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店舗の空き空間が博物館に(府中市上下町)

[商店街に元気を取り戻そうと、切手の収集家がスーパー店舗2階に切手博物館を開設]

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 府中市上下町の上下町商店街に、商業施設の空き空間を活用したユニークな施設がオープンしました。同町が陰陽の分水界であることから「分水嶺」と名づけられた切手の博物館で、SPAR上下店2階に今月2日オープン。10万枚以上の切手を使い、上下の代表的な風景を表現した壁画や日本地図をはじめ、47都道府県のふるさと切手、世界200か国の切手などが分類展示されています。

 博物館をオープンさせたのは、同店の経営に関わる会社役員の藤井徳夫さん。藤井さんは60年来の切手コレクターで、「自分ができることを提供して、合併後の活気あるまちづくりに貢献したかった」と、府中市との合併前から博物館開設に向けて準備。長年の収集品や近隣の収集家などから寄せられた切手20~30万枚を1年がかりで分類整理し、同店2階を改装した後、4名の従業員とともに約2か月かけて壁一面に切手を張り合わせました。なかでも、上下の特徴を表した壁画、日本の百名山や国立公園、国定公園の切手でかたどった日本地図などがひときわ目を引きます。

 自然が大好きという藤井さん。山登りも趣味のひとつで、世界各地の山々を歩いたことなどもあり、とくに世界の名峰を絵柄にした切手が自慢の品だとか。「切手のデザインには、その国の歴史や文化が反映されている。それらを見ることで知的好奇心を高めてほしい」と藤井さん。また、収集家としての足跡ともいえる過去60年分の切手を、それぞれの生い立ち、思い出などと照らし合わせながら鑑賞するのも楽しみ方のひとつと話します。今後は、近隣の収集家などの協力を得ながら月1回の展示替えを行ない、魅力ある博物館づくりで商店街に元気を取り戻したいと藤井さんは意気込んでいます。

 切手愛好家の方はもちろん、みなさんも歴史の町並み散策とともにユニークな博物館見学を楽しんでみませんか。切手博物館「分水嶺」は上下郵便局隣。入館料無料。開館時間は午前10時から午後5時。休館日は水曜日です。

●お問い合わせ/SPAR上下店 TEL(0847)62-2360
●お問い合わせ/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

賀茂台地フェアの後期日程スタート(ひろしま夢ぷらざ)

[今年で4回目を迎える、賀茂郡内の商工会などによる物産フェアが買い物客らに好評]

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フェアでは、特に旬の果物などが人気

 中区本通のひろしま夢ぷらざで今月2日から始まった「賀茂台地フェア」は、連日多くの買い物客を集めて7日、前期の日程を終了。今日9日(木)から後期の日程がスタートし、福富町、大和町、河内町、豊栄町の4商工会が夢ぷらざ店頭でイベント販売を行います。フェアは今月14日(火)まで。

 同フェアは、地域が連携して郡内の特産品などを広くアピールしようと、大和町商工会が各商工会に呼びかけて実現したもので、今年で4回目。米どころ、果物の産地として知られ、広島市内より一足早く実りの秋の気配が漂い始めた賀茂台地の魅力ある特産品の数々が、夢ぷらざに秋の香りをいっぱいに運んでくれることになりそうです。

 9日の後期初日は、福富町商工会が出店。健康食品のエゴマを使った食品や豆腐など、同町の体験型加工施設、福富物産しゃくなげ館の出品を中心に、柏餅や寿司、おこわといった手づくりの味が店頭に並びます。中二日あけた12日(日)には、大和町商工会が出店。漬物、お餅、麦飯、寿司など素朴なふるさとの味を夢ぷらざに届け、週末の買い物客で店頭がにぎわうことになりそう。翌13日(月)には、河内町商工会がぶどう、漬物などを出品し、最終日は豊栄町商工会がりんごや野菜、しば餅などで店頭をにぎわせてフェアを締めくくります。

 期間中、夢ぷらざ店内にも郡内の多種多彩な名産品、みやげ物などが盛りだくさんで、「賀茂台地の美味しい野菜やお米などもぜひ手に取ってみて、実りの秋を感じてもらいたい」と、同フェアを企画した大和町商工会の岡場弘雄事務局長。みなさんもこの機会に、賀茂台地の初秋の味覚をお楽しみください。

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

洋菓子販売店を新規開業(廿日市市吉和)

[海外修行から戻った女性パティシエが、吉和の新たな特産品を生み出す]

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 廿日市市吉和で、商工会の新規開業アドバイスのもと女性パティシエが独立開業をめざし、同地区の冠高原内で今月末のオープンに向けた開店準備が急ピッチで進められているようです。オープンするのは洋菓子の販売店で、吉和の里の緑豊かな高原にログハウスふうの店舗兼製造工場が完成する予定。同店はひまわりの種を使ったパン、クッキーを商品のひとつとして売り出す計画で、同地区の新たな特産品となりそうな商品に、開業を支援する吉和商工会も大いに注目しているようです。

 新店舗のオープンは今年5月、同商工会が地域資源を活用した環境保全活動の一環として、休耕田に景観作物として植えるひまわりの苗づくりを行ったことがきっかけ。苗づくりの際、同商工会は将来の商品化を視野に、食用ひまわりの種を自家採種用に試作。その種を生かしたオリジナルのパン、クッキーの製造プランを、経営指導員の山崎一成さんが海外修行から地元に戻った女性パティシエに持ちかけたところ、本人の希望と一致。彼女は当初、同地区のリゾート施設、魅惑の里で地元の食材などを使った料理を教える教室を観光客向けに開く予定でしたが、山崎さんのすすめもあって店舗建設の計画が7月から一気に具体化しました。すでに商品化のノウハウをもち、自己資金の調達も可能だったことから、「商工会としては、ひまわりの種の商品化を持ちかけたことぐらいでは」と山崎さんも驚くほど、店舗の立ち上げは実にタイミング良くスムーズに進捗したようです。

 同商工会では今後、販路開拓支援に乗り出し、幅広い販売手段を整えて新たな特産品を県内に広くPRしていきたい考え。ひろしま夢ぷらざでの出店販売などのほか、具体的な案として挙がっているのが、同商工会が来年1、2月を目途に地元の郵便局と共同で事業展開をめざす“ふるさと小包”。同地区の各種特産品を郵便小包で県内各地に産地直送するサービスで、商品鮮度にこだわる本人の意向でパンは見送られましたが、全14品目のひとつにクッキー加える予定で、郵便局のネットワークを活用して吉和の新たな特産品を多くの人に届けたい、と山崎さんも意気込んでいます。

 現在商品化されているパンとクッキーは、いずれも仕入れたひまわりの種を原料に製造されたもの。今年7月に植苗したひまわりの種は今月半ばころの収穫予定ですが、地元産の種を使った特産品として売り出すために必要な量をまかなうため、計画的な栽培体制の確立支援も同商工会の今後の課題のひとつとなりそうです。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

新たな商業施設が10月にオープン(山県郡大朝町)

[町民が出資して新会社を設立し、町民出店による買い物、暮らしの拠点の建設進める]

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 山県郡大朝町の役場隣接地で現在、新たな日常生活の拠点となる商業施設の建設が進められています。大朝町民が出資し、大朝町商工会の石橋勇治会長が代表を務めるまちづくり有限会社“大朝まちづくり”が建設を進めているもので、施設名は“わさーる”。同町大朝地区が春市(わさまち)と呼ばれていたことにちなむ施設名で、町内の商業者らが出店し、10月30日(土)にオープン予定です。

 浜田自動車道の開通とともに大朝インターチェンジが平成3年に完成した後、消費購買力の流出など地元の商業環境が次第に厳しさを増したことなどを背景に、町外流出に歯止めをかけようと商業者らが中心となって約10年前に施設の建設構想が浮上。「大朝地区の商店数は約20店。およそ商店街として機能しているとはいえない状態」と同商工会経営指導員の栗栖和義さんは、厳しい状況にある商店街の現状をそう語ります。昨年4月、施設建設を公約に野村常雄町長が当選したことから建設構想が具体化。町民47名が430万円を出資して昨年10月に新会社を設立し、活力ある町づくりの拠点をめざして6月から施設の建設を始めました。

 わさーるには、町民ら5人が生鮮食料品や衣料、飲食、雑貨など5店を出店。同社も手づくりの木工品や陶芸品を扱うお店を出す予定です。将来的には店舗数を増やし、地元で生産された農産物を販売するファーマーズマーケットなどを併設して、幅広い消費者ニーズに応える店舗展開をめざしています。

 来年2月1日、同町と同郡の千代田、豊平、芸北町が合併して新町“北広島町”が誕生すると、新町社会福祉協議会や観光案内施設が役場隣接地に新設されることになり、「高齢化地域の利便性を高める生活基盤が着実に整備されつつある。買い物の拠点として中心市街地の活性化だけでなく、地域の社会福祉にも貢献する施設となってほしい」と栗栖さん。同町では徐々に新商業施設オープンに向けての期待が高まりつつあるようです。

●お問い合わせ/大朝町商工会 TEL(0826)82-2576

県西部の旬の特産品がズラリ(佐伯地区5商工会)

[山海の幸を取りそろえた5商工会主催の特産品フェアがひろしま夢ぷらざで始まる]

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買い物客に地酒をすすめる大野町商工会の岩田さん

 広島県西部の特産品を一堂に集めた物産展「西広島の山と海の夏の味特産品フェア」が17日、広島市中区のひろしま夢ぷらざで始まりました。この特産品フェアは、佐伯郡大野町、湯来町、宮島町、廿日市市佐伯、吉和の5商工会が主催する特産品PR事業で、今年で5回目。各町の特産品やアイデアを凝らした商品が所狭しと並べられ、開店と同時に店内は大勢の買い物客であふれました。フェア期間中は日替わりで各商工会が店頭販売を行い、独自に趣向を凝らした実演販売や朝市などで、旬の地場産品や町おこし事業などで開発した特産品を市民に広く紹介します。同フェアは今月30日(月)まで。

 初日に店頭販売を行ったのは、大野町商工会と吉和商工会。食事処囲炉裏、真田わさび本舗などの事業所が両町から参加し、店頭は特産品目当ての買い物客などでにぎわいました。ほうれん草やシュンギク、マイタケなど朝採れの野菜やアサリ、わさび製品など両町自慢の特産、名産品が数多く並ぶなか、とくに買い物客の目を引いたのが、大野町の囲炉裏が同フェアのために試作開発したしし肉のにぎり。地元猟師から直接仕入れた猪肉を酒を加えた独自の調味料などで長時間、柔らかく煮込み、握り寿司にアレンジしたもので、「猪肉は固い、臭みが強いなどのイメージが変わった」と買い物客の評判も上々。地元で猪を使った料理を提供している同店は、「採算度外視で猪肉の美味しさをPRするため参加したが、十分にその意図が消費者に伝わったようだ」と満足げ。

 フェアに参加し、地元から持ち寄った7年貯蔵吟撰米焼酎おおの小唄、特別本醸造妹背の滝などの地酒を買い物客らに盛んに売り込んでいた大野町商工会経営指導員の岩田一典さんは、「店内に並べた商品は、いずれも各町がこだわり抜いた逸品ぞろい。それぞれのふるさと自慢の商品を少しでも多くの消費者に知ってもらいたい」と同フェアをPR。瀬戸内海が育んだ豊潤な海の幸や、山里ならではの懐かしい味覚の数々。山と海の魅力を一度に演出してみせる、佐伯郡ならではの豊かな夏の味わいを、みなさんもこの機会にぜひお買い求めください。

 なお、今後の店頭販売のスケジュールは以下のとおりです。

18日(金) 宮島町 にぎり天など
19日(土) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
20日(日) 宮島町 あなご弁当、天ぷらなど
21日(月) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、牛乳など
22日(火) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
24日(木) 佐 伯 干し椎茸、梅干、野菜、あまご加工品など
25日(金) 大野町 大野アサリ、最中、このわた、アナゴ飯など
26日(土) 宮島町 木工品、もみじ饅頭
27日(日) 大野町 大野アサリ、しだ籠など
28日(月) 吉 和 わさび製品、まいたけなど
29日(火) 湯来町 餅、田舎寿司、野菜、パン、ミルクジャムなど

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

美味しい炊き込みご飯の素が人気(世羅郡甲山町)

[世羅特産の松きのこ、松なめこを使った新たな商品を開発し、ひろしま夢ぷらざなどで販売]

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松きのこの風味を生かした炊き込みご飯の素

 世羅郡甲山町の(有)東洋きのこ農園が商品化させた、世羅特産の“松きのこ”と“松なめこ”を使った炊き込みごはんの素が現在、ひろしま夢ぷらざなどで人気を集めているようです。松きのこ、松なめこともに聞きなれない人も多いかもしれませんが、松きのこは同社が広島産松茸の菌から栽培した新種のきのこのこと。松なめこは、同じく同社がナメコに松茸菌を掛け合わせて栽培した、こちらもどこにもない新種のきのこです。新たに商品化された炊き込みご飯の素は、風味豊かで具がたっぷり。さらに栄養価が高く、素材にこだわったこれまでになかった目新しい商品として消費者からの評判もよく、ひろしま夢ぷらざでの売れ行きも好調のようです。

 この炊き込みごはんの素は、本県連の“特産品等販路開拓支援事業”を活用し商品開発されたもので、同社では開発に先立ち、専門家のアドバイスを受けながら昨年秋から商品化へ向けての準備を進め、ひろしま夢ぷらざでのアンケート実施や実演販売などを行い、約半年かけて商品化に成功しました。本品はレトルトパウチ食品で保存料を一切使用せず、常温で長期保存が可能。炊飯器の内釜にお米1合(160g)と炊き込みの素1袋を入れ、白米と同じ水加減(1合の線まで合わす)をするだけの手軽さ。各1,050円(税込み)で1号炊き用のレトルトパック3袋入り。ひろしま夢ぷらざでの販売のほか、甲山町商工会ホームページより商品の取り寄せもできます。

 また、同社では現在、松きのこ、松なめこを多くの人に知ってもらおうと近隣各地のイベントなどに出店し、松きのこ、松なめこを使った天ぷらなどの実演販売を行っています。めずらしい商品だけに消費者からの注目も高いようで、同社では、「県内各地で行われる商工会によるイベントなどの際には、ぜひ声をかけてほしい」と呼びかけ、イベント出店や出張販売などで世羅特産の新種のきのこを売り込もうと意気込んでいるようです。

●お問い合わせ先/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529
●お問い合わせ先/(有)東洋きのこ農園 TEL(0847)25-5266

地域情報満載のミニコミ誌(豊田郡豊町)

[御手洗地区の歴史、人物にスポットをあてた、商工会による地域情報誌の最新号発行]

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地域情報満載の「みたらい通志」の最新号

 豊田郡豊町の豊町商工会が企画、制作する、同町御手洗地区の情報を掲載した「みたらい通志」の最新号、2003年春号がこのほど発行されました。みたらい通志は平成8年創刊の地域情報誌で、春と秋の年2回発行。現在、第13号まで発行され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される御手洗の歴史や人物、特産品などの情報を町内外に提供しています。

 広島県の南端、芸予諸島・大崎下島を中心とした同町は、渡り作と大長みかんで有名な町。江戸時代に開かれた御手洗地区は、北前船や諸大名の交易船の風待ち、潮待ちの港町として栄えました。同商工会ではもともと、来島者との交流や御手洗地区の地域振興に大きな役割を果たす観光ガイドの充実と、観光客へのホスピタリティの向上をめざすためのきっかけづくりとして同誌を発行。そのため同誌を地域に全戸配布し、地元の人々にふるさとの魅力を再認識してもらうためのツールとして同誌を活用してきました。「観光資源の紹介ではなく、御手洗の歴史、人物などを地元の方々に知ってもらうことが大きな狙いだった」と同誌編集委員で同商工会経営指導員の田阪行久さん。同町での出来事や自慢の味、観光情報などが手書きのイラスト、写真を多用した誌面に満載されたユニークなミニコミ誌はやがて島を訪れる人たちにも集め、「第10号を数えるころから新たな観光客の掘り起こしにも大いに役立つようになった」と田阪さん。

 春号の特集記事では、御手洗の鍛冶職人で“島の発明王”と呼ばれる中村省介さんにスポットを当て、昭和前期の鍛冶屋の様子や、中村さんが編み出した島の暮らしに役立つ実用品の数々を紹介。特集シリーズの御手洗ものがたりでは、御手洗と薩摩藩の深いつながりなどについて紹介。島の歴史資料をひも解きながら、明治維新前夜、広島藩と薩摩藩がどのような関わりをもっていたか、御手洗が歴史上どのような役割を果たしたのかなどが分かりやすく解説されています。このほか、御手洗で人気のおふくろの味、島の新たな特産品である大長檸檬酒の紹介など、全10ページの誌面の中に“みたらい”の情報が満載です。

 発行部数は3,000部。同町の観光案内所、潮待ち館・観光交流センターほか、ひろしま夢ぷらざや広島港、呉港ターミナルでも無料配布しています。ご覧になった方はぜひ、同商工会までご感想をお寄せください。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020

年に1度の特売市(佐伯郡大柿町)

[地元漁協が中心となって、新鮮な地物の海産物や農産物を特別価格で販売]

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 旬を迎えたかきや瀬戸内の魚介類など、島の多彩な物産を紹介する「おおがきみなと市場」が今月15日(日)、佐伯郡大柿町の柿浦桟橋駐車場で開催されます。このみなと市場は一昨年、県の補助事業を導入し、島の特産物をPRするための効果的なイベントを組もうと始められたもので、今年で3回目。地物海産物、農産物の消費促進と町の活性化をめざし、地元の大柿町漁協が中心となって、新鮮な山海の味覚を年に1度の特別価格で消費者に提供しています。

 注目の直売コーナーでは、水揚げされたばかりの鮮魚や生かき、ナマコをはじめ、イリコ、チリメン、乾物類など港町ならではの活きの良い旬の魚介類がぎっしり。なかでも、500g700円と市価の半値で提供される生かきはねらい目。また、地元の生産グループも参加して、新鮮な朝採り野菜やかんきつ類を格安で販売します。飲食コーナーには、かき飯やかきフライ、鯛飯、じゃこ天、かき揚げなど潮の香りが口いっぱいに広がる広がる瀬戸内の味覚が満載。できたての味をその場で楽しむことができます。さらに、焼きがきの無料試食も行われ、今年は約500個が先着順にふるまわれる予定です。

 みなと市場は午前10時オープンで、いずれも売り切れ次第終了です。「他町のかき祭りなどに比べてイベントの規模は小さいが、漁協メンバー手づくりの温かさが唯一の取り得」と、同漁協の浜先秀二さん。小規模さを生かした温もりの伝わる特売市で、近隣の消費者に喜んでもらいたいと意気込んでいます。先着300名に当たる空くじなしのスピードくじなどもありますので、みなさんもぜひ足を運んでみてください。

●お問い合わせ/大柿町漁業協同組合 TEL(0823)57-2034
●お問い合わせ/大柿町商工会  TEL(0823)57-2243

新商品開発で地域社会に貢献(比婆郡比和町)

[竹炭を生かした装飾品の開発が、特許申請や雇用創出などにつながる]

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 比婆郡比和町比和の建設業、(有)足立建設が商品化に成功した、竹炭を使った装飾品が人気を集めているようです。同社が開発したのは、竹炭を部材に加工して組み上げた花器と照明具。道路工事に伴い伐採した竹を三次市の産業廃棄物処理施設に搬入するのにはコストがかかり、また不法に焼却処分できないことから、昨年、足立忠義社長が自前の炭窯を使って燃料炭にしたのがきっかけ。「折れた竹炭を事務所の机に置いて一輪挿しにしたら、これがずいぶんと評判が良かった」と足立社長。それが竹炭を商品化する大きなヒントになりました。

 足立社長は昨年6月、比和町商工会と西城町商工会が合同で行った「地域密着型経営革新推進事業」の講習会に参加。その後、燃料用として倉庫に眠っていた竹炭を新たな事業、売り上げにつなげることはできないかと、中小企業診断士と約半年かけて事業計画を練り上げ、“健康に優しい竹炭関連ビジネスの展開”によって昨年12月、経営革新支援法の承認を受けました。革新計画の策定と平行して、独自の炭窯管理法や竹炭の加工法などを工夫。竹炭は性質上、軟らかく粉がこぼれやすいのが欠点ですが、足立社長は炭窯に改良を加えて温度調整を繰り返しながら、強度に劣る竹炭を固く焼き締める方法を編み出し、特許も申請しました。

 「炭焼きや竹炭の組み立てなど、結果的に地域の高齢者が活躍する場も提供できた」と足立社長。同社の工房では現在、計6名の高齢者が竹炭製品の製作に携わっています。同社の新事業進出が地域の雇用促進にもつながったことが、支援法の承認を受ける大きな決め手となりました。量産した炭窯で他地域の人たちにも竹炭づくりに取り組んでもらい、外出できない人には端材を組み合わせる手作業を家庭で行ってもらうなど、自らの新事業を通して、高齢者が生き生きと働くことのできる地域づくりに貢献したいのが足立社長のこれからの目標。一方で、「竹炭一山いくらの考えが、まさか特許や雇用にまでつながるとは。連日、マスコミの取材依頼も多い」と、今の状況に驚きも隠せないようです。

 新商品は今月19日から、花器3,800円、照明具1万3,000円でそれぞれ販売。同社で直販するほか、電話での注文も受け付けています。商品についてのお問い合わせもお気軽にどうぞ。

●お問い合わせ/(有)足立建設 TEL(082485)2626
●お問い合わせ/比和町商工会 TEL(082485)2330

デマンドタクシーが高齢者に好評(賀茂郡大和町)

[新交通システムがお年寄りらに喜ばれるも、利用者数の増加方策が新たな課題に]

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 高齢者にやさしい町づくりを進めて地域の福祉増進に貢献しようと、賀茂郡大和町の大和町商工会が事業主体となって「大和ふれあいタクシー」の試験運行をスタートさせて約1か月。県内初のデマンド型乗合タクシーは、街中への交通手段に不便をきたしていた地域の高齢者らの足代わりとして好評を博しているようです。ふれあいタクシーは、利用者からの予約に基づき、運行システムにITを活用した乗合タクシーを低料金で戸口から戸口まで運行するもので、高齢者を含めた交通弱者にきめ細やかな交通手段を提供するとともに、ドア・ツー・ドア運行で商店街の活性化も狙う試み。同商工会が町の補助を受け、同町3つのタクシー事業所へ運行を委託し行われています。町内を3つのエリアに分けて、各エリア内もしくは各エリアと町の中心である徳良、和木両地区を結び、料金は片道300円の低定額制。利用の際、利用者はあらかじめ商工会の情報センターに電話を入れて予約をし、情報センターでは職員が予約状況を取りまとめてから車両に対してオンラインで配車を指示。車両が利用者の戸口へ迎えに行き、希望する街中の目的地まで送り、また、帰るときには商店街や病院などへ利用者を迎えに行き、自宅まで送る仕組みとなっています。

 安価で手軽な交通手段を確保できたことでお年寄りらの外出機会も増え、地元商店街では住民の往来の増加による来客増に期待が高まるなど、試験運転の効果は目に見え始めているようですが、「もっと乗客を増やすことが目下の課題」と、同商工会の岡場弘雄事務局長は厳しい表情。同町の人口は約7,500人。ふれあいタクシーの今後の健全な運行を図るには、1日に町民の約1割の確保が要件となりますが、これまでの1日あたりの平均利用者数は約30名。「便利になったという声が数多く寄せられた」としながらも、それを手放しでは喜べない様子。さらに外出の機会も増える年末年始に合わせて新たなチラシの作成に急遽取り組むなど、岡場事務局長はふれあいタクシーの利便性の高さを地域にアピールしながら、広く利用を呼びかけています。大和町の高齢者のみなさん、町内にお出かけの際は便利で手軽なふれあいタクシーをお気軽に利用ください。

●お問い合わせ/大和町商工会 TEL(08473)3-0321

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