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豊かな住民生活を目標に電話帳づくり(三原市大和町)

[15人の青年部員が1年半をかけて、生活圏に即した電話帳を作成]

事業所・店舗紹介

なし

 地域住民のニーズを反映し、地元に密着した有益な情報を提供しようと、三原市大和町の大和町商工会青年部が“電話帳づくり”に取り組んでいます。電話帳づくりは同青年部が代々、地域住民への慈善事業の一環として行っているもので、改版するのは6年ぶり。旧大和町が同市と合併する方向に進んでいた昨年4月、電話帳の作成事業を開始。旧大和町内を収録対象とし、地元の事業所の業種別検索が簡単にできるなど、生活圏に即した電話帳を発行することで、合併後の住民生活の利便性を向上させるのが狙いです。

 電話帳はA4版2色。NTT西日本のタウンページの情報をもとに、住民約2,000世帯と法人約500社を掲載しています。“衣食住”“健康”“学ぶ”など、法人データは9業種に分類し収録。約50ページにわたる詳細な地図も掲載。地元のどこにどのようなサービスを提供する事業所があるのかといったことや、日常生活に関わりの深い施設などを地図で分かりやすく紹介するなど、情報の充実を図っています。週末にでき上がった製版前のサンプルを手に、「地域住民の生活に密着した便利な情報の提供を行うため、読んでもらえる電話帳づくりを意識した」と話すのは、同青年部の竹岡健也部長。法人データにカテゴリーを設けて、会社概要やサービス内容を分かりやすく整理したのもそのため。「たとえば自分の事業所について、近所の人たちは意外に知ってくれていない」と竹岡部長は地域の実情を説明。「地元にある事業所の業務内容を知ることは、生活の利便性の向上につながるはず」といい、電話帳をより良い暮らしに役立ててほしいと話します。

 賀茂台地周辺を主な生息地とする貴重な蝶、ヒョウモンモドキの絵をはじめ、表紙や裏表紙には地元の小学生たちが描いた地元の風景画などを掲載。同青年部では3,000部を作成し、12月中旬を目途に地域の全戸に無料配布することにしています。

 電話帳づくりには15人の部員が参加。1年半にわたる作成事業を通して、「連帯感や団結力が高まったのも大きな成果」と竹岡部長。近年、定例会などに参加する部員の数は減り、部としての活動もあまり盛んではありませんでした。事業開始後、定例会を定期的に開催し、部員らも主体的に参加するように。結束が固まり、他町のイベントに部を挙げて参加協力するなど、新しい動きも出てきたようです。「部のまとまりが悪く、周辺の青年部からは良いイメージで見られていなかったと思う」と竹岡部長は振り返り、「組織としてのまとまりができた今、自分たちを見てくれる目が大きく変わったようだ」と誇らしげに話します。

 より豊かな住民生活を実現しようと、率先して部員をリードしてきた竹岡部長。手にしたサンプルを目にして「分厚いな」と感想をもらし、長い時間をかけた事業からの解放感もあってか、「これでようやく一段落かな」とほっとした表情を見せてくれました。

●お問い合わせ/大和町商工会 TEL(0847)33-0321

(2005-10-04-A)

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