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戦艦「大和」ゆかりの史跡を整備(呉市倉橋町)

[地元観光ボランティアガイドの会らの整備活動で蘇った呉海軍工廠亀ケ首東射場跡]

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空気抜きの天窓やアーチ型の入り口のある赤レンガ造りの建物は、元高等官詰所

 呉市倉橋町で、かつて戦艦「大和」の主砲など艦砲実弾試射が行われた呉海軍工廠(こうしょう)亀ケ首東射場跡が発見され注目を集めています。東射場は1898年に設置され、呉海軍工廠砲熕(ほうこう)部で製造した艦砲の試射や砲弾の性能試験が行われたところ。戦艦大和に装備される甲板昇降口の蓋や、出入口の扉、通風筒頭部などの耐爆試験もここで実施されていたといわれます。永い間放置され、生い茂る草木でジャングルのような様相だったこの亀ケ首周辺の整備活動に着手したのは、くらはし観光ボランティアガイドの会と宝島くらはし再発見プロジェクト、倉橋公民館の職員ら。今年2月から草刈り機やカマなどで雑木を刈り、ごみ拾いや道案内看板を立てるなど数回にわたって遺構の整備に取り組みました。

 東西400m、南北150mにおよぶ遺構には、実弾の初速から距離を計測する機器を据えていた二重ドームの測定所跡のほか、みごとな赤レンガの高等官詰所、コンクリート造りの兵員食堂などが現存。戦後わが国が世界に誇った造船技術と宇宙開発の基礎実験の足跡を証言する貴重な遺構といえます。今月26日(日)には整備が一段落したこの東射場跡ほか、特殊潜航艇の訓練場跡や貯油タンク跡など倉橋島内の史跡や戦争遺跡を巡る見学する探訪ハイキングも実施予定。くらはし観光ボランティアガイドの会事務局をつとめる倉橋町商工会では「大和ゆかりの史跡としてアピールしていきたい」と島の観光振興につながる新名所の登場に大きな期待を寄せています。

●お問い合わせ/倉橋町商工会 TEL(0823)53-0030
●お問い合わせ/倉橋公民館 TEL(0823)53-0577

<2006-03-3-B>

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