セミナー・プロジェクト

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ITを活用した会社業務のあり方を紹介(佐伯区五日市)

[マイクロソフト(株)の専任講師が中小企業者にITが経営に役立つ実例などを解説]

セミナー・プロジェクト

 ITを経営に生かし、経営効率の改善や企業の発展に結びつけてもらおうと今月10日、広島市佐伯区の五日市商工会館で「全国ITデリバリーセミナー」が開かれました。これは、マイクロソフト(株)が全国IT推進計画の一環として今月から中小企業を対象に、IT導入のメリットについての説明会を全国各地で開催しているもので、IT導入実践例の紹介やIT導入前、導入後の具体的事例を紹介するとともに、経営課題解決に役立つ活用事例の紹介などを通じて、ITが経営に役立つことを中小企業の経営者に理解してもらうことが目的。

 電話やFAXに変わる新たな通信手段として普及したインターネットは、ビジネス環境を大きく変化させました。ますますビジネスのスピードが加速するこれからの時代、中小企業の経営者はインターネットを情報基盤として活用し、あらゆる業務を効率化させる技術を身につけて新たな経営革新に取り組むことが求められています。

 本県連との共催で行われた同セミナーには、新たなビジネスチャンスの獲得に向けてITに取り組もうと同地区17の事業者が参加。“へぇ~ ITってこんなに便利で簡単なんだ~IT活用はじめの一歩~”と題し、同社IT推進部のマーケティングスペシャリスト、木野和宏氏が身近なIT導入の成功モデルをもとに、その秘訣をドラマ仕立てのビデオで分かりやすく解説し、これからの業務に不可欠なIT活用の具体的方法についてのデモンストレーションなどを行いました。

 ビデオによる先進IT活用事例紹介では、従来型の仕事の流れが新たなIT基盤の上でいかに効率よく変化し、生産性アップにつながるかを解説。ITが業務の効率化のためのツールだけでなく、新たな可能性を広げる武器であることが参加者らに説明されました。デモンストレーションでは、セキュリティを意識した業務姿勢、無線LANとサーバーを利用したネットワークによる情報を共有するための仕組みなど、各事業所で役立つIT技術を分かりやすく解説。その後、参加者らは手書きで入力できるタブレットPC、無線LAN活用による仮想オフィスなどを実際に体験し、約1時間30分のセミナーでIT導入の具体的方法やメリットなどについての理解を深めた様子。

 「ネット販売業者などの高い専門性をもった参加者にとっても、今回のセミナーは大いに参考になったようだ」と同商工会関係者。ITは決して難しい技術ではなく誰にでも使える便利な道具。同セミナーを通じて、同商工会では参加者らが今後、ITを活用した新たな経営革新に積極的に取り組んでいくことに期待しているようです。

●お問い合わせ/五日市商工会 TEL(082)923-4138

山間地域の青年部が合同交流会(双三郡布野村)

[例年と趣向を変えた勉強会で、青年部員らが経営に関する現状分析の手法などを学ぶ]

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中小企業診断士の講義に耳を傾ける4商工会の青年部員

 地域の若手経営者、後継者の交流と親睦を目的に、双三郡布野村、作木村、君田村の各商工会青年部と比婆郡口和町の口和町商工会青年部の部員らが今月25日、布野村の道の駅、ゆめランド布野で「3村1町商工会青年部交流会」を開きました。この交流会は、隣接地域間における相互の交流促進を図ろうと、双三郡3村の青年部員らが声を掛け合い平成3年にスタート。第4回目から口和町商工会青年部を加え、各青年部持ち回りの恒例行事として回を重ねて今年で14回目を迎えました。青年部間の親睦をよりいっそう深めることを目的に活動し、ビーチボールバレーやグラウンドゴルフなど気軽に楽しめるスポーツ活動を通じて、各部員が互いに競い合うことなどで相互の交流を深め、部員同士の団結意識を高めてきました。

 今回、交流会の企画を担当した布野商工会では、双三郡3村が4月1日に三次市と合併することなどを踏まえ、各部員らに経営環境の変化に対応できる柔軟な企業に生まれ変わるためのヒントを提供しようと、例年と趣向を変えた“経営革新”“企業戦略”をテーマにした勉強会を実施。「スポーツを楽しむのも良いが、少ない予算で最大限の効果を生み出すことを考えた」と、勉強会を企画した同商工会経営指導員の中原実穂さん。

 交流会では、同商工会が今年から取り組んでいる後継者育成事業の講師である中小企業診断士の山根敏宏氏が、新時代のニーズに応える新しい企業戦略を策定するための条件などを豊富な事例紹介を交えて部員らにアドバイス。参加した27名の部員らは外部専門家の指導のもと、自社の経営や自社を取り巻く環境の分析、業務改善・改革の考え方などを学習し、中小企業診断士試験の事例問題にも取り組みました。自社の経営状態を正確に分析することがこれからの経営戦略や計画策定の際に大切であることを学び、また、人間関係が高意欲組織を作ることなどの助言も受け、今回の交流会は参加した部員らが自社の状況をさまざまな視点から考え直す良いきっかけとなった様子。

 交流会の後に開かれた懇親会の席上、「具体的な参考事例が大いに役立った」「企業経営にとって人間関係も重要であると分かった」などの声が聞かれ、「来る広域合併に対して部員らがより強い危機意識を持って臨むことが重要。こうした勉強会をシリーズ化させ、自社の将来像をどう描くかの材料を提供し続けていきたい」と、中原さんは経営環境と支援ニーズの変化に合わせて広域化に向いた経営指導をさらに強化させたいと、自身の意気込みも新たにしたようです。

●お問い合わせ/布野商工会 TEL(0824)54-2036

パソコンスクール開講(高田郡甲田町)

[インターネットを商売に役立ててもらおうと、地元会員を対象に商工会が企画]

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 小規模事業者の情報化への取り組みを支援する事業の一環として、高田郡甲田町の甲田町商工会が、地元の商工会員を対象としたパソコンスクールを開講しました。同商工会がパソコンスクールを開くのは今年で4回目。町内の会員企業の情報などを集めた地域情報サイトの立ち上げを目標に、会員らにパソコンに慣れてもらうための講座を3年前に開いたのがきっかけ。ワープロソフトWord、表計算ソフトExcelの基本的な使い方をマスターすることから始まり、昨年はデジタルカメラなどの周辺機器を使った年賀状、チラシ制作などに取り組みました。

 同商工会では今回、インターネットや電子メールを事業に活用するうえで必要な基礎知識を学んでもらうため講座を用意。ホームページから事業に役立つ情報を収集してもらうほか、自社のホームページを立ち上げるなど、インターネットの積極活用をこれからの商売へつなげてもらうのが狙いです。

 初心者ながらパソコンを今後の事業に生かそうと、16名の会員がスクールに参加。18日に行われた初日の講座では、パソコンインストラクターが接続の方法や設定、プロバイダなどインターネットの概要について説明し、参加者らが熱心に耳を傾けました。今月25日(水)と来月3日(水)に予定される講習で、参加者らはインターネットに必要な基本操作やホームページの検索方法、電子メールを事業に役立てる際の基本マナーや送受信方法の完全マスターをめざします。

 「実際に扱う前からインターネットは難しいと考えている人が多いようだ」と、同商工会の竹島次郎事務局長。そのため地元の会員をいかに動機づける事業を行えるかが商工会にとって大切であると語り、「接続環境と基本知識を整えて、インターネットを楽しみながら実際の商売にも大いに役立ててほしい」と、参加者らのこれからの活躍に大きな期待を寄せているようでした。

●お問い合わせ/甲田町商工会 TEL(0826)45-2054

パソコンセミナーを開催(豊田郡安浦町)

[インターネットや会計ソフトの体験など、暮らしと実務に役立つパソコン講習を実施]

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 豊田郡安浦町の安浦町商工会が今月4日(水)から、地元の商工会員や一般町民を対象にしたパソコンセミナーを開催します。同商工会によるパソコンセミナーは今年で3回目。毎年この時期行われているもので、今回はインターネットを楽しみたい人から、実務でパソコンをフルに活用したい人までそれぞれの目的に合わせ、気軽に知識を習得してもらえる4つのコースを用意。1講座あたり定員10名の少人数で、専任講師のほか、商工会職員もサポートに参加してパソコンの楽しさ、実務に役立つテクニックなどを受講者にアドバイスします。

 コースは、1日6時間の“インターネット・メールを楽しもう”、3日間各2時間の“Word2002でPOP・チラシ作成”“会計ソフト、弥生会計04(1日6時間コースも有り)”など。インターネット・メール講習では、ホームページの閲覧と検索、メールの基本操作やファイルなどを学び、POP・チラシ作成講習では、日本語入力の基本操作や簡単な作図、実践的なPOP、チラシの作成と印刷までを学ぶ充実したカリキュラムに。また、今年度の税制改正によって消費税法の一部が改正され、消費税計算を帳簿だけで行うのが難しくなったことがセミナー実施のきっかけでもあり、そのため企画された会計ソフトの体験講座では、会計の基礎知識や初期設定、仕訳事例入力・修正、試算表・決算書作成などを詳しく解説。会計事務の合理化、効率化に役立ててもらいたいと、同商工会も強い意気込みを見せています。「なごやかな雰囲気のなかでパソコンの知識を身につけ、これからの事業に生かしてもらいたい」と、専任講師とともに今回の指導に当たる経営指導員の倉本雄司さん。同町におけるパソコンの普及はさらにこれらとして、パソコンを始めるきっかけづくりを一般町民らにも提案するとともに、こうした支援を通じて商工会の印象をより地域に強く印象づけたい考えもあるようです。

●お問い合わせ/安浦町商工会 TEL(0823)84-5800

パソコンの基本操作習得をサポート(御調郡御調町)

[住民にも参加を呼びかけ、手軽にパソコンを学べるスクールを開校]

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 パソコンを事業に生かしてもらうとともに、その便利さを分かりやすく理解してもらおうと、御調郡御調町の御調町商工会が今月13日から、地元の商工会員と一般町民らを対象にした「らくらくパソコンスクール」を実施しています。同商工会がパソコンスクールを開くのは今年で4回目。情報についての知識や能力を身につけてもらうため、国の補助事業を活用して始められたのがきっかけで、これまで年賀状作成やホームページ制作などをテーマにした講習を行ってきました。今回のスクールは主に初心者を対象に、ワープロソフトWord、表計算ソフトExcelそれぞれの基本操作を教える講座内容となっています。一般町民にも参加を呼びかけたのは、パソコンスクールの実施を通して地域の人々に商工会の活動、存在意義を理解してもらうと同時に、より開かれた商工会を地域社会にアピールしたい考えもあったようです。

 スクールは、両コースともに昼・夜の部それぞれ計6講座、全12時間。参加者らはパソコンインストラクター指導のもと、各自1台用意されたパソコンを使用し、Word講習ではワープロソフトを使って案内文作成や文字編集、文字飾りなど基礎から本格的なお知らせ文作成までを学び、Excel講習では表計算ソフトを使ってExcelの基礎、グラフ作成や関数、データベースまでを学ぶ予定です。Word講習は今月29日(木)で終了。その後、来月3日(火)からExcel講習がスタートします。現在行われているWord講習はとくに一般高齢者の参加が多いなか、「初心者向けでいい勉強になる」と分かりやすい講習内容が好評を博しているようです。「パソコンの知識を身につけることで、ご年配の方にも大いに視野を広げてもらいたい」と、同商工会経営指導員の柏原啓壮さん。同商工会では昨年、一般町民からも参加を募って全20回の中国語講座などを実施しており、商工会のめざす活力ある町づくりのためには地域の人々が参画する必要があるとして、今後も地元住民も交えた事業を積極的に行っていきたいと話してくれました。

●お問い合わせ/御調町商工会 TEL(08487)6-0282

過疎地に情報化の波を(廿日市市吉和)

[部設立20周年を記念して、ITを学ぶための記念講演を青年部員らが企画]

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 廿日市市吉和の吉和商工会青年部が19日、同青年部設立20周年を記念する講演会を行い、21世紀社会における情報化への対応策などについて学びました。同青年部は、過疎高齢化が進む同地域の自立と再生をめざし、3年前から“情報化”をテーマにした事業を積極的に展開しています。中山間地域ではネットインフラの構築は民間による整備を当てにできないこともあり、部員らは独自に催す研修会などを通じて、快適なネット環境の実現に取り組んできました。「廿日市市と合併したが市役所まで車で1時間。物理的に不利な条件をクリアするためにも、中山間部にこそ合理的なネット環境の整備が必要」と、同商工会経営指導員の山崎一成さん。これまでに培った知識を生かし、部員らは昨年からパソコンネットワークを利用した会議システムを役員会などの場に試験的に導入。また、同地域特産のわざび製品をネット販売する事業を起こした部員もいるなど、さまざまな場面で情報化への対応が見られているようです。

 同青年部が講習会を通じてITを学ぶのは今回が初めて。講師に招かれたのは、パソコンの導入操作、運用指導などを行う(株)パルウェーブ代表取締役の原田美穂さん。「中小企業の情報化のポイント~ネットワーク社会と情報化社会の現状~」をテーマにした講演の中で原田さんは、グローバルな視点でネットワーク社会の現状についてふれ、各国の動向、インターネットの利用状況やブロードバンドの普及率などを説明。さらに、ITがビジネスの仕組みを変えることや、中小企業が勝ち残っていくための活用法などをアドバイスした後、ITを活用したビジネスモデル例などを参加者らに詳しく紹介しました。ITの効果的な活用は住民生活にも大きな影響をおよぼすことが想定できるとあって、青年部のメンバーほか、青年部OBや地元の商工会員ら30名が熱心に講演に聞き入りました。「内容の濃い講演で参考になることも多かったと思う。過疎地で新たなビジネスチャンスをつかむきっかけにもしてほしい」と、山崎さんも参加者らのこれからに大きな期待を寄せているようでした。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

景気・経済と合併について学ぶ(高田郡甲田町)

[合併後の参考にと、政治経済評論家が大きなテーマの中から具体策をアドバイス]

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 変革期を迎えた日本経済や市町村合併とこれからの地方自治のあり方など、昨今の日本を取り巻く社会情勢について広く学んでもらおうと、高田郡甲田町の甲田町商工会が17日、地元の商工会員らを集めて「新春経済講演会」を開催しました。今年3月1日、同郡の6町が合併して“安芸高田市”が誕生します。この講演会は、新たな市制施行が実現するのに合わせ、日本経済の見通しを知ったうえで、地域経済の活性化や地域イメージの向上など、新市の生活拠点となる新しい都市空間を創出するのに役立ててもらおうと企画されたもの。講師に招かれたのは呉市出身で、同郡にゆかりのある政治経済評論家、板垣英憲氏。「どうなる日本経済と景気 どう動く市町村合併~迫られる地域の自立と商工会」をテーマに講演を行い、参加した55名の会員らが熱心に耳を傾けました。

 経済と景気をテーマにした講演の前半で板垣氏は、景気循環10年説を紹介し、戦後の日本経済は10年サイクルで不景気と好景気が循環してきた過程を詳しく解説。大きなテーマを述べながらも、その経験則に基づけば平成14年秋ごろから景気の上昇トレンドが始まっていると、会員らを勇気づける言葉を盛り込みました。また、小泉首相の構造改革や小泉政権が取り組むべき緊急政策課題、景気上昇のための基礎的条件など、今の日本経済に求められる真の改革あり方を説明した後、中小企業の勝ち残り戦略として、知的所有権を有効活用して企業収益に結びつけていくこと、日本ならではの伝統技能を新製品開発に生かすことなどを参加者らにアドバイスしました。市町村合併については、合併によって地域力を高めるため、地域資源を活用した新しい魅力を作り出すよう助言。野山の花や枝葉を、料理に添えて季節感を演出する“つまもの”として商品化し、その年間販売額が2億円を超える徳島県上勝町のいろどり事業などを例にとり、『GFF(緑と花と果実のまち)』がキャッチフレーズの同町が合併を機に新たな魅力を創造すれば、さらに地域の交流促進と活性化を図ることができると説明しました。講演会を企画した経営指導員の香口宏治さんは、「ふるさとの自然を見直せば、そこに何らかのビジネスチャンスを生み出す手立てがあるのではないかと思った。大いに参考になった」と感想を述べ、1時間10分にわたる講演に満足の様子でした。

●お問い合わせ/甲田町商工会 TEL(0826)45-2054

新たな顧客サービスを学ぶ(甲奴郡上下町)

[販売力強化などにつながる最新のラッピング技術を学ぶ講習会を商工会が企画]

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 バレンタインやホワイトデー、進学、就職をはじめ、プレゼントなどを贈り合う機会が多くなるこれからのシーズン。さまざまな業種の小売店にとって、それは見逃すことのできない販売チャンスでもあります。こうした機会に、消費者に喜ばれる接客、サービス力を身につけてもらい、販売力の強化やリピーターの拡大などに役立ててもらおうと、甲奴郡上下町の上下町商工会が今月21日(水)、地元の商工会員らを対象にしたユニークな講習会の開催を予定しています。同商工会が企画しているのは、商品に付加価値を与えるラッピングの技術と知識を学ぶための「ラッピング講習会」。この講習会は、新たな接客、サービス力の強化などを支援する中小小売商業対策の一環として行われるもので、特色ある顧客サービスとして最新のラッピング技法をマスターしてもらおうというもの。

 大切な贈り物に合わせて、その商品を引き立てるラッピング。ラッピングひとつで商品の表情は大きく変わります。美しく包んであればもらう人はもちろん、プレゼントしようと購入した人もうれしいもの。“即戦力につながるラッピング”をテーマに行う講習会では、専門の講師による指導のもと、包み方の基本や基本パターンの応用、リボン掛けの基礎とともに、単に商品を包むラッピングばかりではなく接客サービスも含めた実践術を学ぶ予定で、参加者らは手早く、美しいラッピング技術のマスターをめざします。「ラッピングは消費者との接客コミュニケーションの場であり、美しい技法を身につけて、顧客のリピーター化などにつなげてもらいたい」と、同商工会経営指導員の藤村寿昭さん。贈る人も贈られる人も楽しくなるようなラッピングを自由にできる小売店が増えれば、上下町での買い物もますます楽しくなりそうですね。

●お問い合わせ/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

新たな人材の育成めざす(双三郡布野村)

[後継者育成事業のスタートとして、新春講演会と題した勉強会の開催を予定]

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miyajima

 新しい年を迎えて、明日の地域産業を担う中小企業の後継者の育成、地域リーダーの養成などをめざそうと、双三郡布野村の布野商工会が後継者の育成事業をスタートさせました。同商工会ではその足掛かりとして今月18(日)、商工会関係者および会員らを対象に、経営革新や企業戦略の全体構造をテーマにした「新春講演会」の開催を予定しています。この講演会は、地元の商工業者らに新たな経営戦略の手法などをこれからの事業に生かしてもらおうと企画されたもので、同事業の中で行う勉強会の導入部と位置づけて開かれるもの。同村では平成5年から毎年この時期、噺家らを招いて新春の講演会を開くのが恒例となっていましたが、今年4月に同村が三次市と合併することから、“布野村”という行政単位で事業を行える最後の年に地元商工業者らの奮起を促そうと、例年と趣向を変えた講演会を開催することになりました。中小企業診断士の講演を通じて、経営戦略や経営分析の概略などを学んでもらうことが目的で、「会員が自己の企業を再認識し、見つめ直す契機となればいいと考えている」と、講演会を企画した同商工会経営指導員の中原実穂さん。

 同商工会ではこの講演会をきっかけに、今年度末までに同事業で3回程度の勉強会を予定。具体的な活動としては、PPMマトリックスやマーケティング戦略の立案と実行などについて学習を深め、最終的には参加者自らが戦略ドメインの策定までを行えるようになればと考えているようです。この3か月間の短期集中型事業を通じて、同商工会では経営革新推進者や戦略的な行動力をもった産業リーダー、高い技術を備えた人材の育成に貢献し、地域産業をさらに発展させるきっかけにしたいとしています。

●お問い合わせ/布野商工会 TEL(0824)54-2036

農業収支計画の方法をアドバイス(世羅郡3商工会、久井町商工会)

[世羅高原の農業生産者らに、収支計画の準備を進めてもらうための説明会を実施]

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 世羅郡3商工会と久井町商工会が合同で今月8日、甲山町の甲山町商工会館で、同地域の農業生産者らを対象にした「農業収支計画説明会」を開きました。現在、多くの農家の人は“農業所得標準”を目安として確定申告を行っていますが、この農業所得標準が順次廃止され、農家の人たちも平成16年分の確定申告(平成17年2月16日~3月15日)から収支実額計算によって申告することが義務づけられました。農業所得標準を用いて申告していた人たちが16年分の確定申告に備え、今から収支計算の準備を進めることが必要となったのを受けて、甲山町商工会が同説明会の開催を企画。収支計算による申告を推進し、農業所得標準で申告をしている人たちに記帳する習慣を身につけてもらおうと、他の商工会にも呼びかけて実施の運びとなりました。また、地域の農業者生産者らを支援することで、会員増強を図りたい考えもあったようです。

 甲山いきいき村、四季園にしおおた、大見ふれあい市、フレッシュかもなど同地域の農産物直売所に、野菜、農産加工品を出荷している生産者らを対象に行われた説明会には、50名が参加。収入金額の証明書、必要経費の領収書などを保管するよう呼びかけたほか、4商工会が事前に作成した手づくりの要点テキストを活用し、各商工会から講師役として参加した4名の経営指導員、記帳専任職員らが約1時間30分かけて、具体的な収支計算の仕方などを一人ひとりに詳しく解説しました。「例題を盛り込み、参加者自らが記入を行う演習方式をテキストに取り入れた」と、甲山町商工会記帳専任職員の佐倉喜代美さん。説明会では初めて記帳を行う人が多かったことから、実践を通して申告の方法が身につく分かりやすい講習を心がけた様子。参加者からは熱心な質問が相次ぎ、「これなら自分にもできるかもしれない」「帰ってさっそくやってみる」などといった声を耳に、「記帳する習慣を身につけてもらうためのきっかけづくりが今回の目的。まずはその成果を果たせたと思う」と佐倉さん。参加者から再度の講習を望む声が多かったため、4商工会では来年度改めて、同様の説明会を行いたいとしています。

●お問い合わせ/甲山町商工会 TEL(08472)2-0529