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“緑の力”で地域を元気に(江田島市沖美町)

[特産品開発に取り組みながら地元農業に活力を吹き込み、ふるさとの活性化を図る]

地域イベント

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 江田島市沖美町の沖美町商工会女性部が今月9日にひろしま夢ぷらざで開いた店頭イベントで、一般消費者に初披露した健康野菜ジュース“緑の力”が来店客から高評価を得ました。試飲会には予想を上回る800人が訪れ、初めての味を堪能。健康志向の高さとともに、女性部員たちは緑の力に将来性を大いに感じたようです。女性部員たちと店頭に立ち自ら緑の力を売り込んだ、開発者でせとうち地産倶楽部の丸山政治さんは、「青汁ではなく、素材の甘さを生かしたマイルドなジュース。飲みやすさを追求した甲斐あって消費者の反応も良く、可能性は十分あると見た」と語り、地元江田島市のためにも緑の力の特産化を成功させたいと意気込みも新たな様子。緑の力の原料となる新野菜“プチヴェール”は生産量が少なく、計画的な出荷はまだ難しい状態。地元では、丸山さんを中心にプチヴェールの生産体制を整える動きや、商工会と連携した販売策の検討が始まるなど、緑の力の特産化に向けた準備が急ピッチで進んでいます。

 ケールと芽キャベツを交配して作られた新野菜、プチヴェールの飲料化成功は中国地方で初めて。緑の力を開発した丸山さんは長年、医薬品メーカーに勤務し薬事に関わった後、広島市内に医食同源をテーマにした飲食店をオープン。プチヴェールを知ったのは3年前で、新野菜を開発した静岡県磐田市の(株)増田採種場から苗を仕入れ、小規模な試験的栽培を開始。プチヴェールの濃縮ジュースをお店で提供していたところ評判が良く、それを地元の活性化のために役立てようと昨年7月に同町に帰郷。商品化をめざして本格的な栽培に乗り出し、独自の技術ノウハウを蓄積してきました。

 現在の生産量は600株と少量。地元で委託栽培農家を募り、今年9月の植付期に10倍の6,000株を植えるのが丸山さんの目標。「沖美の名産といえば花とカキだが、ハウスやカキ筏ひとつ作るにもコストがかかるのに比べ、プチヴェールの栽培は手軽」と丸山さん。低コストで生産できるノウハウをオープンにして、農家の力を合わせることで地域を元気にしたい、と呼びかける丸山さんの声に応える農家は増えているようです。

 プチヴェールは植付から収穫まで、完全無農薬・完全有機栽培で生産。緑の濃い大きい葉がなり、葉脈は10~13度と糖度が高く、「スイカと同じくらいの甘さ。素材をそのまま生かせば甘い青葉濃縮ジュースができる」と丸山さん。花芽や実は食感が良く、サラダや天ぷら、ごま和え料理に使えるなど、1本で3つの味が楽しめる魅力的な素材とプチヴェールをアピールします。

 現在プチヴェールのスティックパウダーを開発中で、12月から出荷を開始する予定。緑の力を使った健康パンの製造や、江田島の特産品とプチヴェールを組み合わせて販売する計画などもあるようです。これらを商工会女性部が販売元となって行い、11月には専用ホームページを作成。インターネットを通じて全国に幅広く紹介、販売していくことにしています。

●お問い合わせ/せとうち地産倶楽部 TEL(0823)49-1912
●お問い合わせ/沖美町商工会 TEL(0823)47-0420

(2006-03-09-A)

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