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空き店舗を活用した店をオープン(豊田郡瀬戸田町)

[郷土に伝わる土鍋料理をイメージしたせいべいを島の新名物として売り出す]

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しおまち商店街にオープンしたせとだ小町

 豊田郡瀬戸田町のしおまち商店街に今月9日、郷土料理の“浜子鍋”をイメージしたせんべいを売る「せとだ小町」がオープンしました。お店を開いたのは、瀬戸田町商工会理事の亀井直子さんが代表を務める女性グループ“せとだ小町”。同商工会と町観光商工課の支援を受け、商店街の空き店舗を借り受けて、地元の情報発信の場、観光客の休憩所として同店をオープンさせました。郷土料理をモチーフにしたユニークなせんべいを新名物として売り出して、商店街の活力、にぎわいを取り戻そうとメンバーらは意気込んでいるようです。

 同店が売るのは、郷土に伝わる鍋料理の味を再現した“浜子鍋せんべい”(1枚100円)。浜子鍋は、地元で取れる小魚やタコ、エビ、サザエ、カキなどの魚介類と野菜を入れて作る味噌仕立ての土鍋料理。瀬戸田は古くから塩田が盛んで、そこで働く人々、“浜子”たちが昔から好んで食べた郷土料理とされています。同町では、県の大型観光キャンペーン事業に呼応し、今月から浜子鍋などで地域の食の魅力を発信する誘客キャンペーンを展開する予定。特産品の開発を長年検討していた同グループ代表の亀井さんは、地元でのキャンペーン展開をにらみ、昨年9月から浜子鍋をイメージしたせんべいの開発に着手。専門家を招いて2度の試作を行い、生地や具材について工夫を重ねたほか、せんべいの製造会社視察、創業塾での研修などを経て、味噌味ベースのせんべいを完成させました。

 浜子鍋せんべいは、味噌としょうがで味をまとめたものがオーソドックス型。これに、七味とにんにくの風味を加えた3種類をラインナップ。海苔を敷いたせんべいの上に、ボイルしてスライスした地元のエビやタコ、水菜、シメジなどの具材をトッピング。豪快にプレス機で焼いたせんべいは、「瀬戸田の幸を丸ごとプレスした、まさに浜子鍋そのものの味わい」と、せんべいの開発に携わった同商工会経営指導員の奥川美代子さん。大きさは直径約15cmから20cmと多少まちまちなのも、手づくりらしさが感じられるといったところ。瀬戸田でしか食べることのできないせんべいと奥川さんは新商品をPRし、「浜子鍋せんべいを片手に、商店街散策を楽しんでほしい」と話します。

 せんべい焼き器を使ってできることには何でも挑戦しようと、同グループでは現在、地元産のかんきつ類を原料にしたせんべいを考案中。同町は全国有数のかんきつ類の一大生産地。地域の特色を生かしたせんべいを次の新しい名物にと、メンバーらは冬場にストックしたミカンやレモン、ネーブル、いよかんなどの果汁を使ったせんべいの試作にも意欲を燃やしているようです。また、空き店舗を活用した商店街の魅力づくりにも貢献したいのが同店のねらい。特産品を積極的に開発し売り出すとともに、観光客に幅広く地域情報を発信することで地元商店街の魅力向上も図っていきたいとしています。

 同店の営業日は土・日曜日のみ。営業時間は午前10時から午後3時。本格的な観光シーズンが近づいてきました。みなさんも観光で瀬戸田を訪れたときはぜひ、しおまち商店街にあるせとだ小町へも足を運んで、美味しい手づくりせんべいを味わってみてください。

●お問い合わせ/瀬戸田町商工会 TEL(08452)7-2008

地元産の柚子を使ったポン酢を商品化(三次市作木町)

[女性部員らが昨年11月から試作開発に取り組み、さっぱり薄口の“夏向き”ポン酢が完成]

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 三次市作木町の作木商工会女性部が開発した、地元産の柚子を使った“ゆずポン酢”が町内の小売店で売り出されました。無農薬の柚子の果汁がたっぷり入った無添加のポン酢で、「味は薄口。鍋料理のタレとしては酸味が足りないが、刺身や肉料理がさっぱり食べられる夏向きのポン酢」と、商品開発に協力した小出義明料理学園の小出義明校長。同女性部では、「商品の良さをまず地元の人に知ってもらい、消費を高めることで地域の活性化に」と、地域の特色を生かした特産品を地元消費者にPRし、理解を深めてもらうことから始めたいとしています。

 この商品は、同女性部が“平成16年度備北地域広域商工会女性部活性化事業”のなかで開発したもの。町内にたくさんの柚子の木がありながら、収穫されないままになっていた柚子を生かそうとしたことが商品開発のきっかけ。町内の柚子を収穫し、女性部員らは昨年11月から試作開発をスタート。今年1月まで3回の試作、加工実施を行い、先月、無農薬柚子を生搾りした天然果汁のポン酢の商品化に成功しました。同女性部ではゆずポン酢の試作開発と並行して、町内のレストランで提供する新たな料理メニューの開発にも取り組み、地域の食材と開発中のゆずポン酢を生かした料理メニューのレシピは一足先に完成。同女性部は地元農産物を活用して、作木の特色を強調した2つの特産品を今年になって開発したことになります。

 ゆずポン酢を売るための仕掛けとして、同女性部では小出校長のアドバイスをもとに、「ゴマ油を加えて中華風味のドレッシングに」「バターを加えて照りを出し肉料理に」「多めの和風ダシで割ってポン酢粥に」といったレシピ集の作成も進めているよう。今後は独自のレシピを添えて売り出すことで、消費者が多様な味を楽しむことができるようにもしたいと意気込んでいます。女性部員らとともに商品開発に取り組んだ同商工会経営指導員の井上憲さんは、「地域に理解と協力を求めながら一定の収穫量を確保できるよう努め、今年の秋口から計画的な生産に取り組みたい」と語り、来年にはひろしま夢ぷらざでの商品展開もスタートさせたいと話してくれました。

 なお、同女性部では、来月22日(日)に文化センターさくぎで開かれる「第4回文化財指定神楽団共演大会」で出店コーナーを設け、ゆずポン酢を広く売り出す予定にしています。

●お問い合わせ/作木商工会 TEL(0824)55-2124

潮待ち港の情報が満載(呉市豊町)

[最新号は、夢や願いを叶えるための健康にも良い“三社めぐり”のススメ]

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「みたらい通志」の最新号

 呉市豊町の町並み保存地区、御手洗の情報を集めたミニコミ誌「みたらい通志」の最新号が発行されました。同誌は、平成8年に豊町商工会が創刊した地域情報誌で、春と秋の年2回発行。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される御手洗地区の歴史や人物、特産品などの情報を町内外に提供しています。

 「地域資源を掘り起こしてその価値をアピールし、島の観光振興に役立てることがこの冊子の狙い」と、同誌編集委員で同商工会経営指導員の田阪行久さん。発行号数は15号目。独自の切り口で御手洗の周辺情報を調査、提供し、毎号新たな発見があるミニコミ誌として人気を集めています。

 今号の特集内容は、港町の文化財めぐりの楽しみ方について。“三社めぐり”をテーマに、御手洗の3つの神社をお参りしながら町歩きを楽しむ特集企画で、「付加価値として健康をキーワードにあげて誌面づくりを行った」と田坂さん。地域の高齢者などから聞き取ったエピソードを交え、菅原道真公ゆかりの天満宮、海上安全の守護神として信仰を集めた住吉神社、江戸時代の雁木前に建つ恵美須神社の三明神を詳しくガイド。誌面では、三社めぐりに独自のルールを設定。そのなかで本殿に祈願するだけの参拝スタイルではなく、各社のいわれにちなむ、くぐる、さする、さけぶといった“ご利益アクション”を提案。三社めぐりを健康増進に役立てながら、夢や願いを叶えようと呼びかけるユニークな誌面構成が今号の見どころです。

 御手洗の裏路地にまつわるストーリー、今年2月に開館した“安芸灘交流館”の紹介のほか、田坂さんも自ら町の特産品加工グループに取材し、島の特産品情報を発信。全10ページに御手洗の情報がぎっしりとつまっています。同誌は、同町の観光案内所、潮待ち館・観光交流センターほか、ひろしま夢ぷらざで無料配布しています。手づくり感あふれるミニコミ誌を手に、みなさんも御手洗の町を歩いてみてはいかがですか。ご覧になった方はぜひ、同商工会までご感想をお寄せください。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020

環境にやさしい石鹸を商品化(尾道市向東町)

[地域の環境保全に役立てようと、女性部員が大豆の天然成分を配合した石鹸を作る]

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すでに夢ぷらざに並び、好評のよもぎ石鹸と竹炭石鹸

 環境にやさしい町づくりに向けて、尾道市向東町の向東町商工会女性部がEM菌で作る廃油石鹸を商品化しました。食用廃油をリサイクルしたEM配合の石鹸に、豆腐の製造過程でできるおから、豆乳などを加えた新商品で、ひろしま夢ぷらざで近日中に発売が始まります。

 同女性部では、“広域商工会女性部活性化事業”の一環として、平成15年1月から地域環境に配慮した石鹸づくりをスタート。EM配合廃油石鹸を手始めに、地元で採取したよもぎのエキスを配合した“よもぎ石鹸”、地元の竹炭を粉末にして石鹸に混ぜた“竹炭石鹸”などを作り商品化。同年6月から販売を開始しました。地元住民の環境保全意識の向上を図り、さらに地域の環境をより良いものにしていこうと、同女性部では昨年7月から新たな廃油石鹸の試作を実施。改良試作を繰り返し、環境保全に役立つ新石鹸を今年2月に商品化しました。

 同女性部が新たに作ったのは、天日干しの後、粉末にしたおからを石鹸に混ぜた“おから石鹸”、廃油をかくはんする際に豆乳を加えた“豆乳石鹸”の2つ。大豆の天然成分を配合した石鹸で、「見た目はとても美味しそうなでき上がり」と同商工会補助員の橋本由利子さん。原料は豆腐製造の地元会員が提供。部内での評判が良かったことから本格的に商品化れ、「市販の洗剤で手荒れして病院に通っていたが、2つの石鹸を使うようになってその必要がなくなった」と、橋本さんは石鹸の効果に感心している様子。おから石鹸、豆乳石鹸は商工会を窓口にそれぞれ1個315円で販売。よもぎ石鹸と竹炭石鹸はすでに夢ぷらざで販売されており、おから石鹸、豆乳石鹸のいずれかもまもなく店頭に並ぶ予定で、「廃油石鹸を使って環境への負荷を減らそう」と女性部員も呼びかけています。詳しくは、商工会までお問い合わせください。

●お問い合わせ/向東町商工会 TEL(0848)44-0563
●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

米が主原料の広島初の麺を開発(三原市大和町)

[地元農業の活性化に貢献しようと、県内初となる麺食材を大和町の企業が開発]

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夢ぷらざ店頭でおこめんをPRする(有)大和の井掛社長

 三原市大和町の有限会社大和が3日、中区本通のひろしま夢ぷらざで地元米を主原料に作った麺“おこめん”の試食販売を行いました。おこめんは、米の消費拡大などを図ろうと、同社が山口県玖珂町の製麺会社、藤井製麺株式会社の協力を得て先月完成させたもので、大和産コシヒカリ、あきたこまちを主原料にした県内初の麺。小麦粉の麺では味わえない、米ならではのモチモチ感のある独特の食感が特徴。試食販売にはたくさんの買い物客がつめかけ、独自の個性をもった麺の味を吟味しました。

 同社は、農機具販売業の西川信芳さん(初代代表)と元町役場総務課長の井掛勲さんが昨年10月、大和町商工会の起業支援を受けて設立した製麺会社。合併により周辺部として取り残されるのではという危機感や、「地元の基幹産業である農業を、次の時代に向けて夢のもてる産業にするにはどうしたらいいのか」という思いが設立のきっかけと現代表の井掛さん。井掛さんらは、減反に伴う地域の遊休農地の活用と町おこしをめざし、2年前から地元米を使った新たな加工食品の開発を検討。当初、米粉をパン生地用に加工する技術を研究。その後、米を使ったベトナムの麺料理“フォー”をヒントに、「日本もベトナムも米文化の国。日本でも同じことができるはず」と米から麺を作ることを発案。開発研究を進めるなかで知った、平成9年にお米ラーメン“お米麺(おこめん)”の製品化に成功した藤井製麺と昨年、お米麺製造装置に関するライセンス契約を結び、「役場を早期退職してひろしま産業振興機構のセミナーで経営を学び、退職金をつぎ込んで会社を立ち上げた」と井掛さん。

 井掛さんらが製造するおこめんは、米を製粉し、小麦粉やデンプン、豆乳、トレハロースと混ぜて蒸した後、製麺。大手メーカーにはできない、生産者の顔が見える安全な仕組みで差別化を図ろうと、原料米は自ら生産したものを使用。ただ、課題も残ります。「私たちが作る米はアミロースの含有量が少ない低アミロース米。粘りがあり、味も良いが加工向きではない」と井掛さん。そのため現段階で消費者に向けて売り出すには、小麦粉などの材料で味を調える必要が。現在製品化されているおこめんは、地元米を約60%使用。小麦粉などに頼らない、地元米100%混ざり気なしのおこめんを作りたいのが井掛さんらの考え。商品価値を高めるためにも、井掛さんらおこめんの製造とともに、加工に向いた原料米の生産にも積極的に取り組んでいます。

 おこめんは、しょうゆ味のラーメンスープ、冷麺スープ付きそれぞれ1食240円で販売。「サラダにも良い、お寿司にも使える。ラーメンと銘打ったのは商品を知ってもらうための仕掛けで、おこめんはさまざまな料理に多目的に使える新しい食材」と井掛さんは強調。食べる楽しみだけでなく、自由な発想が生かせる食材としての楽しみも感じてもらいたいと井掛さんは話し、「ぜひプロの料理人に目をつけてもらい、いろんなレシピを編み出してほしい」と笑います。

 井掛さんらの夢は、将来、転作田を活用したおこめん原料米の生産・供給システムを確立し、米作農業の活性化や商工農の連携を推進して、若者が夢をもてる地域づくりや雇用拡大に貢献すること。「後継者も不足し、このままだと農業がだめになる。誰かが身をもって実践しなければならないこと」と井掛さんは語り、地域の特性を生かした特産品開発の取り組みが、地域にとって長期的な利益を生み出すきっかけになればと希望にあふれているようでした。

●お問い合わせ/有限会社大和 TEL(0847)33-1456
●お問い合わせ/大和町商工会 TEL(0847)33-0321

OB人材登録100名到達(県連)

[中小企業の経営課題の解決などを支援するアドバイザー人材が県内で100名に達する]

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 本県連と県内商工会議所などが連携し、取り組みを推進している「企業等OB人材活用推進事業」でこのほど、各地に派遣できるアドバイザーとして登録された県内のOBが100名に到達しました。

 同事業は、平成15年度の経済産業省の重点施策のひとつとしてスタート。全国の商工会議所などを中心に、豊富な専門知識や経験をもつ大手、中堅企業などのOB人材情報をデータベースとして構築し、アドバイザーという形で中小企業の経営課題解決に役立ててもらおうとするものです。

 人的資源に限りがある中小企業にとって、経営革新や新事業展開などに対応するための優秀な人材の確保は経営上の大きな課題。公認会計士、中小企業診断士などの専門家、コンサルタントなどが課題解決のために多く活用されていますが、最近では新聞・テレビなどのマスコミにより、豊富な知識と経験をもつ企業OBが外部人材として中小企業を支援し、さまざまな業種・分野で活躍している姿が数多く報道されています。同事業は、こうしたOB人材に対する社会的関心の高まりを背景に打ち出されました。

 日本商工会議所に全国的な普及・啓発活動を行うための「全国協議会」を設置するとともに、平成15年度は全国の主要都市商工会議所など21か所に「地域協議会」を設置。平成17年度には47か所全県に設置が予定されています。広島県では、広島商工会議所(担当:中小企業支援センター)が事務局となり、平成15年7月に事業の実施方針などの協議・決定を行う「企業等OB人材マッチング広島協議会」(会長:渡辺一秀広島商工会議所副会頭)とともに、各地でOB人材の発掘活動を行う発掘委員会を設置。県内でOB人材の発掘、データベース構築に取り組んできました。その結果、県内のOB人材の登録数が100名に到達しました。

※OB人材登録人数 広島協議会100名(平成17年2月17日) 全国協議会2,672名(平成17年1月末日)
100名の分野別内訳は、経営企画38名/海外展開19名/情報化11名/マーケティング20名/製品開発48名/生産管理19名/物流管理5名/財務管理16名/人事労務13名/法務特許9名 (複数分野にまたがる登録を含む)

 登録された人材データは、「広島協議会」のホームページ(リンク参照)、日本商工会議所が開設する「全国協議会」のホームページ、独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業支援検索サイトJ-Net21で公開しています。平成16年度からは、こうしたデータベースをもとに中小企業とOBのマッチング事業にも着手。現在、その円滑化を図るために広島商工会議所内にマッチング・コーディネーター2名を配置し、県内の中小企業支援を展開しています。

※マッチング件数 広島協議会22件(平成17年2月17日) 全国協議会1,023名(平成17年1月末日)
※成立件数 広島協議会10件(平成17年2月17日) 全国協議会389名(平成17年1月末日)

●お問い合わせ/広島商工会議所/中小企業支援センター TEL(082)222-6691(担当:下河)
「広島協議会」のホームページはこちら

ダム湖畔にやすらぎの食事処オープン(世羅郡世羅町)

[日本の女子教育の先駆者・大妻コタカの生家を改築し、食事処として開放]

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来店の際は事前の電話予約がベター

 世羅郡世羅町川尻の神農湖(三川ダム)畔にある大妻コタカの生家を利用した食事処「久恵風穴の里 ごもくめし」が来月8日(金)、オープンします。昭和34年のダム建設で神農湖畔へ移築された大妻コタカの生家の一部を店舗用に改築したもので、畳敷きの食事席や土間、囲炉裏などを完備。昨年10月末から約1か月間、試験的に営業を行っていましたが、このたび正式オープンを迎えることになりました。

 大妻コタカは大妻女子大学の創立者で、旧甲山町出身。大正11年、働く女性のための夜間高等女学校を日本で初めて開設するなど、日本の女子教育界の発展に大きく尽力。日本の女子教育の草分けとして多大な功績を残し、平成14年に旧甲山町の名誉町民に選ばれました。店名は、大妻コタカの自叙伝『ごもくめし』にちなんだもの。

 同店は、地元の主婦ら4名で運営。6畳と8畳の2間を食事処として一般に開放。席数は約20席。大妻コタカの遺品や写真、掛け軸などを展示する母の間もあり、「落ち着いて食事を楽しんでもらうのはもちろん、教育文化の志を学ぶ場、春の桜など自然豊かな場所で自然と共生する智恵を身につける場などとしても活用してほしい」としています。

 同店では地産地消をテーマに、地域近隣で採れた食材を利用した料理を提供。看板メニューのごもくめし御膳(1,500円)は、おから、ひじきなど身体に良い惣菜を盛り込んだ1日20食の限定品。「長年の主婦歴を生かした昔懐かしい田舎料理。豊かな自然のなかで目と舌で季節を感じてもらいたい」と同店の伏原由美子さん。桜弁当(1,000円)などの和食や、ケーキセット(700円)、抹茶セット(500円)などの気軽なメニューも用意。神農湖を望む大妻森林公園に隣接し、春は桜、秋は紅葉が美しく、「素朴な料理を楽しみながら、都会では味わえない静かな時間を過ごして」と伏原さんは誘います。春には屋外にお茶席を設け、手づくり作品の展示会、コンサートなど文化活動の発表の場としても広く開放し、地域のコミュニケーションづくりに積極的に取り組みたいと意気込んでいます。

 営業日は金曜日から日曜日の週3日。桜の季節は連日営業。営業時間は午前10時から午後5時。なお、事前に予約をすれば営業日以外でも対応可。電話にて希望日や時間などをご相談下さい。「この山あいの里に生まれた偉大な大先輩の意を継ぎ、先生の生家で素人発想を生かしながら、次の世代につながるお店づくりをめざしたい」とメンバー一同。温かい春を待っての正式オープン。季節の花々が咲き誇り、四季を通じて楽しめる憩いの場に、みなさんも一度足を運んでみてはいかがですか。

●お問い合わせ/久恵風穴の里 ごもくめし TEL(0847)24-0033
●お問い合わせ/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529

魅力ある地域情報発信に向け観光ガイド育成(安芸郡倉橋町)

[今月20日の倉橋最大のイベントでデビューめざし、地域住民がガイドの勉強に励む]

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長門の造船歴史館などイベント当日は5か所を案内

 地域の活性化や観光振興に役立てようと、安芸郡倉橋町の倉橋町商工会が観光ボランティアガイド育成への取り組みを進めています。同商工会の「多彩な交流を生みだす魅力ある地域をつくろう」との呼びかけに応えた10名の参加者らが、今月20日(日)に地元で開かれる「宝島くらはしフェスティバル」でのデビューをめざし、ガイドの勉強に熱心に取り組んでいるようです。

 ガイドの育成は、広島湾域にある6市16町の行政、商工会議所、商工会などで組織する“広島湾ベイエリア・海生都市圏研究協議会”による、海の資産価値に着目し、広島湾域の観光振興などを図ろうとする構想がきっかけ。広島湾域の自然、歴史を生かして観光地としての魅力を高め、新たな広域観光ルートの開発を進めるなか、それを事業として成立させるためには各地域で観光ガイドの養成が望まれていました。また、同商工会は一昨年から修学旅行の誘致に力を入れていることなどもあり、地域のホスピタリティ向上と魅力ある地域情報の発信に努めようと、昨年10月から観光ボランティアガイドへの募集を地域住民に呼びかけていました。

 ガイドの勉強会は先月末からスタート。初めての勉強会で参加者らは、町教育委員会の学芸員とともに桂浜神社、万葉歌碑、洋式ドッグ跡、長門の造船歴史館など地元の史跡や施設など6か所を訪問。郷土の歴史や文化、人前での分かりやすい話し方などを学びました。今月2日に開かれた2回目の勉強会では、参加者らは前回学んだことを生かしてプレゼンテーションを披露。前回めぐった史跡、施設を訪れ、参加者一人ずつが担当場所のガイドを実践しました。「参加者の熱意を無駄にしてはいけない。努力する人たちのためにも、今度は私たちが人を呼び込む仕掛け作りをしていくことが課題」と、ガイド養成を企画した同商工会経営指導員の久保眞さん。今後、呉市の観光ボランティアの会など他地域のガイド会とも交流を図り、ガイドのレベルアップやメンバー拡大をめざしたいとしています。

 なお、今月20日の「宝島くらはしフェスティバル」に合わせ、広島港発着の広島湾イベントクルーズが実施されます。広島港からチャーター高速船で、桂浜温泉館周辺である同イベント会場へ。観光ボランティアガイドの案内で、歴史民俗資料館、桂浜、長門の造船歴史館などを見学し、厳島神社神官によるHNK大河ドラマ『義経』で話題の舞楽、“蘭陵王(らんりょうおう)”を鑑賞するスケジュールが予定されています。倉橋の新鮮な特産物の買い物も楽しめるイベントクルーズに参加してみませんか。乗船料大人3800円、小児(満3歳以上12歳未満)1900円。昼食、施設入館料は含まれていません。詳しくは、商工会までお問い合わせください。

●お問い合わせ/倉橋町商工会 TEL(0823)53-0030

店舗の空き空間が博物館に(府中市上下町)

[商店街に元気を取り戻そうと、切手の収集家がスーパー店舗2階に切手博物館を開設]

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 府中市上下町の上下町商店街に、商業施設の空き空間を活用したユニークな施設がオープンしました。同町が陰陽の分水界であることから「分水嶺」と名づけられた切手の博物館で、SPAR上下店2階に今月2日オープン。10万枚以上の切手を使い、上下の代表的な風景を表現した壁画や日本地図をはじめ、47都道府県のふるさと切手、世界200か国の切手などが分類展示されています。

 博物館をオープンさせたのは、同店の経営に関わる会社役員の藤井徳夫さん。藤井さんは60年来の切手コレクターで、「自分ができることを提供して、合併後の活気あるまちづくりに貢献したかった」と、府中市との合併前から博物館開設に向けて準備。長年の収集品や近隣の収集家などから寄せられた切手20~30万枚を1年がかりで分類整理し、同店2階を改装した後、4名の従業員とともに約2か月かけて壁一面に切手を張り合わせました。なかでも、上下の特徴を表した壁画、日本の百名山や国立公園、国定公園の切手でかたどった日本地図などがひときわ目を引きます。

 自然が大好きという藤井さん。山登りも趣味のひとつで、世界各地の山々を歩いたことなどもあり、とくに世界の名峰を絵柄にした切手が自慢の品だとか。「切手のデザインには、その国の歴史や文化が反映されている。それらを見ることで知的好奇心を高めてほしい」と藤井さん。また、収集家としての足跡ともいえる過去60年分の切手を、それぞれの生い立ち、思い出などと照らし合わせながら鑑賞するのも楽しみ方のひとつと話します。今後は、近隣の収集家などの協力を得ながら月1回の展示替えを行ない、魅力ある博物館づくりで商店街に元気を取り戻したいと藤井さんは意気込んでいます。

 切手愛好家の方はもちろん、みなさんも歴史の町並み散策とともにユニークな博物館見学を楽しんでみませんか。切手博物館「分水嶺」は上下郵便局隣。入館料無料。開館時間は午前10時から午後5時。休館日は水曜日です。

●お問い合わせ/SPAR上下店 TEL(0847)62-2360
●お問い合わせ/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

賀茂台地フェアの後期日程スタート(ひろしま夢ぷらざ)

[今年で4回目を迎える、賀茂郡内の商工会などによる物産フェアが買い物客らに好評]

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フェアでは、特に旬の果物などが人気

 中区本通のひろしま夢ぷらざで今月2日から始まった「賀茂台地フェア」は、連日多くの買い物客を集めて7日、前期の日程を終了。今日9日(木)から後期の日程がスタートし、福富町、大和町、河内町、豊栄町の4商工会が夢ぷらざ店頭でイベント販売を行います。フェアは今月14日(火)まで。

 同フェアは、地域が連携して郡内の特産品などを広くアピールしようと、大和町商工会が各商工会に呼びかけて実現したもので、今年で4回目。米どころ、果物の産地として知られ、広島市内より一足早く実りの秋の気配が漂い始めた賀茂台地の魅力ある特産品の数々が、夢ぷらざに秋の香りをいっぱいに運んでくれることになりそうです。

 9日の後期初日は、福富町商工会が出店。健康食品のエゴマを使った食品や豆腐など、同町の体験型加工施設、福富物産しゃくなげ館の出品を中心に、柏餅や寿司、おこわといった手づくりの味が店頭に並びます。中二日あけた12日(日)には、大和町商工会が出店。漬物、お餅、麦飯、寿司など素朴なふるさとの味を夢ぷらざに届け、週末の買い物客で店頭がにぎわうことになりそう。翌13日(月)には、河内町商工会がぶどう、漬物などを出品し、最終日は豊栄町商工会がりんごや野菜、しば餅などで店頭をにぎわせてフェアを締めくくります。

 期間中、夢ぷらざ店内にも郡内の多種多彩な名産品、みやげ物などが盛りだくさんで、「賀茂台地の美味しい野菜やお米などもぜひ手に取ってみて、実りの秋を感じてもらいたい」と、同フェアを企画した大和町商工会の岡場弘雄事務局長。みなさんもこの機会に、賀茂台地の初秋の味覚をお楽しみください。

●お問い合わせ/ひろしま夢ぷらざ TEL(082)541-3131

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