事業所紹介-株式会社かこ川商店(神辺町商工会)
[個人との交流を通して地域貢献を目指す、2代目社長夫婦の新たな挑戦]
神辺町 商工会

新しい挑戦を続ける水主川さんご夫婦。
株式会社かこ川商店は、金属・古紙・ペットボトル・プラスチックなどを再生資源としてリサイクルし、リサイクルできないモノは廃棄物として処分する企業です。9つのライセンス(登録・許可)を持ち、ほとんどの固形廃棄物の処理が可能。40年前に福山市北部の神辺町で創業し、ものづくりのまち・福山を陰で支えてきました。
現在、代表を務めるのは、5年前に創業者の父から事業を引き継いだ2代目の水主川嘉範さん。これまで使われていなかったライセンスを活用し、企業向けだった事業を個人へと拡大するなど、新しい試みにチャンレンジしています。「個人のお客様が、古紙や段ボールなどを直接弊社に持ち込めるスペースを設置したり、町内会などの資源回収なども行っています。個人のお客様との繋がりを大切にし、地域に貢献することで、法人顧客の定着及び個人顧客の新規開拓に繋がっていくと考えています」と水主川さん。

わくわくワークショップの様子。端材を前に想像を膨らます子どもたちの表情は真剣そのもの。
その一貫として、2年ほど前から企業から出た廃材や端材を使って自由に作品を作る『わくわくワークショップ』を開催しています。材料には、金欄緞子の端っこやマスキングテープの芯、レザーの端切れ、古い着物生地、リボンなど、ものづくりの町ならではのアイテムがずらり。ワークショップでは、スタッフからの指導はあえて行わず、子どもたちの自由な発想と想像力で作品を作ります。「大人にはゴミに見えていたものも、何かを作ろうとしている子どもたちにとっては宝物。毎回、個性豊かな作品が誕生しています。子どもたちがこれからの暮らしの中でゴミを資源と思える環境づくりに貢献できたら嬉しい」と奥さんの緑さんも話します。「夢は芸術大学の学生さんなど、芸術家の卵の人たちに、材料を提供するサポーターのような存在になりたい」と水主川さん。水主川さんご夫婦は、価値のなかったものに、新しい価値を創出する活動を続けていきたいと意気込んでいます。
ワークショップをはじめとしたイベントは、約月1回のペースで開催しています。6月、7月のイベントは以下の通りです。
○6月
会社・業界紹介 パネル展示
日時/6月3日(土)~28日(水)
場所/新市図書館(福山市新市町新市1061-1)
わくわくワークショップ
日時/6月24日(土) 10:00~15:00
場所/リサイクルプラザ(福山市箕沖町107-2)
○7月
会社紹介、ゴミ分別ゲーム、重量あてゲーム、暮らしのゴミの相談コーナーなど
(スマオレイベント内にて)
日時/7月1日(土)、2日(日)
場所/ビッグローズ
8月にも「わくわくワークショップ」を開催予定です。モノだけが移動する企業から人と人が繫がり交流する企業へ。水主川さんご夫婦の挑戦は始まったばかりです。まずは、イベントに参加して廃材や端材の魅力に触れてみませんか? リニューアルしたHPもぜひご覧ください。
- お問い合わせ/株式会社かこ川商店 TEL 084−963−1358