区散策マップ”を更新。宮浜温泉編、宮島お砂焼編それぞれに大野瀬戸かき海道の名を新たに記載し、同町を訪れる人に配付するなどして産地イメージの浸透を図っています。独自のブランド名、のぼりなどを使った産地のブランドアップ対策はめずらしく、同商工会でも厳しい産地間競争を勝ち抜くため、広島かきの名のもとに希薄だった産地イメージを広めるための支援活動を今後も積極的に行っていきたいと張り切っています。両漁協では、ブランド名とともに、大野瀬戸の全景や厳島神社の大鳥居の風景などをあしらった、贈答用1kg用2万箱、2kg用6000箱を用意。これから本番を迎えるかきのシーズンに、またひとつ美味しい話題が増えたようです。

●お問い合わせ/大野町商工会 TEL(0829)55-3111

美味しいラーメン食べに来て(豊田郡瀬戸田町)

[新たに開発したオリジナル商品を材料に、観光客の呼び込みと観光振興図る]

事業所・店舗紹介

レモンちゃん麺、瀬戸だこらーめんは夢ぷらざでも好評発売中

 豊田郡瀬戸田町の瀬戸田町商工会が、同町の新たな特産品として開発に取り組んだオリジナル商品が人気を集めているようです。同商工会が新たに開発したのは、同町産のレモンを丸ごと使った“レモンちゃん麺(冷麺)”と、瀬戸田周辺で穫れるタコを干して粉末にし、麺に練り込んだ“瀬戸だこらーめん”の2商品。同町では平成13年4月、商工会を中心に地元商店街、住民代表らが委員会を設け、中心市街地活性化法に基づくTMO(街づくり機関)構想を策定。同商工会を組織母体とするTMO事業は2009年度までに8事業の実現をめざしており、今回のオリジナル商品開発はそのうちのひとつ。同町ではかねてから、地元で最も収穫される農産物、海産物をベースとした新商品を開発しようと検討が重ねられており、昨年9月からTMO構成メンバーの実行部隊であるせとだ本町商店街協同組合の役員を中心に、オリジナル商品の開発に着手。今年9月、まずレモンちゃん麺が同町のオリジナル商品として誕生。翌月、その第二弾として瀬戸だこらーめんが完成しました。取れたてのレモンをジューサーにかけ、丸ごと麺に練り込んだレモンちゃん麺は、レモン果汁をベースにしたさっぱりとした仕上がりで、長時間煮出した鶏がらスープに、コクのある豚骨スープを加えたちぢれ麺の瀬戸だこらーめんは、ほど良く塩味の効いた深い味わい。「飽きのこない味で、どちらも本当に美味しい」と太鼓判を押すのは、同商工会の久松常登事務局長。

 「ブームの讃岐うどんなどは今では家庭でも手軽に食べられるようだが、本場で食べてこそ美味しいのでは」と久松事務局長。“西の日光”と称される耕三寺や平山郁夫美術館、シトラスパーク瀬戸田をはじめ、同町は全国的にも有名な観光資源に恵まれていますが、さらに新たな食文化を観光資源化したいというのが久松事務局長の考え。好調な売れ行きに加え、注文のリピーターも多いことから、2つのオリジナル商品を観光客を島に呼び込むための材料とし、食の活用による観光振興を図りたいと意気込んでいます。久松事務局長は商店街の飲食店に働きかけ、うち2店舗が今月22日からオリジナル商品をメニューに加え、観光客向けの提供を開始。「コチュジャンソースを添え、お好みでピリ辛風味の味付けも楽しんでもらえる」と寒さが増すこれからの季節、とくに瀬戸だこらーめんを売り出そうと商品のPRにも余念はなく、本場の瀬戸田に食べに来てほしいと久松事務局長は呼びかけています。また、今月28日(金)には久松事務局長自ら、ひろしま夢ぷらざで2商品の試食販売会を行う予定です。みなさんもぜひ、足を運んでみてください。レモンちゃん麺(冷麺)袋入り160g2人前280円、箱入り160g320円。瀬戸だこらーめん箱入り1人前350円。

●お問い合わせ/瀬戸田町商工会 TEL(08452)7ー2008

広島市東部地区に名物市誕生(安芸郡坂町)

[大型店の客を再集客し、地域や地元業者の活性化と元気ある町づくりをめざす]

事業所・店舗紹介

“あさかちゃん”の幟が来場者を出迎える

 広島県内でいちばんの大型店立地の町、安芸郡坂町の坂町商工会が、同町の大型店への来店者を再集客することで地域や地元業者の活性化を図ろうと今月16日(日)、JR坂駅前坂ベイサイドエリア内用地(ディックEX坂隣)で「さかサンデーマーケット」を開催します。同町は、広島市と呉市の中間に位置する好立地から、平成7年5月に大型店が開店して以来、来年4月には大型店が計4店そろう県内一の大型店舗立地(フジグラン安芸、ファインズギガモール、ディックEX、パルティ・フジ坂=来年4月オープン予定)の町となります。同町には近隣地区から、平日は数千人、週末には数万人の買い物客が訪れますが、その大半は地元商店や地元施設などは素通りで、町全体の活性化につながっていないのが現状。さらに来年4月、坂駅前に複合型ショッピングセンターが開店することで駅周辺の集客は急速に高まりますが、これにより周辺地域の空洞化がいっそう加速し、地元商店に大きな影響を与えることが懸念されています。今回のさかサンデーマーケット計画は、町内の大型店の集客力に着目し、“待ちの商売”から大型店に来店する買い物客を再集客することにより、町の活性化をさらに促進させることを目的に実施するもので、大型店による打撃を逆手に取るといった試み。同商工会では地元の商工業者をはじめ、農産品、水産品生産者などの参加を募り、コミュニケーションを重視した、活気とふれあいに満ちた市の実現をめざしています。

 同マーケットは、資金負担がかからず、希望者が気軽に出店できることがひとつのメリット。同商工会では、起業意欲のある人へも参加を呼びかけることで、同マーケットを商売に興味をもってもらうことへのきっかけづくりにしたい考え。「マーケットを通じて子どもたちや地元住民に商売に関心をもってもらいたい。坂町が“総商売人の町”として、さらに元気ある町になれば」と、同マーケットを企画した同商工会経営指導員の奥村冨士雄さん。同マーケットを運営するなかで子どもたちや町民との連携をより密にし、商売の面白さ、将来への夢を語り合えるようなチャンスをたくさん作っていきたいと意気込んでいます。第1回目は、町内24店、県外を含め町外から21店の出店があり、同町特産のかき、野菜や鮮魚などの生鮮食料品から衣料、木工品、美術工芸品といったバラエティに富んだ商品の出品が予定されています。佐伯郡大野町から烏神太鼓が特別出演し、公演を行うほか、オークションなども催され、にぎやかな市になることが期待されています。第1回目の開催以降は、毎月第3日曜日に開催。同マーケットを継続開催することで、同町に新たなにぎわいの場を創出し、広島市東部地区の名物行事に育てたいと奥村さん。また、第1回目当日は、隣接のスポーツ施設で県内唯一のフルマラソン大会「第13回広島ベイマラソン大会」が行われます。同大会には、同町が草の根で交流を行う韓国・統営市から選手が参加。奥村さんはこれらの交流を生かし、将来的には同マーケットで韓国の物産展なども開きたい考えで、さらに、同町はじめ瀬戸内沿岸の22市町で組織する広島湾ベイエリア協議会などのネットワークも生かして広域連携を図り、同マーケットで近隣市町村との交流も図りたいようです。マーケットは午前10時~午後3時まで。第2回目以降の出店も随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

●お問い合わせ/坂町商工会 TEL(082)885-1200

※あさかちゃん
平成14年に選定された、同商工会のマスコットキャラクター。町花の朝顔と、坂町を合わせてネーミング。タウンマップや幟に利用され、商工会や商店のシンボルとして、町民に夢を与える存在。