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わがまちの元気印-小川モータース

自社改革、第二創業、経営革新に次々挑み、地域になくてはならない企業の地位確立

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わがまちの元気印-小川モータース

▲自社ガソリンスタンドで、“リピカ”のコーティングカーシャンプー使って
ユーザーの車を洗浄する小川治孝社長。

 

今年度の県青連通常総会で新会長、県連総会で新理事に就任。相次いで県連組織の要職に就き、地域社会の発展振興に意欲を燃やす一人の人物。その真の姿は、三次市甲奴町に店舗を構え、小規模ながらも地域になくてはならない事業所として発展する“有限会社小川モータース”の若き経営者。

 

自社の発展と地域社会の活性化に力を尽くそうと、日々意欲的に活動している小川治孝社長。社長の肩書を得てまだ日は浅いものの、4年前のトップ就任以降、自社改革、第二創業、経営革新に挑んで次々と成功させるなどの目覚ましい活躍を遂げています。

 

同社の歴史は古く、創業は1921年(大正11年)。小川社長の曽祖父が自転車の販売・修理業で創業。その後、祖父から父を経て、2007年(平成19年)に小川社長が事業承継をして現在に至っています。創業以来、自動2輪車の販売・修理、石油類の販売、自動車整備、中古車・新車の販売、自動車保険代行などの自動車に関わる事業を地域の顧客ニーズに対応して展開し、成長してきました。

 

小川社長は大学卒業後の1995年(平成7年)、家業を継ぐための準備として、広島市内の自動車ディーラーに就職。自動車販売店の営業マンとして新社会人生活をスタートさせました。「売ってなんぼ」の営業の世界に飛び込んだ小川社長は、いきなり社会の厳しさを味わうことになります。

 

4月に入社して実に半年間、1台も車を売ることができませんでした。同期入社の面々は、家族や親戚など身内がご祝儀として車を購入するなどの一応の成果を挙げる一方で、小川社長は「実家が車屋だけに、そんな期待もできなかった」。肩身の狭い思いで日々を過ごし、挙げ句の果てには、「どうせ売ることもできないなら、せめて車でも洗っておけ」と厳しい言葉を浴びせられる始末。

 

一人黙々と店頭に並ぶ車の洗車を繰り返す毎日。ある日、そのひたむきさを目にした一人の老紳士が小川社長に声をかけます。やがて二人の間に心の交流が芽生え、小川社長の人柄に魅せられた老紳士から車を購入したいとの嬉しい申し出が。でも実は、その老紳士は病気を理由に車に乗らない生活を続けていて、身内がキャンセルを願い出たにも関わらず、老紳士は「彼から車を買いたい」の一点張りを貫いて新車を購入。この出来事は小川社長のモチベーションアップに加え、顧客重視の重要性を認識することにもつながりました。結果、小川社長はその年度末までに23台の販売実績を残すことになりました。

 

約2年間の修業期間を終え、自信をつけて意気揚々と地元に戻ってきた頃を思い出し、「あの頃は何の根拠もなく、自分はできると錯覚していた」と小川社長。やがて、過信にも似た自信が大きな失敗を招きました。「忙しい時に顧客に対して、忙しいと口にしてしまった」。自分だけを見て、本気で顧客のことを見ていなかったと気づいた時には既に遅く、「信用を取り戻すのに長い時間がかかった。忙しさを理由に胡坐をかいていた」ことを思い知ると同時に、改めて顧客重視の言葉が思い出されました。

 

ある日突然、「来月から社長になれ」と父親からの唐突な指示で4代目社長に就任した小川社長は、顧客重視とともに、「地域がなければ自分たちは生きていけない」との思いから、地域密着を理念に掲げて自社の改革に着手。反発もあった中、家族経営という経営体質の改善を図るために、使う側と使われる側の垣根を取り払い、全社的な一体感づくりに努めて従業員の若返りを進めました。言われたことだけやるタイプの従業員に対しては、自ら率先して動くことで仕事のやり甲斐も高まることを自らの言動で示し、フラットで機動力ある組織体質を作り上げました。その後、顧客重視を鮮明にした地域密着型の営業展開で、“地域になくてはならない車屋さん”の地位を確立しました。

 

組織の再編に続いて、経営基盤の強化という課題にも着手。「本来業務の機能を生かしながら、新たな事業基盤を構築したかった」と小川社長は製造分野への進出を決意。2008年(平成20年)3月に“株式会社リピカ”を設立し、自動車用ケミカルの製造と販売に乗り出しました。

 

洗車とコーティングが一度にできる新感覚のコーティングカーシャンプーなど、「自分にとってあったらいいな」の発想を生かし、カーライフを快適にするカーケア商品を次々と企画しリリース。ここでも顧客本位の姿勢に立って、顧客の「ありそうでなかった」「こんなものが欲しかった」を実現したリピカのその評判は瞬く間に全国に広がり、新商品を発表すれば全国版の自動車専門誌で特集記事が組まれることもしばしば。その都度、「コーティングカーシャンプーでお馴染みのリピカ」といった文字が誌面に並ぶなど、絶え間ない営業努力を続けた甲斐もあって、リピカの名前は今やすっかり全国に浸透。

 

「地域の再生、活性化を考えたとき、地域外からの外貨を得るという考え方も必要」と小川社長。地元には外貨を獲得できるだけの産業がなく、「ならば自分の手で」との思いもありました。大きなリスクを伴う決断でしたが、第二創業を軌道に乗せて外貨獲得を実現しただけでなく、小川社長は4人の新たな雇用も生み出すことにも成功しました。なお、現在のリピカは独立して別会社となり、三次広域商工会青年部の部長でもある月橋寿文社長が経営を一手に担っています。

 

「失敗なんて自分にとっては何でもないことで、どうすれば上手くいくかを常に考えること」と小川社長。これまでたくさんの失敗を繰り返してきた、と自信あり気に語り、「成功とは準備とチャンスの掛け算」という先輩から学んだ自分自身の行動規範とも言える実践訓を披露。
自らの強みや弱みを自覚した上で、あらかじめ準備を整えておけば、目の前で起こる変化を自分にとってのチャンスと捉える力が生まれてくると話します。

 

その持ち前のバイタリティを生かし、小川社長は2009年(平成21年)8月、「地域に根ざした車の総合的サービスの展開」で経営革新計画の承認を取得。同社が今まで培ってきた車に関わる各種事業のノウハウ、人材、広い事業用地を生かして、車に関する顧客のあらゆるニーズにワンストップで対応できる、地域に根差した車の総合サービスを新たにして、自社の経営力をいっそう向上させました。

 

いろんなアイデアが浮かんでは消え、「常に頭の中は混沌としている」と語る一方、既に新たな事業展開に向けた青写真が描かれているようで、次は地域振興を主眼とした事業によって地域社会に恩返したい、と小川社長は今後の展望を語ります。

 

●お問い合わせ/有限会社小川モータース TEL(0847)67-2136
●お問い合わせ/株式会社リピカ TEL(0847)67-5480

 

“株式会社リピカ”のホームページはこちら

機能性に富んだ万能クッション

高齢者や要介護者向けの失禁対策クッションとして開発。多目的な用途にも対応

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機能性に富んだ万能クッション

▲吸水性に優れた座席汚れ防止クッション“うっかりシート”。
下写真は、うっかりシートの装着例

 

福山市神辺町の福祉車両製造販売業“オートフォーラム(株式会社小林輪栄店)”が、ドライバーや同乗者の快適性向上を目的にした車内用便利グッズを企画し開発。今月から全国へ向けて本格的な販売を開始しました。

 

同社が売り出したのは、座席汚れ防止クッション“うっかりシート(価格4,725円)”。吸水性に優れたクッションで、当初は高齢者や要介護者向けの失禁対策クッションとして売り出す考えでしたが、「走行中のズレを防いで長距離運転の疲れを和らげ、ペットのトイレ対策にも有効。車を降りれば座卓クッションとしても使え、幼児のトイレトレーニングにも最適」と開発者の一人である同社の小林勇社長。「使う人のアイデア次第でさまざまな用途に対応するアイテム」と利用をすすめています。

 

もしもの時に車の座席を汚さないためのクッションとして開発。通気性に優れたメッシュ生地のクッションの中に専用吸水シートが入っていて、例えばうっかり水をこぼしても吸水シートがしっかりキャッチ。吸水シート1枚で300ccの給水容量。うっかりシートには吸水シート5枚が付属し、滑り止め生地を使用した裏面から簡単に出し入れできます。汚れた吸水シートはさっと取り出してゴミ箱へ。クッションは水洗いして何度も使えます。軽量で持ち運びやすく、見た目は普通のクッションなのでどこに置いても目立ちません。

 

同社と協力企業“株式会社オフィス清水(東京都荒川区)”が共同で商品企画し、福祉用具企画製造販売業の“あい・あーる・けあ株式会社(東京都葛飾区)”が製品化したもの。

 

小林社長がうっかりシートの開発を思いついたのは、介護関係事業者から耳にしたある出来事がきっかけでした。その内容は、介護施設を利用していたある通所者が、送迎途中の車内で失禁したことを苦にして、施設への通所を拒むようになったというもの。トイレまで我慢できず尿漏れするケースがある一方で、オムツの利用に抵抗感がある人も多いなど、「表立っては見えないけれど、本人にも周囲の関係者にとっても深刻な問題」と小林社長は感じました。

 

一般的に高齢者施設や施設の送迎車両に使われる椅子や座席には、「布張りとビニールレザー張りの2種類がある」と小林社長。「それらに生理水を掛けると、前者の場合は布地を通して椅子や座席に浸み出し、後者の場合はそのまま椅子や座席を伝って隣席や床面を濡らす」。高齢者や要介護者が車内で失禁した場合、匂いや汚れなどで誰にも知られずに問題を処理することは困難。「それでも、最小限の準備であのような不幸な出来事をなくすことができればと思った。ましてそれが自分の両親だったらと考えると」。そんな思いから小林社長は協力企業とともにうっかりシートの開発構想に着手。

 

利用者の気持ちに配慮し、どうすればプライバシーを守ることにつながるかを念頭に置いて構想を練りました。開発段階では、座り心地や夏場の暑さ対策はもちろん、固定具を使わず座席に装着する方法、内袋にある吸水シートを目立たなくするための特殊な縫製に至るまで、細かなチェックや修正作業を何度も繰り返しました。実用新案の登録出願や商品パンフレットのデザイン作成などでは、商工会の支援や経営革新に対する支援制度が役立ったといいます。

 

高齢者や要介護者にターゲットを絞って開発した商品でしたが、「車の中でも自宅でも用途に応じて自由に使えるのが魅力」と万能性を強調し、幅広い利用を呼びかける小林社長。「流通や販売に関しては課題が山積みだが、一つでも多くのうっかりシートを世に送り出し、社会のために役立ちたい」と意気込みます。

 

●お問い合わせ/オートフォーラム(株式会社小林輪栄店) TEL(084)963-2212
●お問い合わせ/広島県商工会連合会東部支所 TEL(084)960-3107

 

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わがまちの元気印-広島自動車販売

新たな事業の柱を生みだそうと、安全靴の自社ブランド「広島型靴」を本格展開

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わがまちの元気印-広島自動車販売

▲自社ブランドの「広島型靴」を手に、宮本一也社長と奥さんのゆかりさん。

 

福山市と尾道市に挟まれた沼隈半島西岸の町、福山市沼隈町常石。100年余の歴史を持った国内有数の造船メーカーの城下門前町ともいえる町の一角で、静かに歴史を紡いできた小さな自動車販売店があります。早くから新規事業への進出を図って、「継続は力なり」を地で行く地域密着型ビジネスで近年、新規事業を軌道に乗せることに成功。

 

従業員数わずか5人の広島自動車販売有限会社。オイルショックを機に新分野進出を模索し、地場産業への参入を掲げて新規事業を立ち上げた先代からバトンを受け、家業の継承発展に取り組んでいるのが若き2代目、宮本一也社長。長年地域の発展を担ってきた造船産業への貢献度を高めながら、地域に愛され成長を続ける企業への進化を目指して日々の業務に取り組んでいます。

 

同社は1969年(昭和44年)に自動車販売・修理業を開業し、1972年(昭和47年)に法人化。それからわずか数年後、オイルショックによって地域経済が深刻な不景気に見舞われる事態に。「このままでは生き残れない」と悟った先代は、長年地域の発展を支えてきた造船業への参入を構想。その手段として、1979年(昭和54年)から工場作業者の安全を確保し、快適な職場環境を作るために必要な安全防災具や作業服、安全靴の取り扱いに着手しました。

 

一方の宮本社長は岐阜県で大学生活を送った後、「子どもたちとふれ合う仕事がしたかった」と、子ども向け玩具の企画開発・営業を夢見て、誰もが知る大手玩具メーカーの就職にトライ。折しも“就職氷河期”と言われた時代。そんな時代背景を物ともせず、2,000人を超す学生が応募し、内定者わずか5人の狭き門を宮本社長は持ち前のバイタリティを武器にクリア。

 

しかし、内定報告のために帰省した際、「継いでほしかった」と漏らした先代の本音が胸に響き、宮本社長はあっさりと内定を辞退。就職活動も後半戦に入り、新卒者を取り巻く環境が厳しさを増す中で、自動車ディーラーへの就職を決めました。ただ、「即、継ぐまでの勇気がなかった」として岐阜に残り、営業実務を通して自動車業界の動向や現状を学ぶことに意欲を燃やしました。

 

自動車ディーラーの営業マンとして社会人生活をスタートさせた宮本社長は、特異な営業スタイルを売り物にしてユーザーの心を掴み、販売実績を伸ばして行きます。自身のあだ名にちなんで“宮本くまごろう”と自ら進んで改名し、A3版サイズの巨大名刺を自作。営業マンには似つかわしくない度派手なスーツをトレードマークとし、外見、個性ともにインパクトある営業スタイルで勝負に打って出ました。ただのインパクト勝負ではなく、宮本社長にとってそれは自分の商品価値を高めるための工夫で、「自動車ではなく自分自身が商品。人間宮本を買ってほしかった」。ユーザーからは他人が真似できない人間味あふれる営業スタイルを高く買われ、入社4年目の春、母親の入院を機に帰郷を決意した時には、上司に退職願を聞き入れてもらえないほど周囲に愛されるキャラクターを確立していました。

 

1997年(平成9年)に実家に戻った宮本社長は既存事業の継承に加え、先代が立ち上げた新規事業の拡大にも力を入れました。宮本社長にとって満を持しての家業継承でしたが、「岐阜でのスタイルは受け入れられない」と悟るや、度派手なスーツ姿から一転、つなぎ姿の泥臭い営業スタイルを新たな持ち味にして、地元の造船関連企業や下請企業を中心に取り引きを拡大。ここでも持ち前のバイタリティを発揮して不況の逆境を打ち破り、新規事業の売上比率を5割近くにまで高めました。

 

新規事業の主力となる製品は安全靴。口コミで評判が広がり、全国から注文が相次いでいます。その品質向上に大きな役割を果たしたのが宮本社長で、メーカーから仕入れた安全靴をそのまま納入先に納品するだけでなく、常に現場作業者の声を拾い集めてはメーカーへフィードバック。現場作業者の使用感の不満を取り除いて顧客満足を高めようと、宮本社長はメーカーと連携して、利用者目線に立った使い勝手重視の製品改良に力を注いできました。

 

縫い目のゴムコーティングや縫い目上に鋲止めするなど耐久性の向上を図ったほか、靴のアッパー部分やソール部分の独自の組み合わせで作業性の向上を図るなど、既存の安全靴の改良や開発を繰り返しました。より付加価値の高い製品づくりを目指して、現在ではメーカーに製造を委託し、2003年(平成15年)からは「広島型靴」のブランド名で製品を販売しています。

 

同社のオリジナル安全靴は、高い耐久性を持ち、熱、油、薬品に強い靴底の“SS-33広島型靴”、合成ゴム使用の靴底で耐滑性、耐油性、耐磨耗性に優れた“533広島型靴”、533広島型靴のつま先部分に鋼板を取り付け、革の破損やはがれを防止した“533-OS広島型靴”、耐熱甲革、耐熱ゴム底、中底、縫い糸にも優れた素材を使用した“1704赤マジック靴”の4シリーズ。

 

宮本社長は自社ブランド安全靴の販売を本格的に事業展開して、第2の事業の柱を生み出そうと今夏、経営革新にチャレンジしました。もともとのきっかけは、所属する沼隈内海商工会青年部の部会後にたまたま目にした、部屋の片隅に積まれた小冊子。経営革新という見慣れぬ言葉が宮本社長の目に飛び込んできました。「過去にも耳にした記憶はあったが、よくよく聞いてみれば当社の安全靴にも当てはまる気がした」。持ち前の行動力を発揮して即、同商工会の支援を取り付けて申請書の作成に着手。それからわずか2か月後の8月末、『使用者ニーズを反映したオリジナル安全靴の開発および販路開拓』で見事経営革新計画の承認を得ました。

 

「苦労も多くが、それでも10年先、20年先を考えながら好きな仕事に打ち込みたい」と、新規事業領域のビジネス開拓を勢い良く進めて行きたいと宮本社長は話します。

 

アナログ人間を自称する宮本社長。「インターネットの時代にWEB注文の環境がないままでいいのか」と焦る気持ちがある反面、単にお金をもらって商品を売るだけの単純な商売のあり方も望んではいません。「やはり当社の一番の主力商品は“人”」と力強く言い切り、自分自身の原理原則を大切にして、一人でも多くの人に広島型靴を履いてもらえる環境整備にコツコツ取り組みたいと宮本社長。努力すれば道は開けるとの確信は製品に絶対の自信があるからこそで、「一度履いてもらえれば、必ずその良さが分かる」の言葉にも力強さがこもっていました。

 

広島自動車販売有限会社
広島県福山市沼隈町常石2166-1
定休日/日曜日・祝祭日

 

●お問い合わせ/広島自動車販売有限会社 TEL(084)987-2211
●お問い合わせ/沼隈内海商工会 TEL(084)987-0328

わがまちの元気な企業-オートフォーラム

“福祉車両”を通じて多くの人の自由な移動を実現し、地域社会に貢献する企業

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▲「自由に移動したい」と願う人の思いを叶えようと、福祉車両のカスタムに励む小林勇社長。

 

通勤や買い物など、私たちの日常の移動手段として不可欠な自動車。でも、身体にハンディキャップがあるなどの理由で、その自動車に乗ることに困難を抱えている人も少なくありません。そうした人たちの移動を便利で快適なものとし、生活の大きな支えとなるのが“福祉車両”。福祉車両とは、身体が不自由な人や高齢者が使いやすいよう、さまざまな工夫が施してある車両のこと。この福祉車両を通じて、地域住民の豊かな生活の実現を支援して、地域に貢献している企業が福山市神辺町にあります。自動車を通じてたくさんの対話と交流の輪を広げていきたいと名づけた社名は、“オートフォーラム”。新車中古車やオートバイ、原付の販売・整備、車検などを主業務とする企業ですが、近年、福祉分野への進出を図り、福祉車両などの販売と製造を新たな事業の柱に育てようと力を入れています。めざすは、たくさんの人の“もっと移動に自由を”の願いをかなえて、地域に貢献できる企業づくりです。

 

小林勇現社長の先代が昭和35年(1960年)に同市加茂町に立ち上げた、自転車とオートバイの販売修理業“小林輪栄店”が同社の前身。先代は地域に根ざした事業活動を行いながら業務を拡大させ、やがて家業を引き継いだ小林社長が神辺町へと会社を移転したのが今から3年前のこと。国道182号沿いの好立地ながら、近隣には同業他社が多数。以前に増して競争が激しくなると見た小林社長は、「2輪と4輪を足しただけでは競争力の強化にはつながらない」と新事業の立ち上げを決意。以前から構想していた福祉車両を、新たな事業の柱に加えることにしました。

 

小林社長が信条としているのが、“福祉車両を通じた豊かな生活の実現”。ひと口に福祉車両といってもその機能はさまざまで、使う人によってもいろいろなタイプに分かれます。福祉車両を大きく分けると、“介護式”と“自操式”の2種類に大別することができます。介護式とは、私たちが一般に想像する、身体の不自由な人の介護や送迎に利用できる車両のこと。もう一方の自操式とは、身体の不自由な人が自分で運転するための車両のことをいいます。高齢化に伴い市場が堅調に拡大しているのは介護式ですが、「日常の移動に不便や困難を感じている、あらゆる人のための事業活動でなければ意味がない」と、小林社長は豊富で多岐に渡る介護式と自操式の両方の分野に挑む決意を固めて新事業に着手。身体の不自由などの理由によって移動に不便を感じている人たちに、“もっと快適な移動空間を”“介助なしに運転できる喜びを”。そう考えながら新事業への挑戦に取り組んでいます。

 

長年培った技術を生かした、多種多様で高度なカスタムテクニックが同社の強み。メーカーから仕入れた車両を直接ユーザーに販売する場合もありますが、身体の不自由な人たち一人ひとりの実情やニーズを理解したうえで行う、オーダーメイドの車両づくりが同社の持ち味です。オーダーメイドには2通りの方法があり、ひとつが“介護用車両”の設計や改造など。もうひとつが“運転補助装置”の取り付けや改良など。

 

介護用車両については、ユーザーからの案件に対して、メーカーから仕入れた部品を駆使して車両のコーディネートを行っていきます。例えば、中古のワンボックスやミニバンに折り畳みタイプの昇降リフト、簡易スロープなどを取り付けて、足の不自由な人や高齢者の乗り降りを手助けしたり、電動ステップを設置して乗り込みを容易にするサポートをしたり、その内容は実に多岐に渡ります。昇降リフトは全自動タイプ、半自動タイプのどちらの装着にも対応し、電動ステップは小型車から大型車まで幅広い車種への設置が可能で、さらに手すりパイプ装着することで乗車はもちろん、車内の移動や着席まで快適にすることもできます。細かなところでは、車両のドア部分にアシストグリップを取り付け、足腰の弱い人の簡単に乗り込みを実現するなど、利用者の目線に立った繊細な配慮を注ぎながら、一台一台を丁寧にその人にとっての安心で心地よい移動空間へとコーディネートしていきます。「メーカーから購入の場合、新車+オプションの扱いとなり、当然コストも割高になる。当社でなら今ある中古車で、理想の移動空間実現のお手伝いができる」と小林社長。自動車はただ単に人を運ぶだけでなく、身体の不自由な人にとって“自由に移動できる喜び”も同時に運ぶものであってほしいと考えています。

 

もうひとつの運転補助装置は、自動車の運転が困難な人を支援するための装置で、障害など何らかの原因で運転が難しくなった人に「もう一度、運転する喜びを感じてもらいたい」と小林社長が力を入れている分野。本来、手足が不自由な人が操作することを考えると難しい問題でもあり、より個に添った適切なサポートが求められますが、小林社長はここでもユーザーのニーズに的確に対応していきます。メーカーから仕入れた部品を使ってオーダーメイドする点は介護用車両と同じですが、作業にはいっそうの繊細さを発揮します。

 

例えば、両下肢が不自由でブレーキを踏む力のない人に対しては、手動運転装置(ユニドライブ)でサポート。コントロールレバーを押すとブレーキ、引くとアクセル操作が行えるというもので、コントロールレバーから手を離さずにウインカーやホーン、ブレーキロックなどの操作を手元で手軽に行うことが可能に。右下肢が不自由な人に対しては、左アクセル装置でアシスト。既存のアクセルはストッパーで固定し踏めないよう安全設計を施して、左足でアクセルやブレーキ操作できるのを可能に。手動運転装置はレバースイッチのレイアウト変更にも応じ、左アクセル装置はペダル位置の微調整や多車種への対応も図るなど、個々の実情に応じたきめ細やかな支援を行います。このほかにも、片手でのハンドル操作を容易にするウィンカーレバーや旋回グリップをはじめ、多種多様な補助装置や器具を自在に車内にレイアウトして、自動車の運転が困難だった人に、安全とともにもう一度走ることのできる喜びを届け続けています。小林社長のもとには最近、「5年ぶりに自動車を運転できたことに感動した」という喜びの声も寄せられたといいます。

 

安全な乗降をサポートする乗り降りステップ、車椅子の積載を容易にする積み降ろしキャリア、車内での席の移動が楽になる移乗サポートシート、体側を支えて乗車中の安定性を高める体側サポートパッドなどの乗車補助用品や、車内の手すり、吊り下げグリップ、杖留めなどの便利グッズも多数取り扱っています。加速度的に進行する高齢化社会を見据えて、「今は特別なものとして目に映るかもしれないが、10年、20年も経てばどの家にも当たり前にあるはず」と小林社長。小林社長はこれらの補助用品や便利グッズを販売だけでなく、お試しサービスとして提供することを考えており、ユーザーのニーズにあらゆる角度から対応し、役に立つことを形にしていきたいと話します。

 

“福祉車両”というキーワードを通じて地域住民の豊かな生活の実現を支援したいとする、小林社長の“福祉車両の総合コンサルティング事業展開”の計画は今年3月、経営革新の承認を取得。事業に対する評価や同社のもつ技術は公的にも高く認められ、地域社会に貢献する企業として今後ますますの発展が期待されています。

 

現在、同社の専属スタッフは小林社長を含めて2人と少数。ユーザーのあらゆるニーズに対応するための体制を強化することがこれからの課題です。その一方で同社は、全国各地の同業者とネットワークを結び、福祉車両に関する情報の交換や技術の交流を図り、単独では対応が困難な課題の解決などに役立てています。ネットワークは現在全9社で組織され、電動ステップが雪で凍るなどの思わぬ障害には、北海道札幌市や帯広市などにあるサポート店がトラブル回避のテクニックをアドバイス。それを迅速に自社業務にフィードバックできるなど、当面の人数不足を補うだけのネットワークがあるのも同社の強みのひとつです。

 

より高い技術力の提供に努めていくのはもちろんですが、小林社長がいちばんに考えているのが、ユーザーにより安心と安全を届けること。そのために心がけているのが、対話重視の姿勢。社名のとおり、自動車を通じた対話、交流のある企業づくりに取り組んで、身体の不自由な人たちには自由に移動できることの喜びを、その介護にあたる人たちには負担の軽減と心強い安心を与えたいという事業理念を着実に実践しようと、小林社長は日々の自社業務に励んでいます。

 

オートフォーラム
福山市神辺町川南337-8
営業時間/午前8時30分から午後7時(日曜日は午前10時から午後6時)
定休日/祝日

 

●お問い合わせ/オートフォーラム(株式会社小林輪栄店) TEL(084)963-2212
●お問い合わせ/広島県商工会連合会東部支所 TEL(084)960-3107

 

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新・くれブランド第2弾、完成も間近(呉地域商工会広域センター)

[9種類のシャーベットに続く商品、海鮮キムチの開発が大詰めを迎える]

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下蒲刈町特産の姫ひじき(写真)をキムチに加えて海鮮風味に

 今月9日に呉市安浦町で開かれたイベントで初めて一般消費者向けに販売された、呉地域商工会広域センターによる“新・くれブランド”のシャーベットに続く商品の開発が大詰めを迎えています。今春を目途に昨年6月から行われていた新・くれブランドを開発する取り組みで、同センターでは2種類の商品開発を並行して進めていました。同市と周辺8町の特産を生かした9種類のシャーベットは今月1月、一足先に完成。今月から、同町のグリーンピアせとうちに新設した同センターのアンテナショップで販売が始まっています。

 新・くれブランド第2弾として開発が進んでいるのは、同市下蒲刈町の“姫ひじき”と“姫ひじきの塩”を使った海鮮キムチ。海鮮キムチは、白菜のキムチと同町特産の姫ひじきを和えて、姫ひじきの塩で味を調えたもの。当初、姫ひじきの塩を漬物づくりに生かすことが案として出され、商品に物語を織り込もうと、同町の朝鮮通信使の歴史にちなんだ海鮮風味のキムチが考案されました。海藻のもつ粘りをうまく引き出した一品で、「最初はとにかく塩辛かった。荒塩を使って塩分を落としたら、ひじきの甘みも出てきて良い味になった」と開発委員の一人で、下蒲刈町商工会経営指導員の藤本貴史さん。半年以上、味の改良に試行錯誤を重ねた結果、納得の味が出せたと話します。従来のキムチに、鉄分やミネラル、食物繊維を豊富に含んだ健康食材と、ひじきの新芽を煮詰めて作った安心・安全な手づくりの塩を使うことでヘルシー志向にも対応した商品に仕上がっています。

 残るはパッケージデザインの作成。商品の鮮度を長く保つために真空パックにして販売することにしており、消費者にわかりやすく海鮮をイメージさせる図柄にするか、朝鮮通信使を図案にして、産地の歴史文化を表現したデザインにするかで最終的な判断をする予定。開発委員会では、5月中に詰めの作業を行ってパッケージデザインを決めた後、生産を業者に委託して量産できる体制を整え、7月以降に消費者向けに売り出したいとしています。

●お問い合わせ/音戸町商工会 TEL(0823)52-2281
●お問い合わせ/倉橋町商工会 TEL(0823)53-0030
●お問い合わせ/蒲刈町商工会 TEL(0823)66-1055
●お問い合わせ/下蒲刈町商工会 TEL(0823)65-2522
●お問い合わせ/川尻町商工会 TEL(0823)87-2139
●お問い合わせ/安浦町商工会 TEL(0823)84-5800
●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020
●お問い合わせ/豊浜町商工会 TEL(08466)8-3366

(2006-04-17-A)

近場でお得に温泉旅行(廿日市市大野町)

[宮浜温泉の宮浜グランドホテルが、平日限定の特別宿泊プランを実施中]

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特注の信楽焼を浴槽に使用した貸切風呂。特別宿泊プランでは入浴1回サービスが付く

 対岸に安芸の宮島を望む温泉地、宮浜温泉の宮浜グランドホテルが現在、リニューアル1周年を記念する平日限定の特別宿泊プランを実施し、人気を集めています。同館は、大野瀬戸に面した国道2号線沿いの小高い丘陵地にある、約40年の歴史をもつ温泉旅館。

 昨年のリニューアルで客室の一部を改装し、次の間付きの和室とツインルームを新設。次の間付き和室は10畳と6畳の2部屋に広縁が付いた特別な客室で、グループ利用などの大人数にも対応。ツインルームは落ち着き感のある間接照明で、洋室らしい雰囲気を演出しています。リニューアルのもうひとつの目玉が、貸切風呂の改装。従来あった家族風呂を特注の信楽焼風呂に改装したことで、陶器の風呂釜と檜の香りに包まれながら、心地よい入浴を楽しめるようになりました。エントランスの段差をなくして車椅子で移動できるようにしたり、ロビーに木目の美しいフローリングを配し、全体的に開放感ある空間に仕上げるなど、リニューアルによっていっそう快適性と機能性が充実した温泉旅館になりました。

 特別宿泊プランでは、昨年リニューアルした客室(海側)での宿泊に、信楽焼貸切風呂の入浴1回サービスの特典付き。風光明媚な大野瀬戸を望む部屋にくつろいで、夫婦や家族で水入らずの温泉を満喫できます。コーヒーまたはお風呂上りのソフトアイスクリームもサービスもあります。

 最近は広島近郊からの宿泊客も多いといい、「食事は月替わりの会席料理で、旬の味を存分に堪能してもらえる。近くの人も気軽に訪れて、美味しい料理と温泉、景色で心を癒して」と同館では利用を呼びかけています。特別宿泊プランは6月30日(金)まで。宿泊料金は1泊2食(2名1室の場合)1万3,800円、(3名以上1室の場合)1万2,750円。

 なお、同館の温泉は宿泊客以外の利用も可能です。午後1時から同8時までの間、大浴場・露天風呂は700円、貸切風呂は45分2,100円で日帰り入浴ができます。お気軽にご利用ください。

●お問い合わせ/宮浜グランドホテル TEL(0829)55-2255
●お問い合わせ/大野町商工会 TEL(0829)55-3111

(2006-04-14-A)
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おすすめの春らんまんの味-1(ひろしま夢ぷらざ)

[いちご本来の美味しさ、風味、食感が丸ごと味わえる手づくり無添加のいちごジャム]

事業所・店舗紹介

いちご粒の果肉がたっぷりと入った、さらりとした口当たりのいちごジャム

 広島県内の特産品を全国に届けるオンラインショップ、ひろしま夢ぷらざインターネット店が、春らしさを感じられる一品としておすすめする商品をご紹介します。商工会員が丹精込めた春らんまんの美味しさを、みなさんも手軽にお取り寄せしてみませんか。一つめに紹介するのは、柑橘栽培が盛んな豊田郡大崎上島町にある農事組合法人神峯園(しんぽうえん)が製造販売する「いちごジャム」です。

 昭和61年に設立された同園は、ブルーベーリーをはじめ島で栽培されている果物、柑橘を加工し販売しています。「“大崎上島を元気にする”を合言葉に、島内で生産されたものだけを原材料として使う」と同園。ジャムやジュース、ソースを加工販売しており、鮮度と風味を保つために生果実をそのまま加工。添加物は極力、砂糖のみとして果物の特長を生かすのが同園のモットーです。

 同園のいちごジャムは、早朝に収穫したいちごを新鮮なまま、その日のうちにジャムに加工したもの。いちごは冷凍せず、グラニュー糖だけを加えて加工。ジャムを固めるゲル化剤のペクチンを使わないため、いちご本来の風味を残しつつさらっとした口当たりに仕上がっています。もうひとつの特長が、固形状の果肉が入っていること。一見、フルーツソース風のさらりとしたジャムのなかに、三角に形を切りそろえた新鮮ないちご粒の果肉がたっぷりと入っており、従来のジャムとは違った食感と味の広がりを楽しむことができます。「ゆるいジャムとも言われるが、口に運んだときの風味がまるで違う」と同園では自信をもって商品をアピール。パンに塗るとジャムがさらりとしみ込む感覚で、ヨーグルトにもよくなじみ相性は抜群です。

 価格は200g682円。季節商品で、製造されるのは3月から5月までの短い期間。「いちご農家のできにもよるため、月に1,000本しか作れないときもある。売り切れたらその年は終わり」と同園が話すように、インターネット店用に確保するのも難しい商品ですが、みなさんも希少な味をぜひ一度ご賞味ください。

●お問い合わせ/農事組合法人神峯園 TEL(0846)64-3911
●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)544-1122

(2006-04-13-A)
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はらみちを美術館オープン(三次市君田町)

[“お母さん”をテーマに独自の世界を表現する詩画家の作品を常設展示]

事業所・店舗紹介

道の駅ふぉレスト君田内にオープンする「はらみちを美術館」

 三次市が同市君田町の道の駅ふぉレスト君田内に建設していた「はらみちを美術館」が今月22日(土)、オープンします。はらさんは、“お母さんと子”“ふるさとのぬくもり”をテーマに、独自の創作詩画の世界を表現する詩画家。平成7年に君田小学校の読書講演会で講演を開いて以来、同町と交流を続けてきました。はらさんは愛する君田を作品のなかで、「母と土とその魂が聞こえる」と表現しています。美術館では、はらさんから寄贈された詩画294点を入れ替えながら順次展示することにしています。

 はらさんは昭和3年、兵庫県神戸市生まれ。脳性小児麻痺によって手足が不自由になりましたが、40歳のころから母、子、自然をテーマに詩と絵の制作に専念し、北原白秋童謡賞をはじめ数々の賞を受賞。平成元年には日ソ文化使節団として、詩の朗読と作品100点の巡回展を開催。その後も全国各地で詩画展覧会を開くなど、力強い活動を続けています。

 美術館は平屋建て。展示室、ホール兼展示室(市民ホール)、テラス、身障者兼用トイレを備えています。「飛行機が空に舞うかのようなデザイン。山の砦をイメージした道の駅にあって、どこかミスマッチな建物の造りと色彩はひときわ目を引く」と君田商工会経営指導員の山崎祐輔さん。ホールからは大きなガラス越しに、君田の山々や神之瀬川の眺めが広がります。

 はらさんの描く作品は、現代社会のなかで失われつつある人間の優しさ、親の大切さを思い出させてくれます。折りしも同市では、日本画家・故奥田元宋氏と妻で人形作家の小由女さんの作品を常設展示する「奥田元宋・小由女美術館」が15日にオープンしたばかり。「知名度もあって奥田美術館に広く世間の注目が集まるが、その分、地域に密着した美術館として人々の心をやさしく癒し続ける存在であってほしい」と、山崎さんは地元に誕生する新施設に期待を寄せているようです。道の駅ふぉレスト君田内には、広島県で唯一の重曹泉として知られる君田温泉森の泉があります。さわやかな春の到来でお出かけに最適な季節になりました。 はらさんの詩画で心を、君田の温泉で身体を癒しに、みなさんも出かけてみませんか。

 美術館へは中国自動車道三次ICから国道375号経由、県道39号線を約20分。開館時間は午前9時から午後5時。休館日は毎月第3火曜日(祝日の場合開館)。入館料は大人300円、高校生150円、中学生以下無料です。

●お問い合わせ/君田温泉森の泉 TEL(0824)53-7021
●お問い合わせ/君田商工会 TEL(0824)53-2039

(2006-04-11-A)

地域通貨でにぎわいあるまちづくり(山県東部4商工会)

[商店街に人を呼び戻し、町内消費の拡大を図ろうと地域通貨“ユート”を発行]

事業所・店舗紹介

今月3日に事業を開始し、2週間で約300万円分を売り上げた

 低迷する地域経済の活性化を図ることを目的に、山県東部4商工会(大朝町商工会・芸北町商工会・千代田町商工会・豊平町商工会)が「地域通貨事業」に取り組んでいます。地域通貨の名称は“ユート”。ユートピア(理想郷)のユートを取り、夢のある町をイメージして命名。地域通貨は額面1,000円単位の1種類で、単位は1ユート=1円。北広島町内の取扱店で現金と同様に使え、商品やサービスへの支払いに利用できます。4商工会が実施する地域通貨は、町内購買力の流出を防ぎ、地域の商業振興を図るのが狙い。各商工会の代表者による企画運営委員会を設置し、地域住民への浸透や購買意欲を高めるための活動などを現在進めています。

 ユートは商品券のように1回限りで換金するものではなく、現金のように流通を目的にしたもの。有効期限は発行から6か月以内とし、取扱店での裏書を4回まで行うことでより経済効果を高めるようにしています。「仮に現金であれば町外に流出するかもしれない住民の消費が、4回まで地域にとどまることになる」と千代田町商工会経営指導員の合野忠敬さん。町内でユートを循環させることで、地域のモノやサービスの交換が活発化することに期待していると話します。

 ユートは4商工会が窓口となって販売。購入の際には3%のプレミアが付き(1000ユート=970円)、事業開始から2週間で約300万円分が発行されました。取扱店は約200店舗あり、ユートは商品代や飲食代、燃料代、工事代、機械設備代などの支払いに幅広く利用できます。また、同町では地域通貨事業を支援するため、新規定住促進につながる住宅建築費の一部補助などをユートで交付する予定にしているようです。

●お問い合わせ/山県東部商工会広域センター TEL(0826)72-2380

(2006-04-10-A)

せら高原に新名所が誕生(世羅郡世羅町)

[広島市民球場11個分の敷地に、自然とふれあえる広場やワイナリー、産直市などを整備]

事業所・店舗紹介

オープン直後、たくさんの買い物客でにぎわうワイナリーショップ

 地元産のぶどうを使ったワイナリー、自然を生かした憩いの広場などを備えた観光施設「せら夢公園」が14日、世羅郡世羅町にオープンしました。せら夢公園は、広島の新たな魅力を創出する拠点として県と同町が一体的に整備を進めていた施設で、丘陵地を切り開いた27haの園内に自然とふれあえる“せら県民公園”と、醸造見学や食事などができる“せら農業公園”があります。地元に新たな名所が加わったことを、「世羅は今、本格的な花のシーズン。ゴールデンウィークも間近で、これまで以上に多くの観光客を呼び込むことが可能となるのでは」と世羅町商工会経営指導員の進藤大輔さんは歓迎。シーズン本番を迎えた花観光農園めぐりと合わせて、同町での滞在型観光を楽しんで、と呼びかけています。

 県民公園は、バラエティに富んだ5つの広場からなるスペース。公園の中心となる交流広場をはじめ、世羅高原の地形をミニチュア化したミニチュアガーデン、起伏のあるのんびり草原、芝生のレクリエーション広場、多目的広場などがあります。ミニチュアガーデンには、夢吊橋や八田原ダムなどをモデルにした遊具があり、遊びながら世羅の文化や歴史を学べるような工夫が。のんびり草原ではピクニック、レクリエーションではグラウンドゴルフなどのファミリースポーツを楽しむことができます。

 せら農業公園は、地元産のぶどうを使ったワイナリーやレストラン、夢高原市場などで構成。ワイナリーでは白赤の4種類のワインを醸造し、ワイン醸造を体感できる見学コース(季節限定)を用意。試飲も楽しめます。レストランは、地元の食材をふんだんに使った料理が自慢。地元野菜や米を使ったセットメニューやバーベキュー、ワインなどで世羅の味を堪能できます。野菜、味噌、寿司、餅など500種類以上の特産品が並ぶ夢高原市場では、地元農家が農産物を直売。対面販売を行って世羅産品の魅力をアピールしたり、生産者の声を届けたりします。

 花観光農園も続々とオープンし、せら高原は観光シーズン真っ盛り。世羅の自然と美味しさが詰まった夢あふれる公園へ、みなさんも出かけてみませんか。

●お問い合わせ/世羅町商工会 TEL(0847)22-0529

(2006-04-09-A)
「せら夢公園」の詳細はこちら(世羅町商工会のHPからリンク)

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