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年始の祭事情報

[県内の商工会地区に古くから伝わる伝統行事をご紹介]

地域イベント

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厳島神社で大晦日に行われる勇壮な火祭り「鎮火祭」

 いよいよ年末が近づいてきました。みなさんは年末年始の過し方は、もうお決まりですか。広島県内では、年末から年始にかけて伝統ある行事がにぎやかに繰り広げられます。そのなかでも、県内の商工会地区で名物行事として知られる年始の催しをご紹介します。各地方に古くより伝わる伝統行事を鑑賞しながら、新たな年の幕開けを楽しんでみませんか。

 県内有数の初詣の人気スポット、廿日市市宮島町の厳島神社では、大晦日の午後6時から火難除災を祈願する「鎮火祭」が行われます。御笠浜で繰り広げられる勇壮な祭礼で、町民がつくった大小の松明に同神社で清められた斎火(いみび)から火を移し、若者たちが燃え盛る松明を担ぎながら参道を威勢良く練り歩くというもの。あたりは一面火の海となり、参拝者の中を火の粉が飛び交うさまは圧巻。この鎮火祭が終わりしばらくすると、静かに新しい年が始まります。

 午前0時を期し、毎年調製される新たな神の衣を献上する儀式「御神衣献上式」が執行され、引き続き同5時から「歳旦祭」が行われます。歳旦祭は年頭にあたり1年の無事を祈るこの祭典で、五穀豊穣、国家安泰を神々に祈願する祭典に続いて舞楽(振鉾)奉奏が行われます。翌2日は午前9時から祭典「二日祭」が行われ、同11時から謡曲、仕舞の奉納「御松囃神能」があり、午後1時から舞楽(萬歳樂・延喜樂)が舞われます。3日午前9時からは「元始祭」の祭典があり、午後1時から舞楽6曲が。5日には午前5時30分からの祭典「地久祭」に続き、舞楽5曲の奉奏あります。なかでも年1回この日だけに舞われる一子相伝の舞“抜頭(ばとう)”は別名“日の出の舞”ともいわれ、必見。世界遺産を舞台に、雅楽の音色のもとに舞われる舞楽を堪能できます。(●お問い合わせ/TEL(0829)44-2020)

 “西の日光”と呼ばれ、初詣スポットとしても人気の豊田郡瀬戸田町の耕三寺では1日1月1日(祝)から3日(火)まで、恒例の「元旦会」が行われます。元日につとめられる法要の後、境内で鏡割りがあります。瀬戸田町観光協会によるおとその振る舞いや、干支散華(さんげ:干支が描かれた蓮の花びらの形をした紙)が5,000人に配布されます。(●お問い合わせ/TEL(08452)7-0800)

 呉市豊浜町にある室原神社では1月5日(水)、同神社の初祭り「弓射り祭り」が行われます。“百手神事”とも呼ばれる伝統行事で、かみしもに身を包んだ若者たちが甲乙に分かれ、的の命中率を競い合います。射手は夜が明けないうちに身を清める行事として海の中につかり、午後から境内で大勢の見物客が見守るなか、片肌を出して順次弓を射ていきます。(●お問い合わせ/TEL(08466)8-2034)

 三次市甲奴町の小童須佐神社では1月7日(土)、江戸時代から伝わる弓神事「的弓祭(まとうさい)」が行われます。同神社は、須佐之男命(すさのおのみこと)を祀る古い大社で、備後三大祇園として有名。同祭は無病息災を祈願する伝統ある神事で、神官が弓と矢を打ち鳴らして悪魔を呼び込み、悪魔の目に見立てた弓を射て悪魔を退散させるというもの。1年の厄災をはらうことができるといわれ、毎年多くの参拝者が境内を埋めてにぎわいます。(●お問い合わせ/TEL(0847)67-2829)

(2005-12-11-A)

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