アクティブニュース

全てみる

伝統行事の復活を支援(安芸高田市吉田町)

[武者甲ちゅうを貸し出して、宮島清盛まつりの成功を陰で支える]

地域イベント

なし

地域行事などで青年部員らが武者姿を披露

 来月3日(日)、佐伯郡宮島町で伝統の“清盛祭”が9年ぶりに「宮島清盛まつり」として復活します。地元の観光協会や商工会が主体となって、昨年9月の台風18号によって大きな被害を受けた世界遺産の厳島神社復興支援のため、町の財政難でいったん中止に追い込まれた祭りの復活を実現させました。国宝・左楽房の倒壊など、台風の暴風と高潮のため多くの文化財が甚大な被害をこうむった厳島神社。復旧には多くの費用が必要とされています。観光協会や商工会などが祭り復活に向けて結成した実行委員会では、平安絵巻を再現する清盛行列の参加者を一般公募。参加費を負担してもらい、収益金を厳島神社の修復費に充てる考えです。こうした厳島神社復旧への願いがこもるイベント復活の背景には、安芸高田市の吉田町商工会の大きな力添えがあったようです。

 Jリーグが発足した平成5年、サンフレッチェ広島がチームの練習拠点とユースチーム育成の拠点を旧吉田町内に新設。町内の運動公園を練習拠点として活動を開始しました。同商工会は毛利元就ゆかりの地ならではの趣向でプロサッカーチームを応援しようと、京都・太秦から60体の武者甲ちゅうを購入。同チームが毎年3月に地元の清(すが)神社で行う必勝祈願の参拝、元就が残した言葉“百万一心”にちなみ毎年7月に町内で開かれる一心祭り(管弦祭)などで、青年部員らが武者絵巻を繰り広げるなどして武者甲ちゅうを地域行事の盛り上げに役立ててきました。また、県内外のイベントに貸し出しも行ってきました。

 先月26日に開かれた清盛まつり実行委員会の初会合の後、(社)宮島観光協会は市を通じて同商工会に武者甲ちゅうの貸し出しを依頼。過去、仮装行列の衣装などは業者からレンタルしていましたが、町民主体のイベント復活のためには経費の節約が課題のひとつでした。同商工会が同協会の依頼に応えことで、当日、平家一門の厳島神社参詣行列をモチーフとした清盛行列が華やかに再現されることに。同商工会は40体程度の武者甲ちゅうを貸し出す予定。「宮島といえば“広島の顔”と言える観光地。財政的にも厳しい状況に置かれているだろうが、イベントの成功を足がかりににぎわいを取り戻し、活気に満ちた町になってほしい」と、同商工会経営指導員の幸男榎さんも清盛まつりの成功に期待を膨らましているようです。

●お問い合わせ/吉田町商工会 TEL(0826)42-0507

このサイトを広める