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これからの地域産業を考えるシンポジウム開催(安芸高田市6商工会)

[産官学が連携し策定した産業振興ビジョンの具体的な方向性について意見交換]

セミナー・プロジェクト

なし

活発な意見交換が行われたパネルディスカッション

 これからの地域産業の振興と活性化に向けた取り組みの方向性を明らかにしようと、安芸高田市八千代町の八千代町フォルテホールで24日、「安芸高田市産業振興の明日を語るシンポジウム」が開かれました。同市の地域産業の活性化につなげようと、産官学が連携した地域問題に関するプロジェクト調査の研究内容を伝えることを目的に開かれたもので、本県連と安芸高田市6商工会が主催。大学講師による基調講演、商工会関係者や地域振興に貢献する企業関係者をパネラーとしたパネルディスカッションが行われました。

 厳しい経済状況が続くなか、合併を機に新市が活力あるまちとして発展するためには、地域の特性を生かした計画的な産業振興を推進する必要があるとして、安芸高田市6商工会は昨年6月、行政、広島大学地域連携センターなど産官学が連携した“安芸高田市産業振興協議会”を設立。その後、産業の現状と課題、産業振興対策やその推進体制についてなど、地域産業の活性化に結びつく具体的な調査、研究を約半年かけて実施。広域合併のメリットと地域資源を生かし、人と企業の積極的な取り組みを支援しようという産業振興のビジョンを策定しました。今回のシンポジウムでは、地域のニーズや大学の専門性を融合させて、新たなビジョンをより効果的に進めて行こうとさまざまな意見が交わされました。

 最初の基調講演を務めた同大学の伊藤敏安教授は、行動計画の実効性を高めるには取り組む課題を3つに絞り込むことが重要と説明。「成功のためには明確な目標を定め、それを定期的にチェックすること」とアドバイスし、健康福祉産業の振興による豊かな地域づくり、既存企業を核とした産業活性化、対象を明らかにした観光・交流産業の振興の3つのを同市に提案。次いで基調講演に立った同大学の久保元伸教授は、「目標以上に理念が大切」と語り、理念とともに地域のキーマンの存在が成功のカギとなると説明。産学連携で成功した中小企業者をキーマンの具体例に挙げ、大学を積極的に利用するのも産業振興のひとつの方法と参加者に呼びかけました。

 続くパネルディスカションでは、地域がもつ価値の見直し、人が集まる魅力的な技術力やサービスの提供、インターンシップや自然を生かした体験交流の促進など、商工会、行政、事業者の立場からさまざまな意見が出されました。同市を基盤とする産業振興機構の設立などを課題として示しながらも、一人ひとりの参加者が積極的に地域と産業の振興に取り組もうとする様子に、同市の可能性を大いに期待させる内容となりました。

●お問い合わせ/八千代町商工会 TEL(0826)52-2542

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