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ふるさとが誇る伝統芸能を披露(安芸高田市高宮町)

[青年部員と地域住民が一体となり、地元神楽の伝統を守り伝える大会を開催]

地域イベント

なし

県の無形民俗文化財に指定される町内の6神楽団が一堂に集う

 ふるさとの良き伝統芸能を継承し、地域文化の活性化を図ろうと、安芸高田市高宮町の高宮町商工会青年部が今月8日(土)、同町佐々部の高宮ハーモニー広場で「高宮神楽まつり」を開きます。同青年部が主催して毎年秋に行う大会で、今年で33回目。この大会は、昭和46年(1972年)に洪水被害にあった地域の復興を願い、同青年部が地元の神楽団を集めてその2年後に開いたのが始まり。当時は神楽に対する関心は低かったようで、神楽の大会自体も少なかったころ。地域住民の士気高揚と高宮神楽の振興を目的に始められ、先輩らの手で伝統が積み重ねられてきたこの大会をメンバーらは誇りにしているようです。この大会が現在の神楽ブームの火付け役となったといい、「古き良き高宮の伝統神楽を堪能して」と来場を呼びかけています。開場は午後4時、開演は同6時。

 同町には6つの神楽団が現存。その神楽団が舞う神楽を総称して“高宮神楽”と呼び、すべての神楽団が県の無形民俗文化財に指定されています。大会には町内の6団体が総出演。今年は島根県浜田市の佐野神楽社中が特別出演として参加します。

 「神楽は秋の収穫を感謝して各地域の神社で行われていたもの。近年、各地の神楽が興行化しつつあるなか、田舎ならではの本来の雰囲気が味わえる大会」と菊野康司さん。高宮神楽のすばらしさとともに、収穫の喜びを神に感謝し、人々がともにその喜びを分かち合うという神楽本来の雰囲気を見る人に知ってもらいたいと話します。会場は全天候型の屋外スペースで、「思い思いに腰を下ろして飲み食いしながら神楽を見物して」と菊野さん。神楽団も興がのれば持ち時間を超えて舞い続けることがあるなど、昔ながらの大らかな自由さが高宮神楽の魅力と説明します。地元産品の出店や女性部のバザーが秋祭りの雰囲気を盛り上げ、近隣の青年部も出店に協力する予定。訪れる人が祭り気分を味わえる場の演出にも努めたい、と菊野さんは意気込みます。

 大会の主催は同青年部ですが、3年前から実際の運営は実行委員会が中心となり、事務局の同商工会が側面を支援。「商工会合併後も大会として継続するには、住民主体の運営と実行が望ましい」と菊野さん。今大会でもボランティアの実行委員を募り、町内外のさまざまな人たちが運営をサポート。伝統行事を将来に向かって発展させるには、地域住民の手でより地域に密着した大会にすることが大切といい、この大会を地域コミュニティの活性化や、住民の地域づくりへの積極的な参加をうながすきっかけにしたいと話します。

 同大会のファンは多く、先月25日の有料桝席の販売開始時には、徹夜組や県外から買い求めに来た人たちなど約100人近くの人が列を作っていたとか。一般席は入場無料。みなさんもぜひ、歴史ある昔ながらの神楽祭りを堪能してください。なお、ゴミは各自でお持ち帰りくださるようご協力ください。

●お問い合わせ/高宮町商工会 TEL(0826)57-0296

(2005-10-01-A)
「高宮神楽まつり」のホームページはこちら

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