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県重文の秘仏十一面観音立像を公開(呉市倉橋町)

真言宗の古刹白華寺で10年ぶりに本尊を御開帳。23日には声明コンサートも。

地域イベント

なし

頭上に11個の顔があり、左手にハスの花を挿す花瓶、右手に数珠を握る十一面観音立像。

 倉橋町本浦の火山にある真言宗御室派・清水山白華寺(しみずざんはっかじ)で4月24日(日)~5月5日(祝)まで、本尊の木造十一面観音立像が一般公開されます。この秘仏は鎌倉期の作品で高さ1.34m。木目が美しく、頭髪や衣の丁寧な刻みや知的な面相が目を惹く檜の寄木造の仏像です。寺の縁起によると1059年(康平2年)、倉橋に住んでいた奥州の勝信という人物が夢のお告げに従って尾立村の千羽が嶽にある十一面観音の仏像を見つけ、皆と話し合って火山の麓に草庵を建てて奉置。仏像が置かれていた場所に一面の白い花が咲いていたことから寺号を白華寺と名づけ、清らかな瀧と周囲の松林から清水山松瀧院と冠したとされます。重要文化財に指定された10年前に特別公開が行われましたが、次回の御開帳は33年後となりますから、ぜひこの機会に秘仏を拝んでみたいもの。初日の開帳時間は午前11時~、2日目からは9時~17時まで。24日には記念行事として稚児行列、開帳法要、記念石仏開眼法要、民謡奉納、柴燈護摩と火渡神事が行われます。
●お問い合わせ/白華寺 TEL(0823)-53-0372

 また、関連行事として23日(土)には『長門の造船歴史館』に於いて青年僧侶による声明コンサートを開催。声明は仏教音楽の声楽に属し、仏教伝来とともにわが国に伝えられたもの。特に真言密教の声明は1200年前に遣唐使船で唐に渡った空海(弘法大師)によって伝承されたと伝えられます。「倉橋は遣唐使船に深い関わりのある町です。古の旅人の苦難に満ちた唐への道と、我が国にもたらされた文化に思いを馳せながら、仏像をごらんいただき、伝統的な音楽を楽しんでいただけたら幸いです」と白華寺住職の井手畑隆政さん。今回は津軽三味線とのジョイントも一曲披露。独特な声明の調べは、じんと心に染み入ります。17時開演。定員150名(入場無料)。
●お問い合せ/長門の造船歴史館 TEL(0823)-53-0016

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